『暴力を笑いに変えるテレビ番組は根絶されるべき! ~テレビ画面の中の暴力は暴力と呼ばないのか??~』

はじめに!

またまた問題児のフジテレビがやらかしたそうじゃね~か!!
アチキはMay J.ファンでありんす!
よって、ここに抗議の記事をアップする!!

フジテレビ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』でMay J.が暴行される!

《May J.が猿にドロップキックされる》

フジテレビ系の番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(2月27日放送)で、歌手のMay J.に仕掛けたドッキリにファンや視聴者からクレーム(苦情)がつけられた。

2月27日放送の企画で狙われたのは歌手のMay J.。
仕掛けられたのは「猿ドン」と呼ばれるドッキリ。
May J.がレコーディングスタジオに呼び出され、代表曲の『Let It Go~ありのままで~』を熱唱していると、サビ終盤の最も盛り上がる箇所で背後の隠し扉から猿が忍び寄り“ドロップキック”するというもの。
アチキはこの番組を普段視聴しないが、この番組の恒例の企画だそうだ。

猿にドロップキックされたMay J.は、よろめき「あぁ~!」と悲鳴をあげた。
蹴られた勢いでマイクのポップガードに激突した

May J.は、ネタばらしされると、「一生懸命、子どもたちのために歌おうと思って。めっちゃ心込めて歌ってたのに!」と抗議し、「トラウマになりそう」とショックの様子だった。

この企画(番組)に対してファンや世間から「危険」「笑えない」などのクレーム(苦情)があがった。

「まいじつ」の記事の主張に抗議する!

この件を記事にした「まいじつ」の最後で、見過ごせない文章があった。
「まいじつ」の記事では、以下のように締めくくった。

「あまり体を張ったバラエティーには出ない歌手のため、ファンはドッキリへの耐性がなかったのかもしれない」

はっ???

おい、おい、おい!
あんまり、コンコンチキなことを言うんじゃね~よ!

歌手がバラエティー番組に出る義理はね~んじゃね~のか?
なんで歌手が「体を張って」笑いを取る必要があるのか?

歌手ってのはな、歌ってなんぼだ!
歌手はお笑い芸人じゃね~んだよ!

なんだ、今どきの歌手は芸人と同じように騙されてリアクション取らなきゃならないってか?

「ファン(May J.の)はドッキリへの耐性がなかったのかもしれない」??
それはファンへの侮辱じゃね~のか?
問題をすり替えるのも大概にしね~か!!

こうした内容の考え(主張)には、非常に危険なものであることを世間の人は知るべきである。
なにが危険か?

フジテレビ『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』の企画は世間に悪い影響を及ぼす!

《テレビ番組ならなんでも許されるのか?》

まず、初めに言っておかなければならないことがある。

それは、「テレビ番組(企画)ならば、なにをしてもいいのか?」ということだ。

当然ながら、なんらかの“線引き”がなければならないだろう。

それは?

「法律に触れることはしない」
「倫理に反することはしない」
「暴力行為はしない」
「ハラスメントなどはしない」

であろう。

だが、実際は倫理に触れる番組は腐るほどある。
今回の「猿がドロップキック」は、世間一般の世界でもし起こったら「暴行事件」ですよ。
それが、テレビカメラが入ると「笑い」になるのですか?

テレビ局は、世間で起こる様々な事件等を報道したりワイドショーで取り上げて加害者を糾弾するくせに、自身が制作した番組では「暴行事件」を起こしても問題にならない?
おかしなことでありんすね!

これは、視聴者の方も長年そうしたことを観てきているし、ある意味での「それが当たり前的な文化」があるのだろう。
だが、冷静に考えると、もし、同じことが街中で起こったら、テレビカメラが入っていなかったら、「ただの猿を使った暴行事件」ですよ。

要するに、テレビ番組だから猿がドロップキックして暴力をすることを許されるというのは“おかしい”、ということだ。

たとえ事務所が企画の内容を承諾していようが、暴力は暴力でしかない。
それを笑いに変える文化とはなにか?

《暴力を笑いに変えることの危険性》

では、小学生や中学生が弱い子に対して“プロレスごっこ”してもそれをイジメと言わず“遊び”というのか?
やられた方が辛くても、痛くても、本人の意思に反していてもイジメ(暴行)ではないのか?
プロレスごっこをしてドロップキックされても笑ってすますべきなのか?
ケガをしなければドロップキックをしてもいいのか?
「葬式ごっこ」をしても周りのクラスメートは笑わなければいけないのか?

そうした影響がまったくないと言い切れるのか?
そうした影響をまったく考慮しないのか?

「猿がドロップキックするドッキリ」も「子どものプロレスごっこ(弱いものに対する)」も、どちらもイジメと呼ぶにふさわしいもので、同質のものである。
違う点は、テレビ番組は一度きりで執拗に同じことを継続しないだけ。
つまり、単発の暴力なだけ。
あとはギャラが入ること。

そうした違いはあるが、やっていることは「イジメと同じこと」でしかない。
普通に考えれば「暴行事件」でしかない。

こうした番組が世間に平気で放送されるならば、子どもたちがプロレスごっこという名目で弱い子をイジメてもテレビ局の人間はそれを報道する資格も非難する資格もないはずだと思うが、いかがか?

《騙すことをおもしろおかしく放送することの危険性》

「ドッキリ番組」は昭和の頃からあるが、よくよく考えて見ると“酷いもの”である。
なにが酷いかというと「人を騙す」ということは「人の道に反すること」であり「本来タブー」なのだ。
そのタブーを破ることで視聴者の関心を強く引き付けることを目的としている。
なぜなら、テレビ画面の外では「他人を騙す」ことは罪とされるからだ。

「猿によるドロップキック」は単なる「暴行」でしかない。
また、「人を騙す」ということは、「嘘を奨励する」ことにつながり、嘘を平気でつく人間は悪事や犯罪をする可能性が高くなる。

要するに、テレビ画面の中だから「暴力」も「騙し」も許される、という間違った価値観がテレビ局と一部の視聴者にあるのだ。

このような番組は「イジメの増長につながる」あるいは「イジメを暗に肯定している」というイメージを与えてしまう。
テレビ局の言い分は、「遊びですよ」「本気ではないですよ」と言うだろうが、イジメを行なっている人間が同じことを言っても「あぁ、そうですか」と納得するのか?
ということだ。

アチキが今回主張していることに「いちいち目くじらたてることではない」と考える人もいるだろう。
だが、だったら「どこまで許されるのか?」「どこまでが暴力事件でどこまでが暴力事件ではないのかという線引きはどこなのか?」ということに明確に答えられるのか?
聞いてみたいものだ。

テレビ画面の中だろうが、テレビカメラがないところだろうが、「暴力は暴力」でしかない

《ネット上の誹謗中傷と同じ構造を持つものである》

この論理と同じ構造の問題がある。
それは「ネット上の誹謗中傷問題」だ。

通常の生活では、面と向かって誹謗中傷する人はめったにいないだろう。
しかし、なぜかネット上(SNSなど)になると、とたんに誹謗中傷が巻き起こる。

なぜか?

そこにあるものは「通常の空間ではない」「ネットだから」という認識だ。
だが、ネットだろうと日常生活だろうと、他人を貶す、脅す、誹謗することは悪いことに間違いない。
では、日常生活で暴力をされることがテレビ画面の中だと許される風潮があるのはなぜか?

ネット上の誹謗中傷を無くすためにはこのような番組、テレビ局がある限り、ネット上での誹謗中傷がなくなることはないだろう。

人を幸せにするのが笑いの本質!

《戦争を否定したチャップリン》

暴力の極致は「戦争」である。
喜劇王と呼ばれたチャップリンの作品には、暴力を肯定するような内容はない。
それどころか戦争に抗議するため、ヒトラーを批判するために、あえて笑いの場面を削ってでも平和を訴えた。

チャップリンはこう言っている。

「思いやりがなければ、残るのは暴力だけである」と。

チャップリンは作品を制作する際に「大笑いして少し泣く」または「大泣きして少し笑う」ことを心得て作品を手掛けた。
チャップリンは、一見悲劇の主人公を描いているように見せながら、そこに人間の人生における奥深い人生の素晴らしさを描いている。

チャップリンが現代に存在していたら、きっとこう言うだろう。

「頭をポンポン叩いて笑いを取る、人を詐欺のように騙して笑いを取る、そんなものは笑いでない」と。

世間の人たちは、テレビ局に騙されている!

もういい加減に、「日常の生活でダメなものはテレビ番組でもダメ」と認識する時代が来たのではないか?
世間の人たちは、テレビ局のなんでもありの番組制作にNOを突きつける必要があるんじゃね~か!

特にフジテレビには「面白ければなんでもあり」の風潮、体質が強くある

そうした番組を視聴者が許してきた結果が、木村花さんの「死」なのではないか。

本来「芸」とは、簡単なものではないはず。
簡単に笑いを取ろうとする芸人は腕がなく、簡単に視聴率を取ろうとするテレビ局には倫理がない。
それを正すのは視聴者しかいない。

若者のテレビ離れをなんとかしようと、テレビ番組をいくら過激にしても、捏造をしても、自身で情報を探す若者たちは騙されなくなっているし、そうしたテレビ局から増々離れていくだろう。

日常生活で「暴力」と捉える出来事ならテレビ画面の中でも「暴力」である

テレビ局の“洗脳”に「NO」を突きつける人が増えることを望む!

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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