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『政治家の資質について、もの申す!』

【今も昔もある政治家の不正】

アチキはあきれてるんでありんす!

最近世間を騒がせている政治家に衆議院議員の秋元という人物がいる。
カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への参入を巡る汚職事件で逮捕された人物だ。

中国企業を訪れた旅費を出してもらい、賄賂をもらった。
賄賂の合計額は判明しているだけでも700万円にも上るという。

本人は賄賂をもらったことを否定しているようだから、まだ事件を確定していうことは避けるが、まぁ~情けないわな!

だいたい、秋元議員は地元江東区では評判が良くない。
これは実際に江東区の人に聞いたことだが、挨拶は選挙のときだけしか来ないとか、偉そうにしているとか、そんな話を聞いたことがありんす。
典型的な権力に惑わされた愚かな政治家の姿だな。

政治家の汚職、収賄事件はいまに始まったことではない。
逆に歴史の中で収賄がなかったことなどないと断言しても良いだろう。
そこで、世直しご意見番が、政治家にもの申すことにした。
これにて心を入れ替えよ!

【政治家に必須の資質】

政治家にとって必要な資質はいくつもあるが、アチキが今回の事件に関係することを一つ取り上げる。
それは政治家を含めた世の中のリーダーに共通する資質のことだ。
ですから、政治家に限らず経営者や組織を率いるリーダーの人は聞いておくんなさい、見ておくんなさい!

政治家にとって大事な資質とは?
それは『不正を憎む心』でありんす。

政治家というのは、国民を導くリーダーだよ。
リーダーってのはよっ、子供にも分かる言葉で言えば、『正義のヒーロー』のことだよ。
正義のヒーローがリーダーのひとつの理想像だってことだよ。

正義のヒーローは何を考える?
「悪を行う悪者を退治する」
そう、それ!


正義のヒーローは悪を憎んで悪と闘うから正義のヒーローなんだよ。
賄賂をもらったり、不正な方法で税金を着服したりする正義のヒーローがどこにいる?

政治家が得るお金は税金だということを絶対忘れてはいけない。
税金とは、国民の血と汗の結晶だ!
一生懸命に働いて作ったお金を税金として強制的に取り上げておいて、そのお金を権力にものを言わせて着服したり、無駄に使用したりすることは許されることではない!

大事なことは、「不正をしない」「不正は悪いことだと理解している」というレベル(心境)ではだめなんだ。
その心境はリーダーではなく、普通の人であり、リーダーについていく人だ。

不正を憎むという強い気持ちがなければ、政治家として国民の代表として国民の幸福と国家の繁栄をもたらすことはできない。

「不正が憎くて仕方がない」「不正をするやつが許せない」というぐらいの気持ち(心境)を持ってこそ、悪と戦えるのだ。
それほど強い気持ちがあってこそ、悪を無くすことが出来るのだ

だから、権力に胡坐をかいたり、地位を利用して賄賂をもらうような人物に政治家を名乗る権利は無い、と言っておく。

権力は不正を呼び寄せる】

政治家に限ったことではないが、権力者となると気をつけなければならないことがある。
地位や権力を持つと、不正の誘惑がやってくる、ということだ。
権力がある、地位があるということは不正を起こしやすい立場になると言い換えてもいいだろう。

正しい権力者とは、不正への誘惑と戦い、甘いささやきを持ち込んでくる金に目がくらんだ悪者と戦うことである。

権力者には、必ずと言っていいほど、権力者を利用して私腹を肥やそうとする輩がすり寄ってくるのだ。
こうした人物がいなくなったことは人類の歴史上ないのだ。
悲しいことだ。

政治家になるということは、普通の人よりも悪事への誘惑が増え、また、癒着、賄賂、経費の不正使用などを起こしやすい立場になるということだ。

金儲けするために政治家になろうとした人は基本的にいないとアチキは思うが、政治の世界の悪習に染まり、権力の誘惑に負け、欲望を抑えきれなくなると、「不正」を行ってしまう。

だから、そうした誘惑に負けないためには「不正を憎む」という強い正義感がなければいけないのだ。

「不正を憎む」とは要するに「正義感」のことだ

勝海舟に見る不正の対処法】

幕末に活躍した幕臣の勝海舟にこんなエピソードがありんす。
海舟は貧しい旗本出身。
貧しくても大志を抱き刻苦勉励して蘭学を必死に学んだ。
あるとき海舟の意見書が幕閣に認められて、黒船対策のための砲台を設置する依頼を受ける。
海舟は砲台の設計をして、製作業者に作らせる。
その業者が賄賂を海舟に渡そうとする。
それは、本来使用する材料を安価なものにして、浮いたお金(経費)の一部を発注者に渡す。
業者は儲かり、発注者は賄賂をもらって喜ぶ。
こんな習慣が当時、当たり前だった。
だから当然と思って業者は海舟に賄賂を渡そうとした。

ところが海舟は業者を叱りつけた。
「そんな金はいらねぇ~から、立派なものを作れ」と言って裏金を受け取らなかった。
そのとき提示された賄賂はいまの金額でいうと数百万円になる。
このときはまだ海舟は貧しい生活をしていたのに。
それでも海舟にとっては、自分が賄賂をもらって私腹を肥やすことより、外国(黒船)からの脅威から日本を守るための砲台を作ることが大事だと思っていたんだ。

不正な金は一切受け取らない。
己が成すことは私事ではなく、日本を守るためなんだと海舟は思っていたんだ。
海舟は不正を憎んだのだ!

これが正しい政治家の姿だ。

【ご意見番が叱責する!】

世間に知られていないだけで、賄賂をもらったことがある政治家。
経費を水増したり、架空の領収書を出して不正に経費を手に入れたことがある政治家。
視察旅行に行くと言って、真面目に視察するのではなく、ちょこっとだけ視察して、昼間からビールを飲んだりショッピングしたりして、偽の視察旅行を楽しむ地方議員たち。

今すぐ引退しなさい。
それでなれば、次の選挙にでるのを止めなさい。
それが国民のためだ。

「政治家に必須なのは不正を強く憎む正義感である!」

「不正を憎むという強い正義感がない政治家はいますぐ辞職せよ!」

お読みいただき、ありがとうござんした!

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