はじめに
あるとき、とあるテレビ番組を観ていたところ、政府(広報)のCMが流れました。
アチキは、その政府広報のCMに憤慨したので、今回記事にすることにしました。
憤慨どころか、何も違和感を持たない人も多いでしょう。
しかし、目覚めている人、真実を追い求めている人は「憤慨」するでしょう。
アチキ自身が体験したことですが、「善人の仮面を被った詭弁師」という者がいます。
人道的に否定できない大義をかかげているが、実は騙している。
正義の味方を気取っているが、実は自分の名誉のためにやっている。
そうした人間を身近で見てきました。
善の仮面に騙されてはいけません。
仮面の奥の内面に何が隠れているのかを見破らなければなりません。
仮面をつけているのは個人における詭弁師だけではありません。
国家(政府)こそが国民を騙す大きな仮面を被っているのです。
この政府広報には2つの目的があります。
その目的は騙しであり姑息なものであると言っておきます。
『政府からのお知らせ』とは?
《政府(自公連立政権)からのお知らせ》
テレビCMで流れた政府広報は以下の通り。
『政府からのお知らせ』(政府広報)
タイトル:「新型コロナ感染症 この春の感染拡大防止のために」
文面(内容)は以下の通り。
総論
「この春の感染拡大防止のために、引き続き警戒が必要です」
具体論
「感染拡大を防ぐために」
マスクなし、パーティションなしで正面方向に大声で会話
(説明画像が入ります)
(補足説明:上記の文面は画像を見て簡潔するようになっています。つまり、マスクなし、パーティションなしで会話すると感染するぞ、という注意喚起です)
主な感染経路は、飛沫やエアロゾルの吸入、接触感染で、これまでと変わりありません。
若い方を含め、3回目のワクチンを接種した上で、感染リスクが高い行動は控え、基本的な対策の徹底を
①手洗いの徹底
②すき間なくマスク着用
③人との距離を保つ
④こまめな換気
(番号は、ご意見番が分りやすくするために表示しました)
できるだけ早めのワクチン接種もお願いします。
予約に空きがあれば、2回目接種日の6か月後から接種可能です。
少しでも体調が悪いと感じたら、外出を控えて受診・検査を
【内閣官房 コロナ】 検索
政府広報(新型コロナ感染症対策)にもの申す!
《政府のCMは国民の洗脳(コントロール)が目的》
このCM(政府広報)の目的は、「政府がおこなってきた感染症対策の間違いの隠蔽」と「ワクチン接種の促し」です。
政府は大きな偽りの仮面を被って国民を洗脳しています。
それを解説します。
《政府広報の意図とは?》
文章に限りませんが、肝心なところは「冒頭(最初)」と「締め括り(最後)」に表れます。
では解体して見てみましょう。
冒頭には、
「感染拡大を防ぐために」
マスクなし、パーティションなしで正面方向に大声で会話
とあります。
そして締め括り(最後)には、
できるだけ早めのワクチン接種もお願いします。
予約に空きがあれば、2回目接種日の6か月後から接種可能です。
となっています。
要するに、感染拡大を防ぐには「ワクチン接種だ!」と言っているのです。
感染拡大の防止の注意喚起という仮面を被った「ワクチン接種のススメ(促し)」なのです。
こうした欺瞞に満ちた広報は、まさに「詭弁」です。
では、具体的にどこが詭弁なのか見ていきます。
《騙しの重要論点》
この政府広報がこの時期になぜ流れたのでしょうか?
そこが一番のミソです。
主な感染経路は、飛沫やエアロゾルの吸入、接触感染で、これまでと変わりありません。
これが今回の政府広報の最も重要な部分です。
この隠蔽文をさらりと載せ、さらにワクチン接種を促すのがこのCMの目的なのです。
重要な部分は、「これまでと変わりありません」という部分です。
これは詐欺師的な誤魔化しです。
政府が説明してきたCOVID-19の主な感染経路は「飛沫感染」と「接触感染」でした。
長らく「エアロゾル感染」を正しく認めていませんでした。
そもそも「飛沫感染」「エアロゾル感染」「接触感染」という3つの感染経路が同列に並ぶこと自体がおかしなことなのです。
ポイントは、「エアロゾル感染」があるかないか、または「エアロゾル感染」の比重がどれだけあるかです。
飛沫とエアロゾルは近い関係にありますが、接触感染は主に物を通しての感染ということです。
以前にも言いましたが、ウイルスは細菌とは違い、物質に付着しても長い時間生存することはできません。
ウイルス(SARS-Cov-2)が存在するのは感染者が出す飛沫及び呼気(エアロゾル)の中です。
ですから物質からの接触感染というのはほぼ起こり得ないというのが本当のところです。
政府は3つの感染経路を述べていますが、原理のことなる感染経路のうち‟より主な感染経路“はどれなのか、ということを国民に伝えていません。
この3つの感染経路は並列して並び立つものではありません。
最も危険なのが飛沫で、一番怖くなおかつ一番警戒しなければならないのがエアロゾルです。飛沫は距離を取る、またはマスクを着用することでほとんど防ぐことができます。
しかし、多くの国民がマスクを着用している=飛沫を飛ばしていないのに感染がずっと続いているというのが現実です。
そうしたことを語らない政府は国民の目を欺いていると言えます。
ですから「これまでと変わりありません」というのは政府の「嘘」なのです。
2022年3月28日にようやく国立感染症研究所が正式にエアロゾル感染を認めたのです。
明らかにCOVID-19の感染経路に関する認識は変化しているのです。
(真実を当初から探っていた方は早い段階で知っていた事実です)
要するに、政府はいままで「エアロゾル感染」という感染経路を重視してこなかった、もっとはっきりというとエアロゾル感染を否定してきたことを隠蔽すると同時に政府が間違った感染対策をしてきたのではない、と誤魔化そうとしているのです。
それは具体的な感染対策に表れています。
〈ほとんど意味のない感染対策とは?〉
政府が示唆した4つの対策を見てみましょう。
「手洗いの徹底」➡これは「接触感染」の対策です。
「すき間なくマスク着用」➡これは「飛沫感染」及び「エアロゾル感染」の対策です。
「人との距離を保つ」➡これは「飛沫感染」の対策です。
「こまめな換気」➡これはほぼ「エアロゾル感染」の対策です。
あくまでもいままでご意見番が学んできた見識によると、と前置きしますが、「人との距離を保つ」「こまめな換気」の2つは大切です。
しかし、「手洗いの徹底」はCOVID-19に関しては‟それほど”意味がなく、「すき間なくマスク着用」は‟まったく”意味がありません。
ここで読者の方に質問します。
日本では全国的にマスク着用(多くの方が)をしています。
では、マスク着用していた人はCOVID-19にかかっていませんか?
さらに、これほど国民的にマスク着用をしている国で感染が続いている理由はなんですか?
「マスクはワクチンと同じくらい感染防止効果がある」などとの言った専門家もいました。
多くの国民がマスクをしているのに感染が拡大する? 感染が止まらない?
なぜでしょうか?
この話はワクチン接種とは違って「変異種」の問題は絡みません。
つまり、ウイルスが変異するから感染防止にならず感染が続いているとはならない、ということです。
マスクの隙間をいくら無くそうと思っても限界があります。
無理です。
そもそも完全にすき間を無くすことは不可能です。
仮にマスクの装着面のすき間を完全に無くせたとしてもエアロゾル感染は防げません。
なぜなら、不織布マスク等のマスクの網目はSARS-Cov-2(ウイルス)より大きいからです。
マスクの網目をSARS-Cov-2(ウイルス)は簡単にすり抜けてしまうからです。
これを未だに信じない人がいますが、簡単に実証実験できるのでやって見てください。
タバコ、料理、香水などの匂いをマスク着用した状態で嗅ぐことが出来るかどうか試してみてください。
マスクにエアロゾル感染を防ぐ効果があると信じている方はぜひ試してみてください!
実は、日常的にアチキはこうした検証を何度も体験しています。
それはマスクをした状態でタバコの煙(匂い)を感じているからです。
(アチキはタバコを吸わないので、タバコの匂いがよくわかるのです)
同じようにマスクをしていても料理等の匂いを嗅ぐことは出来ます。
それは匂いの微粒子がマスクの網目またはわずかな隙間を通って来ているということです。
匂いの微粒子を嗅ぐことができるのに、それよりもはるかに小さなウイルス(SARS-Cov-2)を吸入できなくなると思うほうが非科学的です。
これだけ大勢の国民が長い期間マスク着用をして社会生活を送っていながらCOVID-19の感染が止まらない理由の一つはCOVID-19が空気感染(=エアロゾル感染)だからです。
しかも、政府が間違った感染経路とそれに基づくズレた感染対策を国民に推奨しているからです。
これに多くの国民に気づかれたくないのです。
正直に言うと、エアロゾル感染という性質の感染症は防ぐことが非常に困難です。
なぜなら人間は空気を吸わないと死んでしまうからです。
エアロゾル感染が最たる感染経路なのです。
そうなると、重要なことは「人との距離を保つ」「こまめな換気」の2つです。
しかし、その感染対策である換気を妨害するのがパーティションです。
パーティションは飛沫防止にはなりますが、空気中を漂うエアロゾルを室外に流す妨害となります。
要するに、政府の感染対策は矛盾が含まれているのです。
その矛盾は感染経路を特定の間違いから来ているものです。
付け加えて言います。
「すき間なくマスク着用」は無理です。
マスクの隙間を完全に無くすことは不可能です。
ですから、「マスク着用」は、飛沫感染防止(クシャミや咳)を考えたい人だけやればいいことです。
会話しないならばマスクは必要ありません。
マスクを着用してもエアロゾル感染を防げません。
「手洗い」はCOVID-19に限らず、あらゆる病気や衛生面で必要なことです。
今さら言うことではありません。
重要なことはCOVID-19の‟真の感染経路“の対策です。
《もう一つの仮面》
若い方を含め、3回目のワクチンを接種した上で、感染リスクが高い行動は控え、基本的な対策の徹底を
なぜ、わざわざ「若い方」という表現を入れたのでしょうか?
短いCMに不必要な文面は入りません。
CMに使われた文面(説明図を含む)はすべて意味があって使用されています。
「若い方を含め、3回目のワクチン」とあるように、この政府広報は、「感染拡大の注意喚起という仮面」を被った騙しなのです。
本当は、若年者とまだ3回目接種をしていない人へのワクチン接種の‟促し(うながし)“なのです。
《無反省の政府とは、「無責任の政府」》
いまもってマスク着用が感染対策になると偽って憚らないのはなぜでしょうか?
マスク着用はCOVID-19の感染対策には何の効果もない、と政府が言ってしまえば、その帰結として、「では、2020年のアベノマスクは無駄だったじゃないか」となるからです。
つまり、「政府は国民の血税を使って無駄な(無意味な)感染対策をしていたのか」という国民の怒りの声を封じようとしているのです。
個人でも同じですが、自分が言ったこと、やったことの責任を取らないのは無責任です。
自らの間違いを反省し改めてこそ責任を取ったと言えます。
つまり、自らの過ちを認めない者、自らの間違いを訂正しない者は無反省であり、無反省であるということは無責任ということなのです。
個人においてはよくあることですが、政府がやっていいことではないのです。
では、なぜ政府は過ちを認めないのか?
その答えは簡単です。
「有権者(国民)から見放されるから」です。
つまり、選挙で落ちる、政権が維持できなくなる、そうした自己中心的な理由から過ちを認めないのです。
過ちを認めない者(政府)が信頼を勝ち取ることはできません。
政府や行政は嘘をつかない、政府は国民を騙さない、などという盲信は捨てた方がいいでしょう!
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!