【英国国教会編】のはじめに
正直に言うと、今回の【英国国教会編】と次に予定している【イギリス王室編】を記事にすることはためらわれました。
なぜならば、これこそタブーであり触れてはならない領域だからです。
しかし、ここを避けては通れないのです。
ディープステートについて研究し、その奥の奥にたどり着く地点が今回と次回の記事なのです。
こうした問題を「陰謀論」として片付ける人たちには、決して受け入れることのない内容かもしれません。
しかし、真実は真実であり、真実を語れなくなった世の中は、悪魔に屈した世界なのです。
誰が何と言おうと、ディープステートの正体とは「秘密結社」であり、彼らは悪魔崇拝者たちなのです。
数千年前から存在し、歴史上の大事件や戦争などを計画し、実行してきた者たちなのです。
彼らは“本気”なのです。
本気で「世界統一政府」を樹立するつもりなのです。
なのに、彼らの企みを「陰謀論」で片づけてしまったならば、それは陰謀論に加担していることと同じ意味となるのです。
【英国国教会編】では、この分野を研究したことがない人が知ったならば、まさにしく驚愕の事実でしょう。
はじめに断っておきますが、ジョン・コールマン博士はもともとイギリス人であり、英国軍事諜報部第5部、通称「MI5」の将校です。
ですから、イギリスのことに関しては当然詳しいわけです。
ジョン・コールマン博士の著書は、公式な情報から結論を導いたものであり、独自の情報提供者から提供された情報に基づいています。
決して、妄想や物語ではなく、ましてや陰謀論ではありません。
ここで言いたいことがあります。
いまどき、「陰謀論」という言葉を使っている人たちは真実の探求を放棄したひとであり、真実を語る資格のないひとだと言っておきます。
なぜならば、世間で陰謀論と言われていることを徹底的に調べ上げた結果として、「それは陰謀論だった」と結論付けるのではなく、“決めつけ”によって陰謀論という暴論で片付けているからです。
いまだに「陰謀論」などという語彙表現を使っている人たちは「目覚めていない人たち」なのです。何に目覚めていないのかと言えば“隠された世界の真実“に目覚めていないのです。
目覚めていないにもかかわらず、自分たちは賢いと思っている愚か者たちなのです。いったいいつになったら目覚めるのでしょうか?
はっきりと言えば、いまどき「陰謀論」などと言っている人たちは“そちら側”の人間たちか、“愚か者のバカ”のどちらかでしょう。
どちらであるかは、自分で考えなさい!
もし宗教者(宗教団体)が、ディープステートの陰謀に立ち向わなかったならば、あの世に行ったときに、閻魔大王から叱責を受け、その責任を必ず取らされるでしょう。
なぜならば、ディープステート(=陰謀団)が企む(計画する)世界とは、世界政府、世界軍、世界共通の単一通貨、世界で唯一の宗教の世だからです。
この場合の「世界で唯一の宗教」とは、「悪魔崇拝」と同義となります。
たとえ表看板がどうであっても。
そのために、既存の政府や秩序、民族国家を破壊し、既存の宗教の全てを破壊しようとしているからです。
ですから、ディープステート(=陰謀団)の計画を物語(陰謀論)に“すり替えて”戦わないような宗教団体は、いずれ飲み込まれるか、内部から乗っ取られるかのどちらかの運命が決まっているのです。いや、すでに“乗っ取りにあっている可能性”を疑うべきです。
彼らの常套手段は「乗っ取り」です。
内部に潜入し、内部の人間の仮面を被り、その組織本来の価値観を崩し別の方向性や別の思想を植えつけ、やがてその組織を完全に乗っ取る。
乗っ取られた組織の看板は変わらないかもしれませんが、中身がまるで別の組織となってしまいます。
すべては「愚かさ」から来ています。
自分たちが賢いと思っている傲慢さがあると、世の中の真の姿は見えてきません。
愚か者が率いる組織は、衰退または乗っ取られる未来が待っているのです。
真実の探求者を自負するならば、世の中の「善」と「悪」の両方に目を向けるべきなのです。
日本人には分かりにくいかもしれませんが、世界を支配するためにはヨーロッパを制する必要があり(ヨーロッパを支配する者が世界を支配する)、ヨーロッパを支配したものがアメリカ合衆国を支配する(強い影響力を持つ)というポリティカル・パワーがあります。アメリカはヨーロッパの文化変動の延長線上にあると考えることができるからです。
では、誰がヨーロッパを実質的(影で)に支配しているのか、ということを知ることがディープステート(闇の権力)を知ることに繋がっていくのです。
今回の【英国国教会編】は宗教に関わる問題が含まれています。
信仰あるものはすべて知るべし!
参考書籍(引用元)は、ジョン・コールマン博士の『秘密結社全論考㊦』です。
ディープステートについて研究するならば、必須の書です。
聖公会=英国国教会の素顔とは?
《聖公会の素顔とは?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊦・11章』より引用
英国国教会およびこれを頂点とする世界の「聖公会」は、長きにわたって政治的陰謀に関わってきた。それは英国王ヘンリー八世の時代以前からのことだ。同教会の現行組織は第二次世界大戦の直前に決定を下し、共産主義が勝利せねばならない、最終的には共産主義が有効な宗教政治勢力としてキリスト教にとって代わらねばならないとした。
〈聖公会とは?〉
「聖公会」とは、国際名称を「アングリカン・チャーチ(Anglican Church)」と言い、イングランド国教会の系統に属するキリスト教の教派。
聖公会は自らを、西方教会におけるカトリック教会とプロテスタントの中間として位置付けている。
カトリック教会との組織上の違いとして、各国の聖公会は基本的に自治独立となっている点があげられる。
主教・司祭・執事の三聖職位があり、聖奠(せいてん)を保持している。
別名は、ローマ・カトリック教会と他のプロテスタント諸教派を繋ぐ意味で「橋渡しの教会」と呼ばれている。
日本にも「日本聖公会」があり、信者数は4万7150人と言われている。
〈聖公会は世界的陰謀団?〉
英国国教会およびこれを頂点とする世界の「聖公会」が政治的陰謀に関わってきた?
いきなり衝撃的な内容が出ています。
それもキリスト教にとって代わる政治勢力(宗教政治勢力)として「共産主義」をもってする?
その決定を下したのは、第二次世界大戦の直前。
いずれも衝撃的なものでしょう。
(この分野を研究したことのない人にとっては)
ジョン・コールマン博士が上記の内容を確認したのが1974年にイタリアのベラッジオで開かれた「宗教間平和会議」で、中心となった人物は、サイラス・ヴァンス。
英国国教会=聖公会がヨーロッパを支配していることは知る人ぞ知る事実なのです。
ジョン・コールマン博士によれば、過去にナポレオンも同じ考えを口にし、ヒトラーもスターリンも同じ考えを持っていたという。
英国国教会の計画とは、旧ソ連にヨーロッパの全面的な支配権を握らせることであり、ヨーロッパとアメリカ合衆国を引き離すことだと、コールマン博士は語っている。
その理由は、アメリカ合衆国とヨーロッパが引き離されることが、ワン・ワールド政府構想の実現を容易にするから。
しかし、その企みは失敗に終わっている。
世界がなぜプーチン大統領及びロシアを悪者呼ばわりしているのかという背景がここにある。
ディープステートたちは、彼らに対抗するプーチン政権を倒し、ロシアを完全に掌握し、大国ロシアの力を持ってヨーロッパを手中に収める計画を持っていた。
だが、実際は、共産主義国家は次々と崩壊し、ロシアも信仰を取り戻す国家となった。
それでもディープステート側はロシアを手に入れたがっていることは間違いない。
《ウィンストン・チャーチルは英国国教会の高位階メンバー》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊦・11章』より引用
ヨーロッパとアメリカを分断しようという最初の兆しはヤルタで表われた。ウィンストン・チャーチルがガーター騎士であり、しかも英国国教会の超高位階メンバーだったことを思い出して欲しい。イギリス女王は同教会の最高位にある。アメリカと違い、イギリスには政教分離の原則はない。
〈ガーター騎士について〉
ウィンストン・チャーチルは、ガーター騎士団のメンバーであり、英国国教会の超高位階メンバーでもある。その頂点に君臨するのがイギリス女王(当時)であり、政教分離原則がないイギリスにおいて、宗教勢力とは政治勢力となり、政治勢力とは宗教勢力に他ならない。
一般には、ガーター騎士団とは、『アーサー王と円卓の騎士』の物語にインスピレーションを得たイングランド国王エドワード3世が1348年に設立した組織。
団員たちには「最も高貴なガーター勲章(ガーター勲章)」が授与される。
騎士団を構成するのは、君主(イギリス王)と皇太子(プリンス・オブ・ウェールズ)と24人の団員とされる。
メンバーは毎年「ガーター・デー」に羽飾りがついた帽子とベルベットのローブをまとってウィンザー城に集まる。
男性は「ナイト」、女性は「レディ」と呼ばれるが、なかには女性が「ナイト」と名乗る場合もある。
ここで重要な論点は、「イギリスには政教分離の原則はない」ということです。
日本のように、宗教的権威、あるいは日本国統合の象徴として天皇があり、国政の実権を総理大臣が担う国家運営とは違うということです。
つまり、イギリスでは、宗教権威が政治権力そのものとなっている、ということです。
ジョン・コールマン博士はこう言っています。
「英国国教会は、政治と距離をおいているわけではないのである」
「同教会の歴史は、必要とあらば政治に足を踏み入れてさまざまな決定を下してきたという実例でいっぱいだからだ」
では、サイト『25ans(ヴァンサンカン)』の「天皇陛下にも授与!イギリス最高位の『ガーター勲章』受章者を総覧」から、どんな人物たちがガーター勲章を授与されているのかを示す。
以下『25ans(ヴァンサンカン)』より
(現在の騎士団のメンバー?)
チャールズ国王: 1958年叙勲
ケント侯爵エドワード王子:1985年叙勲
(エドワード王子は、国王ジョージ5世とメアリー妃の孫で故エリザベス女王のいとこ)
アン王女:1994年叙勲
(ナイト・オブ・ザ・ガーターを名乗っている)
グロスター侯爵リチャード王子:1997年叙勲
(故エリザベス女王のもうひとりのいとこ)
オギルヴィ令夫人アレクサンドラ王女:2003年叙勲
アンドルー王子:2006年叙勲
(母は故エリザベス女王)
エディンバラ侯爵エドワード王子:2006年叙勲
(故エリザベス女王の三男)
ウィリアム皇太子:2008年叙勲
カミラ王妃:2022年叙勲
(国王チャールズ3世の王妃)
グロスター侯爵夫人バージット妃:2024年叙勲
デンマーク女王マルグレーテ2世:1979年叙勲
スウェーデン国王カール16世グスタフ:1983年叙勲
スペイン前国王フアン・カルロス1世:1988年叙勲
オランダ女王ベアトリクス:1989年叙勲
ノルウェー国王ハーラル5世:2001年叙勲
スペイン国王フェリペ6世:2017年叙勲
オランダ国王ウィレム=アレクサンダー:2018年叙勲
ジェイムズ・ハミルトン(第5第アバコーン公爵):1999年叙勲
(ダイアナ元妃の縁戚)
ロビン・バトラー(ブロックウェルのバトラー男爵):2003年叙勲
(複数の首相の秘書官を歴任)
ジョン・メージャー(第72代首相):2005年叙勲
リチャード・ルース(ルース男爵):2008年叙勲
(故エリザベス女王の元侍従長)
トーマス・ダン:2008年叙勲
ニコラス・フィリップス(ワース・マトラヴァーズのフィリップス男爵):2011年叙勲
(イギリス最高裁判所の初代長官)
グラハム・エリック・スターラップ(スターラップ男爵):2013年叙勲
(元国防参謀総長)
エリザベス・マニンガム=ブラー女男爵:2014年叙勲
(MI5元長官)
マーヴィン・キング(ロスベリーのキング男爵):2014年叙勲
(イングランド銀行元総裁)
チャールズ・ケイ=シャトルワース(第5第シャトルワース男爵):2016年叙勲
(元ランカシャー州統監)
アラン・ブルック(第3代ブルックバラ子爵)」2018年叙勲
(北アイルランド貴族)
レディ・メアリー・ファーガン:2018年叙勲
(元ハンプシャー州統監)
レディ・メアリー・ピーターズ:2019年叙勲
(2019年オリンピック五種競技の金メダリスト)
ヴァレリー・エイモス女男爵:2022年叙勲
(国連事務次長、駐オーストラリア高等弁務官)
トニー・ブレア(第73代首相):2022年叙勲
キャサリン・アシュトン(アップホランドのアシュトン女男爵):2023年叙勲
(元欧州連合外務安全保障政策上級代表)
クリス・パッテン(バーンズのパッテン男爵):2023年叙勲
(最後の香港総督)
スチュアート・ピーチ卿(空軍大将):2024年叙勲
(元北大西洋条約機構軍事委員会委員長)
エイジェイ・カッカー(カッカー男爵):2024年叙勲
アンドリュー・ロイド・ウェバー卿:2024年叙勲
(オペラ座の怪人、エビータ、キャッツなどを作曲)
ロバート・ガスコイン=セシル(第7代ソールズベリー侯爵):2019年叙勲
(元上院院内総務(貴族院)、現在はハートフォードシャー大学総長)
そして、
明仁上皇:1998年叙勲
徳仁天皇:2024年叙勲
注目して欲しい人物がいます。
ロバート・ガスコイン=セシルという人物です。
このシリーズ記事『世界を操る闇の権力者の正体に迫る!』の最後の方でセシル(一族)が出てきます。ですから「セシル」という名前を覚えておいてください。
それと日本国民ならば、誰しも注目せざるを得ない人がいます。
明仁上皇(当時は天皇)と徳仁天皇です。
ガーター勲章=ガーター騎士団であるはずなので、日本の天皇がイギリス王室を守るガーター騎士だとしたならば、その理由を国民は知りたいと考えるのではないか?
(もしかしたら騎士団には所属していなくて特別な関係にあるかも…?)
日本国民は、日本の天皇がイギリス王室から勲章を与えられるということの意味を考えるべきです。
ガーター勲章が誰から授けられるのかと言えば、当然「イギリス王(イングランド王)」からです。ですからそこに勲章を与える側と与えられる側という関係ができてしまいます。
それは立場上の“上下関係”と言ってもいいでしょう。
イギリス王から勲章を授けられる日本の天皇という存在を日本国民がどう理解するのかということは、日本国及び天皇家の行く末と大いに関係があると言っておきます。
何が問題なのかと言えば、日本の天皇とは憲法上「象徴」とされてはいても、日本神道という宗教の最高神官であることは変わりがないのです。
一方、イギリス王の宗教は英国国教会、キリスト教の教派と呼ばれています。
この2つの宗教の関係を規定すると言ってもいいことに繋がると私は言いたいのです。
伝統的な日本神道の価値観から考えれば、イングランド国王から勲章を与えられるということは想像できません。
ある意味では、日本神道の最高神官が英国国教会に屈したとも言えるかもしれません。
私はこのことが世間に広く知れ渡ることで、日本神道の“衰退の始まり”(天皇への信仰心が薄れていく)が起きると思っています。
本来、天皇の上に「王」があってはならず、王の上に天皇が君臨するべきなのです。
古くは天皇という称号は使われていませんでした。ではなんと呼ばれていたのかと言えば、「大王(おおきみ)」です。これは「王の中の王」という意味なのです。
天皇号が成立する以前の君主号として「大王」が使われていたということが歴史的事実です。
(天皇号が採用され始めたのは天武~持統天皇のころとされています)
日本の天皇とは「王の中の王」なのですから、異国の王から勲章を与えられるということは、「天皇」という宗教的存在における権威の否定につながると言えるでしょう。
これは私の意見ですが、日本国民はこのことを考えるべきでしょう。
ガーター勲章受勲者から分かるように、イギリス王室と以下の国(王族)が深いつながりがあることが分かります。
デンマーク、スウェーデン、スペイン、オランダ、ノルウェー、そして日本。
つまり、イギリス王室(王家)とは、西洋等の王族と“血縁”がある(日本以外)ということです。
このことが、ディープステート研究の最深部に関係していますので、覚えておいてください。
《英国国教会は、マルクス主義政策と同盟を結んでいる?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊦・11章』より引用
だが強調しておきたいのは、おそらく、ほかでもない英国国教会=聖公会が、他のすべての教会以上にマルクス主義政策との同盟を決定したという点だ。これは世界教会協議会(WCC)の構成を見ればはっきりする。読者の誰もがご存じのことと思うが、WCCの本質はマルクス主義者のフロント組織である。
〈共産主義とディープステートの関係〉
本来、宗教と共産主義とは相容れぬ“天敵の関係”にある。
宗教とは仏神やあの世のあり方を説き、共産主義は唯物論を説くからだ。
それなのに、「英国国教会=聖公会が、マルクス主義政策との同盟を決定した」ということは宗教の破壊でしかない。正確には目に見えない仏神の存在や仏神から流れる教えの(信仰)の破壊と言える。
「WCCの本質はマルクス主義者のフロント組織」
こうした手法がディープステートのやり方なのです。
組織(会議体、委員会など)を盾や横に重ねて行き、世間の人たちに奥にある存在を隠すと同時に表面上にでている組織(フロント)に仮面を被せて善意の集団に見せかける、という手口を取るのです。
組織が何重にもわたって重なっているため、奥の存在の意図を知られないようになっている。
以前の記事で語りましたが、「共産主義」とは「悪魔の思想」です。
ですから本来、宗教が共産主義と仲良くすることはなく、同盟を結ぶことなどあろうはずがないのです。では、なぜ英国国教会はマルクス主義(共産主義)と手を結ぶことができるのかと言えば、ある論理にたどり着きます。
「ディープステート=国際的共産主義」
要するに、ディープステートの根本思想は国際的共産主義なのです。
このことで勘違いしている人がいますが、正確に言うならば、ディープステートが共産主義に共鳴しているのではなく、共産主義の生みの親が秘密結社(=ディープステート)だということです。
英国国教会がディープステートなのか? と疑問を持ち、否定する方が多くいることは承知の上で語っています。
ただ、事実として宗教であるはずの英国国教会=聖公会がマルクス主義と手を結んでいることはジョン・コールマン博士の調査で明らかとなっているのです。
私はこう考えている。
WCCとは、キリスト教世界に“マルクス主義を混入するための装置(動き)”であると。
その本質(狙い)は、「キリスト教の破壊」にあると思える。
その論証として、保守系のルター派とローマ・カトリック教会がメンバーとなっていないことがあげられる。この2つの勢力がメンバーとなっていないということが意味することは、宗教者としての本能として「警戒」していると思われる。
この動きは「キリスト教的マルクス主義」を地上に出現させ、やがてキリスト教を骨抜きにしてマルクス主義に染め上げることだと推察できる。
キリスト教の破壊は、ディープステート(=秘密結社)の目的の一つだということを忘れてはいけないのです。
この考えを裏付けるジョン・コールマン博士の調査があります。
WCCがアフリカ国民会議のような共産主義ゲリラグループや南西アフリカ人民機構(SWAPO)のような共産主義者たちには毎年多額の金を与えながら、逆にマルクス主義政府やキューバ勢力と戦っているジョナス・サヴァンバにはビタ一文も渡していない。
つまり、共産主義勢力には資金提供はするが、共産主義勢力と戦っている勢力には資金提供していないということ。
これが意味することは、誰でもわかりますよね?
“金の流れ”を見ると分かることがあるのです。
ジョン・コールマン博士はこう付け加えている。
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊦・11章』より引用
つまり、わたしたちが第一の公理としえ理解しなければならないことは、英国国教会=聖公会はヨーロッパとアメリカを分断させる動きの最前線に立っているということだ。この動きに逆らうことはできない。なぜなら、ロシア正教会と同様に、英国国教会=聖公会の組織内にも世界革命のスパイが奥深くまで浸透しているからだ。
アメリカ合衆国では、東部リベラルのエスタブリッシュメントが米国聖公会=英国国教会を支えているのです。
キリスト教の国家であるアメリカ合衆国にマルクス主義(共産主義)を浸透させることによって、キリスト教の倫理観とキリスト教国家を同時に破壊しているのです。
★補足説明
【世界教会協議会(WCC)とは?】
世界教会協議会(WCC)とは、世界的なエキュメニカル組織で、スイスのジュネーヴに本拠地がある。
(エキュメニカルとは、キリスト教の各教派間の相互理解を深め、全キリスト教徒の一致を目指す運動や思想を意味する。教会一致運動、世界教会運動、教会合同運動とも呼ばれている)
WCCの会員には、多数のプロテスタント、正教会、東方諸教会、アングリカン・コミュニオン(聖公会)、バプテスト教会、ルター派世界連盟に加盟するルター派教会、メソジスト、改革派教会、などがいる。
ただし、保守的なルター派とキリスト教最大勢力であるローマ・カトリック教会はメンバーではない。
ローマ・カトリック教会は正式なメンバーではなく、オブザーバーとして会議に参加している。
【英国国教会編②】につづく
参考書籍(引用元)
書籍名:『秘密結社全論考㊦』
著者:ジョン・コールマン
監訳者:太田龍
出版社:成甲書房
その他の情報
『25ans(ヴァンサンカン)』
「天皇陛下にも授与!イギリス最高位の『ガーター勲章』受章者を総覧」
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!