はじめに
今回の記事は、ユーチューバーで宗教家である及川幸久氏の「THE WISDOM CHANEL」を軸とし、他のニュース記事と合わせて情報源としています。
【前編】はニュース主体、【後編】はご意見番の独自見解となっています。
東京五輪で盛り上がっている日本ですが、国家的な大問題を決してスルーしてはいけないのです。
麻生副総理が「中国が台湾に侵攻した場合、存立危機事態に認定することもありうる」と発言!
《麻生副総理の発言とは?》
2021年7月5日、副総理を兼ねる麻生太郎氏が都内で講演し、中国が台湾に侵攻した場合は、存立危機事態に認定することもありうると発言した。
翌日の閣議後会見でこの発言に対して質問され以下のように述べている。
「(日本政府は)いろいろなことを考えておかなければならない」
「いかなる事態が存立危機に該当するかは何とも言えない」
さらに、台湾海峡の情勢を注視していると下うえで「当事者間で平和的に解決するのが望ましい」と語った。
また、中国の台湾政策について以下のような見解を示した。
「いきなり爆撃するとか、いまの時代はそんなもんじゃないから」
「ストライキやデモが台北市内でわんわん起きて、総統府が占領され、総統が逮捕拉致される」
(中国が台湾側の要請を受けて、即座に鎮圧に乗り出すという想定)
「『中国の内政問題だ』と言われたら、どう世界は対応するか。香港も同じようなことだったのではないか」
麻生副総理以外では岸信夫防衛大臣も「台湾の防衛は日本の防衛に直結している」といった趣旨の見解を示し、「中国が台湾に軍事侵攻するような事態が勃発した際には、集団的自衛権を発動してアメリカ軍と共に自衛隊が出動するであろう」と語っている。
補足:『存立危機事態』とは、日本と密接な関係にある他国が攻撃され日本の存立が脅かされる明白な危険がある事態のことで、集団的自衛権を行使する際の要件の一つ。
(情報は、「ロイター」「dmenuニュース」)
中国が猛反発!
《趙立堅副報道局長が猛抗議!》
麻生副総理の台湾有事の発言に対して中国側は即座に猛抗議の姿勢を示した。
中国外務省の趙立堅(ちょう・りつけん)副報道局長は、麻生副総理の発言の翌日(6日)の記者会見で、麻生副総理の発言に対して猛反発した。
「この種の言論は非常に間違っており危険だ」
「中日関係の政治的な基礎を損なう」
「強烈な不満と断固たる反対を表明する」
「どんな国も台湾問題への介入を絶対に許さない」
「中国人民が国家主権を守る固い決心や意志、強大な能力を見くびってはならない」
こうした強烈な反発姿勢で、日本政府に厳正に抗議したと明かにした。
注目したいのは趙氏が、日本の軍国主義がかつて中国を侵略したが「今日の中国は当時の中国とは違う」と主張したことだ。
また、台湾を「国家」と呼んだ中山議員に対して「米国の中国抑制の手先になるな」と釘を刺した。
《環球時報の猛抗議!》
共産党機関紙・人民日報系の『環球時報』の胡錫進(こ・しゃくしん)編集長は6日、中国版ツイッター「微博」を通じて麻生副総理を「大口をたたく過激な政治家」と誹謗し、「日本の存亡は中国が台湾問題をどのように解決するかにかかっているのではなく、日本がまずしっかりと身のほどをわきまえることにかかっている」と恫喝した。
恫喝の発言は他にもある。
「軍事的にアメリカに隷属しており、自律的戦闘能力を保持していない日本は、自らの意思のある独立国家として独自に中国と軍事的に対決することなど不可能であることを十分認識すべきである」
「中国人民解放軍が自衛隊の戦闘力を麻痺させることは極めて容易であり、軍事的に日本は中国に対して無力である」
「単独で中国に立ち向うことができない日本が、アメリカによる対中軍事行動に協力した場合、それは日本と中国の軍事衝突とみなさざるを得ない。したがって、日本は中国側による軍事攻撃の対象となる。すなわち日本の生存は危殆(きたい)に瀕することになるのだ」
補足:『危殆』とは、「非常に危ないこと」
さらに聞き捨てならない発言をしている。
「日本が中国にとってのレッドライン(越えてはならない一線)を踏み越えたならば、中国人民解放軍は反撃するしか選択の余地はない」
ここでいう「中国におけるレッドラインを踏み越える」とは、外国勢力が、台湾の分離独立を図る叛乱分子を軍事的に支援して、叛乱分子を攻撃する中国と軍事的に対決することを意味している。
中国人民解放軍が「最終兵器を使いつづける」と日本を恫喝!
《日本攻撃の恫喝動画が世界で拡散》
中国人民解放軍がある動画を制作しました。
その動画は拡散され、日本のネットでもだいぶ騒がれました。
ですが、その話題も動画事態もテレビ局は報道しません。
テレビ局などのメディアが扱っていることは、麻生副総理の発言とそれに対する中国側の猛反発(猛抗議)のやり取りだけです。
しかし、中国人民解放軍が作成した動画こそ、日本という国家と日本人にとって決して見逃すことのできないものです。
この中国人民解放軍の恫喝動画をユーチューバーであり宗教家の及川幸久氏が解説していますので、及川幸久氏の動画から引用します。
(問題の動画は、はじめ中国国内で拡散し、その後世界に拡散され、日本のネット上では知る人ぞ知るものとなっています)
及川幸久氏の動画は最後にリンクを貼っておきますので、まだ観ていないひとはぜひご視聴ください!
《中国人民解放軍の恫喝動画について》
中国人民解放軍が制作した動画の内容とは、「日本が台湾を守ると言うならば、中国は日本を攻撃する」という恫喝の内容です。
中国が日本を攻撃する手段とは「最終破壊兵器=核兵器」だと言っています。
(ユーチューブでは、NGワードとなっているため、及川幸久氏は「核兵器」という言葉を使用していません)
及川幸久氏は、この中国人民解放軍の恫喝動画の問題について以下のような指摘をしています。
「海外で大ニュースになっているのに、なぜか日本では報じられない」と。
(産経新聞が報じている)
《及川幸久氏が指摘するポイントとは?》
中国人民解放軍の恫喝動画の内容(ポイント)とは?
「我々が台湾を解放する時、もし日本が軍事的に介入してきたら、たとえ一人の兵士、一機の戦闘機、一隻の軍艦だけであっても最大限の攻撃を始める」
「まず最終兵器を使う。そして、最終兵器を使い続ける。日本が二度目の無条件降伏をするまで」
「日本は中国に対して戦争をする代償を払えないと悟れば、日本が台湾海峡に軍を送ることはないだろう」
「1964年我々は最初の実験に成功した時、我々は世界に約束した。中国は非武装国(核兵器を持っていない国)には最終兵器は使わないと」
「今、国際情勢は劇的に変化し、我が国は過去100年間なかった変化のなかにある。我が国の平和的な繁栄を守るために、最終兵器戦略に変更が必要だ」
「我々は『日本例外諭』を提案する」
「現代史において日本は度々中国人民を苦しめてきた」
「日清戦争(1894~95)において台湾を奪って、2億3千万両の賠償金を払わされた」
「日本の中国侵略戦争(1931~45)では、中国人の負傷者は3500万人以上出た」
「日本は中国で大虐殺を行ったことを真剣に考えていない。日本が中国に対して三度目の戦争を始めるのであれば中国人は報復する」
「我々は日本に警告する。そして世界に告知する。もし日本が台湾併合も含めて中国の国内政策に軍事的に介入してきたら中国は日本に最終兵器を必ず使う」
「そして、日本が降伏するまで使い続ける。その間に日本とは一切の和平交渉に応じない」
「我々は尖閣諸島と沖縄を取り戻す。我々は尖閣と沖縄を支配して独立させる」
以上が及川幸久氏の取り上げた中国人民解放軍の恫喝動画で取り上げたポイントです。
《恫喝動画は複数存在する?》
及川幸久氏は、以上のような日本を恫喝する動画が複数あると指摘しています。
内容がほんのすこしだけ違う恫喝動画があり、その中で語られている恐ろしい内容を伝えています。
それは、日本を4分割統治して、中国とロシアで日本を支配するというものです。
共通しているのは、「台湾に手を出すな」「黙っていろ」「台湾問題に首を突っ込むなら最終兵器を使う」という内容です。
こうした複数の恫喝動画はインドのユーチューブチャンネルで流れて大問題となっています。
当然ならが台湾でも取り上げられています。
及川幸久氏は、こうした日本国内で、日本の国家安全保障上の大問題がほとんど知られない(取り上げられない)理由は、日中友好運動の結果であると指摘しています。
(情報は、「ロイター」「SankeiBiz」「dmenuニュース」「JBpress」「及川幸久THE WISDOM CHANEL」)
『中国人民解放軍が最終兵器(核兵器)を使用するぞと恫喝する動画を拡散!【後編】 ~いま、日本に必要なものは「武士道精神」~』につづく。
リンク先
及川幸久ユーチューブチャンネル
【中国】海外で大ニュース!中国の恫喝ビデオ!!「日本が中国政策に軍事介入したら日本に最大限の軍事攻撃を始め尖閣と沖縄を支配する」
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!