先に『【前編】～ナチズム（ナチス）とグローバリズムの違いとは？～』をお読みください。
某国際情勢アナリストの“その他”の価値判断（発言）の間違いとは？
《前置き》
【前編】にて某国際情勢アナリストの方の価値判断（情報発信）の間違いを指摘しました。
私がなぜわざわざ反論する記事を書こうとしたのかと言うと、その間違いだけではなく、その他にも価値判断（情報発信）の間違いがあるからです。
ただし、その方のすべてを間違いだと言っているのではありませんので、その点は誤解しないでください。
影響力があるがゆえに、間違いは正さなければならないという観点であり、その価値判断の間違いは、日本国の行く末を誤らせる要因となりかねないものが含まれていると判断し、この反論記事を書いたということです。
その点を【後編】をはじめるにあたり前置きしておきます。
《ワクチン接種の責任は追及しないから…》
某有名ユーチューバーの方（当時）は、Xにて以下の発言していました。
「（政府に対して）責任は追及しないから、即刻新型コロナワクチン接種を中止してくれ」
本気で言っているのでしょうか？
私が最初に違和感（価値判断の間違い）をおぼえた発言でした。
この発言は決して聞き逃すことができません。
影響力のある人物が公言していい内容ではありません。
この発言（価値判断）には２つの過ちがあります。
１．ｍRNAワクチン接種被害者のことをまったく考慮していない（無視している）。
２．政府の責任を追及しないということは、善悪の判断をしないということであり、それが意味することは“罪の放置”となる（政治問題を不問にする）。これは無責任のススメでしかない。
被害者の事を考慮しない。
愛のある方ならこんな発言はしません。
この発言から見られることは、「愛（隣人愛）の欠落」です。
言いたいことは理解出来ます。
要するに、ｍRNAワクチン接種を中止にしたくても政治家たちが責任を取ることを回避するために中止にならないから、中止にする為に「責任は追及しないから」と主張したのでしょうが、これはとんでもない発言でしかないのです。
およそ、法治国家であれば罪は罪として責任を取らせなければなりません。
もし、この方の言う通りｍRNAワクチン接種が中止になったとしても、それまでに出た被害者の方への補償をしなくてもいいとなります。
責任を追及しないとはそういう意味となるのです。
これは無責任のススメでしかありません。
こうした発想をする人には、どこか善悪の価値判断に歪みがあると思えます。
善因善果、悪因悪果は宇宙を貫く法則であり、誰にも眩ませることはできないのです。
ただし、ｍRNAワクチン接種の危険性を認識し、「中止」の声を上げたという点だけは評価できます。
《参政党擁護について》
某国際情勢アナリストの方（現X動画配信者）は、自身のYouTubeチャンネル（当時）にて以下の価値判断を発信していました。
「参政党の紛争は分断工作」
分断工作をする人物として武田邦彦氏を名指ししていた。
なぜ、このような間違いをしているのかは主に２つの要因があります。
まず、１つ目の要因として言えることが、分析の目が「世界（国際情勢）」に向いているため国内政治に関心が薄いこと（某国際情勢アナリストの方は自分で言っていました）。
国内政治について深く調べていない可能性があるのです。
ですから、参政党の問題においても表面だけの情報しか知らずに判断していると思われます。
しかし、真実は探さないと見つからないということが真理なのです。
真実の探求無しに真相は見つからないのです。
ここに某国際情勢アナリストの過ちがあるのです。
２つ目の要因として、WCH議連に参政党が参加していること、及び参政党がWHOのパンデミック条約及びIHR改訂に反対していることがあると思われます。
つまり、国際情勢アナリストの方と参政党の反グローバリズム思考が合致しているから、参政党は正しいと認識している（判断した）と思われます。
それは結局のところ、自分と同じ考えだから参政党は間違っていないだろうということであり、その裏には自分は間違えないという思考があると思われます。
別のYouTubeチャンネルに出演した際に、以下の発言をしていました。
「政党って、内部でいろいろあるんですよ」
この発言は、どこの政党でもいろんな組織でも“内輪もめ”があるのは当然だから、参政党は間違っていない、という短絡思考でしかありません。
これは「論理のすり替え」なのです。
参政党の問題は、詐欺裁判が起きているように「騙した（騙された）」という人道上、倫理上においても問題があり、政党としても政党助成金の条件である「民主的な組織であること」に反する政治団体としての責任の問題など、さまざまな問題が絡んでいるものです。
単に組織内部の抗争で済ませる問題ではないのです。
ましてや、スパイなどによる分断工作ではないのです。
起きるべくして起こった騒動なのです。
その騒動の発火点は神谷氏なのです。
参政党の現党首である神谷宗幣氏は以下の発言をしています。
「愛人OK！」
「不倫OK！」
「ロリコンOK（小児性愛容認）」
「多夫多妻」
「女性天皇容認（後に撤回した）」
さらには、
「（旧）統一教会は保守」
などと主張（発言）しています。
これがまともな保守の政治家または政党ですか？
はっきりと言います。
参政党は保守でもなく民主的な政党でもありません。
「統一教会は保守」というこのひとつの言葉だけを聞いただけでもまともな政党（人たち）ではないことが分かります。
それが国際情勢アナリストの方には分からないということでしょうか？
この発言から読み解ける参政党または神谷宗幣という党首の姿は、国家の守護神ではなく、日本国社会の破壊者なのです。
日本の伝統を壊すものがどうして反グローバリズムなのですか？
グローバリズムとは主権国家の伝統や民族特有の長所を破壊するものであり、保守とはそれを守る立場なのです。
また参政党には批判者を攻撃するSNS部隊なるものが存在し、国民主権における言論の自由（有権者として国政政党または国会議員を監視、批判する権利）を弾圧しています。
しかも、SNS部隊を外注しているという話まで持ち上がっています。
税金を投入された国政政党がすることではありません。
これが意味することは、参政党の「独裁」は、内部統制という枠からすでにはみ出しているとうことです。
独裁の力が党内だけではなく、国民に向けられているということです。
これでも参政党を擁護するならば、X動画配信者に政治を語る資格はないと言っておきます。
同時に、倫理はどこにいった？
とも言っておきます。
日本国を破壊する者を擁護する者は、その罪における“ほう助の罪”に該当することを知るべきでしょう。
繰り返しますが、以前のYouTubeチャンネルで武田氏が分断工作をしているような情報発信をしていましたが、私から見れば武田氏は実に誠実で正直な人です。
姑息な工作をするはずがありません。
むしろ多くの人たちが“証言”するように、嘘をついているのは神谷氏のほうです。
それが分からないという事は、宗教家としての目を持っていないと言わざるを得ません。
善人と悪人（嘘つき）を見抜けないようでは、宗教家失格と言わざるを得ません。
《宗教観（信仰観）に歪みがある》
某神道系YouTubeチャンネル（神社チャンネル）に出演したX動画配信者（国際情勢アナリスト）の方は、ある質問に対して以下の回答をしていた。
神道系ユーチューバーの質問
「さまざまなその宗教には核となる教えがあると思います。幸福の科学としての核なる教えって何なんですか？」
この質問に対して某宗教家（国際情勢アナリスト）の方の回答。
「全部なんです！」
質問者の方、マジで嘲笑してましたよ。
ただし、この後「根本経典・正心法語」の話をしていました。
ですが、出家者（当時はまだ出家者であったはず）としてはあり得ない回答でしょう。
質問は、「核なる教えは何か」です。
宗教家としての“資質が無い”と言わざるを得ないでしょう。
というよりも価値観（信仰観）がねじ曲がっているというしかありません。
幸福の科学の基本教義等は、信者でなくても知っていることです。
幸福の科学の経典（書籍）の多くは一般売り（書店等での販売）をしていて、そこには案内が書かれています。
幸福の科学グループは「愛」と「悟り」と「ユートピア建設」の活動をしている宗教法人。
これは信者でなくとも書籍を手にすれば手に入る情報です。
また、幸福の科学の基本教義とは「四正道」であり、根本は「正しき心の探求」です。
「四正道」とは、「愛」「知」「反省」「発展」の４つです。
幸福の科学には「霊言」が多くありますが、霊言はあくまでも霊人が自由にその個性に基づいて語っていることであり、霊界の証明のために行っていることでもあり、あくまでも「参考」でしかないのです。
霊言は教義ではなく、基本的な教えは「法シリーズ」の中にあり、根本経典として「正心法語」があるのです。
そうしたことを一切語らず、「全部」という回答は信者だけに限らず幸福の科学の教義を知っている人（アンチ含む）からすれば、腰を抜かしてずっこけるものでしかありません。
このような認識は信仰観に歪みがあると思われます。
「全部なんです！」
と言った後の説明には歪みがあります。
万が一、何らかの意図があっての発言だとしても、この発言はあり得ません。
言い訳はできません。
この発言を聞いてから、私はこの某国際情勢アナリストの方を信用しなくなりました。
《宗教って言うのは外見的なものにとらわれる？》
某国際情勢アナリストの方がとある保守系の動画チャンネルに出演した際に以下の発言をしていました。
「私は宗教団体の役員でしたけども、どうしても宗教って言うのは外見的なものにとらわれるんですよ。その宗教の作法っていうか、毎日こうしなきゃいけない、毎週こうしてください。そうしないと信仰を持ってない、信仰が浅いみたいなね、外見的なことにとらわれるんだけど、しかしプーチンが言っていることは心の問題であると」
この発言の際、「そうしないと信仰を持ってない」の部分でカメラ目線になりました。
私はこの部分がとても気になりました。
これは特定の人たちへのメッセージであると思われます。
もしかするとですが、某国際情勢アナリストの方が出家者から還俗した理由は、この発言の中にあるのかもしれません。
「どうしても宗教って言うのは外見的なものにとらわれるんですよ。」
この発言に対して反論します。
確かに外見的なことばかりを気にして中身が伴っていなければ意味が無いでしょう。
ですが、この方の発言には“偏り”を感じます。
「色心不二」という言葉があるように、心（内面）と行動（外面）は別のものではなく表裏一体のものなのです。
ある思い、考えがあるということは、その内面は外面（行動）に現れるということでもあります。内面に信仰があれば、その信仰は外見に現れる、その現れた外見でその人の信仰を推し量るということは常識的なことです。
あくまでも私が感じたことだと前置きしますが、おそらく内部で見解の相違があったのだと思われます。
あったとしたら、この方は自分の考えに固執し、自分の内面（信仰心など）を振り返ることなく、そこに正当性を見出すこともなく、ただ嫌悪だけが残ったのではないかと予想できます。
注：「色心不二」の本来の意味は、心と肉体は別々のものではなく相互に作用しているという意味。
《某国際情勢アナリストへのご意見番の評価》
某国際情勢アナリストの方（X動画配信者）の評価をご意見番がすると、
国際情勢については有意義な情報発信をしているが、国内政治及び価値判断に関しては決して“鵜呑み”にしてはならない、となります。
国際情勢を知ることの目的は、国内（日本国）の進むべき方向やあり方を考える材料とするためでなければなりません。
誰も知らない情報をつかんで発信し、尊敬や名誉を得るためであってはなりません。
国際情勢は日本の国内政治と結びつけてこそ真に価値のある情報となるのです。
はっきりと言えば、この方（某国際情勢アナリスト）は、政治家には“不向き”でしょう。
動画配信者としては成功する資質を持っていても、具体的な権力を持ち、政治を進めるには不向きと判断しています。
同時に宗教家としても大きな疑問がわきます。
（ご意見番の個人的見解です）
日本人が知らない国際情勢（情報）を伝えるという意味においては良い仕事をするでしょうが、物事の価値判断にあたって“歪んだ”ものの考え方や判断がときおりあるということです。
私の“直感”であると前置きしますが、この方は「天邪鬼的な性格」を持っていると思われます。
また、意外に名誉心が強いように感じます。
あくまでも個人の感想です。
悪しからず！
《信用するか、しないか？》
結局、情報発信をする者及び情報を受け取る側にとって大切なこととは何か？ と言えば、
・間違った情報発信をしていないかという自分自身への“脚下照顧の姿勢”を持つ。
・間違いに気がついたならば修正・反省をすること。
・正しく価値判断できない人の発言は鵜呑みにしない。
・一部に有益な情報発信があっても致命的な価値判断のミスをする者に大きな影響力を持たせては危険（社会全体において）である。
ということ。
己惚れ者は、必ず価値判断を間違わせる。
謙虚さを忘れ、名誉心の虜となると、正しさを失っていく。
常に、自らを諫め、自らを振り返り、過ちを正す姿勢の無いものに、真に社会を益する発言はできない、と言っておく。
たとえ間違いが一部であっても、その間違いに気がつかず訂正も反省もしないならば、その間違いは社会への毒となって世の中を汚していく。
その因果応報は必ずその人に返っていく。
はっきりと言います。
「ナチスはグローバリズム」と定義したり、「統一教会は保守」と発言する政治家（政党）を擁護したりする人物は信用するに値しない！
これはご意見番個人の見解ですが、あなたはあなたで判断してください。
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした！
