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『コンビニワープは危険運転! コンビニワープする輩(ヤカラ)にもの申す!』

【コンビニワープする人が急増中】

みなさんコンビニワープを目撃したことありますか?
または、自身でコンビニワープしたことありますか?
アチキは、この間、コンビニワープを目撃しました。

近年社会問題とされている「コンビニワープ」を今回は取り上げるでありんす!

《コンビニワープとは?》

「ワープ」なんて言葉を使うとなんかカッコイイ~なんて思うかもしれませんが、それはいけませんぜ~!

コンビニワープとは、「交差点沿いに面したコンビニの駐車場を斜めに横断し、赤信号をショートカットする行為」です。
つまり、目の前の信号が赤になっているため待つことを避けてコンビニの駐車場を使ってショートカットして信号待ちを失くして走行する行為です。
ちなみに「コンビニワープ」とは造語です。

また、ワープはコンビニに限らず、セルフ式のガソリンスタンドや広い駐車場を設ける飲食店舗などの交差点に面したあらゆる場所でワープ走行が行われています。
ガソリンスタンドを抜けるのは「ガソスタワープ」と呼ばれています。

ワープ、ワープって、なんでもワープをつけりゃいいのか~!
って、アチキは思うでありんす!

コンビニワープをする人は近道をしているつもり、時間短縮をしているつもりなのでしょうが、死亡事故などが発生している危険な行為でありんす。

では、なぜコンビニワープをするのでしょうか?
その深層心理に迫ります!

【コンビニワープする人の心境は?】

《コンビニワープの事例》

西日本新聞の記事にこんな話がありました。

記事引用

福岡県飯塚市で知人の女性が運転する乗用車に同乗し、交差点で信号停車したところ、女性は不意に「コンビニワープします」と告げ、交差点に面したコンビニ店の駐車場へとハンドルを切った。車はそのまま駐車場を斜めに通り抜け、車道へ出た。もちろん、たしなめたがしばらく開いた口がふさがらなかった。

また、自身でコンビニワープしたことを懺悔している久留仁譲二さんは、ハマっていた釣りに急いで行こうとして私有地と歩道がかなり広い部分を見つけて、信号を待たずにワープしたそうです。
そのとき「してやったり」とゆがんだ笑みを浮かべて得意げになったと言います。
ところが、後方から来ていたパトカーによって「歩道通行」という道路交通法違反でキップを切られてしまいました。
久留仁譲二さんは後悔し、二度とコンビニワープはしないと誓ったそうです。

《コンビニワープする人の心境》

コンビニワープすることで得意げになっている。
悪気がない。
むしろ上手いことやったと思っている。
得をした気持ちになっている。
ルールを無視しても平気な神経を持っている。
ズルいという感覚がない。
他人の迷惑を考えていない。
事故を起こすかもしれないという考えが一切ない。

もう一つ付け加えれば、「法の知識がない」のです。
(心境ではありませんが)

【コンビニワープの危険性】

コンビニワープのなにが悪いのか?
一番まずいことから先に述べます。

それは事故を起こす可能性が高いことです。

コンビニワープをする人のほぼ全員に悪気がありません。
むしろ「してやったり」と得意げな気持ちであることはすでに指摘しました。
それは「自分だけは事故を起こさない」という間違った考えにつながっています。

99.9%の事故は起こそうとして起こしたものではありません。
事故を起こした人は「まさか事故になるなんて・・・」と思っているのです。

事故が起こる原因はさまざまですが、大きな要因に漫然運転やよそ見があります。
つまり、油断から重大事故が起こっているのです。

コンビニワープしても「自分だけは大丈夫」と考えている人は非常に危険であると言えます。
たとえコンビニワープで事故を起こさないとしても、そういう発想の人は別の場所で事故を起こす可能性を秘めている、ということができます。

《コンビニワープの危険性とは?》

コンビニワープのなにが危険なのか?

まず、コンビニの駐車場を歩行している人、それにコンビニに面した歩道を歩行または通行する自転車などは、車の通行を想定していないことです。

コンビニで買い物するために駐車場に出入りする車両の動きと、駐車場を道路の代わりにして通行する車の動きは違います。

でも、駐車場にいる人や歩道にいる人は、駐車場を道路代わりにして走行してくる車があるとは思っていないので、対応することが出来ないか、遅れます。
なにもなかったとしても驚きます。
そして憤慨します。

通行する車両側の問題は、
駐車場にいる歩行者などを意識していないので急な子どもの飛び出しなどに対応できません。
駐車場内で歩行者や自転車をはねてしまう、または出入りする車両とぶつかってしまう危険があります。

また、ショートカットした先の道路と合流することに集中するあまり、歩道や路側帯の歩行者をはねてしまう危険があります。

【実際に起きたコンビニワープ事故】

《大分県で発生したコンビニワープ事故》

2020年3月14日の夜、大分県宇佐市の国道10号線沿いの焼肉店の駐車場で、家族で食事に訪れていた3歳の女の子が、軽トラックにはねられて亡くなる痛ましい事故が起こりました。
軽トラックを運転していた71歳の男性は、釣りに行く途中で近道をしようと、信号がある交差点を避けて、私有地である焼肉店の駐車場を横切ったのです。

調べに対して「近道をしようとして駐車場を経由した。女の子に気づいてブレーキを踏んだが、間に合わない」と述べている。

《愛知県で発生したコンビニワープ事故》

2018年8月19日午後10時頃、愛知県豊田市内のあるコンビニの駐車場へ進入してきた乗用車が、場内を歩いていた80歳の男性に衝突する事故が発生。
男性は転倒した際に頭部を強打しており、近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡してしまった。

運転していたのは市内に住む36歳の男性。
運転手にケガはなく、警察により「自動車運転死傷事故行為処罰法(過失傷害)」の現行犯で逮捕された。

【道路交通法では取り締まれない?】

《困惑するコンビニ店等》

勝手に素通りされているコンビニなどは、とても迷惑しているが、すぐに通り過ぎてしまうので注意することができないと苦悩しています。

また、店舗の敷地(駐車場を含む)が借りている土地なので、「ここを通っちゃダメともいえない」と考えている方もいるようです。

《コンビニワープの問題点は?》

毎日(毎回)同じ人がコンビニワープしているわけではないので、いつ起こるか分からないこと。
そのため警察へ通報することが難しいこと。

コンビニの営業等の具体的な対策については本部(フランチャイズ本部)が決定するため、各店舗の判断で決めることができない。

そして最大の問題点が、
コンビニワープを取り締まる道路交通法がないこと。

こうした要因が重なっていることで、なかなか対策を打てないため、コンビニワープする人のやりたい放題がまかり通っている、ということです。

《コンビニワープにおける道路交通法の問題点》

コンビニワープにぴったり該当する道路交通法は現時点ではありません。
ですから、コンビニワープを道路交通法で取り締まることは出来ません。

その理由は、コンビニをはじめとする店舗の駐車場は、公道ではなく私有地扱いとなるため、道路交通法違反の対象外となってしまうからです。
要するに、赤信号を避けるための行為であっても、公道上ではないため信号無視として扱うことが出来ないのです。
また、私有地内のトラブルは民事扱いとなるため、警察側が関与することが難しい現状があります。

コンビニワープしているそこのあなた! 「しめしめ!」なんて思ってる場合じゃないよ!

《道路交通法が適用された例がある》

コンビニワープで起きた事故のすべてが道路交通法違反とされないのかというと、実際は道路交通法違反を適用された例も存在します。
それは不特定多数の車両や人々が行きかうことから、駐車場も道路とみなされた判例があるのです。

これらのことから人身事故を起こした場合は、過失運転致死罪が適用されます。

コンビニワープによる事故は、通常起こりうると想定されている事故ではありません。
そのため被害者側が事故を想定できないことから、加害者側の過失が大きくなります

【コンビニワープは現法律であっても罰することが可能】

《現法律内でも十分罰則は対応可能》

現時点では、コンビニワープはドライバーのモラルの問題とされているようですが、実は現在の法律でもコンビニワープを罰することは可能です
ただし、公道における違反等を取り締まる道路交通法をそのまま適用はできません。

自動車は公道を走るのが原則です。コンビニなどの店舗の駐車場に侵入するということは、その店舗を利用する、ということにおいて許されることです。

つまり、その駐車場の店舗(コンビニなど)を利用する目的で私有地である駐車場に侵入したのではない場合「建造物侵入罪」が適用されます。

これは勝手に私有地に入っているのですから、当然です。
誰が自分の自宅の庭を勝手に“近道のため”と言って侵入してくる人を許しますか?
少し考えて見ればわかるはずです。

また、歩道の手前で一時停止しなかった場合は、「一時停止不履行」歩道にいる歩行者への注意を怠った場合は、「歩行者進路妨害」の道路交通法違反になることがあり得ます。

《正しい私有地の認識》

公道ではない(つまり私有地)コンビニなどの店舗の駐車場への侵入は、店舗側の承諾がなければ侵入することは出来ません。

勝手に私有地に入ることは「建造物侵入罪」にあたります

法律を知らなかった、では済まされませんので、もしコンビニワープをしている人がいたら、この機会に学んでください。

《コンビニワープされるコンビニ側にもの申す》

現時点でのコンビニ側の対応は、
「コンビニ利用者以外の駐車場利用はお断りしております」といった看板を立てて警告しているところもあるようです。
このように警告の看板があると、民事上の裁判においてコンビニワープをする人の責任を強く訴えることが可能となります。

駐車場の真ん中にポールを置いて区切る、時間帯によって片方の出入り口を塞いで通り抜けられなくしている。
こうした不必要な努力をコンビニ側がしています。

だが、アチキが気になるのは、コンビニワープをされているコンビニ側の考えだ。
「警察が動かないのであれば、警察に通報しても意味がない・・・」
「お客様とのトラブルを避けたい、お客様が減ったら困るからトラブルにしたくない」
というところだ。

これではいけない!
なにごとも初めから諦めていてはなにも変わらない。

まずアチキがコンビニ側に聞きたいのは、「コンビニワープをやめさせたいのか?」「コンビニワープを許すのか?」ということだ。

コンビニワープを止めてもらいたい、コンビニワープは迷惑だと考えているのなら、対策を立て戦うべきだ!

なぜか?
コンビニを利用する“本当のお客様を守る”ためだ!

対策をとらずにコンビニワープするドライバーを見逃している人は、結局そのドライバーとのトラブルを避けるという間違った判断をして、本来コンビニを利用してくれている大事なお客様を守っていないという大きな矛盾を理解するべきだ!

コンビニなどはその地域に住む人や車などで通りがかる利用客のために存在している。
上記の焼肉店の駐車場で起きた3歳の子どもが死亡したケースのように、店舗として一番大切にしなければならないお客様のことを守れていない。
その責任に対して、なんの対策もせずにコンビニワープする人の悪行を見逃している店舗側はなにも感じないのか?
それでよく商売ができるもんだ、と言いたい!

商売とは、「すべてはお客様のために」である。

店舗のサービスを利用しようとしてやってきたありがたいお客様を守らずして、いったいなにを守るのか、とアチキは問いたい!

道路交通法が直接適用できないからといって、なんの対策もしていないなら、そんなコンビニこそアチキは利用したくない。
利用してくれるお客を守らない店舗は無責任である。

黙って手をこまねいているだけではなく、たとえすぐに解決しなくても、利用する大切なお客様を守るためになんらかの対策をするべきだ!

「当店の駐車場を無断で利用し、私有地に勝手に侵入し、コンビニワープするドライバーは建造物侵入罪とみなします」
と、大きく掲示し、コンビニワープする地点に立てかけておけ、と言いたい!

《コンビニワープ解決法》

これは道路交通法を改正すればいいだけのことです。

試案はこうです。

『公道から店舗などを利用する目的でなく私有地に侵入し、再び公道に出ることを禁ずる』

つまり、店舗を利用することなくして、公道から私有地、私有地から公道に抜けることを規制するということです。

また、

『公道から歩道を横切り、私有地に許可なく侵入し、すぐに別の歩道を横切り公道に出る走行を禁止する』

とすればいいのです。

要するに、コンビニワープに対応する法律へ改正すればいいのです。

警察という人たちは、法の制定や改正などは、まるで頭にない人たちです。
ただ、単純に現法律に従って取り締まるだけです。
それだけの人たちです。
警察が法の改正を叫ぶことはありません。
ですから、市民(国民)が声を上げなければ、法律は改正されません。

もし、それがなく法律が改正されるとしたならば、それは悲劇が起きた後です。
悲惨な悲劇が発生し、それをマスコミが取り上げ、世間で騒がれたときに年寄りの政治家たちがやっと重い腰をあげて、法の改正を行います。

大事なことは市民(国民)が声をあげることです。

法律とは「法ありき」ではなく「人を守るため」であるべきです。
ですから、「こうこうこうだから、法律が適用できない」「こうこうこうだから法律が改正できない」ではなく、「人の命を守るために改正するべき」という発想を持たねばなりません。

【コンビニワープする輩(ヤカラ)にもの申す!】

たった数十秒、数分の時間短縮のため、社会のルールやマナーを無視して、得意げになってコンビニワープする輩(やから)にもの申す!

あなたがたは「私有地侵入」という社会のルールを破っている。
「建造物侵入罪」をしている。
コンビニなどの店舗に来ている利用者を危険にさらしている。

身勝手な時間短縮によって、他人の命を奪いかねないことに責任を感じないならば、あなたに車の運転をする資格はない。
それは凶器でしかない。

大分県宇佐市の焼肉店の駐車場で3歳の可愛い盛りの我が子を失った両親の気持ちはいかばかりだろうか?

愛知県豊田市のコンビニの駐車場で進入してきた乗用車にひかれて命を奪われた80歳の男性の家族はどんな気持ちになっているのか?

そうしたことをコンビニワープする人たちは、知るべきである、考えるべきである!

もし、それが出来ない、しない、というのなら、アチキは言う。
それは人ではなく、家畜に等しい心であると。
犬だって「まて」と飼い主に言われて待つこともできるのに、たった数十秒、数分が待てないなら人間と呼べるだろうか?

人間が家畜などの動物と決定的に違うのは、社会のルールを作り守っている高度な生き方にある。
社会のルールを守れず身勝手な行動をとるなら動物と同じじゃないか、とアチキは思う。

コンビニワープする人に問いたい?
「あなたはなぜ毎回赤信号で止まるのですか?」

言い方を変えましょうか?
「あなたはなぜ他にまったく通行する車や歩行者がいないのに、赤信号が表示されると停止するのですか?」

それは決められたルールだからではないですか?
周囲に車も歩行者もいなくて赤信号無視しても事故にならないと思っても、信号無視をしないのはなぜですか?
ルールとは自分勝手な解釈をしていいものではないからではないですか?

「あなたは誰かの命を奪わないと社会のルールを守れないのですか?」
「警察に逮捕されないとコンビニワープを止められないのですか?」

だとすると、あなたはすでに人としての大切なものを失っている。

今後、コンビニワープによって命が奪われることがないように、法の改正を強く求める。
同時に、コンビニワープする人たちが他者の命の尊厳に気が付くことを強く期待する。

お読みいただき、ありがとうござんした!

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