『冤罪をつくり出す偽の正義に裁きを入れる1(痴漢冤罪)』

アチキはね~怒ってるんでありんす!

アチキはねっ、「0.1%の奇跡逆転無罪ミステリー」というテレビを見たんでありんすっ!
そして、驚くと同時にむかっ腹を立ててるんですよ。
(注:「むかっ腹」とは、ムカつくに近い腹の立て方をいう)
ちょいと長い話しになるんで、数回に分けて話をさせてもらうぜ。

ま~ひどい話しなんで、もし番組を観ていなかったら、アチキの記事で知ってください。
あんたたちを取り巻く世の中で、もしかしたらあんたたちも巻き込まれてしまうかもしれねぇっていう恐ろしい話しをねっ。
絶対にあってはいけないのに、起こり続けるのが冤罪なんでありんす。

【痴漢にされたS氏の冤罪被害】

ある大学教授(S氏)が婚約者と旅(旅行)に出たんだってよ。
そんとき飯場(レストラン)で牡蠣を食おうとしようとしたらよっ、そこに岡っ引き(警官)がやってきて連行しようとしたそうだ。
その人は憲法学者で任意の取り調べには応じないって主張したそうだ。
それで身柄を拘束しようとした岡っ引き(警官)にこう言ったそうだ。
「令状がないのに身柄を拘束するのは、憲法第33条違反だっ!」ってね。

憲法第33条:「何人も、現行犯として逮捕される場合を除いては、権限を有する司法官憲が発し、且つ理由となっている犯罪を明示する令状によらなければ、逮捕されない」)

そしたらよっ~、岡っ引き(警官)はいきなり手錠をかけてS氏を連行してしまったっていうじゃないの。
S氏とすれば、いきなり逮捕されて跳び上がらんばかりに驚いたことだろうよ。
実はよっ、その30分前に飯場(レストラン)を探して道を探していた時に向こうから女子高生ってのが数人歩いてきたんだとさ。
S氏はただ女子高生の群れを通り抜けただけなのに、痴漢の犯人にされてしまったっ、てなわけよ。

つまりだな、その女子高生ってのが、岡っ引き(警官)に訴えたんだな。
それで岡っ引き(警官)は、女子高生の言葉を鵜呑みにしてS氏を逮捕しようとしたてぇことだ。

S氏は、無実を訴えたが岡っ引き(警官)は完全に女子高生の証言だけを信じてS氏を罪人(犯人)扱いしたそうじゃね~か。
S氏は断固否定したそうだ。
そりゃそうだな!

おまけにS氏は有名人だったから瓦版(新聞)やテレビっつうメディアで報道されてしまったっつうじゃねーか。
やってらんね~よな。

そしたらよ~、牢屋(留置所)に入れられて3日目に釈放されたんだってよ。
実はよっ、婚約者っつうのが無実を訴える文(文書)を作成して裁判官に訴えたらしいよ。
そしたらよっ、再捜査ってな感じで、検察官が被害者である女子高生を呼んで状況を確認したんだと。
そしたら、証言が、か~な~りいい加減だったんだってよ。
そんでS氏は無罪になったっつうわけよ。

【世直しご意見番からの提言】

こんなひで~ことが、まかり通っているっつうことにアチキは怒ってるんだよ。
まず、痴漢事件において被害者の訴えだけを鵜呑みにしていきなり逮捕するのはどうかと思うぜ。
つまり、まともに捜査もしてないのにS氏を犯人扱いしてるんだな。
そこが大問題だな!

痴漢事件に関しては、証言だけで逮捕・起訴されるっつうのも冤罪を生む原因だぜ!
痴漢被害において被害者の証言だけを鵜呑みにせず、痴漢被害の状況などをきちんと取り調べする必要がある。
そこで被害者に曖昧な供述がないか、加害者を確実に目撃しているのか、加害者と確実に証明できる証拠等があるのか。


いきなり逮捕は避けるべきだな。
そうしたことを取調べる必要がある。
逮捕ではなくて、任意の同行しか出来ないはずだ。
憲法は法律の上位概念であるのだから、憲法第33条にあるように令状なしの逮捕は違法となる。
“任意”であるべきなのに、強制的に連行するのは違法行為であると同時に権力の乱用だ!

ただ、加害者として疑われた人が逃走してしまうと、事件の解決が困難になるからよっ、氏名・住所・連絡先は最低限聞いとかないとだめだな。
(任意の取り調べを拒否された場合)

それからよっ!
被害にあった人はかわいそうだと思うけど、自分が罪もない人を犯罪者とする危険があることをよ~く肝に銘じて岡っ引き(警官)に行かなくちゃだめだよ。
確たる証拠や絶対に間違いのない目撃がなく推測だけであるならば、「推測だ」とはっきり岡っ引き(警官)にいわね~とダメだな。

〈アチキが言いたいポイント〉

「痴漢事件において被害者の証言だけを信用して先入観で犯人と決めつけて逮捕するべからず! 取り調べや捜査をきちんと行った後に逮捕すべし!」

「痴漢にあった被害者は、思い込みや先入観で犯人と訴えると、無実の人を犯罪者としてその人の人生を台無しにしてしまうという犯罪と呼んでもいい罪を犯してしまうことを肝に命じて訴えるべし! 決して嘘やいい加減な証言をすることなかれ!」

【世直しご意見番怒りの“一喝“

痴漢被害者の証言だけを完全に信じて、加害者と見なされた人の言い分を完全無視するのは正義じゃね~ぞ!
だいいち公平なお裁きとはよべね~な。

岡っ引き(警官)の連中の腹の中には、自分たちは権力者で自分たちには間違いがないという傲慢さが潜んでいるってことだ!
もちろんよ、真面目な岡っ引き(警官)もいるだろうよ。

でもなっ、たとえ悪意がなくても無実の人を犯罪者にするのは、犯罪じゃね~のか?
正義の味方の岡っ引き(警官)が犯罪をおかしちゃ~いけね~ぜ!
そこんとこ、認識が甘すぎると思わね~かい!

もう一度言うぞ。
冤罪をつくり出したらそれは無実の人の人生を台無しにする犯罪だ!
あってはならね~。
ましてや市民・国民の生命と財産を守る岡っ引き(警官)が犯罪をつくり出しちゃ~いけね~よ!
冤罪の怖さを岡っ引き(警官)と検察官の奴さんがたは考えなくちゃなんね~ぞ!
権力というものは己惚れを生み出すことが多いんだってぇことを覚えておきなよ!
傲慢や己惚れは煩悩だよ。
煩悩は人間を不幸にするってぇことだ。

人権は被害者にも加害者と見なされる側にも平等にある。
逮捕や捜査は思い込みでするべからず!!
無実の人を守り、被害者を救済するのが正しい正義じゃね~のか!!

紹介記事
『冤罪は許されるのか?(痴漢)』

お読みいただき、ありがとうござんした!


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