はじめに
パチンコ攻略法詐欺シリーズの【ホルコン攻略編】第5弾です。
(トータルでは第15弾)
ホルコン攻略法は実にバカバカしいものです。
正常な社会常識さえあれば、ホルコン攻略法を信じることはないと思われます。
「人は信じたいものを信じる」といいますが、ホルコン信者がまさにそうでしょう。
「ホールコン攻略法」ではなく「ホルコン攻略法」と呼ばれ、多くのパチンコ愛好家から「ホルコン」と認知されています。
実は、「ホルコン」という用語を受け入れた方はホルコン信者になる可能性が高く、「ホルコン」という用語が間違っていると認識した人はホルコン信者にもならず、ホルコン攻略法のバカバカしさに気がつく傾向があります。
「嘘も百回言えば真実になる」、これがまかり通っているのがホルコン攻略法(理論)です。
今回の記事を読めば、いかにホルコン攻略法がバカバカしいかが分かると思います。
「攻略法」または「攻略」という言葉の意味とは?
《攻略法または攻略と銘打っていれば、それは詐欺》
〈「攻略法」という言葉の意味〉
『攻略法』の意味とは?
Weblio辞書から引用
確実に勝率が上がる打ち方。以前は「勝率100%の打ち方」という意味で使われることが多かったが、現在はほとんどないので、広い意味で解釈することが多い。
つまり、確実に勝てる方法という意味を「攻略法という語彙」は持っていると言うこと。
ですから、パチンコの場合の攻略法とは、儲けられる(勝てる)ことを意味するのです。
〈「攻略」という言葉の意味〉
『攻略』の意味とは?
Weblio辞書から引用
攻撃して奪い取ること。攻め落とすこと。「敵陣をーする」
他にも以下の意味がある。
また、敵陣や敵地を攻め取ること。転じて相手を打ち負かすこと。
こちらも同じで、「勝つこと」=「打ち負かすこと」という意味を「攻略という語彙」が持っているということ。
ですから、パチンコの場合の攻略とは、パチンコに勝つ、パチンコ台を打ち負かす、ことを意味するのです。
〈「攻略法」「攻略」という言葉を使用している攻略法販売の意味〉
結局、パチンコ攻略法または攻略理論と、「攻略法」または「攻略」という言葉を使用したならば、購入者に勝ち(儲け)を期待させることであり、勝てなければ嘘(騙し)となるのです。
ですから、攻略法の内容うんぬんよりも、タイトルに「攻略法」「攻略」と銘打っていれば、その方法で勝てなければ(儲からなければ)、その攻略法は効果の無い偽物であり、騙したことになるのです。
パチンコに「攻略法」「攻略理論」などと銘打っていればそれは詐欺です。
なぜならば、ギャンブルに攻略法は存在できないからです。
なお、「必勝法」という表現は語る必要がないと判断し、割愛しました。
「ホルコン」という言葉のバカバカしさとは?
《すでに略称である言葉を言い替える=詐術(騙しのテクニック)》
すでにホルコン攻略法編1~4でホルコンという用語が間違っているという指摘をしてきました。
正しい言葉は「ホールコン」です。
ただし、ホールコンとは略称で、正確には「ホールコンピューター」です。
ホルコン攻略法がいかに騙しの手法を使っているのかは、「ホルコン」という言葉から始まっているのです。
つまり、ホルコン攻略法は最初の入り口から詐術によって騙す手法を取っている悪質なものなのです。
ついでにいうと実にバカバカしいものです。
ホルコン攻略法がいかにバカバカしいものなのかを説明しましょう。
以下の言葉が何を意味しているのか分かりますか?
・ゲセン
・Jリグ
・ケタイ
・トイプ
勘のいい方ならば、何を意味しているのか分かったでしょう。
正解は以下の通り。
・ゲセン ➡ ゲーセン
・Jリグ ➡ Jリーグ
・ケタイ ➡ ケータイ
・トイプ ➡ トイプー
「ゲーセン」「Jリーグ」「ケータイ」「トイプ―」、これはすべて略称です。
ここが肝心な点です。
上記の語彙は“すでに”正確な表現の略称となっているのです。
すでに略称となっている「ゲーセン」を「ゲセン」とわざわざ伸ばし棒を削るということは常識的にしません。
どこの誰がJリーグを「Jリグ」と言い、ケータイを「ケタイ」と言いますか?
ホルコンという言葉が正しいと思うなら、Jリーグを「Jリグ」と言い、ケータイを「ケタイ」と言ってください。
きっと、世間から「頭のおかしな人」と思われるでしょう。
略称はそれで通用する独立した表現です。
言葉というものは本来約束事なのです。
決められた表記、発音を使用することによって共通する人々の意思疎通を可能にするものです。
しかし、「ホルコン」という表現はその常識を破っています。
「ホール(hall)」という言葉は英語です。
「ホール」とは、パチンコ店またはパチスロ店のことです。
それを、「ホル??」と、伸ばし棒を取る??
「ホル」となってしまうとまったく意味のない言葉となります。
「ホル」?? そんな言葉はありません!!
もう一度言います。
すでに略称であるホールコンをホルコンになぜ言い替えなければならないのか?
ホールコンはホールコンピューターの略称だが、ホルコンという言葉は意味のない言葉でしかないのです。
しかし、ホールコンをホルコンと言い替えた人にとっては意味のあるものだったのです。
〈重要論点〉
すでに略称である「ホールコン」をなぜ「ホルコン」と言い替えるのか?
そこから騙しているということです。
入口から騙しているということです。
前提から騙しているということです。
入口や前提を受け入れてしまうと、人はその後のことも受け入れてしまうのです。
入口や前提を信じてしまうと、人はその後の言葉も信用してしまうのです。
「ホールコン」を「ホルコン」という意味のない言葉に入れ替える。
そう、詐欺師の常套手段である「入れ替え」です!
ホルコンという言葉を流行らせた人は詐欺師として天才かもしれませんね!
でも、同時に幼稚な知性でもあります。
ホルコン攻略法の騙し宣伝(騙しの言葉)!
《騙し言葉の実例》
ホルコン攻略法の騙し話術(文言)を見つけましたので紹介します。
これも騙しの手法です。
半分の投資金額で大当たりをゲットしませんか。
パチンコ革命・ホルコン攻略理論
ホルコン研究家日本一の正攻法な攻略理論です。
〈騙し言葉を解明する!〉
この文言は騙し言葉のオンパレードです。
まず、重要なのは「半分の投資金額で大当たりをゲット」という部分です。
パチンコには1パチ、4パチと種類があります。
また人によって使用する金額は違います。
なのに、「半分の投資額」となぜ言い切ることができるのでしょうか?
1/3ではなく、1/5でもなく、なぜ半分(1/2)なのでしょうか?
それはどんな理論と計算のうえにはじき出された数字でしょうか?
その数字(答え)はただの「でっち上げ」です。
「半分の投資額で」と言えるはずがありません。
根拠を出せ! と言っておきます!
根拠が無いことを妄想で主張することが詐欺師のやり方です。
さらに指摘します。
上記の文言には印象操作(イメージ操作)がされています。
その言葉が「パチンコ革命」「ホルコン研究家日本一」という表現(言葉)です。
「革命」という表現を使用することで、何か新しく驚きの展開があるのでは? と思い込ませる手法です。
なにを根拠に言っているのでしょうか?
「革命」という表現を安易に使用するべきではありません。
もし、本当に「ホルコン攻略法による革命」が起きているならば、パチンコ依存者はこの世からいなくなり、ホルコン攻略法によって儲けた人が溢れ、パチンコ業界は破滅しているでしょう。
現状はどうですか?
それが答えです。
「ホルコン研究家日本一」
これは誰が認定した日本一でしょうか?
通常、どんな世界でも「日本一」「チャンピオン」「名人」などは第三者がその結果(成績)を認めて本人以外の人間が認定するものです。
「日本一」とどの団体が認定したのでしょうか?
「日本一」というからは生涯収支を提示してください。
勝った金額と負けた金額、そして差額の利益、または損失を提示してください。
日本一というからには、どんだけ儲けたんだ? とパチンコ愛好家は興味関心を持つでしょう。
教えてあげてください。
実態は、“自称”でしかないでしょう。
もし、ホルコン研究家日本一という人物が正式な団体や世間から先に認定されたのではなく、自ら名乗りを上げていたならば、それは空想癖があり自己顕示欲の強い人物でしょう。
現時点で、私が「パチンコ攻略法」を調べた限り、パチンコ業界で「ホルコン研究日本一」と業界で認定されている人はいません。
そもそもパチンコ業界が「ホールコン研究」なるものを認めるわけがありません。
だって、単なる集計機を研究(攻略)して、どないすんねん! ですから。
結局、「パチンコ革命」「ホルコン研究家日本一」という表現を用いることで信用させて騙す文言でしかないのです。
根拠や第三者からの認定があるわけではないのです。
もし、本当にホルコン研究日本一ならば、生涯収支でいくら儲けたのか、教えて欲しいものです。
詐欺師の手口=「嘘も百回言えば真実になる」
《プロパガンダは詐欺師の常套手段》
こういう諺があります。
「嘘も百回言えば真実になる」
(「一人(いちにん)虚(きょ)を伝うれば万人実(じつ)を伝う」という諺)
意味は、「一人が嘘を言いふらすと、これを聞いた大勢の人が事実として言いふらす」ということです。
「ホールコン」を「ホルコン」と言い替えた詐欺師はこの手法を使用したのです。
何のために?
新しい攻略法として出現した「攻略法」を受け入れさせるためです。
「ホルコン」という言葉も「ホルコン攻略法」という言葉もいまではパチンコ愛好家に定着しています。
しかし、パチンコ業界の人たちで「ホルコン」という人は誰もいません。
なぜなら間違っているからです。
もっと言うと、ホールコンは意味の成り立つ略称ですが、ホルコンという言葉は意味を失った言葉です。
詐欺師の手法は「前提を受け入れさせる」ことです。
騙そうとする相手に騙す内容に関する前提を受け入れさせると後は簡単に騙すことが可能となるのです。
詐欺師は「プロパガンダ」を使用するのです。
人々の考え方を支配する手法の一つに「プロパガンダ」があります。
プロパガンダとは、「同じ内容を何度も繰り返して語りかける」というものです。
繰り返し聞かされるうちになんとなく「本当かも?」「あるかも」と思い始め、いつの間にかそれが真実となって多くの人に信じ込まれてしまうのです。
まさに「ホルコン」という言葉がそうです。
いまでは「ホルコン」という言葉が独り歩きし、「ホルコン攻略法」が存在するかのような錯覚を起こさせています。
詐欺師を見抜くには「根源」「根本」「前提」を見破ることです!
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!