はじめに
今回の記事は、私の別のブログ(はてなブログ)『幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ(旧サーチライト)』の記事を、ご意見番仕様に変えてお送りします。
時代は、明らかに「全体主義」に移行しています。
世界は今、2つの全体主義の脅威にさらされています。
「グローバリズム」という地球規模の全体主義(独裁主義)と「中国共産党」という唯物論国家の全体主義(独裁主義)です。
ともに「共産主義」であることが共通しています。
その流れに世界中の自由と人権を守ろうとしている人々が権力に立ち向っています。
しかし、その「権力」の背後には富豪たちが存在しています。
彼らの思想は自由と人権を奪うものです。
民衆の命さえ虫けら同然に考えている輩です。
しかし、自由の神は民衆の側に存在します。
なぜならば、自由とは神の別名だからです。
自由を奪う者の正体とは神に敵対する者、つまり「悪魔」なのです。
だからこそ、戦争を起こし、人権を奪い、自由を破壊しようとしているのです。
自由と人権を奪う未来社会を形成するものの一つが「超監視社会」です。
AIを便利だと思って、全面的に肯定して受け入れてしまうと、気づいたときは後戻りができない「奴隷状態」となっているでしょう。
包丁を料理に使えば楽しい食事の時間を生み出せますが、憎しみの道具とすれば他人を殺すことができます。
問題は、包丁そのものではなく、包丁を使う人間の「心」にあることを深く理解することです。
人間の本質は心であり、思考なのです。
統治の原理で言えば、権力者がどんな思想、哲学、人生観、そして倫理観をもっているかということが、その国家の民衆の幸不幸が左右されます。
国家の統治者が唯物論なのか、信仰あつきものなのか、その違いは国家の個性にもなりますが、国民の幸不幸の形の違いにもなるのです。
民衆(国民)にとって大切なことは、自由や人権を奪う思想を持った為政者から権力を取り返すことです。
倫理観のない欲まみれの為政者から、清廉な性質を持つ民の味方に権力を渡すことなのです。
「超監視社会」が意味することは、自由と人権の阻害です。
今回の話題がそれに該当するかどうかは、為政者次第かもしれませんが、国民の側としては、自分たちの自由と人権を守るために、“知っておくべき事”です。
最低限、知っておかねば為政者の悪用を防げないからです。
以下の内容は、はてなブログ『幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ(旧サーチライト)』の記事(エシュロンについて)を加筆修正したものです。
超監視社会は民衆から自由と人権を奪う
【エシュロンとは】
エシュロン(ECHELON)とは、アメリカ合衆国を中心とした国家レベルの通信傍受システムのことです。
電話、ファックス、メール、データ通信などを1分間に300万の通信を傍受できる史上最高の盗聴システムといわれています。
さまざまに発信された情報(内容)をテキスト化してデータベースで管理しているシステムで、基本的には国家防衛のために作られたと思われます。
しかし、アメリカ政府はこのエシュロンという国家で行う盗聴システムを正式には認めていません。
となると、単に国家防衛を目的としていないという推測が浮上します。
このエシュロンシステムに参加している国は、アメリカの他にイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどがあります。
アメリカでは、あの有名な国家安全保障局通称NSAが主体として運営しています。
日本はどうなのかと言うと、ドイツ、スペインと並んで協力国という位置づけになります。
日本はアメリカの属国ですから、アメリカと同等の監視システムを使わせるということ自体がありえないと考えるのが自然でしょう。
傍受と言っても傍受できるのは空間を飛び交っている電波(無線情報)だけなのだろうと思ったら違うのです。
エドワード・スノーデンという人物が2013年に告発した内容に、実は有線データ通信でさえも盗聴されているという話が出ています。
すると無線、有線に限らずにほとんどの通信情報がエシュロンによって傍受されているということになります。
これはある意味恐ろしいことですね。
【エシュロンが作られた目的とは?】
このエシュロンというシステムは、何のために作られたのかといえば第一に挙げられる理由が「テロ対策」であることは間違いないでしょう。
傍受した大量の通信データを処理するのはNSA内で行われています。
傍受した大量のデータを分析します。
分析したらデータごとに分類して蓄積します。
さらにある目的、ある分類などの情報(データ)を必要部署(必要な国家)に提供するという流れになっているようです。
そのさいにキーワードが設けられているようです。
例えば、「テロ」「反米」など。
ですから、テロを未然に防ぐために反米思想の持ち主を探し出し、探し出したら監視する。
それが可能になっているシステムだということです。
これが可能だということは、国家が独裁主義となったときにどうなるのかを考えてください。
独裁政権に反抗する国民を洗い出すことが容易になる、ということです。
エシュロンという盗聴システムは独裁国家の武器と成りうるのです。
さらにテロなどの紛争や戦争防止のためだけではなく、経済情報を得ることも目的のひとつのようです。
ある国家が経済的有利を保つためにエシュロンを使用し、血を流さない経済戦争を起こしている。
それが民間人の知らないところで起きている可能性もあります。
【日本には?】
では、エシュロンシステム参加国でない、協力国の日本はどうなっているのかといいうと、実はすでにこのエシュロンが設置されています。
どこにあるのかというと、青森県の三沢基地に設置されています。
このエシュロンは無線、有線を問わずに一日に30憶回分の電話やメールなどの通信を傍受できる性能を持っていますから、わたしたちの生活や仕事(通信や送受信)などは監視されている状態と言っていいでしょう。
ですが、特に国家転覆の情報でなければ、ただエシュロンがデータを傍受しただけで終ってしまうだけで、われわれには何の影響もありません。
ですが、わたしたちの生活や仕事などが国家によって盗聴システムによって裸同然とされているということに不快感を覚えないひとはいないと思います。
国家による盗聴はアメリカなどの欧米だけの問題ではないのです。
問題は、こうした盗聴システムを民主主義政権が持つのか、全体主義政権が持つのか、という点です。
【エシュロンは、鬼に金棒を与えること】
エシュロンという盗聴システムが国民に向けられたとき、超監視社会が成立することになります。
どんなシステムも、どんな道具も使う人間の心(思想)によって決まるということは間違いありません。
これは立法でも同じです。
国民主権を大切にする政治家と全体主義を目指す政治家が同じような法律を制定しようとしていたと仮定してみても、その目的は真逆かもしれないのです。
問題は、盗聴という行為が法律で禁止されていないということです。
盗聴は法律違反ではないという事実です。
みなさんよくテレビ番組で、盗聴器を探して街を走りながら住宅に盗聴器が仕掛けられているのを発見する人がいるのを見たことはありませんか。
部屋のどこかに盗聴器が取り付けられていますから外しましょう、などといって部屋の中に取り付けられた電源タップなどの盗聴器を発見する番組が放送されています。
そういった番組でも言われていますが、盗聴器を仕掛けた人物を逮捕できるかといったら逮捕できないのです。
なぜなら盗聴そのものは違法ではないから。
ですから、住居侵入罪やストーカー法などで相手を訴えるしかないのです。
まともな感覚を持っていれば他人の住居に盗聴器を仕掛けるという行為は許されることではないとおっしゃるでしょう。
また、誰も自分のまわりに盗聴器が仕掛けられている生活を望むひとはいないのではないでしょうか。
個人が盗聴器を仕掛ければ人道に劣るが、国家が大規模に盗聴すれば正義となるのでしょうか?
もちろんこれはエシュロンという通信傍受システムを悪用したならば、という前提の話ですが、なにも国家転覆を考えてもいない民間人がシステムによって監視されている可能性があること自体が不快でしかありません。
国家が大規模に盗聴している。
それも個人情報を含めて。
そのデータは大量です。
個人的に読まれたくない見せたくない情報が国家によって保存さえているというのは、ぞっとします。
やがてエシュロンは超AIと繋がるでしょう。
人類の英知を超えた超AIがエシュロンを乗っ取って使用したならば、映画ターミネーターの世界がやってくるかもしれません。
そうでなくても現状の動きを見る限り、未来社会は超監視社会になることは間違いないでしょう。
その監視がわたしたちに制約をかけるかかけないかに関わらずに。
もちろんテロなどが国内で起きては大変ですから、そのためにはエシュロンが活躍するでしょう。
犯罪を減らす方向にエシュロンを使用するならば、国民も安心です。
要は、その使い方が問題であると思います。
国家の防衛のために、国民の生命を守るために、国民の経済的利益を守るためなら立派な正義となるでしょう。
しかし、そのシステムを特定の権力者が国民の自由を奪う方向で使用するならばそれは間違いであると言っておきたい。
どんな優れた技術もシステムも、権力者がその地位を維持するために、あるいは特定の国家が別の国家を侵略するために使用してはいけないのです。
また、国民の自由を奪ってはいけないのです。
今後、技術の発達と共に人間の生活情報などがデータとして収集されて、なおかつ分析される世の中となってくることは、未来ではなく現時点ですでに始まっているのです。
そうした未来社会の中で、わたしたちは個人のプライバシーを守りつつ、国家間の紛争を避け、経済的な打撃を無くす、という二つのことを両立する社会を築かねばならないのです。
最大の問題は、“誰が”権力を持つのか、“誰が”盗聴システムを使用するのか、という点が問題なのです。
現時点で私が強く訴えたいことは、グローバリスト、共産主義者、反日勢力、唯物論者に権力を持たせてはならない、ということです。
自公連立政権は明らかなグローバリズム政権です。
また、野党にはグローバリズムに染まった偽保守たちが存在しています。
偽の保守、実はこれこそ日本の最大の障壁と言えるのです。
偽の保守は大抵の場合、グローバリズム、または親米保守です。
共産主義者、社会主義者は見分けがつきやすいですが、保守と思われるものの中に、実は売国奴が多くいるのです。
口先に騙されてはいけません。
グローバリズム政策を行う自公連立政権がさらなる強権を持った場合、エシュロンを使用して国民を監視しないと誰が言えるでしょうか?
いや、すでに監視のために使用しているかもしれません。
エシュロンとは、国家防衛の武器ともなれば、独裁国家による国民奴隷化の道具となることも可能なのです。
武器も道具も使う者によって、いかようにもなるということです。
元記事
はてなブログ
『幸せな未来を考えたい人のための幸せな明日を探せるブログ(旧サーチライト)』
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした。