大手コンビニエンスストアの呆れた不祥事
アチキは呆れると同時に怒ってるんでありんす。
なんと、大手コンビニエンスストアのセブンイレブンで給料未払いの不祥事が発覚したんだよ!
店舗で働くアルバイトや社員の残業代の一部が未払いという、なんともお粗末なことが明るみにでた。
2012年3月から2019年11月の支払い分として、全国8129店舗の3万405人に未払いがあったんだと。
その金額は遅延損害金1億1千万円を含めて4億9千万円になるという。
そもそもセブンイレブンでは、フランチャイズ加盟店がアルバイトなどの人件費を負担している。
しかし、給料計算に関してはセブンイレブン本部が代行して行っている。
その計算式が誤っていたことが今年9月の労働基準監督署の指摘で発覚した!
なんでも、時間給で働く従業員が休まずに出勤した場合に支払う手当や職務の責任に対して支払う手当について、その残業代の計算の方法が、労働基準法で定められた方法と違っていたのだ。
なかには280万円もの未払いがある人もいるという。
ありえんす~!
給料計算を間違えることがあり得るか?
この残業代未払いがいったいいつから発生していたのか?
そこがポイントだな。
セブンイレブンは、「記録が残っていないため分からない」と主張。
しかし、「未払いは40年以上にわたって続いていた可能性がある」と述べている。
40年と言えばセブンイレブンが誕生して数年してからずっとこうした不祥事が続いていたことになる。
そもそもアチキが疑問に思うのは、労働基準法で定められた方法と残業代の計算の方法が違うということが起きるのか? という根本的な疑問だ。
アルバイトを含めて店舗で働いている人がいてこそ、便利なコンビニが成り立つ。
働いてくれる人がいなければ、フランチャイズのオーナーもコンビニの本部も利益を上げることができない。
その重要な存在である従業員(アルバイトを含む)に対して、雇う側のオーナーや本部がなにをもって報いるのか?
それは「給料」ではないのか!
従業員が働く最大の目的は「給料を得ること」のはず。
だからこそ、正当な働きに対して正当な報酬を支払うということが企業活動の根幹である。
これは別にコンビニに限らず、すべての雇い主と従業員の間の関係で成り立つことである。
その働く人にとって一番重要な給料を払わないということは、意図的か意図的ではないかに関わらず、企業活動においてやってはいけない“悪”だ!
はっきり言って、アチキは意図的に従業員に支払う賃金を少なくする意図があったとみている。
これはあまり公には出てこないことだが、現実には従業員が自分たちの給料計算をどうしているのか(計算式)わからないことをいいことに、誤魔化している企業が多くあるはずだ。
そこには人件費を低く抑えて利益を多く出そうとするズルい発想がある。
セブンイレブン本部よ、潔く給料計算を意図的に抑えていたと認めなさい。
仮に意図的でなかったとしても、労働基準法違反に気がつかなかったというズサンな経営をしてきたことに変わりはない。
意図的でなかったとしても、企業経営で給料計算を間違えるということは絶対にやってはいけないことのひとつだ。
セブンイレブン本部は、今回の不祥事を真摯に受け止め猛省せよ!
セブンイレブンの社是について
セブンイレブンには社是がある。
「私たちは、お客様に信頼される。誠実な企業でありたい。」
「私たちは、取引先、株主、地域社会に信頼される。誠実な企業でありたい。」
「私たちは、社員に信頼される。誠実な企業でありたい。」
セブンイレブンは、「誠実」という意味が分かっていないようだな。
「誠実」というのは、「嘘をつかない」「約束を守る」ということだ。
働いた分の給料を約束してくれるから、従業員はその企業で働くのだ。
それが破られたら、いったい誰が働くと思うのか?
社員に給料を払わないという強欲な経営をする企業(コンビニ)が、お客や取引先の信頼を得られると思うのか?
はっきり言おう。
お客が一番大事。
次に大事なのが取引先。
最後が従業員。
なのではないか?
そして、コンビニ業界を見ていて思うことは、最も大事なのは“本部を守ること”だと、本部が思っていると見えることだ。
身を粉にしてひと月350時間も働き、休日はたったの1日しかないオーナーがざらにいる。
これが誠実なコンビニエンスストアの経営なのか?
コンビニで働いて学費や生活費などの必要なお金を稼いでいる人がたくさんいる。
そうした人たちを裏切る行為をしてきたことの重大さを本当に理解しているのか?
自分たちは加盟店の上に存在し、ふんぞり返った経営をしているのではないか?
永松社長にもの申す!
今回の不正発覚の責任を取って、永松社長は自身の給料の月額報酬の10%を3ヶ月間減給する処分にしたそうだ。
それって意味あるか?
社長の給料は、一般社員やアルバイトの人とは違い高額だ。
その高額の給料の「たった10%」の減給をしても、社長の生活は何ら変わりはしないだろう。
しかも減給の期間がたったの3ヶ月だという。
罰というならば、永松社長の生活が困窮してしまうほどの減給をしなければ、「今回の不祥事に対する誠実な処分」とは呼べない。
これは、あきらかにマスコミや世間に対しての目くらまし的なせこい対策にしか過ぎない。
アチキには本当に責任を感じている人間の姿には見えない。
永松社長よ、残業代の未払いは40年以上あり、その未払い賃金は4億9千万円、被害を受けた従業員は3万405人にものぼるのだぞ。
アチキには今回の不祥事に対して、組織を率いるトップの取る責任とはとうてい思えない、ということをいっておく。
世直しご意見番がセブンイレブン本部にもの申す!
セブンイレブン本部にもの申す!
コンビニ業界で大手と言われ、拡大を続けるセブンイレブンは「慢心」している。
お店の商品を購入しに来たお客が「ツケで」と言ってきたらどうするか?
お店では商品の購入に際して、代金を支払わなかったら、商品を渡しはしないだろう。
当然である。
なのに、労働力を提供している従業員に対して、賃金を支払わないのは犯罪レベルの悪である。
セブンイレブン本部にもの申す!
コンビニ業界の先駆者として数十年走り続けてきたセブンイレブンは日本社会に便利さを与えてきた存在であることを認める。
しかし、アチキははっきりという。
セブンイレブンは「大企業病」にかかっている。
豊洲の1号店を開店したときのセブンイレブンではなくなっている。
企業には共通する発展の道のりがある。
創業し、事業が軌道に乗り拡大する。
ライバルとの競争に破れることなく事業をさらに拡大する。
やがて社会的にも存在が認知され、企業ブランド化する。
その結果、働く従業員のプライドが拡大する。(この場合は本部従業員を意味する)
そのプライドは本来企業体にあるべきものだが、企業の従業員が自らのプライドと勘違いしてしまう。
つまり、セブンイレブン本部で働いている自分は偉いんだと思いこんでしまう。
企業体と個人を別な存在として認識できなくなる。
セブンイレブン本部で働いている従業員は勘違いしてはいけない。
セブンイレブンという肩書があってあなた方は取引先やお客さんに認められているのだ。
肩書を取ったときの個人になにが残るのかを考えてみなさい。
「慢心」「傲慢」になっているから、今回の不祥事も起きたし、加盟店のオーナーに対して脅迫まがいの言動ができるのだ。
セブンイレブン本部の全社員にもの申す!
傲慢さを反省せよ!
加盟店のオーナーと店舗で働く従業員の傷みを知れ!
フランチャイズ商売とは、加盟店なくしてはありえない。
だとしたら、加盟店のオーナーと店舗で働く従業員(アルバイトを含む)に感謝して、感謝の気持ちを形で示せ!
【ご意見番はセブンイレブン本部に抗議する!】
労働基準法違反は立派な犯罪だ!
従業員にとって大切な賃金を支払わない不正はアチキが許さない!
大企業病にメスを入れ、驕り高ぶった傲慢さを反省せよ!
お読みいただき、ありがとうござんした!