サイトアイコン 世直しご意見番の世間にもの申す!

『元TOKIO山口達也がバイク飲酒運転で事故! ~倫理なきテレビ報道にもの申す!~』

元TOKIOメンバー山口達也がバイク飲酒運転で事故を起こした

2020年9月22日午前、TOKIOの元メンバー山口達也氏が酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕された。
酒気帯び運転が発覚したのは、前方を走っていた警察官が運転する車に追突事故を起こしたからだった。
アルコール検査では、基準値の5倍以上が検出されたという。
山口達也容疑者は、「自宅で一晩中酒を飲んでいた」「友人のところに行く途中だった」と話しているという。

山口達也氏は、2018年、酩酊状態で女子高生に強制わいせつを行ったとして書類送検され、TOKIOから脱退処分、及び所属するジャニーズ事務所を解雇されている。

なにが彼をアルコール依存にしたのだろうか?

彼が抱える深い闇は本人しか分からないが、そのひとつと思われるのが、家族との離別であると思われる。
2016年、山口達也氏は離婚し、別れた妻と二人の息子たちはハワイに移住した。
子煩悩だった山口達也氏は、さぞ寂しい思いをしたのだろう。

愛する家族との別れは、心に深い傷をつける。
山口達也氏が、アルコール依存に傾いたのはその“寂しさ”を紛らわすためかもしれない。

だが、飲酒運転は重大事故を起こす可能性のある違法行為である。
アチキは、山口達也容疑者を庇うつもりはござりんせん!
酒で失敗した人間が、再び酒で事故、及び事件を起こすということは“人生の終わり”に繋がってしまう。

過ちは繰り返してはいけないのだ。
人間は誰しも過ちを犯すが、最もいけないことが「過ちを繰り返す」ことなのだ。

愛する息子に会えず、トップアイドルから無職と転落し、生きる力を失った状態では酒にも頼りたくなるとは想像できる。
だが、飲酒運転は他人を傷つける行為に繋がるのだから、絶対にダメなのだ。
彼は、そうした判断ができないほど「失望の闇」に包まれているのだろう。

今回、アチキがこのニュースを記事として取り上げた理由は、山口達也氏への叱責でも糾弾でもない。

実は、このニュースを取り上げたTBSに対して強く抗議するためである!

バイク飲酒運転の映像はどこからでたのか?

山口達也容疑者が飲酒運転により事故を起こしたのが22日午前。
それがその日のうちに、山口達也容疑者の乗ったバイクが蛇行運転したあげく追突事故を起こす映像が放送された

アチキもこのニュース(映像)を見た。
世間では、また山口達也が事件を起こしたのか。
「飲酒運転?」、ひどいもんだ、と非難の声をあげたことだろう。

だが、ニュースの内容を見たアチキは大きな疑問を持った。

映像は車に設置されたドライブレコーダーの映像だった。

それは「バイク飲酒運転する山口達也が蛇行運転したあげく追突事故を起こした映像がなぜその日にTBSによって放送されたのか?」ということだ。
つまり、バイク飲酒運転事故の映像はどこからきたのか? ということだ。

バイク飲酒運転事故の映像がテレビで即日公開されたことに大きな疑問を持ったのだ!

最初に述べると、通常、交通事故でドライブレコーダーの映像が世間に公開されるのは「被害者」または「加害者」側のどちらかである。
(第三者からの映像提供は肖像権、プライバシー権の問題があるので、本来は問題がある)

山口達也容疑者は、前方を走っていた車に追突して事故を起こした。
後方の車両は事故に関係ない
なのに、どうして後方から撮影した映像が世間に公表されるのか??
ここに大きな疑問がある!

考えられる推理は、

〈推理1〉

山口達也氏の飲酒運転を疑い、警察が以前から捜査していたという推理だ。
要するに、前方と後方の車両は共に警察官の運転する車両だったということだ。

だが、そんなことがあるだろうか?

〈推理2〉

二つの推理は、後方を走っていた車両がマスコミの車両だったという推理だ。

2年前の事件によって、アイドルの地位を失い、失意の底にある山口達也氏がまた“なにかやらかす”のではないかと、つけていたところ「獲物が蜘蛛の巣にかかるように」山口達也氏が事故を起こしたという推理である。

〈推理3〉

三つ目の推理は、山口達也容疑者の後方を走っていたのは一般人であること。

この3つのいずれかと思われるが、いずれにしてもこの映像が公開されたこと、及び山口達也氏の事故、事件を報道することに問題があるとご意見番は思っている。

芸能界を引退した人間の飲酒運転事故をなぜ大々的に放送するのか?

〈事件(事故)関係者以外からの情報(映像)提供とその映像の放送をする根拠と大義はどこにある?〉

推理1~3までのどれに該当しようとも、今回の山口達也容疑者の事故及び事件の映像が流れるということは報道機関としてやってはいけないことだ。
また、被害者以外の人物が映像の提供をすることは倫理に反する!

推理1の警察官による映像提供は、あってはならないことだ。
なぜなら、それは「事件の証拠」だからだ。
事件の証拠をマスコミに渡すことは捜査上違法行為である。

推理3の場合、一般人から映像を買い取っているはずである。
映像提供者は、お金につられて映像の提供をしているということだ。
事件の関係者でもない人間が他人の名誉を傷つける行為をお金を得るためにしてはいけない。
これは映像を提供している者も悪いといっておく。

推理2の場合は、倫理しか止める力がない。
テレビ局などのマスコミ自身が事件(事故)の映像を得たのなら、止める手立てはほぼない。
だが、それは他人の人生を踏みにじる行為でしかないと言っておく。
確かに飲酒運転事故は違法行為である。
だが、それを全国ネットで放送して、日本中に知らせることの必要性がどこにある?
すでにテレビ局などのマスコミには「良心」も「倫理」も捨て去っているのだ。

〈報道機関としての「公正」「公平」が守られていない〉

なにが問題かというと、山口達也容疑者は“いまは”芸能界を引退(解雇)した人間で現状は無職の一般人である。
元トップアイドルグループの一員だったから、事故の映像を即日全国ネットで放送する権利がTBSなどのテレビ局にあるのか?

飲酒運転事故なら、他にもあるだろう。
飲酒運転はたしかに社会悪だ。
ならば、TBSは飲酒運転事故のすべてをニュースとして放送しているのか?
報道機関として義務は「公正」「公平」な報道である。
山口達也氏以外の飲酒運転事故をすべて報道しているのなら、アチキは文句を言わない。
だが、現実は違うだろう。
そこに報道機関としての間違いがある。

〈他人の不幸をネタにして収益を上げるマスコミ〉

トップアイドルの転落人生は、多くの人の興味関心を寄せるだろう。
だが、それに正当な大義はあるのか?

TOKIOの元メンバーというトップアイドルが転落していくこと、つまり不幸になっていく姿をネタにして世間の注目を集め、視聴率を稼ぐ行為はマスメディアとしての機能を完全に見失っている。

テレビ局は営利団体である株式会社であると同時に「報道機関」として総務省から認可されて放送事業を行っている存在である。
ニュースとして国民に知らせることは、もっと他にあるはず。
日本という国家にとって大切な情報、国民に知らせるべき情報を知らせずに、不幸な出来事、視聴率が取れる情報を最優先することは報道機関として失格である。

これは飲食店であれば、衛生管理ができていない飲食店であり、製品を作る工場であれば、不良品を生み出す工場、ということになる。

世間の人たちはこうした間違ったテレビ局の報道に異議を唱えるべきである!

そこにあるのは“世間の注目を浴びる事件や事故”を放送することで視聴率を稼ぐ拝金主義にしかすぎない。

【ご意見番のTBSに対する叱責】

「視聴率を取るために他人の不幸をネタにする倫理なき放送をやめなさい!」

最期までお読みいただき、ありがとうござんした!

モバイルバージョンを終了