この記事もまた、木村花さんの魂に捧げるとともに、母響子さんへのエールとします。
【テラスハウス出演者小林快さんが「やらせ」を証言】
木村花さんの母響子さんが花さんの名誉回復に動いたことで、「コスチューム事件」の当事者である小林快さんが実名で証言をした。
これによってフジテレビは、テラスハウスの「やらせ」について逃げおおせないところまで追い込まれた。
「コスチューム事件」の当事者である小林快さんの証言によると、テラスハウスの「やらせ」は常態化していたという。
文春のインタビューでは、快さんは花さんが自ら命を絶つ8日前(5月15日)に「コスチューム事件」の真相を明かされていたと証言している。
以下引用
「僕から『今まで返事ができなくてごめん』と花にLINEを送ると、花から電話がかかってきて20分ほど話しました。花はあのこと(コスチューム事件)がなかったかのように普通に接してくれた。『誹謗中傷する人たちの意見は全く関係ないと分かったの』って言うから大丈夫だと思って電話を切ったんだけど・・・」
「本心からじゃなくてスタッフにあおられた。あそこまでやりたくなかったのにごめんね」
と花さんは、コスチューム事件がスタッフから指示を受けていたことを正直に告白していたのだ。
「やらせ」は花さんだけではなく、小林快さんも「やらせ」の指示を受けていたと証言している。
それは第33話で花さんと快さんが初デートでのエピソード。
都内にあるトランポリン専用のアミューズメント施設に出かけたときに、番組ADから快さんに「やらせ」指示が出ていた。
以下引用
「番組ADが僕に軽いノリで『トランポリンするだけじゃ面白くないから』ってささやいてきた。それから『オッパイとか触ったら』と指示されたのです。『それは違うでしょ』と断ったけど、こういう無茶ぶりは日常茶飯事。スタッフが求めているのは恋愛とハプニング。そしてSNSでの炎上を狙っていた」
この証言は極めて重要である。
【「やらせ」が発覚してもシラを切り続けるフジテレビ】
母響子さんが我が子の無念を晴らすために番組の「やらせ」を告発した。
花さんが番組スタッフから「ビンタしたらいいじゃん」と指示を受けていたことを明かしたが、それに対するフジテレビの回答は?
フジテレビの遠藤龍之介社長と大多亮常務は、7月3日の定例会見でこう主張した。
「番組検証の過程で『ビンタしろ』とスタッフが指示した事実はでてきておりません。感情表現を捻じ曲げるような指示は出していないとうことでございます」
と、スタッフの指示を完全否定した。
母響子さんはこれに対してこうコメントしている。
「明確な指示がなったとしても、出演者と制作陣は対等ではない。22歳の子が断れる状況だったといえるのか」
「フジテレビや制作会社は、花の精神状態よりも視聴率を大事にしたという風にしか見えない」
なお、朝日新聞がテラスハウス制作会社のイースト・エンタテインメントに対して質問をしている。
それによると、
質問1
響子さんは、「花は私に『番組スタッフからビンタしたらいいじゃんと言われた』と話していました」と明かしていますが、スタッフから花さんにそのような指示を出したことは事実でしょうか。
回答1
「現在検証作業を進めているところですが、ご指摘のような事実はございません」
質問2
「精神的に追い込まれた花さんは、番組スタッフに直接LINEでSOSを出していた」と書かれていますが、そのようなことはあったのでしょうか。また、それを受けて、どのようなケアをとっていたのでしょうか」
回答2
「ご本人からは様々な相談を受けておりましたが、詳細については差し控えさせていただきます」
質問3
「木村花さんがテラスハウスを辞めたいとスタッフに申し出ても『目立つキャラの人が入るまで待って』『花ちゃんがいると視聴率が取れるから』と引き留められた(と聞いた)、と響子さんが証言していますが・・・」
回答3
「そのような事実はございません。木村花さんからは卒業の意思及びその時期の希望を伺っており、ご本人の考える具体的プランについても確認しておりました。ご質問にあるような話をした事実もございません。また、いかなるご出演者に関しましても、卒業を無理に引き留めるようなことはありません」
だが、小林快さんは、フジテレビが出演者を「5つ星ホテルのスイートルーム」で接待していたことを証言している。
【フジテレビの詐欺的発言と悪事隠蔽を斬る!】
テラスハウス放送権を持つフジテレビと実際の制作会社であるイースト・エンタテインメントは、花さんの母響子さんの証言と出演者であった小林快さんの証言、そして朝日新聞などの質問に対して完全否定した。
語るに落ちたとはこのことだ。
《フジテレビの虚言を暴く》
「そのような事実はございません」と言い切る完全否定の意味するものは、「すでに疑惑への結論を出した」ということだ。
なのに、フジテレビは「現在検証作業をすすめているところです」と答えている。
「やらせ」疑惑に対して「検証を進めている」のなら、「ご指摘のような事実はございません」とは言い切れない。
また、「ご指摘のような事実はございません」と言い切れるのなら「検証作業を進める」必要はない。
そこに「嘘」と「誤魔化し」そして「隠蔽」がある。
つまり、
「現在検証作業を進めているところですが、ご指摘のような事実はございません」
という発言は、シラを切りながら誠意があるようにみせる小賢しい作戦なのだ。
フジテレビはすでに墓穴を掘っている。
嘘というものは、取り繕えば取り繕うほど“ボロ”がでるものなのだ。
《フジテレビの“やらせ”を暴く》
『目立つキャラの人が入るまで待って』『花ちゃんがいると視聴率が取れるから』と引き留められた。
と花さんが響子さんに話していたとしたら、“立派なやらせ”じゃないか!!
もし、そんなことは言っていないというなら、響子さんは嘘(花さんも)をついていることになる。
フジテレビよ、それでいいか?
誹謗中傷で失望の果てに自ら命を断った花さんと、大切に育てたたった一人の娘(家族)を失った響子さんが「嘘」をついているということをフジテレビは主張していることになる。
それでいいか?
自分たちの発言の意味もわからないのか?
概して「嘘つきな人間」「自己中心的な人間」はこういうものである。
自分のことしか考えていない。
自分の発言で相手が嫌な思いをするとか、名誉が傷つけられるとかを考えない。
フジテレビの回答は、花さんと響子さんを嘘つき呼ばわりしていることになり、2人に対する名誉毀損に該当する!!
そもそも快さんが証言しているように、番組スタッフがトラブルを求めて番組を制作していることなど、世間の人たちは当に承知だ。
ネットでは、フジテレビに対する失望の声が渦巻いている。
なかには「フジテレビは見ません」と宣言する方もいる。
《フジテレビの悪事を暴く》
フジテレビが出演者を「5つ星ホテルのスイートルーム」で接待していた。
これを「懐柔(かいじゅう)」と呼ぶ。
あるいは癒着と呼んでもいいだろう。
どうして出演者を5つ星ホテルのスイートルームで接待する必要があるのか?
官僚や政治家の癒着、汚職は大々的に報道しておいて、自分たちは平気で癒着を行う。
そんな接待をすることによって口封じを暗に伝えたのだろう。
製作者サイドと出演者は対等な関係でなければいけない。
接待するということは、すでに作品に対する信用度を失うことでしかない。
《フジテレビによる花さんへの誹謗中傷の責任を追及する》
フジテレビは、花さんの自殺をこう思っているのだろう。
「フジテレビに責任は無い」と。
だが、それは悪質な責任逃れでしかない。
「コスチューム事件」が放送されたのは2回ある。
まず、ネットフリックスで、3月31日に先行配信(ネット配信)された。
その後、フジテレビの地上波で、5月18日に放送された。
実は、ネットフリックスで配信後にネット上で花さんへの誹謗中傷が起こっていた。
だが、フジテレビは、それに対してなんの対処もしていない。
むしろ炎上を喜んでいたと思われる。
そして花さんが誹謗中傷されている最中にも関わらず、地上波で放送している。
これでも責任がないというのか?
ネットフリックスの配信から地上波の放送まで、約1カ月半、フジテレビはいったいなにをしていたのか、響子さんと世間に答えるべきだ!
フジテレビは、ネット配信後に花さんへ誹謗中傷が起きた時点で、地上波での放送を中止するべきだったのだ。
その責任をとるどころか、むしろネット上でテラハの「コスチューム事件」が炎上していることをフジテレビはむしろ喜んでいたのだろう。
これを炎上商法という。
そう、炎上商法の親玉はテレビ局なのだ!
花さんへ誹謗中傷した人たちは法的処罰を受けるべき非道な行為をしたことに間違いないが、すでに起きていた誹謗中傷に見て見ぬふりをしたフジテレビ(製作者サイド)にはそれ以上の罪があるのだ!
【フジテレビの放送倫理を問う!】
フジテレビは「検証作業を進めている」と言っているが、いったい何日立てば検証作業は終わるのか?
呆れてものがいえない、とはこのことだ。
検証作業という言葉もおかしいし、それに数日もかけることはあり得ない!
通常、人の命が失われた事態が起きた場合、1日~2日で調査し、即刻会見を開いて説明、謝罪があるはずだ。
「検証作業を進めている」という詭弁を吐くフジテレビに倫理のかけらも感じない!
そもそも、当事者による調査(検証)になんの意味がある?
公職選挙法違反をした議員が、自ら調査をして世間に発表するか?
フジテレビはなにをバカなことを言っているのだ?
フジテレビが真にやましいことがないなら、第三者に調査を依頼するべきだ。
それでこそ信用が置けるというものだ。
フジテレビは「日本民間放送連盟の放送基準」を破っていることを自覚しなさい!
『日本民間放送連盟・放送基準』
民間放送は、公共の福祉、文化の向上、産業と経済の繁栄に役立ち、平和な社会の実現に寄与することを使命とする。
われわれは、この自覚に基づき、民主主義の精神にしたがい、基本的人権と世論を尊び、言論および表現の自由をまもり、法と秩序を尊重して社会の信頼にこたえる。
人権
1.人命を軽視するような取り扱いはしない。
2.個人・団体の名誉を傷つけるような取り扱いはしない。
フジテレビは第1章の「人命を軽視しない」と「個人の名誉を傷つけない」ということを、「やらせ指示を出すこと」と「ネット上の誹謗中傷を放置し地上波で再び放送した」ことによって破っている。
【響子さんへのアドバイス(訂正放送の訴え)】
放送事業には、放送した内容が真実でない場合に、その内容に対して訂正した放送をする義務がある。
また、その被害者は訂正放送を放送局に求める権利がある。
いつまでもシラを切るフジテレビに対して、響子さんに対してアドバイスするなら、フジテレビに対して「訂正放送」を求めることを進める。
《訂正放送とは?》
訂正放送とは、真実でない放送によって権利を侵害された人を救済し、放送の真実性を保障するための制度です。
真実でない放送によって、権利侵害(注1)を受けた本人または直接関係者(注2)は、その放送を行った放送事業者に訂正または取り消しの放送を請求することができます。(放送後3ヶ月以内)
放送事業者は、調査の結果、その放送が真実でないことが判明した場合には、訂正または取り消しの放送を行います。
(注1)名誉毀損、信用失墜等の権利侵害を受けた場合をいいます。
(注2)配偶者、直系親族、兄弟姉妹等のことを言います。
(訂正放送の概要から)
《放送法の規定》
放送法第9条 放送事業者が真実でない事項の放送をしたという理由によって、その放送により権利の侵害を受けた本人または直接関係者から、放送のあった日から3箇月以内に請求があったときは、放送事業者は、遅延なくその放送をした事項が真実でないかどうかを調査して、その真実でないことが判明したときは、判明した日から2日以内に、その放送をした放送設備と同等の放送設備により、相当の方法で、訂正または取り消しの放送をしなければならない。
恋愛リアリティー番組である「テラスハウス」は、単なるニュース報道とは違うことはたしかだ。
だが、「テラスハウス」に関するフジテレビの姿勢を見る限り「台本なし、脚本なし、演出なし」の“リアリティー”と定義しているのだから、「やらせ指示」があった場合は、真実でない番組ということになる。
ならば、訂正放送の請求があった場合は、その請求に応じる義務がある。
【フジテレビと自民党の癒着】
みなさん、よく政治家の汚職をテレビ局は扱いますが、汚職や癒着がテレビ局にないと思いますか?
実は、フジテレビの株を自民党の親族が保有しているのです。
もちろん資本主義社会、自由経済においてそれは当然許されることです。
しかし、それはあくまでもそのことで放送事業者として「公平」「公正」「平等」な放送を行ってこそ許されることであるはずです。
考えてみてください。
自社の株主に自民党の親族がいるとすれば、自民党(政府)の悪事を本気で叩けますか?
自民党に不利な選挙報道ができますか?
それは資本家を裏切ることになる、そう考えませんか?
本来は、株主に自民党の親族がいても、社会党の関係者がいても、それに気を使い偏向報道したりしてはいけません。
マスメディアの発祥には、政治権力から市民を守るという意味が含まれていたからです。
ですが、現実のテレビ局は政治権力と癒着しています。
民間放送局は共同戦線を張り、新たな政治勢力を排除する行為を続けています。
その証拠が「フジテレビの不正な世論調査」であり、「都知事選における偏向報道」なのです。
これはいまに始まったことではありません。
一度だけの間違いではありません。
テレビ局はずっとこうした偏向報道や“やらせ番組”の制作を行っているのです。
これは河井議員が、公職選挙法違反で逮捕されても不敵な表情をしていることと同じです。
バックに政治権力がついているからなのです。
これは難しい問題ですが、たとえ自由経済によって自社の株式を現役の議員が持とうが、その家族が保有しようが、マスメディアは独自性、独立性を持つべきです。
ですが、そこに必要なものがあります。
それが「普遍的な人としての倫理性」です。
倫理を失ったメディアは、単なるバール信仰という名の拝金主義に陥るのです。
視聴率を最優先し、人の命さえ犠牲にしても恥じることなく、悪事に対してシラを切り、隠蔽しようとするのです。
いまのフジテレビの姿がまさにそうです。
総務省よ、フジテレビの放送事業者としての資格を検討するべきだろう!
アチキは、フジテレビに放送事業者としての資格はないと判断する。
【フジテレビは広告主を裏切っている】
また、フジテレビがやらせ番組を制作し、花さんという命を犠牲にだしたことに言い逃れする行為は、スポンサーである企業への裏切りでもあるのです。
フジテレビへの不信は、フジテレビの番組に広告を出している企業への不信へと繋がっていきます。
フジテレビの番組に広告を出している企業は、考えたほうがいいでしょう。
すでに世間ではフジテレビのやらせ番組制作、偏向報道に対して辟易している人たちが数知れずいるのです。
反省も謝罪もしないフジテレビに広告を出し続けるという事は、その企業への信頼と関心を世間の人たちから失うことになるのです。
フジテレビは、花さんの名誉を傷つけ自殺に追い込み、母響子さんを嘘つき呼ばわりしているだけでなく、世間の声を無視し、テレビ局にとって一番大切なスポンサーの価値を下げているのです!
【総務省にフジテレビの放送事業取り消しを求める!】
まず初めに言いたいのは、フジテレビの会見や取材による質問の回答等には誠意がまったく感じられないということだ。
おそらくフジテレビ遠藤社長などの経営陣は、この問題がどれだけ世間で騒がれるかを静観して、テレビ局としてどう動くかを思案しているのだろう。
卑怯なり!
つまり、世間が騒げば謝罪し、あまり大ごとになっていなければ、このまま“すっとぼけ”するつもりだろう。
世間のみなさん、それを許してはいけません。
母響子さんが訴えているように、出演者が番組スタッフの意向に逆らえるはずがありません。ましてや「誓約書」を交わしているのですから、なおさらです。
フジテレビ遠藤社長よ、もし、テラスハウスにやらせ指示がないというのなら、あなたがたは反論会見を開いたらどうだ?
自分たちの正しさを証明したらどうか?
なぜそれをしない?
もし、フジテレビの主張通り、やらせなどなく、製作者サイドに責任がないのなら、花さんのメールの内容、母響子さんの発言はフジテレビの名誉を毀損させることになるのではないか。
だったら、正々堂々と反論記者会見を開くべきだろう。
それをしないのは、あなたがたが「嘘」をついているからではないのか?
反論会見を開けないのは「やらせ」が事実だからだろう。
フジテレビの「世論調査の不正」「テラスハウスのやらせ番組制作」によって世間の人たちの心は離れていることに気がついた方がいいだろう。
すみやかに謝罪会見を開き、木村花さんの名誉を回復し、花さんと母響子さんへ心からの謝罪をし、損害賠償金を支払い、和解することだ。
それなくして世間の人たちの信頼を取り戻すことは不可能だろう。
フジテレビにもう一度この諺を贈る。
『隠すより現る』
意味は、秘密を隠そうとすればするほど、様子が不自然になったりしてあやしまれ、かえって人に知れ渡ってしまうこと。
倫理なき放送事業者は必要ない!
人の命を軽視する放送事業者は存在する理由がない!
反省なき放送事業者は悪魔の手先である!
最後までお読みくださり、ありがとうござりんした!