【序編】のはじめに
憲法とは何か?
憲法とは、国家の理念であり、国家形成の精神的支柱であり、国家の方向性と性質(姿)を決定づけるものである。
同時に、国家権力から国民の幸福になる権利である“さまざまな自由”と“基本的人権”を守るものでもある。つまり、どのようにして国家を形成し、どのようにして国民の幸福を保障するのかということを根本法(最高法規)として示したものである。
憲法と法律の根本的違いは、法律はその方向性(拘束性)が国民(日本国籍を有する者)に向いていることであり、憲法は逆に権力側にその方向性(拘束性)が向いていることにある。
要するに、憲法とは国家権力等から国民を守るために存在し、国家権力の濫用や横暴を縛るものであるということ。
憲法とは原則的には国民を縛るものではなく、国家権力等の権力を縛るものなのだ。
つまり、憲法とは国民目線で示された法であり、国民を主役として規定した法秩序ということ(民主主義国家において)。決して国家権力側目線での「統治のための武器(道具)」としての法秩序ではないのです。
この基本中の基本の憲法論を捻じ曲げているのが高市早苗総理率いる自民党である(もちろん自民党だけではない)。
通常、こうした憲法を最高法規とし、憲法に合致した法秩序(法律や条例等)によって統治する国家の形を「立憲主義国家」と呼ぶ。つまり、国家権力の上位に憲法という名の統治的存在があるということであり、統治者は憲法が示す法秩序に従わねばならないということ。民主主義国家は同時に立憲主義でなければならないということ。
(ただし、“現実には”日米合同委員会、日米地位協定、日米安保条約の存在が日本国憲法の上位に存在している)
憲法論を間違えるということは、国家運営、政治の在り方を間違える方向に引きずってしまうことであり、国家の姿を間違った方向に変質させてしまう危険性があるということになる。
国家の在り方、国民の自由と人権を考える上で「憲法論」は必須のものであり、その根源に位置するもの。
「“保守の憲法論”最終結論」を書こうと思った理由
《憲法制定に関する間違った見解(発言)》
約3年前、私は『日本人を狂わせつづけている洗脳作戦』という記事を書きました。その中で「日本国憲法が“押し付けられた憲法”である」ということを立証しました。ですが、いまだに日本のなかで「間違った憲法論」を声高に叫ぶ人たちが存在します。しかも「保守」を名乗っていたり、インフルエンサーであったり、政治家を目指すものであったりする。
私はこの問題に目をつぶることができない。
よって、再度憲法論を執筆する。
ただし、今回は「保守の憲法論」という柱を中心に論じる。
いったん私自身の頭のなかを白紙に戻し、原点に返って勉強(研究)をし直し、あらためて日本国憲法の存在に関する考えをまとめる。そのため参考書籍は十数冊にのぼり、私が間違っていると判断している人たちのよりどころとなっている書籍を含めて読み(調べ)、日本国憲法の正体と現時点での「改憲、護憲論」に結論を出す。
今回、あらためて日本国憲法の“真の制定者”が誰なのか、日本国民を幸福にする憲法論は“改憲か護憲”かという問いに解答する。
私が「(保守の)憲法論」を再度書こうと思ったきっかけは、X(旧Twitter)上で以下の投稿をしている人物がいたためである。しかもその人物は出版社勤務のようであり、フォロワーが万の単位でいるインフルエンサーであった。その影響力を鑑みてここに正当なる「保守の憲法論」を論じることで反論とする。
〈Xにおけるまりなちゃんの発言〉
X(旧Twitter)より引用
まりなちゃんのポストより引用
高市の親衛隊たちが「GHQの押し付け憲法だ!」、「アメリカが作った憲法だ!」とか言っているけどウソだよ。
今ある平和憲法は日本人によって作られたのです。
この平和憲法を護ることが私たち国民の義務なのです。
※太字および下線は執筆者(私)による。
このポストへ私は以下の返信(リプ)をした。
私のポストより引用
それについては「国際法」の観点から判断することです。
それ以外の価値判断はありません。
たとえ内容に日本人の発案があったとしても。
私の返信(リプ)に対して上記の人物からの返答はなかった(無視された)。それだけではなく、どうやら「ミュート」されたようだ。それほど堂々と叫ぶならば、私と討論すべきではないのか?
返答が無かった理由は、「こんなバカは相手にしない」と思われたのか、「正論を指摘されて反論ができなかった」のか、「国際法を知らず、日本国憲法の正当性を主張できなかった」のかのいずれかであろうと判断した。
付け加えるが、私は「高市の親衛隊」ではなく、逆に高市早苗政権が日本を破滅させる政権(内閣)だと認識している者である。
他にも以下のポスト(発言)があったので記す。
X(旧Twitter)より引用
GHQがベースにしたのは鈴木安蔵をはじめとした憲法研究会の草案です。
GHQマッカーサー、ケーディス、ラウエルが証言しています。
※太字および下線は執筆者(私)による。
上記の発言はいわゆる「切り取りの詐術」であることを【本論】にて論破、反駁する。詳しくは【本論】をお読みください。
ご丁寧にまりなちゃんと名乗るアカウントは再度繰り返し同じ内容文を発信している。
うがった見方をすれば、私のリプがぶら下がった投稿文ではない同じ内容の投稿をしたかったのかもしれない。
X(旧Twitter)より引用
まりなちゃんのポストより引用
みんな騙されるなよ。
高市の親衛隊たちが「GHQの押し付け憲法だ!」、「アメリカが作った憲法だ!」とか言っているけどウソだよ。
今ある平和憲法は日本人によって作られたのです。
この平和憲法を護ることが私たち国民の義務なのです。
※太字および下線は執筆者(私)による。
ここで一言だけ言うとするならば、「平和憲法を護ることが国民の義務」という条規は日本国憲法には存在しない。憲法とは権力者から主権者である国民を守るためにあるのだから、憲法を護る義務は権力者(天皇、政治家、公務員、裁判官等)にある。ただし、教育の義務、勤労の義務、納税の義務はある。
なぜ「平和憲法を護ることが国民の義務」と断定して言うことが出来るのか、それを証明して欲しい。「義務」とは通常“法の縛り”を意味するからだ。
ここにまりなちゃんと名乗る人物の憲法に対する無知が露呈している。
「平和憲法(=日本国憲法)は日本人によって作られた」ということは【本論】で反論、反駁する。いかにまりなちゃんと名乗る人物が愚かな間違いをしているかがわかるだろう。
〈内海聡氏の発言〉
まりなちゃんの他にも、政治家を目指す者(現時点で)として内海聡氏がいるが、同じように間違った見解(発言)を世の中に垂れ流している。
深田萌絵氏が司会を務めるYouTubeチャンネル『政経プラットフォーム』にて内海聡氏が以下のような発言をしている。
『政経プラットフォーム』より引用
(愛国=改憲は米ネオコンの都合!アメリカ押し付け憲法論をぶった切れ!内海聡氏)
内海聡氏の発言
そもそもの考え方はアメリカ押し付け憲法という考え方がベースにあって、無理矢理アメリカに押し付けられた憲法だから自分たちの憲法を作るとか戻すとかというところから考えているんだと思いますけど、そもそもアメリカ押し付け憲法っていうのは9割嘘みたいな。(中略)そもそも憲法研究会っていうやつがあって、日本人が中心になって草案を作ってGHQが見て「いいじゃん」てなって国会に戻されて、幣原喜重郎が9条の話だって入れ込んで出来たから、日本人が作ったもので、歴史書に載ってるレベルのことで、その辺の本があって(言葉が不鮮明)、日本の歴史の本とかに出てるレベルで陰謀論でもなんでもない。それをただアメリカが押し付けた憲法と言っていることは歴史的な認識もその時点でズレているみたいな・・・。
※太字および下線は執筆者(私)による。
※動画は話の途中で編集(一部を削除)されています。
※注:憲法研究会の代表は高野岩三郎。
「そもそもアメリカ押し付け憲法っていうのは9割嘘」
「憲法研究会っていうやつがあって、日本人が中心になって草案を作ってGHQが見て“いいじゃん”てなって国会に戻されて、幣原喜重郎が9条の話だって入れ込んで出来た」
「日本の歴史の本とかに出てるレベルで陰謀論でもなんでもない」
「日本人が作ったもので、歴史書に載ってるレベルのこと」
「アメリカが押し付けた憲法と言っていることは歴史的な認識もその時点でズレている」
残念ながら上記の内海氏の発言(認識)こそ、大きな間違いであり“嘘と呼べるもの”なのです。まりなちゃんと名乗る人物と同じく内海聡氏も“無知”を露呈させています。
問題はただの無知なのか、それとも隠れた意図があるのかということ。両名がそうだとは言わないが、通常、工作員は破壊する国家に入り込み、その国の仲間を装って隠れた破壊活動を行う。その中心は思想戦であり、情報戦である。つまり、間違った方向性を内部から植えつけることをもって破壊活動とすることが世界中で起きている。こうしたことを想定しない祖国防衛はあり得ない(ただし自民党が制定させようとしているスパイ防止法は悪法である)。
私はこの記事の【本論】において内海氏及びまりなちゃんの日本国憲法(の成り立ち)に対する間違いを指摘します。
先走って少しだけ言うとするならば、両名とも歴史的事実を知らず、歪曲した価値判断をもっており、結果的にGHQの思惑通りの価値観を抱いているという点において真の保守と呼べるかどうか非常に疑わしいレベルであると言っておく。
付け加えると内海氏はコロナワクチン接種に関する認識は私も賛成ですが、「陰謀に関する認識(イルミナティなどの秘密結社に関する認識)」と「憲法論」が非常に歪んでいると指摘しておきます。よって、もし内海聡氏が立候補する選挙区が私の住む場所であったとしても、私は内海聡氏には投票しません(私の住む場所は内海聡氏の選挙区ではない)。
私のこの記事を読めば、正しい「日本国憲法の真の姿」が理解できるでしょう。
憲法論争における注意点
《憲法論争における注意点とは?》
日本国の場合、憲法論(改憲護憲論争を含む)を論じるあるいは議論するにあたっては、注意しなければならない論点があります。
それが「理論上の問題」と「現実の問題」を区別して考える(判断する)ことです。
理論上の問題というのは新憲法誕生及び制定手続きに関する“正しい法規定”に関することと原則的な憲法に対する認識から見て考える「原則論」であり、現実問題とは2026年現在の時点という現状認識から憲法問題を考える「現実論」です。
日本における憲法論の難しい点が、「原則論」と「現実論」の“捻じれ”によるものなのです。
ですから、この“捻じれ”を正しく認識できないと正しい憲法論(改憲護憲論争)が出てこないのです。
この観点を憲法学者も評論家も誰も指摘していません。
この「捻じれ」があるからこそ日本国における憲法論(改憲護憲論争)はストレートに思考することが出来ないのです。
次記事以降の【本論】を読むにあたってこの「捻じれ」があるということを頭の隅において頂ければより深く理解できるでしょう。
衆議院選挙後のご意見番の見解
《衆議院選挙後のご意見番の見解》
【序編】の初版には「ゆうこく連合」を支持すると言ったが、その後得た情報で資金が統一教会から出ている疑惑がでたため、【修正版】を出した。
それが真実であるかどうかは、2月9日の時点では最終判断はつかない。
その情報の発信源である石濱哲信氏に注目するしかないだろう。
今さら言うなと言われるかもしれないが、実は「ゆうこく連合」には、私がディープステート研究者として“マークしていた2名”がいた。
“誰か”はここでは記さないが、その2名が“あちら側”の人間(こうした存在を「管理された敵」と呼ぶ)ではないかと“疑惑”を抱いていた。しかし私の推測間違いなのかと思い、支持することにした。
現時点では最終判断は出ないが、私の判断が間違っていた可能性もある。
これは今後の課題とするしかない。
2月8日に行われた衆議院選挙において、高市早苗氏率いる自民党及び維新の会(連立政権=与党)が圧倒的多数の議席を獲得し勝利した。
この選挙結果をもとにしてこの項を書き換える(改訂)ことにした。
私は今回の衆議院選挙での自民党圧勝は、神武以来「日本国史上最大の危機」と判断している。なので、高市早苗氏および自民党に対する現時点での思いを伝えたい。
一番のポイントは、与党で衆議院の2/3を確保したことで憲法改正に踏み出すことが可能となったことだ。
高市早苗氏は、統一教会問題、パーティー券裏帳簿記載、NHK党首討論に欠席したことなどSNS上で指定されていることに対して説明責任を果たさず、「国論を二分する議論」の中身を語らず、「逃げ」の選挙に徹底した。
大手メディアはこうした重大な問題を報じることなく、逆にスルーすることで国民に知らせることなく、国民の目を目隠しした。
これらのことは、民主主義、国民主権に反するものでしかない。
高市早苗氏は、単なる国会議員ではない。内閣総理大臣という責任ある立場にあるのだから平議員よりも何倍も説明責任がある。説明責任を果たさず総理大臣として国民のための政治ができると言うならば、傲慢にもほどがあると言っておく。
私は、高市早苗氏率いる自民党による「憲法改正」に大反対、絶対反対を表明する。
その理由は【自民党憲法改正案編】にて語る予定だが、一言で言えば、「国民主権」「民主主義」が破壊され、内閣が立法機関となり独裁政権が誕生し、それによって国民の自由と人権が奪われるからに他ならない。
その行く先は「戦争」であり、「移民による日本破壊」であり、「他国による占領」である。
こうしたことを夢にも思わない“国民の衆愚さ”にはあきれ果てている。
だが、それこそがディープステート(闇の世界権力)が民主主義をコントロールしている「見えない力」によるものだから気づきようがない。
真実は“目くらまし”されていることを気づかない者は、自らの歩みで谷底へ落ちるしかないのだ。私は今回の選挙における選挙参謀は「タヴィストック」だと見ている(私的見解)。
それがディープステートを研究している者の見解である。
高市早苗氏に2つほど申し上げて、【改訂版】とする
「真実を明らかにしない者に正義はない」
「絶対的権力は絶対的に腐敗する」
序編の最後に
《序編の最後に》
ここに“保守の憲法論”の「最終結論」を提示すると同時に日本国内に蔓延する「洗脳を解くための解毒剤」をお届けする。
天才スティーブン・ナイトにあやかってタイトルを「“保守の憲法論”最終結論」とつけました。
憲法学者も政治家も評論家も誰も言わない憲法論(主に結論について)がここにあります。
長いシリーズ記事になりますが、どうぞお読みください。
なお、前記事同様シリーズ記事となっているため、「編立て」とし、一つの「編」が書きあがったら記事としてアップします。
この記事で示す最終結論とは、日本国憲法が「押し付け」であるかどうかの最終結論であり、現状分析による「改憲護憲論争」への最終結論に他なりません。
予定されている【編】は以下の通り。
序論
【序編】
本論
【日本国憲法日本製編】
【WGIP編】
【検閲編】
【東京裁判史観編】
【大東亜戦争の歴史的背景編】
【密室の九日間編(日本国憲法の源泉編)】
【日本国憲法の正体編】
【国際法編】
【自民党憲法改正案編】
結論
【最終結論編】
上記の【編】の内容がすべて合わさらないと正しい憲法論とはならないことを先に伝える。
なお、予定が変更されるかもしれません。ご了承ください。
【日本国憲法日本製編】につづく
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!

