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『電車で座ろうとしただけなのに痴漢にされた冤罪事件』

アチキは、またまた怒ってるんでありんす!
「0.1%の奇跡逆転無罪ミステリー」というテレビをみなさん観たでありんすか?
番組を観ていない方のために事件を詳細に伝えます。

その前に・・・。

【カルロス・ゴーンが国外逃亡した理由(わけ)は】

2018年11月19日に、金融商品取引法違反の容疑で起訴されていた日産自動車の元CEOカルロス・ゴーンが国外逃亡をした。
彼はなぜ国外逃亡を謀ったのか?

日本の裁判における有罪率が99.9%であることから、公正な裁判を受けられる兆候はまったく無い、というのがゴーン氏の主張である。

これに対して2020年1月9日、森法務大臣は臨時記者会見でこう述べた。
「潔白だと言うならば、司法の場で無罪を証明すべき」と言った。
つまり、無罪を証明することができなければ犯罪者だと言ったのだ。
しかし、自らの発言の過ちに気がついたのか、翌日に森法務大臣はこの発言を撤回した。

こんな発言が法務大臣の口から飛び出すとは、いやはや呆れたなんてもんじゃね~な!
法律に詳しくない人は、森法務大臣の発言にピンとこない、もしくはその通りと思った方もいるかもしれません。
だが、そこには法治国家として重大な問題が横たわっている。

もし、森法務大臣が言ったことが、まかり通るのなら“嫌いな奴をいくらでも刑務所送り”に出来てしまうのだ。
だって、無罪であるかどうかを容疑者(逮捕された人)側が証明しなければならないのだから!

初めにものすごく大事なことを言っておきます。
法律の適用とは、「被告が無罪を証明するのではなく、検察が有罪を証明する」ことになっている。
それが捜査および裁判の大原則なのだ。
この法システムをまったく理解しない森法務大臣には“法の番人”としての資格はない、と言っておく。

近代の法における法の適用は「疑わしきは罰せず」である
つまり、有罪として確実に認定されなければ、犯罪者(有罪)としてはならないのだ。
(たとえ被告が真犯人であったとしても、その犯罪を証明できなければ、裁判としては無罪としなければならないのだ)

カルロス・ゴーン氏が本当に罪を犯していないのかは、アチキはわからないが、ゴーン氏の言っていることは本当のことなのだ。

身に覚えがないことで犯罪者扱い、それが“冤罪”
やっていないのに、起訴されれば99.9%有罪になってしまう

この許さざる冤罪事件を今回も取り上げます。
(「0.1%の奇跡逆転無罪ミステリー」2020年3月4日放送分をもとにしています)

こうした冤罪事件を学び、法律の知識を身につけることは万が一あなたが冤罪被害にあったときに役に立つはずです。

【通勤電車で席に座ろうとしただけなのに、痴漢にされた冤罪事件】

兵庫県姫路市に住む今田勇二さん(番組上の仮名)は、会社に行くために通勤していた電車で、空いた席に座ろうとしただけなのに、痴漢容疑で現行犯逮捕されてしまったのです。
今田さんはその後、8ヶ月間変質者扱いされてしまったのです。

《冤罪事件の発生》

2014年12月4日、そのころ大阪狭山市に住んでいた今田勇二さん(当時25歳)は、大阪市内の会社に出勤するためにいつもの電車に乗車する。
今田さんが利用する南海高野線はラッシュアワー時に大変混雑する路線です。

今田さんは急行が停車する駅で下車する乗客によって席が空くことを期待しました。
運よく空席を見つけた今田さんは、「ラッキー!」と思い、前方に立っていた女性を避けて席に座ろうとしました。
すると、突然後方から二人の男性が今田さんを両脇から捕まえて「触っただろう」と言いながら、ホームに連れ出しました。
わけの分からない今田さん。
「離せ!」と叫ぶと、両脇の男性は懐から手帳を取り出します。
そう、警察官だったのです。

警官は今田さんにこう告げます。
「痴漢の現行犯だ」

なんと被害者の横にも女性警察官が立っていて、今田さんが女性の体を触る瞬間を目撃していたというのです。

《逮捕》

逮捕された今田さんは警察の取り調べを受けるために連行されました。
そこで弁護士を呼んだら直ぐに帰れることをネットの知識で知っていた今田さんは弁護士を呼んでくれと警察に主張しました。
すると、警察は「現行犯だから無理だ」と言ったのです。
???

みなさんに伝えます、よ~く覚えておいてくださいね!
「現行犯逮捕は弁護士を呼べない」
これは真っ赤な嘘です!
(後半で詳しく語ります)

今田さんはこうして留置場に入れられてしまったのです。

《拘留》

今田さんは薬物所持容疑と強盗致傷容疑の二人と同じ部屋に入れられました。
(基本的に留置場は3人部屋がほとんどで、特殊な人物のみ一人部屋に入れられます)

今田さんは「犯罪を犯した人たちと一緒に過ごしていくことになるのか」と考えるとすごく怖かったと言います。
そりゃそうだな!

今田さんは留置所のなかで毎晩声を立てずに泣いていたといいます。

【警察が痴漢冤罪をつくり出すカラクリ】

《警察はなぜ3人も乗車していたのか?》

今田さんはまるで蜘蛛の巣に蝶が自ら飛び込んで行ったようなものです。
どうして警察は現行犯で、今田さんを逮捕できたのでしょうか?

そのカラクリはこうです。
今田さんが逮捕される2週間前のこと。
今田さんの痴漢事件の被害者とされる女性が警察(大阪府警)に痴漢被害を相談していたのです。
しかも、同じ人から何度も触られていると訴えていたのです。
そこで警察は、“同行警乗”という逮捕手法を使うことにしたのです。

同行警乗とは、痴漢被害者が私服警官と共に乗り犯人を摘発する方法のこと

《取り調べ》

今田さんは取調べ室にて刑事の取り調べを受けます。
刑事は今田さんにこう言います。
「痴漢、やったんでしょう?」

今田さんはやっていないと否定します。
すると刑事は「女性の警官も痴漢した瞬間をはっきり見たと言っている」と今田さんを追い詰める言葉を吐きます。

さらに警察は巧妙な取り調べを続けます。
「触りましたと言えば、お家に帰れるんだぞ!」
といって、自白を迫ります。

まだまだ続きますよ~!

「前科なんてついたところで、絶対にバレないから!」
おいっ、そういう問題か!
べらんめ~が!

だから、罪を認めろと今田さんの自白を引き出そうとしたのです。
追い詰められた今田さんは、本当に世間にバレないのなら別に認めてもいいのかな、と思ってしまったと言います。

しかし、そこに強い味方が現れました。
当番弁護士の茂野さん(仮名)です。
(当番弁護士とは、突然警察に逮捕された人のために弁護士に1回だけ無料で相談できる制度のことです)

当番弁護士は今田さんに、こうアドバイスをします。
警察はあの手この手を使って嘘の自白をさせようとしてくるはずです。ここを絶対に耐え切ってください」
痴漢事件というのは、自白が決定的な証拠となるのです。
自白をもとに起訴され有罪となるケースがほとんどなのです。

当番弁護士が予想した通り、なかなか自白しない今田さんを屈服させるために警察はあの手この手を使い始めます。

刑事はこう言いました。
「いますぐ家の鍵を俺に渡すか、家のドアをぶっ壊されるか、どっちを選ぶ?」
はっ!
なんだと!
アチキはキレそうでありんす!

刑事は今田さんの自宅を調べ上げて(ガサ入れ)、今田さんが痴漢をするような人物だと関連づけることができる証拠(DVやパソコンの動画や写真など)を探そうというのです。

刑事はこう言いました。
「痴漢もの盗撮ものが出てきたら、一発でアウトだからな!」

痴漢事件では、家宅捜査は常套手段となっているのです。
本・DVD・パソコンの履歴から痴漢もの盗撮ものの動画を探すのです。
それらを証拠として押収するのです。

なかなか自白しない今田さんに業を煮やした警察は、今田さんの手についた繊維とDNAを採取して調べます。
痴漢事件では、通常必ず加害者の手に付着した被害者の服の繊維を調べます
これを微物検査と言います。
(微物検査とは、「被害者の衣服の繊維が手に付いているか調べる検査」のこと)

さらにさらに驚くべき取り調べが行われます。
刑事は今田さんを噓発見器に掛けたのです。

「家宅捜査」「微物検査」「噓発見器」これらの結果は、どうなったのか?
何も出てきませんでした。
すると刑事はこれらについて口を閉ざして何も言わなくなりました。
つまり、ダンマリを決め込んだのです。

捜査は今田さんに不利なものは出てきませんが、自由を奪われ留置所という閉鎖的な空間で過ごすうちに今田さんの精神は病んでいきます。
今田さんは、心が折れそうになる毎日を必死に耐えたのです。
そのたびに弁護士から「あと数日耐えてください」と励まされたのです。

留置所に入っていると様々な不安、恐怖が襲ってきます。
仕事を失ってしまう。
収入を失ったらこれからどうやって生きていけばいいのか。
世間から犯罪者と白い目で見られて生活できなくなるのではないか。
犯罪者となってしまったら、再就職できないのではないか。
家族や友人は自分を見捨てるのではないか?
なによりも、なにもすることがない時間を過ごすこと自体が地獄の苦しみなのです。
1時間が数時間の長さに感じるように時間の感覚が狂ってしまうのです。

唯一の救いは、同棲していた恋人が面会に来て言ってくれた言葉です。
「勇二君が痴漢なんかできる人じゃないことは、私が一番わかっているんだからね」

絶望のどん底にいるときに、誰も味方がいないとなると、人間の精神は崩壊します
絶望と完全なる孤独が合わさると人間の精神は耐えられないのです

今田さんのケースでは、恋人が今田さんの無実を信じてくれたことが唯一の救いとなりました。
弁護士と恋人に支えられて今田さんは無実を訴え続けました。

しかし、今田さんが拘留されて10日目、刑務官が来て勾留期間の延長を告げます。
さらに10日間の拘留延長をされてしまったのです。

今田さんは、必死の抵抗の甲斐なく、大阪府迷惑防止条例違反(痴漢の罪)で起訴されてしまったのです。

《社会復帰したあとに待っていた地獄》

今田さんは留置所を出て社会復帰しますが、さらなる地獄の日々はまだ続いていたのです。

勤務している会社からは「無罪判決が出ることが復職の条件」と言われていたのです。
これから裁判での決着をまつ今田さんは仕事に戻ることができなかったのです。

今田さんの仕事は営業でした。
人と接する営業マンが痴漢事件を起こしたとみられたら、仕事になるはずがありません。
今田さんは勤めていた会社を辞め、アルバイト生活をすることになりました。
収入は営業マン時代と比べて半分以下になってしまったといいます。
今田さんは仕方なく住んでいたマンションを引き払い、実家暮らしをすることになりました。

すべてを失った今田さんに残されたのは無実を証明すること。
無実を証明して、名誉を回復することだったのです。

【奇跡の逆転無罪への道のり】

今田さんの事件は圧倒的に検察側が有利でした。
担当した茂野弁護士も苦戦を強いられることを覚悟しました。

《不利な理由1》

現行犯逮捕されたこと。

《不利な理由2》

被害女性に触れた可能性が高いこと。

多くの痴漢裁判では、「触ったか、触っていないか」を争うのですが、今田さんはすでに被害女性に触れていることを認めてしまっています。

《逆転へのポイント》

ここから今田さんと担当弁護士の逆転劇が始まります。
今田さんを現行犯逮捕した女性警察官の証人尋問が突破口となったのです。

弁護士
「被告人が女性に触れたと確認したとき、電車は停まっていましたか?」

女性警察官
「いえ、駅に着く手前なので動いていました」

弁護士
「では、電車の揺れの影響でたまたま触れてしまったと考えられませんか?」

女性警察官
「いいえ、それはありません」
「被告人は、こちらに移動して触ってきました」

弁護士
「空席に座るために人をかき分けようと移動してきた、ということは考えられませんか?」

女性警察官
「そうかもしれませんが、私は触った瞬間を見たので!」

弁護士
「被告人はどのように移動してきましたか?」

女性警察官
「私と被害者の間に、右肩を前に右手を前に伸ばして割り込んできました」

弁護士
「それは人をかき分けようとしていた動きなのでは?」

女性警察官
「違います。意図的に触るためです」
「だって普通、人をかき分けるときは正面から平泳ぎのように両手でかき分けるはずです」
「右手を前にして近づいてくるなんて、触ろうとしていたのに違いないです」

弁護士
「しかし、女性2人の間は30㎝ほどの間隔しかなかったので、両肩の幅より狭い隙間を正面からかき分けるより、半身になって右肩を差し入れてかき分ける方がごく自然な動きではないですか?」

女性警察官
「だとしたら、痴漢する意思がないなら、手がお尻に当たらないように、こうやって肘を張って人をかき分けるのではないでしょうか?」
(女性警察官はこのとき、右ひじを直角に前に出した動きをしたが、どうみても不自然な動きでしかない)

弁護士
「それでは肘が露骨に乗客の背中とかに当たってトラブルになる可能性もありますよね。そんな人いますか?」

女性警察官
「分かりません」
(どうして、都合が悪くなると「分からない」というのでしょうか? 女性警察官はきちんと理由をもって状況を説明する義務があるのではないでしょうか?)

弁護士
「被告人の手が撫でたり、揉んだりする動きはありましたか?」

女性警察官
「そういった動きは認められませんでした」

弁護士
「では、被告人の手が被害者に触れて瞬間を見たと言いましたが、間違いありませんか?」

女性警察官
「はっきりと見ました」

弁護士
「それでは、被告人の手が触れていた時間をお聞かせください」
「10秒以上でしたか?」

女性警察官
「いいえ」

弁護士
「5秒くらい?」

女性警察官
「いいえ」

弁護士
「3秒くらい?」

女性警察官
「一瞬でした」

弁護士
「一瞬というのは、1秒にも満たないと考えてよろしいですね?」

《この裁判における裁判所の判断は》

接触の時間もごく短時間であって、直ちに痴漢の意図で触ったと即断することはできない。
つまり、触ったのが「一瞬」というのは痴漢行為として不自然。
この尋問によって被害女性の身を案じ、焦って逮捕した可能性が高いと判断されました。

逮捕から8か月。
今田さんは「無罪判決」を勝ち取ります。

無罪判決から5年、今田さんは人材派遣会社で社員として働いています。

【警察がついた嘘を検証し、警察の悪事を糾弾する】

《検証&糾弾1》

「現行犯だから無理だ」
「現行犯逮捕は弁護士を呼べない」
これは真っ赤な嘘です。
警察がこんな嘘をついて犯罪者とすることは犯罪行為以外のなにものでもありません。
刑事が嘘をついて、逮捕した人を不利な状況に追い込むことは卑怯極まりない行為で、許されることではありません。

《検証&糾弾2》

「痴漢、やったんでしょう?」
これは決めつけです。
先入観で初めから目の前の人が犯人だと決めつけた捜査では、当然冤罪が発生してしまいます。
そこには早く事件を解決したいという警察の“欲”と“怠慢”があります。

《検証&糾弾3》

「触りましたと言えば、お家に帰れるんだぞ!」
これは悪魔のささやきです。
卑怯な手法です。

《検証&糾弾4》

「前科なんてついたところで、絶対にバレないから!」
警察官(刑事)の言葉であることを疑いたくなります。
もっともこの台詞をはいてはいけない人が言ったセリフです。
餌をまいて、無実の人から自白を引き出す卑怯な行為です。

《検証&糾弾5》

「警察はあの手この手を使って嘘の自白をさせようとしてくるはずです。ここを絶対に耐え切ってください」
これは弁護士の言葉です。
弁護士は事件についてのエキスパートです。
ということは、嘘の自白を強要するということが警察(刑事)で日常的に行われていることを教えています。
悲しいことに、これが日本の警察と検察の実情なのです。

《検証&糾弾6》

「痴漢もの盗撮ものが出てきたら、一発でアウトだからな!」
これも関連付けるには無理があります。
たしかにあまりいい趣味とは言い得ませんが、個人的な趣味として楽しむのと、だから痴漢事件を必ず起こす人物であると関連付けるには無理があります。
そんなことはありません。
これでは「無理が通れば道理が引っ込む」という諺の通り、間違ったことがまかり通ってしまいます。
これも警察の悪意ある間違った捜査手法です。

《検証&糾弾7》

「噓発見器に掛けた」
説明もなく強制的に噓発見器をかけることは出来ません。
取り調べが行われている段階は、まだ容疑者であり、有罪が確定されたわけではありません。
任意の取り調べということは、今田さんに拒否する権利はあるのです。
それを説明もなく、強制的に噓発見器にかけることは刑事による暴走行為以外のなにものでもありません。
暴挙です!

《検証&糾弾8》

「家宅捜査」「微物検査」「噓発見器」の結果について口を閉ざし、今田さんに説明もせずにダンマリを決め込む。
これが警察のやり方です。
自分たちに都合の悪いことは伝えない。
これは人権侵害にあたります。

だいたい、イジメにおいても一番陰湿なものは「無視」です。
刑事たちは今田さんに有利な情報を伝えずに無視したのです。
許せん!

《検証&糾弾9》

「だって普通、人をかき分けるときは正面から平泳ぎのように両手でかき分けるはずです」
「右手を前にして近づいてくるなんて、触ろうとしていたのに違いないです」
呆れます!

人を狭い電車内で人をかき分けるときに、誰が平泳ぎのように両手で人をかき分けますか?
そんなことをしたらひんしゅくものです。
常識ある人の台詞ではありません。
この女性警察官は電車に乗ったことがないのでしょうか?
警察官なら人をかき分けるときに平泳ぎのように両手でするのでしょか?
これは明らかに“先入観”“錯覚”でしかないです。
あるいは意図的に今田さんを痴漢の犯人に仕立てあげるための言い草です。

《検証&糾弾10》

裁判の中で、女性警察官が主張した人をかき分ける行動の矛盾を弁護士が指摘した際に女性警察官はこう答えました。
「分かりません」
どうして、都合が悪くなると「分からない」というのでしょうか? 女性警察官はきちんと理由をもって状況を説明する義務があるのではないでしょうか?

《検証&糾弾11》

弁護士に被告が被害者を触っていた時間を聞かれて、「一瞬でした」と答えたこと。
1秒に満たない時間しか触っていなのに痴漢と考える思考はアチキには理解できません。
明らかに“決めつけ”です。

《検証&糾弾のまとめ》

このように逮捕から取り調べまで、すべて捜査ミス捜査の怠慢だらけです。
公平で人権を守った捜査ではありません。

だいたい警察が“嘘”をついて騙すように自白を引き出すということは、いったいどういうことですか?
「嘘は泥棒の始まり」という諺があるように、嘘をつくことは犯罪のスタート点です。
犯罪を犯しているのは警察のほうだ、と言っておきます。

《冤罪の最大の問題点》

こうした冤罪事件で最大の問題はなにかというと、真犯人が野放しになっているということです。
つまり、冤罪事件とは、罪もない人を犯罪者にしてその人の人生をめちゃくちゃにしてしまう罪と真犯人を野放しにしてしまう罪の二つの罪を生み出してしまうのです。
それを作り出すのが本来法の番人である警察と検察なのだから、これは重罪に当たると言っておきます。

【今田さんの落ち度】

基本的に今田さんは無罪であり、痴漢をしていません。
それはアチキも信じています。

ですが、なぜ冤罪に巻き込まれてしまったのか?
根本的な時点に戻って、今田さんが冤罪に巻き込まれないですんだ要因はなかったのかと検証してみると、ひとつあります。

混んでいる電車で席に座りたい気持ちは分かりますが、原則的に席に座る権利(大げさな言い方ですが)は座席の前に立っている人であると思います。
空席になった席の前に立っている人が席を譲ってくれたら話は別ですが、今田さんは少し離れた場所から空席を見つけて座ろうとしました。

もし、無理に離れた場所から移動して座席に座ろうとしなければ、痴漢冤罪に合わなかったと思われます。

空席に座ろうとすることを否定したり悪いことだと言っているわけではないです。
今田さんに、ほんの少し遠慮とマナーがあれば、冤罪には巻き込まれなかったということです。
今田さんの行為は悪いことではありませんが、痴漢冤罪に巻き込まれないための知恵として知っておくべきことだと思います。

【世直しご意見番からの叱責と提言】

警察と検察による冤罪は許されることではありません。
みなさんこれが警察の実態です。

もちろん、警察官のすべてがこうした嘘をついたり捜査ミスをしているわけではありません。
数としては少ないと信じたいです。
ですが、実態はこうしたものです。

警察官と検察官には、自分たちは間違いを犯さないという間違った思考に染まっています。
権力を持つ立場に立つことで、傲慢になっています。

冤罪は警察と検察による犯罪以上の犯罪です

政府よ、野党よ、共に協力して「冤罪被害救済法」および「冤罪防止法」の施行をせよ!

【世直しご意見番、怒りの言葉】

「冤罪は警察と検察が作り出す最悪の犯罪だ!」

「警察と検察は、嘘をついて罪もない人を犯罪者にする悪行を反省せよ!」

お読みいただき、ありがとうござんした!

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