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思想戦

『プロパガンダ・リテラシー(4)~プロパガンダはあなたの日常に潜んでいる!~』

独裁的気質を持っている者、全体主義を実現しようとする者たちは、意図的にプロパガンダの手法を使って大勢の人たちを誘導する。しかもプロパガンダと気づかれず、誘導していると思われずに。 結局、悪い意味でのプロパガンダとは、思考の自由、選択の自由、行動の自由を奪っていることであり、プロパガンダそのものは自由よりも全体主義や独裁主義に共鳴しやすいと言える。 プロパガンダが使われる最大の理由とは、抵抗、反抗、攻撃、拒否を消し込むためにこそある。 抵抗されずに(騙されて)、自分の思う通りに誘導できる手法として使われているものである。 この本質は、自由の奪取であり、支配力の発揮である。

『プロパガンダ・リテラシー(3)~プロパガンダの定石Part2~』

実はここが重要なポイント。プロパガンダのプロパガンダたるゆえんは「大衆操作」にある。操作(コントロール)する対象である人々が物事を鵜呑みにせず、批判的思考を手放さず、分析力と洞察力を働かせるならば、「大衆操作」は不可能となるからだ。 だからプロパガンダがプロパガンダとし機能するためには対象者を「無思考人間」にする必要がある。 この「無思考人間」を一般的な言い方をすると「カルト信者」という。

『プロパガンダ・リテラシー(1)~プロパガンダとは何か?~』

プロパガンダとはマスメディアを使って「大衆」の思考や感情、行動を自分の望ましい方向に誘導・説得するもの。自らに有利になるよう多数の思考を誘導(ミスリード)すること。 要するに、マインド・コントロール、大衆操作のこと。 この場合のマインド・コントロール、大衆操作には各人に自覚されないという条件が付く。プロパガンダをプロパガンダと見破った人には効果はない、だから見破られないように、気がつかないようにコントロールしていく一種の大衆操作術。