『ブラック企業大賞(2019)三菱電機2年連続受賞に祝!』

ブラック企業大賞という賞

みなさん知ってました?
「ブラック企業大賞」という賞があるんだとよ!
なんともしゃれてるっつーか、皮肉ってるっつーか。

なんでも「ブラック企業大賞企画委員会」というのが運営しているそうだ。
構成は、労働組合役員・NPO法人・作家・弁護士・大学教授など。

目的は、「ブラック企業が生み出される背景や社会構造の問題を広く伝え、誰もが安心して働ける環境をつくること」なんだと。
要するに、労働基準法に違反する長時間労働の強制やパワハラ、残業代未払いなどを意図的に従業員に強いている企業を表彰し、過酷な実態を強調するのが狙いなんだと。
(その年に問題を起こしたり、不祥事が発覚した企業に“勝手に”ブラック企業の賞を与えるイベントです)

2012年から始まり、今回で8回目。
ただ、例年授賞式に出席した企業がゼロなんだと。
そりゃそうだな!
「ブラック企業」って言われて、うれしい奴(企業)はいね~よな!

2019年ブラック企業大賞は2年連続で、財閥系企業の三菱電機株式会社

授賞式には、三菱電機の代理人が来たそうだ。
そりゃ、世間に恥をさらせね~よな!

大賞の他には、特別賞に「株式会社電通」「株式会社セブン-イレブン・ジャパン」が選ばれたそうだ。
いずれも天下の大企業じゃね~か!

さらにノミネートされた企業は、
「KDDI」「電通」「セブンイレブンジャパン」「ロピア」「トヨタ自動車」「三菱電機」「吉本興行」

過去の受賞は、
2015年・セブンイレブンジャパン
2016年・電通
2018年・三菱電機
など。

三菱電機のあきれた実態

三菱電機の20代の男性社員が今年8月に自殺。
自殺した男性は、上司から「『死ね』といわれた」とメモを残していた。
当時教育主任だった上司の男性社員(30代)は、刑法の自殺教唆の疑いで神戸地検に書類送検された。

三菱電機は、これまでに開発業務のエンジニアの男性社員5人が、長時間労働が原因と見られる精神疾患や脳疾患を発症し、そのうち2人が自殺している。

長時間労働に上司からのパワハラ。
これは会社員にとっては地獄だ。

退職するという方法もあるが、経済面や再就職の難しさから、なかなか退職できない事情もある。
三菱電機は給料も良いようだし、財閥系企業に就職したことのプライドもあるだろう。
簡単に退職出来ないとなると、抜け出せない地獄の日々となるだろう。

長時間労働で肉体が疲れ果て、睡眠も不足する。
おまけに上司はフォローするのではなくプレッシャーをかけたり、イジメたりする。
この世に広がる会社員地獄だ。

三菱電機に限らず、財閥系企業である三菱グループという企業には、天下の名門企業“三菱”という「傲慢」「己惚れ」があるようだ。
そうした煩悩から傲慢な企業体質を生み出している。
さらに自らの非を認めない傲慢なプライドから企業体質や社風を改めることなく、悪事を隠蔽して自らのプライドを保とうとする卑怯な振る舞いをしている。

こうしたパワハラや不祥事を起こす根源は経営者や幹部、管理職にある。
今回のことは、立場や権力を利用して立場の弱い者を苦しめる悪行である。

企業には必ず「社風」がある
(社風とは、その企業に空気のように存在する習慣や思考傾向である)
社風を生み出すのは企業のトップであり、幹部たちである。
一般の社員が社風をつくり出すことは、ほぼ不可能である。
要するに三菱電機が腐っているのは、経営者や管理職が腐っているということだ。
腐っているという意味は、“人として腐っている”ということだ。

自殺教唆はパワハラとは呼べない。

上司で教育主任だった30代の男性社員が受けたとされる暴言がメモには残されていた。

上司
「次、同じ質問して答えられんかったら殺すからな
お前が飛び降りるのにちょうどいい窓あるで、死んどいた方がいいんちゃう?」


これはまさに“自殺教唆”にあたる。
(注:自殺教唆とは、死ぬ気の無い人に「死ね」などと言って、自殺へ追い込んでしまい、実際に自殺してしまったときの罪)

自殺教唆はパワハラとは呼べない。
パワハラなんて言葉では軽すぎる。
もはや殺人発言である!
人を死に追い込む悪行である!

【ご意見番の指摘】

まず、他人に「死ね」というのは悪魔の言葉だ。
悪魔が使う表現だ。

教育主任の上司は人間失格だ。
人に「死ね」などと絶対に言ってはいけない。
権力や立場を利用して「死ね」と言って精神的に追い込むことは、殺人と同等の悪行である。
三菱電機は、こうした悪魔の体質を改善する気配がない。
これは最悪だ!

三菱電機には、おそらくこうした人間が多く存在すると予想される。
さらにこうした悪行がはびこっているようである。
それは会社ぐるみでこうした不祥事や悪行を隠蔽する体質があることだ。
悪いことをして、反省することもなく、隠蔽することは地獄の亡者がこの世に現れたとしか言いようがない。
ブラック企業大賞委員会も「あまりに異常なことが起きていると言わざるを得ない。悲しみと怒りを込め、大賞として表彰する」と発言している。

もう一つ気になることがある。
それは教育主任の上司が“なぜ、パワハラ発言”をするに至ったのか? ということだ。
自殺した社員を悪く言おうとしているのではない。
また、三菱電機をかばおうとしているのでもない。
それは、事件などの不幸なことが起こった真の原因を突き止め、今後同じ不幸(事件)が起きないようにするために必要なことなのだ。

こうした事件(不祥事)があると、必ずマスコミは被害者を完全無欠の善として報道する。
万が一、被害者に落ち度があったとしても、マスコミは口をつぐんで報道しない。
それでは真実は見えてこない。

死者に鞭打つわけではないが、自殺した社員になにか問題がなかったのか?
ミスや業務態度はどうだったのか?
また、上司との人間関係(コミュニケーション)はどうだったのか?
ということを知ることは大切となる。
これはあくまでも事件の真の姿を浮き彫りにすること。
そして、二度と同じような不幸が起きないための対策を立てるためである。
ただ、自殺した社員になんらかの問題があったとしても、それは上司と三菱電機の罪が帳消しにはならない。
他人に「死ね」ということは、悪魔の台詞であり、人としての道を踏み外したことになる。
三菱電機には、「反省」という言葉の意味を正しく理解し、猛省することを申し出る!

三菱の創業者岩崎弥太郎もあの世で怒りに震え、嘆いていることだろう。

【ご意見番のからの提言】

今回のことは教育主任の上司が“自殺教唆”で書類送検されたようだが、それだけではこうした不幸を世の中から取り除くことはできない。

長時間労働や賃金未払いが意図的に行われ、不祥事を隠蔽し、パワハラによる自殺者をだすなどをした企業には「営業停止」や「会社組織解散」などのキツイ罰則を設けることが必要だ。

悪質なパワハラに耐え、長時間労働の中、必死に働く人たちは数多くいる。
そうした人たちの苦しみを無くすには、単にマスコミが報道するだけでは足りない。
ブラック企業大賞で皮肉るだけでは足りない。

ブラック企業という意味にもっと別の意味を持たせるべきだ。
単に「長時間労働」「パワハラ」「低い給料」「キツイ仕事」などという意味だけではなく、「人(社員)を幸福にしている企業体なのか。人を不幸にしている企業体なのか」という指針をを持たせることが重要だと言っておきたい。

働く社員に生活の保障をした上で、その企業で働く生き甲斐や生きる希望を与える企業がホワイト企業であり、奴隷のようにこき使い、安い給料しか払わず、プレッシャーやノルマを押し付け、パワハラが横行するような企業をブラック企業と呼ぶのだ。
もっと心の問題に踏み込むべきだ。
一言で言うならば、精神的に苦痛を与える企業はブラック企業なのだ。

【ご意見番の怒りの鉄拳!】

他人に「死ね」というのは悪魔の台詞。
三菱電機は苦しんで亡くなった社員の苦しみと遺族の悲しみを知れ!

“天下の三菱”という時代錯誤のプライドを捨て、真摯に反省せよ!

世直しご意見番は、三菱電機に“怒りの鉄拳”をくらわす!

反省なくば、三菱電機に未来はない!!

お読みいただき、うれしうござんす!


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