『The Liberty9月号特集『「ディープステート」論の正しい見方』に反論する!【前編】~“ディープステートが世界を支配している”は「真実」!~』

目次

はじめに

今回の内容は、月刊誌『The Liberty』9月号の特集記事『「ディープステート」論の正しい見方』について反論するものである。
“注意”して欲しいのは、特集記事以外の記事や月刊誌『The Liberty』そのものを批判する(反論等)するものではないこと。

なぜ反論するのかと言えば、結論を言ってしまえば、「真実にたどり着いていない」からであり、「真実を捻じ曲げて矮小化している」からである。
一部に賛成する箇所はあるものの、総論としての「ディープステート論」は大きく間違っていると判断したからである。
というか、ディープステートについて研究をしている者の一人として、上記記事の内容は呆れかえるとともに笑ってしまうものである。
いくつか前の記事で「幸福実現党政務調査会見解」への反論を出したが、最近の幸福の科学の発信する内容の“一部”には信じがたい“偏見”が混じっている。
(ただし、全体的な主張は正しいと思っている)

私は今回取り上げる『The Liberty』9月号の特集記事も幸福実現党政務調査会見解と同じような「探求心の無さ(真実を追求していない)」という点に驚愕した。
その間違いは、ディープステートについて研究をしている者からすれば「へそで茶を沸かす」レベルでしかない。
この分野に関してまともな研究(勉強)をしていないことは明白である。
おそらく特定の情報しか取り入れていないのだろう。
そのあまりにも酷い内容には反論せずにはいられなくなった。

日本一の宗教団体となった幸福の科学の出版部門である幸福の科学出版から販売されている月刊誌『The Liberty』は信者に大きく影響を与え、信者以外の知識人たちにも影響を与えている。
その影響力を鑑みて、この間違いは看過できないと判断したからである。

おそらく自らの頭で考えない信者、この分野に関して研究(勉強)したことのない信者たちは、この記事の内容を“鵜吞みにして”信じてしまうだろう。逆に私の反論記事を読んだとしても、先に読んだ『The Liberty』の情報を判断基準とするため、私の論理をこき下ろすこともありうる。
だが、私は自分で自信のないことは言わない性格であり、この分野に関しては現在進行形で探求(研究)している者のひとりである。

私のような個人の情報発信であり、世間に大きな影響を与えないならばまだしも、日本最大の宗教団体が出す記事で間違った価値観を流すということは、間違った価値観に染まった人たちが多く発生することになる。
断じて見過ごせない。

私は現在進行形で「ディープステート」について研究しているが、その研究した内容と『The Liberty』9月号の内容は“相容れない”ものとなっている。
私は自信を持って言う。
『The Liberty』9月号の『「ディープステート」論の正しい見方』は間違っている!
不勉強であり、偏見であると言っておく。
さらに言うと、これは単なる論説の間違いですまされることではなく、“そこに”宗教の未来に関する重要な“要素”が含まれていると看過した。

これは単なる論説の相違で済まされる事ではなく、深く重たい意味がそこに横たわっている。
幸福の科学の出家者は、「教え」についてはよく学んでいると思われるが、最近目に付くのが世間解(世の中について)の無さである。それは全般的ではなく、“特定の分野に関して”明らかに“歪んだ価値判断”をしていることが、私は非常に気になっている。

信仰者のあり方として、「自分たちは正しい」と盲目的に言い張るのではなく、教祖(大川総裁)と弟子(特に出家者の)の主張を分けて受け止めることが必要であることを自覚するべきである。
幹部と言っても弟子は弟子でしかない。
出家者といっても、特定の分野では在家者の方が高い見識を持つことも多くある。
盲目的に出家者の見解を何から何まで鵜呑みにしてしまうと、その宗教は歪み始めるということが宗教の歴史として証明されていることを知るべきだろう。
無思考で不勉強な状態ですべてを鵜呑みにすることは、法灯明、自灯明ではない。
完全盲従(無思考)ではなく、完全否定(反発)でもない“中道の姿勢”の中に真の信者の姿があると伝えたい。

大切なことは、「真実」を求める姿勢は各人が持つべきであり、それを上位の弟子に任せきりにすることは、その時点で真実の探求者ではなくなることを意味することである。
宗教者が真実の探求者でなくなれば、その時点でその宗教者はただの“俗人”に近づいていく。

この記事は、憎しみによって書かれるものではなく、反抗心によって書かれるものでもなく、疑の心でかかれるものでもなく、ただただ「真実の探求」から書かれるものであると同時に、内心の自由及び言論の自由、思想・表現の自由の行使により書かれるものであることをここに伝える。

先に

《追加文》

8月下旬、『The Liberty』9月号特集記事『「ディープステート」論の正しい見方』に該当する動画が公開された。
この項(追加文)は該当記事の補足的動画(8月17日配信)を視聴した後に書いたものです。
この項(追加文)以外の本文(本論)は8月初旬に書き終えていたものです。

【追加文】

動画の冒頭で、『The Liberty』9月号特集記事『「ディープステート」論の正しい見方』は、「米国のディープステートに限定したものである」との主張があった。
だが、それは特集記事ではっきりと示されていない。
(私は本文で語っているが読んですぐにそれを理解した)
後出しじゃんけんのように言い訳をしているのは誠実ではない。

そもそもディープステート論を語るのに一国に限定して語ることは無意味であり、その正体を暴くことも不可能であることを知るべきである。

『The Liberty』9月号特集記事の「ディープステート論」は、大前提で間違っているがゆえに内容が正しさを失っている。
戦略の間違いは戦術では修正できないように、思想(思考)における“前提の間違い”は後から修復することは不可能なのだ。
前提または根本で間違えると、その先いくら論を重ねても間違った結論しかでてこないのである。
そのことに編集者(執筆者)は気がつくべきである。

もし、本当に『The Liberty』9月号特集記事が“米国の”ディープステートを分析した内容であるならば、特集記事のタイトル『「ディープステート」論の正しい見方』は嘘(誤解を生む、または錯覚させる)となる。
お分かりか?
全世界に関するディープステート論ではなく米国のディープステート論として語ったならば、記事のタイトルの前に「米国の」がつかなければならない。
米国における「ディープステート」論の正しい見方』
『「ディープステート」論の正しい見方』
この2つでは意味することがまるで違う。
それを理解しているのか?
特集記事の内容が米国のディープステートを中心に語っているならば、記事のタイトルを修正するべきだろう。
「反省」とは仕事レベルでいえば「修正」するということだ。

正直に言わせてもらえば、この件に関しては別の人が担当するべきだと思っている。
ただ、別の人に変わっても内容が変わるのか心配だが…。

以上、追加文として付け加える。
この先からが、本文(本論)となります。

“ディープステートが世界を支配している”は「真実」!

《「陰謀論」という語彙表記について》

まず内容に触れる前に先に言っておきたいことがある。
The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』P9には、「トランプ現象で広がった“陰謀論”をどのように考えればよいか」と書かれている。
これはディープステートに関して研究(勉強)した人たちにすれば、笑止なことであることを知るべき。
そもそも『陰謀論』という語彙表現はCIAが自分たちの陰謀を暴かれないための武器として創った語彙である(つまり造語)。
ですから、真実の探求者を名乗るならば、真実を探求したいと考えるならば、「陰謀論」という語彙表現を使わないことです。
実際に、これによって騙されているか、目覚めているのかがわかる一つの指針となっている。

私が耳にした情報では、大川総裁は弟子の問いに対して、「陰謀はある」と語ったという。
世界には陰謀が渦巻いていることは、紛れもない現実である。
それを「論」のレベルに貶めることは、陰謀を隠す側に回っていることであって、決して真実の探求者の姿勢ではない。
「陰謀論」??
死語ですよ!
陰謀は陰謀でいいのです。
陰謀があるかないかでいいんです。
「論」とつける必要はないんです。
それが理解できないならば、深い暗闇の底であるこの問題を正しく見ることはできるはずがない。

《“ディープステートが世界を操作している”は「物語」?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

ディープステート(影の政府)が世界を操作している。日本はディープステートの支配から脱却しないといけない――という物語が拡散し、離れて暮らす親がいつの間にかその世界観に執着し、意思疎通がとりづらくなったという人まで出てきている。
(P8)

〈“ディープステート(影の政府)が世界を支配している”は「真実」である!〉

「という物語」と語っているが、それこそが物語ではないか?
そもそも「物語」という表現は、ディープステートについて探求している人たちを愚弄する表現でしかない。
ディープステートについて研究している人たちはあくまでも「自由」と「真実」を求めている人たちであり、国家の主権や伝統を守ろうと考えている人たちです。
この「物語」という表現は、「偏見」としか言いようがない。

また、上記の主張は、NHKがコロナワクチンに反対する人たちを撃退するための主張と同じ論調(構図)となっている。

ディープステート(影の政府)が世界を操作している

これは日本だけではなく、世界中の人たちが研究した結果であることを知るべきである。
上記の主張は、多くの研究者たちを完全否定するものである。
これが分からない幸福の科学に未来があるのか?
あなたがたは本当に地上をユートピアにしようと考えているのか?
と問いかけざるを得ない。

この主旨の間違いは、致命傷であると伝える。
なお、今後も今回取り上げたThe Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』が間違いであることを“証明する記事”を多く書くことを予定している。
すでにいくつかディープステート及び秘密結社に関する記事を出しているが、今後はもっと重要な記事を出す。
それを読んでから、私の反論が正しかったのか、間違っている戯言なのかを判断していただきたい。
(今回の反論では語り切れないので)

《「ディープステート」という言葉を広めたのはトランプ前大統領?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

人々の心に刺さるディープステートという言葉を広めたのは誰なのか……。
何を隠そう、トランプ前大統領自身である。
(P8)

〈ディープステートという表現は、日本の戦前に新聞記事となっていた(地底政府)〉

人々の心に刺さるディープステートという言葉を広めたのは誰なのか……。
何を隠そう、トランプ前大統領自身である。

この文の言外の意に、「ディープステート=世界の支配者」と主張する者に対する“軽蔑の心”が見え隠れしている。
この主張は、自ら不勉強であることを証明するものであることを知るべきである。
「ディープステート」という言葉が有名になったこと、並びに世界中の人たちが恐れずに口に出すようになったきっかけはトランプ前大統領であることは間違いない。
だが、「ディープステート」と言う言葉自体は、表で口にする人は珍しかったが、実は昔から使われていて、知られている言葉であった。
日本においても戦前に「地底政府(ディープステート)」という言葉が新聞記事となっている。
トランプ前大統領が公言するまでは、この言葉を公言すること自体が恐れられていたことは確かである。それがトランプ前大統領の勇気ある告発によって、世界中の目覚めた人たちが口にすることになったということが真相である。

《ディープステートの定義は「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員」?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

日本のメディアはディープステートを“トンデモ”扱いする一方で、一部の保守層は「ディープステートが世界を支配している」と主張する。
だが、米保守派が政治マターとして議論するディープステート論はいずれでもなく、例えば、米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のコラムニストは、「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員」と厳密に定義している。
(P10)

〈ディープステートとは「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員」と定義できるものではない〉

ディープステートが世界を裏側から支配していることは現実です。
政治に関わる人たちにとってのディープステート問題とは、政治マターでしょうが、ディープステートの問題は政治や行政だけの問題ではないのです。
あらゆる分野、あらゆる場所に彼らは潜んでいるからです。
「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員と厳密に定義」できるものではないのです。
これはディープステートの正体を歪曲、矮小化するものでしかありません。
ディープステートの正体が単なる反抗的な官僚であるならば、世界はこれほどまでの混沌としていないでしょう。

もし、ディープステートの正体が官僚の反逆と言う限定的なものならば、さまざまな戦争が起こることもなく、共産主義がはびこることもなく、全体主義が幅をきかせることもなく、mRNAワクチンが強制的(努力義務)に打たされることもなかったでしょう。

《ディープステートとは「連邦官僚の野放しの権力」?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

WSJは、「ワシントンを実際に動かしている200万人の連邦官僚の野放しの権力」こそ、本当のワシントンの泥沼(ディープステート)だと指摘する。
(P11)

〈ロバート・F・ケネディJr氏の宣言に見えるディープステートの正体〉

「ワシントンを実際に動かしている200万人の連邦官僚の野放しの権力」こそ、本当のワシントンの泥沼(ディープステート)。

連邦官僚はどうして野放しになっているのでしょうか?
連邦官僚はどうして大統領に歯向かい、大統領に抵抗するまでの強力な権力を持つのでしょうか?
また、ディープステートとはアメリカ合衆国にしか存在しないのでしょうか?
その点における探求がこの論調では完全に欠けている。

200万人の野放しの官僚たちは一体化しているのですか?
それとも組織立っているのでしょうか?
一見するとまともに思える論調ですが、あまりにも矛盾を抱えた論理です。

連邦官僚に力を与えている存在がいてこそ、彼らは強い抵抗力を発揮できると考えるのが因果の理法に適っています。
この論調も、ディープステートの正体を歪曲し、矮小化するものでしかありません。

ディープステート研究に関して有名な人物に、ロバート・F・ケネディJr氏がいる。
ケネディJr氏の語った言葉をここに伝える。

我々は、ウォール街、ビッグテック、ビッグファーマ、ビッグアグリ、軍事請負業者、そして彼らのロビイストからの独立を宣言します。私たちは、企業の正当性を強化するよう偽メディアからの独立を宣言します。
~中略~
私たちの希望を裏切り、私たちの分裂を増幅させる冷笑的なエリートからの独立を宣言します。

ケネディJr氏は、米国におけるトランプ前大統領と同じくディープステートに立ち向っている存在ですが、彼が語っている内容にディープステートの正体の謎を紐解くカギがあります。
ウォール街(金融資本家)、ビッグテック(巨大IT企業)、ビッグファーマ(世界的巨大製薬会社)、ビッグアグリ(大型の農業生産法人)、軍事請負業者、ロビイスト

つまり、ディープステートとは軍事産業に限ったことではなく、医療分野、農業分野、IT産業、そして金融業界にいるとケネディJr氏が見ているということです。
私が研究したことによると、ディープステートはありとあらゆる場所に存在します。
世界を共産主義及び全体主義に染め上げるためにありとあらゆる場所に入り込んでいることが分かっています。

付け加えて言うと、ケネディJr氏が誰と戦っているのかと言えば、それがディープステートであることは世界中の人たちの周知の事実です。

ケネディJr氏の宣戦布告(宣言)から読み解く限り、The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』の主張する、「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員」「ワシントンを実際に動かしている200万人の連邦官僚の野放しの権力」が間違いであることは明白です。

《ディープステートの定義は、「官僚機構」と「ビッグデータの融合」?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

私にとってのディープステートの定義は、CIAやFBIをはじめとする安全保障や情報、軍事部門の「官僚機構」と、グーグルなどの「ビッグデータ」の融合です。
~中略~
ディープステートのルーツは、1922年にモスクワで開かれた会議にあります。
(J.マイケル.ウォーラー)
(P12)

〈ディープステートの定義が割れている??〉

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』では、ディープステートの定義が微妙にズレた複数の定義となっています。
つまり、この記事を書いた人(幸福の科学側)には、はっきりと判断(定義)出来ていないことが明白です。

ディープステートの定義は、CIAやFBIをはじめとする安全保障や情報、軍事部門の「官僚機構」と、グーグルなどの「ビッグデータ」の融合

これはディープステートの正体を矮小化するものでしかない。
ディープステートは主要な産業はもちろん、政治、行政、裁判所など社会のありとあらゆる場所に存在する。

ディープステートのルーツは、1922年にモスクワで開かれた会議

これもディープステートの正体を隠す主張でしかない。
ディープステートのルーツはどんなに少なく見積もっても数千年以上はある。
近年では、1700年代に大きな波が起こっている。
“一般的には”イルミナティ創始者といわれているアダム・ヴァイスハウプトの思想は今日いわれているグローバリズムそのものであり、共産主義及び無政府主義である。
ヴァイスハウプトの思想を自分の思想として出したのがカール・マルクスである。

上記のような間違いを垂れ流すことは、世界を間違った方向に誘導することであり、地上世界が天国と地獄に分かれる影響を持ち、人々の幸不幸に影響する。
だから言う。
この見解は間違いである。

《政府の規模を縮小し、国民に権力を取り戻す》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

トランプ氏は「政府の規模を縮小し、国民に権力を取り戻す」と訴え、チェック・アンド・バランスを取り戻そうとしています。だからディープステートは激しく抵抗しているのです。
(P15)

〈トランプ氏の主張の真意は?〉

「政府の規模を縮小し、国民に権力を取り戻す」

この言葉を表面上の言葉だけで受け取っているようではダメです。
トランプ氏がやろうとしていることは、アメリカ合衆国を建国の理念(合衆国憲法の理念による国家運営)に戻すことによって、建国の父たちが目指した“真の民主主義に戻す”ということなのです。
実はアメリカ合衆国は、建国以来、合衆国に巣食う秘密結社(ディープステート)との戦いが続いているのです。

日本の皆さんに質問します。
アメリカ合衆国には、王族はいると思いますか?
アメリカ合衆国は「ピープルの国」だからいるわけないだろう!
違うんです。
実は民主主義国家の代表のようなアメリカ合衆国にも王族はいるのです。
(もちろんアメリカ出自の王族ではありません)
これはジョン・コールマン博士が丹念に調べた結果であり、決して私の妄想ではなく、また「物語」でもありません。
一定の血族が権力を握る政治体制は民主主義ではなく、「寡頭政治(体制)」です。
寡頭政治(体制)こそディープステートの政治思想なのです。
この寡頭政治は言い換えれば共産主義と全体主義(独裁主義)を合わせたものです。

アメリカ合衆国の隠された歴史とは、建国の父たちの理念である民主主義国家実現と王族の子孫とされる者たちの企むアメリカ破壊(目的はイギリスの属国に戻すこと)との戦いの歴史なのです。
もちろんこれは歴史教科書に載っていませんし、アメリカ国民の多くも知らないでしょう。
ですが、ジョン・コールマン博士は上記の主張を詳しく調べた結果として発表しています(著書で)。
ですから、トランプ氏が主張している戦いの本当の意味とは、アメリカ合衆国に巣食うディープステート(主に秘密結社)から、独立の父たちの理念にのっとった国家に戻すことなのです。
単なる官僚組織との戦いではないのです。
そんな小さなものではないのです。

ディープステートとは、影に隠れながらも「実質的な政府」なのです。
上記のことを知った上で、さきほどの「政府の規模を縮小し、国民に権力を取り戻す」と言う言葉を考えれば正しい見解が浮かんでくると思います。

《グローバリズムは経済用語??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

グローバリズムは経済用語である

グローバリズムという言葉はもともと、1990年代以降に広がった「経済のグローバル化」を指す。
(P16)

〈グローバリズムとは「地球全体主義」に他ならない!〉

グローバリズムは経済用語である

こんなバカバカしい論をよく吐けますよね!
世界中の人たちから笑われますよ!
いま、全世界で反グローバリズム運動は広まっています。
少しでもこの問題を研究(勉強)した人間であれば、こんな馬鹿げたことは言いません。
「グローバリズム」が経済用語などというのは、ディープステートの騙しに引っかかっている人だけです。
愚か!

現代に「グローバリズム」を経済用語として主張しているのは経済学者などの一握りの人間でしょう。
いま世間で認知されているグローバリズムとは「地球全体主義」であり、その存在がグローバリストであるということは常識です。
グローバル化(国際化)の流れとは、自然とそうなっているのではなく、“意図的になされている”ということを見抜けないとは何とも情けない。

《わざわざグローバリズムという言葉を使わなくてもいい??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

現在ただ今の問題を理解しようとしていると思われるが、実はわざわざグローバリズムという言葉を使わなくても、「共産主義」や「全体主義」といった言葉を使った方が、その問題の本質を明らかにすることができる。
(P17)

~グローバリズムと言う言葉をわざわざ使わなくても理解できる。
つまりグローバリズムという言葉でさまざまな現象を一括りにする必要は本来ないのである。にもかかわらず、なぜそのような“造語”をしてまで「グローバリズム論」が出てくるのだろうか。
(P19)

〈言葉のすり替え(言い換え)は悪い奴の常套手段〉

この主張は、問題のすり替えでしかありません。
はっきりと言わせてもらいます。
極めて幼稚な論理です。
グローバリズムという言葉の中に「問題の要素が詰まっている」から多くの人々は使用しているのであって、そもそもは、ディープステート側が表現のすり替えをしたことで発生した言葉であることを知るべきです。
グローバリズムは確かに共産主義であり、全体主義なのです。
だから、グローバリストとは国際共産主義者であり、地球全体主義者なのです。
そうした意味を一つの言葉で表せるから使っているのです。

言葉のすり替えは悪い奴らの常套手段です。
この特集記事を書いた人及びこの私の記事を読んでいる人に聞きますが、日本において先の大戦を何と呼んでいますか?
太平洋戦争?
世間ではそう呼んでいるはず。
メディアはそう呼んでいる。
ですが、本当の戦争名は「大東亜戦争」です。
これがGHQによる占領政策の一環であるWGIPによって正しい呼び方を禁止され、太平洋戦争と呼ぶように強制されたのです。
これが歴史の真実です。
なぜ呼び方を変えるのでしょうか?
戦争の名に意味がこもっているからです。
だから、戦争の意味を正しく理解させないために別の呼び方に変えたのです。
通常これを洗脳又は情報操作と言います。
こうした論理がThe Liberty9月号特集記事を書いた人には理解できないようですね

その問題の本質を明らかにすることができる。

逆です。
グローバリズムという呼び方を使わずに共産主義、全体主義と言い換える必要はないのです。
なぜならば、グローバリズムとは「共産主義」及び「全体主義」だからです。
グローバリズムという呼び方の中に“本質を表わすすべてが入っている”からです。
なぜこれを分けようとするのか、理解不能です。
これをわけるとする発想は問題の本質に迫るものではなく、逆に問題の本質から目を背けさせるものでしかありません。

“造語”をしてまで「グローバリズム論」が出てくるのだろうか。

グローバリズムが造語?
この文は、「グローバリズムは経済用語である」という主張と矛盾します。
経済用語であれば、必要があって発生するものです。
わざわざ造語したわけではありません。
「経済用語」と言っておきながら、「造語をしてまで…」という論理は破綻しています。
自分の言っていることをよく理解してください。
あきれます!

《思想的な実体を掴む??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

以上見てきたように、日本の一部の保守派が“グローバリズム”と名付けている問題の本質は、「共産主義」や「全体主義」である。その思想的な実体を掴むことが、世界を正しくみることになり(正見)、日本が精神的な戦いをする上でも重要となる。
(P20)

〈共産主義の真の源流とは?〉

日本の一部の保守派が“グローバリズム”と名付けている問題の本質は、「共産主義」や「全体主義」である。

そんなことはすでに世間では周知の事実ですよ!
“いまさら”何を言っているのですか?

その思想的な実体を掴むことが、世界を正しくみることになり(正見)、日本が精神的な戦いをする上でも重要となる。

不十分です。
共産主義の発生は、「秘密結社」からなのです。
共産主義思想の源流は秘密結社であり、秘密結社の神がルシファーであることは知る人ぞ知る事実です。
ですから、共産主義とは悪魔の思想ということです。
これは歴史からは意図的に消されているものです。
ですから、表面上の学問や知識を集めるだけでは、共産主義の真の発生源は見えません(分かりません)。

共産主義とは、イルミナティやメーソンリー(フリーメーソン)の思想です。

すでに何度も出しましたが、幸福の科学の出家者は無知なようなのでここでも出します。
“一般的には”秘密結社イルミナティを創設した人物としてしられているアダム・ヴァイスハウプトの綱領を見れば、秘密結社が共産主義であることは明白です。

【ヴァイスハウプトによる綱領】

1.既存秩序と政府の廃止
2.私有財産の廃止
3.遺産相続の廃止
4.愛国心、民族心の根絶
5.全宗教の根絶
6.家庭、道徳の廃止と児童教育の支配
7.世界政府の樹立

共産党宣言を発したカール・マルクスは、アダム・ヴァイスハウプトの思想を自分のオリジナルとして世に出したのです。
ちなみに、カール・マルクスはフリーメーソン32位階のメンバーです。
世の中には隠されていますが、共産主義と秘密結社は深く結びついています。
というよりも共産主義の発生源は秘密結社であるのです。
ここまで見抜くことなくして、世界を正しく見ることも、日本が精神的な戦いをすることも出来ません。

《反グローバリズムの正当性を高めようとしている??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

にもかかわらず、日本では、「グローバリズムVS反グローバリズム」といった構図をことさらにつくり出す動きがあるのはなぜだろうか。客観的に見ると、相手を実態以上に大きく見せて、それと対決する反グローバリズムの正当性を何とか高めようとしているように見えるのだ。
(P20)

〈世界の潮流はグローバリズムVS反グローバリズム〉

日本では、「グローバリズムVS反グローバリズム」といった構図をことさらにつくり出す動きがある

偏見のかたまりです。
グローバリズムVS反グローバリズムの戦いは先進国を中心にして全世界で広まっているものです。知らないのですか?
ことさらつくりだしているのではなく、グローバリズム勢力が民衆を追い込んでいるからこそ立ち上がるしかない状況だということが正しい見方です。
なにも好き好んで戦っているわけではないのです。
この論調は明らかに偏見に満ちています。
正見とは真逆です。

《反グローバリズム運動は過去に逃げ込む??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

しかし反グローバリズム運動という名でいわば過去に”逃げ込む“ことによって、未来を切り拓く思想や宗教から目を逸らすことがあってはならないのである。
(P21)

〈反グローバリズムとは自由のための戦い!〉

ある意味では、上記の主張が最大の誤りかもしれません。

反グローバリズム運動という名でいわば過去に”逃げ込む“

これも逆です。
地球全体主義、独裁主義、国際共産主義から自由と人権などを守ることで、自国の主権や子どもたちの未来を守ろうとすることが反グローバリズム運動の主眼です。
それがわからないのですか?
こうした一連の論調を聞いていると、私にはすべて「グローバリズム勢力の思想」に見えてきます。
幸福の科学は、一体どうしたのでしょうか?

未来を切り拓く思想や宗教から目を逸らすことがあってはならない

という主張は、幸福の科学の思想から目を逸らすな、ということを言っているとしか聞こえません。
それならそうともっとはっきりと言ったらどうでしょうか?
世間が幸福の科学を認めないから、拗ねているのでしょうか?

自分たちの思想や活動を世間が理解しない理由は何かと探求することこそ、真理の探究者のやることです。
暗に匂わせて世間の人たちを非難するような言は宗教としてはみっともないと言っておきます。

さらに指摘すると、グローバリズムとは共産主義、全体主義と言っておきながら、グローバリズム勢力と戦っている反グローバリズムの人たちを過去に逃げ込むなどということは大きな矛盾でしかないことに気がつくべきでしょう。
グローバリズムを共産主義、全体主義と言うならば宗教団体である幸福の科学も戦わねばならないでしょう。
真実の宗教にとっては共産主義と全体主義は宿敵であるはずです。
なぜ戦わないのですか?
大いに矛盾しています。

グローバリズムが共産主義、全体主義であるならば、反グローバリズムとは共産主義、全体主義から「自由」「主権」「人権」を守っている存在となります。
未来を共産主義、全体主義に染め上げられないように戦っていることを意味します。
つまり、反グローバリズムの本質は自由を守ることなのです。
これが分からないのでしょうか???
いったいどこを見ているのですか???

この記事全体に、論調の矛盾があり、飛躍もあることを自覚するべきでしょう。

『【後編】』につづく

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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