はじめに
パチンコ攻略法詐欺シリーズの【元店長編】第1弾です。
(トータルでは第11弾)
今回の情報源である『パチンコ完全否定』さんの記事には元パチンコ店の店長だからこそ語れるものがあります。
きっとパチンコに縁もゆかりもない真面目な人からすれば「どうしてパチンコ攻略法詐欺師に騙されてしまうの?」「どうしてパチンコ攻略法詐欺師はいなくならないの?」と疑問を持つことだろうと思います。
その答えがここにあります。
「パチンコ攻略法詐欺」に関する闇と課題をもっと多くの方に知っていただきたいと思って今回の記事をお送りします。
今回の情報源は、『パチンコ完全否定』さんの「攻略法・情報商材は買ったらアウト」です。
他にも「パチンコ攻略法詐欺」に関する記事がありますので、興味のある方はリンク先から入ってみてください。
最後にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。
パチンコ攻略法詐欺は立証しづらく、詐欺師は用意周到に逃げる手立てを用意している!
《元パチンコ店の店長》
まず『パチンコ完全否定』さんの著者の方の紹介をしたいと思います。
著者(管理者)の山下實(やましたみのる)氏のプロフィールから引用
元店長にして、ギャンブル依存症カウンセラーがお送りする禁パチブログ!パチンコの真実を教えます!!現役パチンカーにも大好評!勝っても負けても人生ボロボロ!パチンコは身を滅ぼす麻薬です!!禁パチ推進、業界の裏と表を大暴露中!
山下實さんはパチンコ店を退職後、ギャンブル依存症カウンセラーとして活動をしています。
パチンコの闇を知りたい方に絶対に読むべき書籍を紹介します。
山下實さんの著書『脱パチンコ』(自由国民社)です。
〈パチンコは身を滅ぼす麻薬です〉
やはりパチンコ攻略法詐欺に関しては、実際にパチンコ店で働いていて裏事情を知っている方の意見を聞かねば話になりません。
運営者の山下さんのプロフィールでご意見番が注目したのが「勝っても負けても人生ボロボロ!」「パチンコは身を滅ぼす麻薬です!!」という部分です。
パチンコのことを知れば知るほど山下さんの主張にたどり着きます。
パチンコ依存者は「アルコール依存症」や「薬物中毒」と同じだと言われています。
パチンコをやる人は「儲けたい=勝ちたい」からやるのですが、実は一時的に勝てても最後は負けるようになっています。
ですからパチンコの沼にハマってしまったらそれは人生のどん底へ突き進むことになるのだ、と言っておきます。
パチンコにハマっている人のみならず、パチンコをやらない人も「パチンコは身を滅ぼす麻薬」だということを知るべきです。
《パチンコ攻略法詐欺の被害者の多くが“泣き寝入り”》
パチンコ完全否定から引用
購入者のほとんどが警察や民事裁判を起こしても不利な状況にあり泣き寝入りしてしまう現実があります。
その原因には警察が介入しにくいということと、仮に民事裁判で勝訴となってもほとんどお金が返ってこないということがあります。
買った時点で、振り込んだ時点で終わりなのです。
〈パチンコ攻略法は買ったら終わり〉
パチンコ攻略法詐欺の被害額は驚くほど多いです。
しかし、ほとんどマスコミで騒がれる事も無く、多くの訴訟が起こされる事も無く、詐欺師が放置されているのには理由があるということです。
実際は、多くのパチンコ攻略法詐欺被害者が「泣き寝入り」しています。
警察が介入しにくいというのは裁判で攻略法の真偽が審議されないのと同じ理由です。
要は、「パチンコ攻略法が存在するのかどうか」が分からないのです。
パチンコという特殊な世界の知識を知っていなければ「パチンコ攻略法の真偽を見抜くことができない」からなのです。
パチンコ攻略法詐欺師は、そこを“悪用(利用)”しているのです。
悪質極まりないと言えます。
つまり、裁判を起こしても勝訴できるか分からない、お金も返ってくるかどうかわからない、なのに時間と費用がかかる、ならば…。
と泣き寝入りしてしまうのが実態です。
それでもご意見番は言う。
「逮捕されていなくても悪事は悪事」であり「起訴され裁判で犯罪が認定されていなくても詐欺は詐欺」だと。
ただし、前回で主張したとおり、消費者契約法によって返金が可能です。
ですからパチンコ攻略法詐欺対策の一番有効な手は「パチンコ攻略法を買わないこと」なのです。
買ってしまったらアウトなのです。
「攻略法を買わない」とは、「会員制(情報サイト等)のメンバーにならない」ことを含みます。
繰り返し言います。
パチンコ攻略法など存在しません(存在できません)。
だから「パチンコ攻略法を買わないこと(会員にならないこと)」です。
《パチンコ攻略法詐欺は立件しにくい=詐欺師の思うまま》
パチンコ完全否定から引用
警察が動きにくい原因として立件性の難しさがあります。
それは購入者に最初から偽情報と分かっていながら販売する行為が確認できなければ詐欺罪が成立しないからです。
詐欺罪として立件しようとする場合、『相手を騙して金品あるいは利益を得ようとする意思の元に相手をあざむきだまそうとするという故意』を証明しなければなりません。
捜査機関は客観的に故意があったことを立証せねばならず、相手が最初から騙すつもりがなかったと容疑を否認すれば、犯罪として捜査するのは難しいといわれています。
〈この世の法律は完全無欠ではない〉
先に言っておきます。
この世の法律は完全無欠ではありません。
裁判官、検察官は全知全能ではありません。
よって、実際に犯罪行為が存在したとしても(被害者が発生しても)、それをこの世の法律で悪事を暴き裁くことは100%できません。
詐欺師はそこを“ついている(利用している)”のです。
つまり、パチンコ攻略法詐欺の立件性の難しさとは、「最初から偽情報と分かっていながら販売する行為が確認できなければ詐欺罪が成立しない」ことにあるのです。
(前回も言いましたが、この考えと違う判断がありますので、別の記事で語ります)
しかし、100%パチンコ攻略法販売業者は犯罪性を否定します。
なぜならば彼らは根っからの嘘つきだからです。
だますつもりはなかったと言い逃れすることは火を見るよりも明らかなのです。
裁判官は真面目な人が多く、裁判所と自宅の往復の人生を送っている人も多い。
パチンコをやらない裁判官、パチンコに興味ない裁判官がパチンコ攻略法の真偽を裁くことは至難の業です。
(ただし、攻略法=詐欺と過去に判決がでている)
裁判官等の官僚にはある特徴があります。それは「失敗しない方を選択する」という習慣です。
つまり、パチンコ攻略法の真偽を確認できないならば、それを避けて審議をする、それによって裁判の失敗を避けるということです。
官僚の臆病が被害者救済の力とならないことを知るべきです。
しかし、「逆もまた真なり」であることを知るべきです。
「パチンコ攻略法が全く通用しないとは言えない」と販売業者は主張するはずです。
「運が悪かった」「手順通りではなかった」「その攻略法はすでに対策を取られた」「努力が足りない」「タイミングが悪かった」などの言い訳を詐欺師たちは最初から用意しています。
その主張(論理)は裏返すことができます。
つまり、その主張が意味することは「その攻略法が確実に儲けることが出来ないものである」と言っていることと同義なのです。
「攻略法」「攻略理論」とうたって販売するからには、購入者が購入前より確実に儲ける(勝てる)ようにならないかぎり「騙し」です。
その商品は効果の無い偽物となります。
実は攻略法の真偽が裁判等で確認できないということは諸刃の剣で、それは同時に「その攻略法の確実性、商品性がない」ということを実は証明していることなのです。
真偽が確認できないとは、「偽」のみならず「真」も確認できない、ということを意味するのです。
それに気がつくことです。
《民事訴訟判例》
パチンコ完全否定から引用
民事訴訟判例
刑事事件として成立は難しい攻略法詐欺であるが、2007年2月20日、「絶対稼げるという情報を信じて購入した攻略法が全く役に立たなかった」として、契約者が攻略会社に支払った金額の返還を求めた民事訴訟において、細谷泰暢裁判官は「パチンコの出玉は打ち方や釘配置などの複合要素により偶発的に左右される。『確実に稼げる』と誤信させての契約は消費者契約法に定める契約取消理由に当たる」とし、攻略会社に、訴出人が支払った請求金額の全額の支払いを命じた。
この判例では、攻略法そのものの是非や真偽については深く言及せず、不確実なものを確実と決めつけた『販売方法』が法に抵触するという趣旨となっている。
注目していいただきたいのは『販売方法違反』によって裁かれたということです。
裁判所は攻略法の真偽では裁いていないのです。
(注:山下氏の上記の発言は当時の状況での発言です。おそらく上記の主張とは判決が違う裁判は含まれていないと思われます)
〈詐欺師は逃げの手を用意している〉
上記の項と共通するので同じ内容は避け別の論点を展開します。
「『確実に稼げる』と誤信させての契約は消費者契約法に定める契約取消理由に当たる」、「不確実なものを確実と決めつけた『販売方法』が法に抵触する」という民事訴訟があったことはパチンコ攻略法販売業者のほとんどが知ったでしょう。
ご意見番が調べた限りこの対策をしている販売業者がいます。
どんな対策かというと、
・「確実に勝てる」とは言わない。
・「絶対儲かる」とは言わない。
つまり、儲かる、勝てるということを断言せずに曖昧な表現で誤魔化す、という手法を取ることです。
要するに、「販売方法違反によって裁かれた(不確実なものを確実と決めつけた『販売方法』が法に抵触するという趣旨)」という点に詐欺師は着目しているのです。
だから、販売方法に「決めつけ」や「断定的発言」をできるだけ排除して誤魔化している業者がいるのです。
これはすでに“逃げの手”を含めている、という詐欺師の常套手段です。
詐欺師は言います、「だって必ず儲かるとは言っていない」「絶対に勝てる攻略法なんてない」と。
こうした詐欺師は、普段の日常生活においても「断定する発言」を嫌います。
逃げの癖がついているのです。
これは詐欺師という犯罪者についた習性という名の指紋です。
(指紋とは比喩です)
こうした狡猾なパチンコ攻略法販売業者の言い分は「攻略法の真偽」ではなく「攻略法販売の手口」に注目します。
つまり、論点を「攻略法があり得るかどうかの真偽」ではなく、「販売方法の犯罪性」という問題に論点をすり替えて主張します。
そして最後には「他の攻略法は偽物ですが、私のところは本物です」と持っていくのです。
他の攻略法は偽物であり詐欺であることを認める(=真実)と同時に、私のところは本物ですという嘘を混ぜて話すのです。
「真実に嘘を混ぜて騙す」、これが詐欺師の常套手段です!
《パチンコ攻略法詐欺師は本物のワル(悪)》
パチンコ完全否定から引用
プロの犯罪者は一番初めに逃走手順を考えてから実行します。
もちろん人を騙そうとする人間は用意周到で行き当たりばったりの犯罪を思い付きではしません。
また犯罪に手を犯す人は失うものがなく、たとえ逮捕されてもかまわないと腹をくくっています。
前科がつくことを恐れず捕まるリスクを持ったうえでそれ以上に見返りを期待できるので詐欺行為を止めません。
攻略法、情報商材は買った時点で、振り込んだ時点で終わりなのです。
〈プロの犯罪者は初めから逃走手段を用意している〉
「プロの犯罪者は一番初めに逃走手順を考えてから実行する」
ほぼすべてのパチンコ攻略法販売業者が上記に当てはまります。
ちなみにパチンコ攻略法を販売する業者は「プロの犯罪者」と認識したほうが良いでしょう。
用意周到で緻密に騙すと同時に捕まらない方法を確立しています。
基本的な戦術は「泣き寝入りさせる」です。
ですから、泣き寝入りさせるためにあえて「安い価格設定」にして販売し、そのカモのなかから上級編、スペシャルなどと言ってその人だけに高額な商品を売りつけます。
さらに「脅す(脅迫)」という手口を使用します。
例えば、「それは名誉毀損になりますよ!」などです。
パチンコ攻略法詐欺師たちは、初めから「騙す方法」「捕まらないやり方」「裁判で敗訴しない材料」を用意しています。
ですから、「買わないことが最善の方法」なのです。
最低最悪のパチンコ攻略法販売業者とは?
《最低最悪のパチンコ攻略法販売業者とは?》
ご意見番が思う最低最悪のパチンコ攻略法販売業者とは、一番用意周到に捕まらないように対策している詐欺師となります。
それは以下の通り。
・他の攻略法を否定し、攻略法詐欺の存在を認めている。
・安価な価格設定。
・攻略法(情報商材)を段階的な商材に分けて販売する。
・「勝てる」「儲かる」と断定しない。
・会員制(情報会員)にして取り囲むことで告発しづらくする。
・会員からクレームが入ると脅して黙らせる。
・第三者がネット上などに「その攻略法が偽物」などと告発すると法的手段に訴えるなどと脅迫する。
などです。
重要なことは、世論を生み出すことです。
「パチンコ攻略法は詐欺!」
「パチンコ攻略法はあり得ない!」
という知識(情報)を世間の常識とし、泣き寝入りせず被害の声をあげることです。
それによって世論が形成できれば、裁判官や警察、マスコミも動きます。
「泣き寝入り」=「パチンコ攻略法詐欺師の蔓延」と思うことです。
被害者が泣き寝入りすればするほど、詐欺師たちは高笑いし、それは同時に「騙されてお金を取られた被害者が見捨てられるという社会現象」に繋がっていくのです。
「パチンコ攻略法は買わない」
「もし買ったら泣き寝入りしない」
これが大切です。
リンク先
『パチンコ完全否定』
「攻略法・情報商材は買ったらアウト」
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!