『テラスハウス出演中だった女子プロレスラー木村花さん死去。 ~これはネットを利用した殺人と呼ぶにふさわしい~』

【テラスハウスに出演中だった女子プロレスラーの木村花さんになにがあったのか?】

〈女子プロレスラー木村花さん死去〉

フジテレビで放送していた恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演中の女子プロレスラーの木村花さんが5月23日死去されました。
いまのところ死因は不明ですが、「自殺」と見られているようです。
(あくまでも可能性)
22歳という年齢はあまりにも若すぎる。

謹んで木村花さんのご冥福をお祈り申し上げます

〈木村花さんになにがあったのか?〉

木村花さんは、本業の傍ら、2019年9月から恋愛リアリティー番組の「テラスハウス」に出演していた。

いま世間が騒いでいるのは、木村花さんの死因が自殺であり、その原因がテラスハウスに出演していた木村花さんの言動に対して、ネット上で誹謗中傷が起こったことではないかということだ。

花さんへの誹謗中傷は母親の響子さんのアカウントにまで波及し、花さんへの誹謗中傷は1日に100件までになっていたという。
これでは精神を病みますよ。

木村花さんはなぜネットで誹謗中傷されてしまったのか?

その原因は?
大きな理由が「コスチューム事件(3月)」であると思われる。
コスチューム事件とは、木村花さんの大切な試合用のコスチュームを男性出演者の快さんが間違って洗濯してしまい、それに対して花さんが激怒したこと。
そのときに怒った花さんが快さんのかぶっていた帽子をはね飛ばすなどをした。
快さんは謝罪し、コスチュームを弁償すると言った。

コスチューム事件の以前から木村花さんが誹謗中傷される要因があったようだ。
今年1月配信の第31回で、木村花さんは交際を断られた相手の陰口を叩いたことでアンチが増えたようだ。
その土台の上にコスチューム事件が起きたことにより、誹謗中傷が過熱したようだ。

この一連の出来事に対して、ご意見番がもの申す。
(注:ご意見番はテラスハウスを視聴していませんので、詳しい番組内容はわかりません)

アチキは、正しきことを善とし、間違った行いを悪とする公平な立場で物事を見ることにしているでありんす。
特別、木村花さんのファンでも一方的に肩を持つものでもありんせん。
ご了承ください。

■木村花さんに過失はあるか?

「交際を断られた相手に陰口を叩いたこと」
これは確かに品性がない、と言える。
他人の悪口を言う、しかも、それが放送される。
とするならばその悪口を多くの視聴者が聴く。
木村花さんとしては自分の立場を理解して欲しいという気持ちがあったのでしょう。
でも、それが放送される番組であるがゆえに快さんへの悪口を多くの人に聞かせてしまうという過ちとなってしまったということは事実としてある。

ですが、こういうことは当たり前に世の中であることではないですか?
番組であるという特殊事情はありますが、誰しも異性に振られたら、相手への気持ち(愛情)を吹っ切るために悪口の一つや二つ言いますよ。
それが人間です。

アチキはそれに対して不必要に、執拗に、木村花さんを非難するなら、その人たちに聞きたい?
「あなたは他人の悪口を一度も言ったことがないのですか?」と。

イエスキリストは言った、「あなた方の中で一度も悪いことをしたことの無い人だけが他人を責めることができる」と。
つまり、過ちを犯さずに生きていく人などめったにいないのだから、つまらないことで他人を責めるな、といったのです。

他人を責める前に自分のことを振り返ってみなさい。
あなたは他人を責めることができる人間なのか? と問うたのです。

問題は「コスチューム事件」でしょうね。
この問題は、女子プロレスラーの木村花さんにとって試合用のコスチュームはとても大切なものだということです。
プロレスラーにとって試合用のコスチュームは神聖で欠かすことの出来ないものなのです。
花さんにとっては世界でたった一つの大切なものを台無しにされたら、帽子くらいはね飛ばしますよ。

それと誰も言っていないことをアチキが言っておきます。
重要な論点です。

「帽子をはね飛ばした」
花さんはプロレスラーですよ。
もちろんカメラが回っていますから、当然めったなことは出来ませんが、プロレスラーが本気で怒ったら快さんはどうなりますか?

つまり、花さんは格闘技の素人である快さんにあきらかに手加減しているのです。
肉体を傷つけないように怒っているのです。
これは暴力を肯定しているのでもなく、ただ、分析しているのです。

要するに花さんには自分の持っている腕力(技)が凶器になることを知っているので、それが働かないような怒り方をした。そこに怒ってはいるが、理性である程度制御している、ということです。

テレビのコメンテーターの誰ひとりそのことを指摘しませんが、武道や格闘技の経験がある人からコメントをもらえば、よくわかると思いますよ。

職業はいろいろ、趣味もいろいろですが、誰しも大切にしているものがあるはずです。
それが他人から見れば何の価値もないように見えたとしても、当人とすれば大切な宝物ということがあります。

当人にとってとても大切なものを台無しにされて怒らない人がいたら名乗り出てください

それはすでに「悟りをひらいている人」か「神経の切れている人」のどちらかでしょう。

謝罪すればいい。
弁償すればいい。
そういうことではないんです!

思い出とか、思い入れとか、当人にとっては大切にする理由があるのです。
そしてそれは当人にしかわからないものなのです。

物の弁償とか、謝罪の言葉というのは極端な言い方をすると「形式」です。
でも大切なものを奪われた人からすると「そういうことじゃないんだ」という気持ちになるのです。

要するに、快さんが花さんのコスチュームに対する気持ちを理解したうえで謝罪していなければ、花さんが納得する謝罪とはならないのです。
そこが問題です。

ただ、花さんには申し訳ないですが、花さんにも過失があります。
大事なコスチュームを共同の洗濯場に出してしまったということです。
万が一のことを考えて、他のメンバーに説明しておくなどの配慮が足りなかった点は否めません。

ただ、それが誹謗中傷を続けられる理由とはならないということは、はっきりとさせたい。
それを批判出来るのは快さん一人です。
関係ない他人が言うことではない
その資格はない。

自殺なのか?
そうだとしたら誹謗中傷されたことと関係があるのか?
ということは現時点では完全には不明な点があるが、一つどうしても言っておかなければならないことがある。

それは「ネット上の誹謗中傷」についてだ。

【許されるネット批判と許されないネット批判】

色々な人たちが意見を述べているようですが、「ネット上での批判」について議論がさまざまに分かれています。

よって、ここに「許される批判」と「許されない批判」の指針をここに示したいと思います。

〈論争と悪口の違い〉

ネット上には批判、悪口、嘘、そして誹謗中傷が氾濫しています。
「言論の自由」があるのだからなんだって言っていい、そう誤解している人が、ど~もいるようです。

まずはっきりさせておかなければいけないことは、「ネットだから許される」ということはありません。

ネットだろうと、対面だろうと「ダメなものはダメ」「悪いものは悪い」のです。
嘘や悪口はネットだろうと対面だろうと「悪」です。

もし、誰かの発言の過ち、行動の過ちを指摘、批判したいのなら、論争をしなさい!

論争とは、根拠となる理由を示し、善と悪の違いを示し、相手を説得させるものです。
自分の言論に対して責任を取るものです。

自分の発言(悪口、誹謗中傷)に責任を取らないもの、理性的、知性的な論理を持たないものは、「客観性を持たない単なる一個人の主観的なものの見方からくる言葉の暴力」でしかありません。

もし、花さんの間違いを指摘したいなら善とはなにか? 悪とは何かを提示しなさい。
それがないものは言論の自由ではなく、無責任な言葉の暴力でしかない!

文句があるなら、堂々と論戦しろ!
それが出来ずに「顔をださない」「名前をださない」「裏アカウントを使う」などで、コソコソとお日様にあたらないように陰に隠れて他人を批判することこそ「悪」であると言っておく。

言論の自由には、「発言の倫理・論理性」と「責任」がともなう。

ということでありんす。
お間違いないように!

〈私人と公人の違い〉

Twitterなどで批判は溢れかえっていますが、非常に気になることは、ネットだと簡単に意見を発信できるがゆえの間違いが起こっている気がすることです。

その間違いの一つが「私人と公人の区別」である。
総理や国会議員、または官僚などを批判することと、一般人を批判することはまったくその性質が違うということを理解していない人が多い。

ほぼ無条件で批判が許されるのは「公人」に対してである。

公人とは、選挙で選ばれた議員、主権者である国民に奉仕する立場である官僚(地方公務員を含む)、警察官、検察官、裁判官などである。
社会に大きな影響力を持つ経営者などがその次に準ずる。

しかし、テレビなどに出演する芸能人や有名人は「公人」ではない

俳優、歌手、タレントというのは世間にある職業の一つでしかなく、世間に顔と名前がどれだけ知られていても「私人」つまり一般の人である。
ただ、影響力があるという点が特殊事情としてあるため、その責任は発生するということだ。

つまり、テレビなどに出演している人たちを無条件に批判したり、悪口を言うことは「悪」である。
芸能人だから、有名人だから、テレビなどに出演しているから、批判してもいいという論理は存在しません。
それは間違いです。

公人への批判は、日本国憲法に記されている国家の主権者たる権利によって保障されたるものである。
公人への批判と私人への悪口を一緒にしてはいけない。

〈法を犯しているかどうか?〉

公人への批判であっても、当然、倫理と人としての礼節は必要だ。
どんな汚い言葉を使ってもいいということではない。
たとえ公人であっても許されないこともある。

では言論の自由に基づく批判はどうすればいいのかというと、

「法を犯しているかどうか」
「人としての倫理を踏み外しているかどうか」です。

「人としての倫理を踏み外しているかどうか」に関しては事項に譲ります。

法律違反をしている人であれば、世間の人が声を出してそれを告発、警告、非難することは許容されます。
なぜなら、それが社会ルールを守ることになるからです。

法律は多くの人たちが争うことなく、平和に暮らし、幸福を享受するために作られたルールですから、そのルール違反をすることは許されることではないからです。

よって、私人であっても法を犯した場合は、批判されることになります

〈大義(正義)があるかないか?〉

もう一つ大事なことは、現代社会が一番間違いやすいのがこの「大義」「正義」の部分でしょう。
他人を批判するのならその倫理性、根拠が必要だと述べましたが、その理由にあたるのが「大義」「正義」です。

その大義と正義は個人勝手なものではいけません。
客観性があり、正当性がなければ、大義や正義とは言えません。

ここは難しいところです。
つまり、その人が持っている思想や倫理が問われるからです。
思想や倫理は一夜にしては出来上がりません。
長い時間の知的訓練によって出来上がるものだからです。

ただ、知的訓練をしていなくても正義をもつことも十分可能です。
(難しい問題でなければ)
それはなにか?
長い間人類が築き上げてきた「人類の知恵」「世間の知恵」があるからです。
それを人間は成長する過程で、社会の中で学ぶからです。
今回の花さんを誹謗中傷した人はそこが身についていないのです。

人類が築き上げてきた知恵とは?

「自分がされて嫌なことは他人にしない」

ということが一つです。

花さんを誹謗中傷した人たちは、同じことをされることを望むのでしょうか?
そのとき笑っていられるのでしょうか?
もし、笑っていられるというのなら、それは「狂気」であると気がつくことです。

〈行為と人格を分ける〉

アチキもこのブログで私人を批判したことがありんす。
例えば赤江珠緒アナウンサーなどです。
(詳しくはその記事をお読みください)

アチキが赤江珠緒アナウンサーを批判したのは、公人だからではありんせん。
赤江珠緒アナウンサーが憎かったからでもありんせん。
赤江珠緒アナウンサーの発言に間違いがあったからです。
そしてその根拠や理由、どうすべきだったのかも示しました。

許される批判と許されない批判の一つに、「行為を憎んで、人格を完全否定しない」ということがあります。

発言や行動の間違いを指摘することが正当な批判であり、好き嫌い、ムカつくなどという個人的な感情に基づく批判は、単なる言葉の凶器となる悪口であり、心無い誹謗中傷でしかありません。

正統なる批判とは正しい道を示し、正しさを取り戻すために許されるものであり、個人的な好き嫌いの感情とは別物です。

花さんを誹謗中傷した人は、あきらかに個人的な好き嫌いの感情に基づく言葉の暴力でしかありません。
花さんの言動を正しく修正しようとする正当な批判ではなく、人格を攻撃し、花さんを精神的に苦しめることを目的とした極悪非道なものでしかありません。
これを許すことはできません。

ネット以外の世界でこれが許されますか?

ネット上で他人の人格攻撃をする行為、悪口を言ってストレスを発散する行為、炎上させることを狙った利益誘導行為、匿名で言いたいことだけ言って発言に責任を取らない行為、これらこそ悪なのです。

【ネット上での誹謗中傷を無くすための対策は?】

匿名で他人の心を深く傷つけておきながら責任を取らない卑怯な行為は犯罪です。
これらの行為を防止する必要があります。

〈Twitterやインスタグラムなどのサイト側で防止する〉

ネット上で誹謗中傷されて自殺する、精神的に傷つくなどの被害を出さないためにTwitterやFacebook、インスタグラムなどを運営する企業は、悪質な誹謗中傷や嘘を流すアカウントを削除し、悪質な言葉が世に出ないようにシステム的に行う責務があります。
運営会社に、真剣に受け入れて対策を取ることを要求します。

〈ネット規制防止法を制定する〉

ネット上の誹謗中傷や嘘は犯罪と同等です。

これを取り締り、法の裁きをくわえる必要があります。
そのためにはネット上の誹謗中傷や嘘を規制する法律の制定が必要です。

検事長の定年延長法などやっている場合ですか!!
ネット上の誹謗中傷や嘘を防止し対策となる法律の制定こそ急務です。
詳しくはこちらを、「ネット利用規制法試案の記事」をご覧ください。

【ネット上で誹謗中傷や嘘を垂れ流す者たちにもの申す!】

匿名で他人の心を深く傷つけておきながら責任を取らない卑怯な行為は犯罪です。

あなたがたに正義あるなら正々堂々と名乗りをあげて発言しなさい!

アチキはブログを運営しています。
このブログは広く世間に公開されています。
コメントをよせることもできます。
ブログを運営するということは、言ってしまえば「個人事業主」です。
ブログは一つの事業体です。
ですから、アチキはこのブログに責任をもって発言しています

もし、木村花さんを誹謗中傷した人たちがアチキの発言に批判があるなら受けて立ちます!
名乗り出なさい!
いくらでも論戦する!

他人の命を奪う誹謗中傷を絶対に許しません!

あなたがたのやることは名前も顔も見せずに責任も取らずに、ピンポンダッシュのように「やり逃げ」行為でしかありません。
卑怯でズルい行為でしかありません。

他人を悪し様に罵る理由と資格を示しなさい!
花さんの家族にそれを説明しなさい!
世間の人たちが納得できる理由を発言しなさい!

もし、それが「出来ない」「やらない」のなら、あなたがたは「ネットを利用した悪魔」であると言っておきます。

もう一度言います。
木村花さんがネット上での誹謗中傷を理由に自殺したとしたならば、それは間接的な殺人です。
そこまで他人の心を傷つけて責任を取らないということはどういうことですか?
あり得ません。

顔を見せ、名乗り出て、謝罪をしなさい!

「現代の悪魔はネットを利用して、人の心を傷つけ、人生を奪おうとする。ネットに溢れる誹謗中傷をこれ以上許してはいけない! ネット利用する正義心ある人たちよ立ち上がれ! あなたの行動が誰かを守ることになり、悲しみをひとつ減らすことになる!」

お読みくださって、うれしうござんす。


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