『The Liberty9月号特集『「ディープステート」論の正しい見方』に反論する!【後編】~先入観は真実を虚偽(陰謀論)にすり替える!~』

【後編】~先入観は真実を虚偽(陰謀論)にすり替える!~

先に『【前編】“ディープステートが世界を支配している”は「真実」!をお読みください。

先入観は真実を虚偽(陰謀論)にすり替える!

《軍産複合体が伝統的なディープステート??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

この軍産複合体が事実上、国家安全保障政策を操っているとし、「伝統的なディープステート」と指摘されてきた。
(P22)

〈ディープステートがいる場所は、軍事産業(軍産複合体)に留まらない〉

記事の中に「戦争をビジネス化する軍産複合体とネオコン」と言う言葉が出てくる。
軍需産業の資本はどこから来ていますか?
その資本を出している者たちこそ真のディープステートなのです。
連邦官僚とは、奥に潜むディープステートの“代理”でしかないのです。
これを「フロント」と呼びます。

ケネディJr氏が指摘しているように、ディープステートとは、軍事産業だけに留まらず、連邦官僚にも留まらず、ウォール街(金融資本家)、ビッグテック(巨大IT企業)、ビッグファーマ(世界的巨大製薬会社)、ビッグアグリ(大型の農業生産法人)、軍事請負業者、ロビイストなどの中に存在する者たちなのです。
さらに言うと、政府の重要機関及び情報機関(諜報機関)などに多くいますが、主要な産業や社会の様々なところにディープステートは存在しているのです。
これが理解できないことは、世界を歪んで見ていることと同じです。

《バイデンは偉大なる凡人?》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

バイデン氏の本質は「偉大なる凡人」であり、ネオコン的世界観で彼を分析するのは無理がある。
(P23)

〈「凡人」という言葉を使うと、ブーメランのように跳ね返ってくる!〉

バイデン氏の本質は「偉大なる凡人」

私から言えば、「凡人以下」です。
ただの操り人形でしかありません。

ただ、ここで言わせてもらいたいことがある。
「凡人」
この言葉、幸福の科学の出版部門の人たちにはブーメランのように跳ね返ってくるものであることを自覚なさったほうがよろしいかと思います。

幸福の科学では「霊言」が降ろされます。
高級霊界にいる霊人から地上の人間にメッセージや思想、警告などが伝えられます。

以前、天上界の谷沢永一氏(国文学者)から「幸福の科学出版(編集部)の人間は“凡人”」と批判されていましたよね?!
お忘れですか?

出家者たちは、谷沢霊のこの言葉をどのように受け止めたのでしょうか?
何らかの自己変革、努力をしたのでしょうか?
イノベーションを行ったのでしょうか?
それとも嘆き、無視をして聞かなかったことにした(忘れた)のでしょうか?

私は今回の特集記事を読んで、谷沢霊人の言葉が頭に浮かびました。

《「陰謀論」を信じるのは好奇心からくる憶測??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

“陰謀論”を信じたくなるのは、「世界や歴史を動かす異常な出来事が起きる裏には、何か存在するのではないか」という好奇心があると見られる。そこから「強欲な何者かが世界を支配している」と考え、さまざまな仮説や憶測が生まれ、議論されているのが実情だろう。
(P26)

〈「真実の探求」こそが陰謀を暴く原動力〉

上記の論こそ「憶測」です。
この文章をよく読んでください。
事例や論拠も示さずに、見事に空想の翼を広げている。

私は数々のすり替え論を見破ってきました。
「好奇心」、これもすり替えです。
「世界や歴史を動かす異常な出来事が起きる裏には、何か存在するのではないかという好奇心」があるのではなく、“真実”を探しているのです。
つまり、「真実への探求心」こそが、陰謀を暴く原動力なのです。
真実の探求を好奇心という言葉にすり替えることでディープステート論を捻じ曲げているのです。
いったい、幸福の科学はどうしてしまったのでしょうか?

そもそも“陰謀論”という語彙表現を使用している段階ですでに「真実の使徒」から外れています。
世界中で真実を追求している人たちにとっては、世界の裏側に「陰謀」があることは常識となっています。
近年で最大の陰謀がmRNAワクチン接種政策(ワクチン全体主義)であったことは論を待ちません。
以前の記事で幸福実現党政務調査会の見解への反論もしましたが、なぜか幸福の科学はコロナパンデミックの問題を、中国発の人工ウイルスという“限定的な問題”に閉じ込めています。人工ウイルスとmRNAワクチンは明らかに繋がっていることを認めようとしていません。なぜでしょうか?
今回取り上げた「ディープステート論」においても、同じように“限定的な問題”に閉じ込めています。

コロナパンデミックにおける重要な陰謀は、「コロナウイルスの特効薬であるイベルメクチンの使用を制限した(邪魔した)」ということです。それによってワクチンと呼んでいる製剤を人々に打たせたことです。
イベルメクチンが使用された地域や国ではコロナウイルス感染症の発生が低いレベルで抑えられています。
その最大の理由に、日常からイベルメクチンを飲む習慣があったことです。
イベルメクチンはまさに「奇跡の薬」であり、コロナウイルス感染症だけではなく、コロナワクチン後遺症にも効果があると数々の報告が上がっています。これは世界の医学者たちが認めている事実です。
コロナウイルス感染症に特効薬があり、しかも安価。
こんないい話はないじゃないですか!
国民に治療薬として、予防薬としてイベルメクチンを配れば、コロナパンデミックなど簡単に終息したのです。
外出制限もなく、マスク着用もなく、そしてワクチン接種も必要なかったのです。
意味わかりますよね?
つまり、mRNAワクチン接種をさせるためにイベルメクチンは邪魔だったということです。
mRNAワクチンを緊急承認するためには、代替薬等があってはいけなかったからです。
「邪魔者は消す」、これがディープステートのやり方です。
イベルメクチンが「馬の薬だ、あなたは人間だ」とか、「イベルメクチンは効果がない」、などと“嘘”をたれ流してイベルメクチンの使用及び流通を妨害したのです。
これを陰謀と呼ばずして何と呼びますか?
この動きはアメリカ合衆国の軍産複合体と連邦官僚だけで行えるものですか?
The Liberty9月号の特集記事は論理が破綻しているのです。

「行政国家で大きな権力を持ちながら影で働くキャリア公務員」
「ワシントンを実際に動かしている200万人の連邦官僚の野放しの権力」
「国家安全保障政策を操っている軍産複合体が伝統的なディープステート」

つまり、The Liberty9月号特集の記事は、ディープステートとはアメリカの中に潜む連邦官僚及び軍産複合体と“限定”しているのです。
これを問題の矮小化といいます。
それ以外の可能性を探求していないのです。
上記の3つの説明では、世界中で起こっている戦争、暗殺事件、コロナパンデミック、唯物論化、伝統的価値の破壊などを説明することは不可能です。

The Liberty9月号特集の記事が説明している「ディープステート」とは、ディープステートの表面に出ている「フロントの一部」にしか過ぎません。
ディープステートとは、世界中に存在します。
なのに、The Liberty9月号特集の記事では、ディープステートとは米国の一部の官僚たちという“閉じ込めた論説”にしています。
これほどディープステート論を捻じ曲げるものはないでしょう。
この論説を聞いて喜ぶのはディープステートたちです。

上記の主張の後にこう言っている。

それらの中身はともかく、「何者かが世界を搔き回している」という直感や疑い自体は、あながち間違いではない。

と。

《宇宙の暗黒の使者たちに操られている??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

そこで問題となるのが、「自分たちの国の指導者もまた、宇宙から来ている暗黒の使者たちに操られ始めているということを知らねばなりません」という現実的脅威である。
~中略~
凡人であり、到底大統領の任に堪えるとは思えないバイデン氏の背後には、悪質宇宙人の影があり、“地球外の価値観”が現実に投影されている。保守派はそれを違和感として感じ取っていると思われる。
(P27)

〈穴だらけの論説〉

「宇宙から来ている暗黒の使者たちに操られ始めている」
「バイデン氏の背後には、悪質宇宙人の影があり、“地球外の価値観”が現実に投影されている」

The Liberty編集部は考えなければなりません。
この論説こそ世間においては、「陰謀論」と呼ばれることを。
(ただし、私は支持しますが)
この「物語」を信じるディープステート研究者を見つけるのは至難の業でしょう。
というか世間では受け入れてもらえないでしょう。
(信者以外は)

この論説には、“飛躍”があることを知るべきです。
バイデンが悪質宇宙人に操られている。ならば連邦官僚はどう関係するのですか?
「連邦官僚の野放しの権力」がディープステートではなかったのですか?
悪質宇宙人が地球に介入していると言いつつ、悪質宇宙人に操られている存在はどこの誰なのですか?
という点が語られていない。
「画竜点睛を欠く」とはこのことです。
バイデンだけ?
そんなはずないでしょう!

ディープステートの本質は共産主義と全体主義であり、ディープステートとは連邦官僚であり、悪質宇宙人が介入している。
これは穴だらけの論説なのです。

《カンダハールという悪質宇宙人》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

カンダハールと称する宇宙人は過去に、中国の元王朝がヨーロッパを攻めた際に「ペスト」を流行らせ、ヨーロッパの人口を激減させたと言われている。
このカンダハールは現在、「カーボンニュートラルというCO²排出ゼロ目標を先進国に押しつけて、文明を退化させる計画もある。一方、LGBTQなどを民主主義国に流行させ、地球の伝統的価値観や地球神の教えも破壊しているといわれる」
(P28)

〈LGBTQも脱炭素も、The Liberty9月号のディープステート論では説明がつかない〉

この論説も世間では「陰謀論」「物語」と呼ばれます。
(ただし、私は支持しますが)
なぜならば、証明することが至難の業(不可能に近い)だからです。
要するに、信じるか信じないかという世界でしかないからです。
ただ、真実とは多数決ではなく、過去の常識でもないことを知るべきです。
真実は、経験から誰もが導き出せるものではなく、過去の物差しに当てれば分かるものではなく、科学的思考で導き出されるとは限らないからです。
科学の力を持ってしてもわからない領域は無限にあるからです。
なので、The Liberty9月号特集記事の執筆者は、この物語を世間の人が信じられるような論説(解明)をするべきだったのです。

ここで示された論説をサラッと受け流してはいけません。
The Liberty9月号特集記事が主張している「ディープステートの正体」では、この論点は説明つかないのです。
カーボンニュートラルというCO²排出ゼロ目標を先進国に押しつけて、文明を退化させる計画。
LGBTQなどを民主主義国に流行させ、地球の伝統的価値観や地球神の教えも破壊している。
この動きは世界的なものです、全世界を巻き込むものです。
アメリカ合衆国の連邦官僚や軍産複合体というディープステートでは、“起こし得ない”ことです。
それを理解していますか?
これらの動きをするためには、世界中の国々に存在し、ありとあらゆる分野にディープステートが存在する必要があるのです。
それがわからいのですか?
もう一度言いますよ。
The Liberty9月号特集記事の「ディープステート論」は論理が破綻しています。

要するに、カンダハールと称する悪質宇宙人が、地球の伝統的価値観や地球神の教えも破壊しているということがディープステートとつながっていると言いたいのでしょうが、そのつながった論説がありません。

これはダーウィンの進化論のように穴だらけの仮説でしかありません。
現代ではダーウィンの進化論が真実の科学とされる価値観が蔓延していますが、進化論は「仮説」にしか過ぎません。
進化論を裏付ける証拠である「サルから原人、原人からホモサピエンス」と進化している化石(痕跡)が発見されていないからです。
つまり「進化論」とは、物的証拠が欠けている科学的に立証されていない仮説でしかないということです。

悪質宇宙人と連邦官僚を直接結びつけるには飛躍がありすぎます。
つまり、途中の真相が欠けているのです。なぜ欠けているのかといえば、ディープステートの正体を見誤っているからです。

特集記事の中で、「価値観の戦い」と主張しているが、その価値観を持ったこの世の存在は一体誰ですか?
見えない悪魔や宇宙人が存在しようとも、地上でそれを受ける存在(操り人形)がいなければ意味を為さない。
The Liberty9月号の特集記事の執筆者には“論理の飛躍”がある。
それに気がついていないと思われる。

《真の陰謀??》

The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』より引用

「地球的に一つにまとまることができるような教え」を広げることによって、地球人としての共通のベース」をつくろうとしている。
真の陰謀とも言うべき悪質宇宙人から世界を守るには、地球神への信仰を持つことが最大の抑止力となる。
(P29)

The Liberty9月号の特集記事は伝道の妨げになる!〉

真の陰謀とも言うべき悪質宇宙人から世界を守るには、地球神への信仰を持つことが最大の抑止力となる。

大いに賛成ですが、残念ながら幸福の科学の主張する「ディープステート論」と「mRNAワクチン接種に対する見解(コロナパンデミックの見解)」では、幸福の科学の教えは世界中に広がらないでしょう。
なぜならば、世界はコロナパンデミックによってディープステートの“陰謀”に気がついたからです。世界の裏側で誰が世界を動かしているのかを知ったからです。
幸福の科学の出家者にはそれがわからいのですか?
だとすれば、愚かです!

陰謀を陰謀論と呼び、世間の人たちが陰謀論と思ってしまうことを「真の陰謀」と言うことは、真実の探求者の姿ではありません。
これでは世間の人たちは幸福の科学を受け入れないでしょう。
世間は間違っていて、私たち幸福の科学は正しいという“唯我独尊”では世界伝道はできないでしょう。
なぜならば、世界中の人々がディープステートの陰謀に気がつき、多くの国々で反グローバリズムの戦いが始まっているからです。
The Liberty9月号の特集記事は、自分たちの伝道活動に冷水をかけるものであることを自覚するべきです。
世界は気づいているのです、グローバリズムとはディープステートの思想であることを。
これが意味することは、真実に気づいた人たちは幸福の科学の2つの価値観(見解)である「コロナパンデミックの見解」と「ディープステート論」について理解を示さないのです。
というよりも幸福の科学を受け入れられないのです。
明かに、この2つの見解は伝道の妨げにしかなりません。
宗教に法難はつきものですが、これは本来不必要な法難を生む可能性があります。
「コロナパンデミックの見解」と「ディープステート論」を正しい見解に修正しなければ、世界伝道など「物語」となってしまうでしょう。
なぜ、幸福の科学の弟子には、「陰謀」がわからないのでしょうか?
悟りには「世間解」がともなうはずですが!?

《陰謀論ではかたづけられない出来事(事件)》

古くはケネディ大統領暗殺事件、近年ではマウイ島火災(子供たちが消えたことを含む)、トランプ氏の暗殺未遂事件、安倍晋三氏の暗殺事件、イラン大統領ヘリ墜落事故、スロバキア首相銃撃事件、ハンガリーのオルバーン首相専用列車衝突事故、イーロン・マスク暗殺未遂事件、中川昭一謎の不審死など陰謀論で片付けるにはあまりにも数が多く、同時に説明がつかない。
これらの裏には陰謀があると考えるのが自然な思考でしょう。

イラン大統領ヘリ墜落事故、スロバキア首相銃撃事件、ハンガリーのオルバーン首相専用列車衝突事故、イーロン・マスク暗殺未遂事件に関しては、ジャーナリストの河添恵子氏がこれらの事件には共通点があると指摘している。

その共通点とは?
戦争による人類の破壊行為を止めたい。
国家主権を強めたい。
経済を向上させたい。
西側秩序に不服従。
強引なグレートリセットに反対。
家や財産を奪われ、虫を食べ、奴隷のような命運に屈しない者(トップ)たち。
というもの。

こうしたことの裏側には表には出されない陰謀との戦いがあると考えるのが自然なことでしょう。
無理に陰謀論という語彙表現を使い陰謀を消し込む必要はないのです。

《幸福の科学はグローバリズム??》

「WHOの医療全体主義(コロナパンデミック)」の見解と「ディープステート論」の見解。
この2つの大きな過ちが幸福の科学(弟子の側)にはあります。

なぜこの2つの見解が幸福の科学では歪んでしまうのか?
他の政治見解や社会批判等は優れているにもかかわらず。

私が考え続けた結果の答えは以下の通りです。
「地球的に一つにまとまることができるような教えを広げる」
「地球神の信仰を全世界に広げる」

この考え(宗教思想)は、一見するとディープステートの思想である「地球統一思想」に似ているのです。
ディープステートの思想であり、目的は「地球統一政府の樹立」ですが、幸福の科学の上記の思想は地球全体を包む思想という点で一致しているのです。
ですが、この2つは似ても似つかぬ全くの別物なのです。
これを分けられない世間の人たちは幸福の科学を誤解してしまう危険があります。
しかし、見誤っているのは世間の人たちだけではないと思われます。
幸福の科学の出家者を中心として、知らず知らずのうちに「グローバリズム思想」に共鳴してしまっていないか心の奥底を見つめるべきでしょう。
それは意識的にではなく、無意識レベルで。
つまり、地球を統一する宗教の樹立という価値観を持つがゆえに、ディープステートの思想と一部共鳴してしまっているため、幸福の科学がグローバリズムに見えてしまうということであり、それを区別できない出家者(一部)が今回のような間違った見識を持つに至っているということが原因と思われます。

幸福の科学の出家者たちは、真実の探求者の姿勢を取り戻すべきでしょう。

《宗教(信仰)における無謬性について》

宗教における無謬性、あるいは信仰における無謬性について論じる。

宗教においては、教祖は無謬性を持つものです。
しかし、その無謬性は弟子には伝播しません
教祖である仏陀や救世主が持つ無謬性を弟子が引き継ぐことはありませんし、あり得ません。
最高の教え、最大の救世主が地上に出現しても、その弟子が最高の弟子であるかは別の話なのです。
しかし、人間は愚かです。
師が最高最強であると信じることが、自分たちも最高最強であると心の中に“無意識”に錯覚してしまうことがあるのです。
(全員とは言わない)
これが「誇り」として存在するうちは弊害にはなりませんが、誇りを通りこして「己惚れ」となると価値観が歪み始めます。
この価値観の歪みは気がつかないうちに起こります。
これは心の奥の深い部分で起こる変化なので、なかなか気がつかないものです。
弟子には師の無謬性は引き継がれないということを自覚するべきです。

何が言いたいのか?
宗教組織は、出家者(プロ)と在家の集団で通常は成り立ちます。
これはキリスト教でも仏教でも同じです。
在家は出家者に従うことが原則ですが、それは教団のルールに従うことがメインであり、弟子の“価値観”や“思想”、“個人的な見解”を無条件で受け入れることではありません。
ここを勘違いしている現象が見られます。
たとえ幹部であっても欠点はあり、悟り(思想的)が師と同じ境地に達することは不可能です。
ですから、高弟(幹部)であっても未熟な点が必ずあるのです。
この点を理解せず、在家信者が自ら考える力を発揮せず、出家者の価値観や見解を鵜呑みにして信じて受け入れることは、宗教の堕落の歴史の始まりなのです。
宗教の歴史の側面とは、教祖の教えから逸脱する歴史でもあるのです。
もちろん時代の要請でイノベーションが起きることは必然ですが、必ずと言っていいほど弟子にとって都合の良い解釈がなされます。

何が言いたいのかと言えば、“価値判断を幹部だけに任せるな”、ということです。
たとえ悟りが低かろうとも自分で勉強や研究をし、自分の頭で考える力を養うことが大切だということです。
さらにその判断基準の軸に師の教えをしっかりと中心に置くことです。
その上で幹部の思想や見解や指示を受け止めるべきだということです。
師の教えに反する幹部の見解があれば、意見を言うべきであり、それが組織の自浄作用となるのです。弟子でもある幹部だけが判断するようになる宗教組織は、やがて自浄作用を失うことになります。
これを理解せず、ただただ盲目的に幹部の言い成りとなって従うだけでは、その宗教の発展はそこで止まります。

師なきあとは、法灯明及び自灯明の時代なのです。
幹部を師と同一してはいけないのです。
幹部を法と同一してはいけないのです。
幹部の思想や価値観が師の法(教え)や価値観と同一であるかを見なければいけないのです。
これは反逆のススメ、破壊のススメではありません。
親は愛するがゆえに子の間違いを正します。
友情を持つ者は、友人に苦言をします。
それと同じです。

間違っていることは間違いだと言えない組織の風潮は、必ずその集団を腐敗させます

組織全体がこの論理を理解することが大切です。

主に米国の政治情勢を伝えているユーチューバーである張陽氏がメジャーリーガーである大谷翔平氏が18歳のときに発言した言葉を取り上げていました。

その発言とは?

「先入観は可能を不可能にする」

というもの。

これを「真実」という言葉に置き換えると、

「先入観は真実を虚偽(陰謀論)にすり替える」

ディープステートを研究している人たちは世界中に多くいますが、私を含めたディープステート研究者たちは、今回取り上げたThe Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』を決して受け入れないでしょう。
はっきりと言います。
The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』は、間違っています。
ディープステートに関する真実を歪め、ディープステートの正体を矮小化し、真実に蓋をすることでしかありません
おそらく幸福の科学の出家者たちの多くは、この記事を読んでも私の主張を受け入れない可能性があります(そうでないことを祈るが)。また在家信者のほとんどもThe Libertyが間違った情報を出すはずがないと無謬性を抱いていることでしょう。
それでも言う。
間違いは間違いだ!

今回の反論ではThe Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』のディープステート論がいかに間違っているかを証明するには不十分(私的には)なので、次回以降、真実のディープステート論をお送りする。
真実を知りたい、と考えている人はお読みください。
幸福の科学の出家者たちが語らない内容がそこにあります。

なお、幸福の科学の出家者で正しいディープステート論を持っているのは私が把握する限り、与国氏と思われます。
与国氏にThe Libertyでディープステート論を書かせてみてはいかがかと、提案します。
一言付け加えると、もしも、与国氏のディープステート論を抑え込もうとする団体であるならば、幸福の科学には救世の力はないと私は判断します。

◆補足説明:『無謬性』とは?
無謬性とは、誤りが含まれていないこと。
誤りようがなく絶対に正しいということ。

《結論》

正直、今回の反論記事は「あきれながら」書きました。
正直、反論することがバカバカしくなりながら、自らを叱咤しながら書いたということが本当のところです。
これほどまでに歪んだ真相論は、私には「ディープステート擁護論」としか見えなかった
なぜならば、ディープステートの正体を見抜かず、逆に隠す論調となっているからだ。
もちろんその意図はないと信じたいが…。
だが、執筆後の推敲作業で読み直してみて改めて思うことがある。
The Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』は、ディープステートならばこう言うだろうという論調としか思えない、ということ。
この論説は、ディープステート擁護論となっている、ということ。
なぜならば、ディープステートの正体を隠すことに繋がっているから。

今回取り上げたThe Liberty9月号『「ディープステート」論の正しい見方』は、日本の言論空間の混乱を治めようと(正そうと)したのであろうが、実際は逆に混乱を発生させている張本人であることを知るべきである。

この記事の実態は、「正しい見方」ではなく「間違った見方」でしかない。
それを証明するために、次回以降、私が語っている内容を証明する「真実のディープステート論」を出す予定でいる。

幸福の科学の出家者及び在家信者の方々は、この分野の日本の研究者である河添恵子氏、林千勝氏または海外の研究家などの見解を学ぶべきだろう。

ディープステート論の正しい見方とは、

グローバリズムとはディープステートの思想であり、ディープステートの正体とは「秘密結社」である。
ディープステート(=グローバリスト)が世界を裏側から支配している。
ディープステート=秘密結社の思想とは、「共産主義」+「全体主義(独裁主義)」である。
秘密結社の真の統治論は、「寡頭政治」=「一部の血族による支配」である。
秘密結社の神は悪魔(ルシファーなど)であり、彼らは悪魔崇拝者である。
共産主義、全体主義、唯物主義の地上的な発生源は秘密結社に源流があり、霊的な源流が悪魔である。さらに地球の悪魔の裏に悪質宇宙人が存在する。
これは紛れもない「真実」である。

ということ。

サタンがこの世を治めている
これは聖書の世界観でもあります。
なぜならば、“この世”とは高次元の神々の世界よりも地獄に近い場所(次元)だからです。
もちろん神や天使の作用も働いていますが、物質世界で大きな影響力を持つのは悪魔の作用なのです。

この見識が見抜けない宗教者とは、世間解がないだけに留まらず、世界を救う存在足り得ないのです。
宗教が世直しの側面を持っていることを考えると、真実の世界観を見抜けない宗教とは、救済力を失った宗教と言える。
宗教の使命は、「悪を押しとどめ、善を推し進める」ことであるが、悪を見抜けなければ悪を無くすことはできず、善が世に広がることもない。
聖書にも、「この世を支配しているのは闇の勢力(サタン)である」と記されていたはず。

この特集記事は、正しい見方ではなく、「悪見の紹介」でしかない。
偏見と情報不足(勉強不足)で出来上がっていて、何よりも「真実への探求」がなさ過ぎる。
正しいものの見方を心掛けなければならない宗教者が、なぜここまで歪んだものの見方をしているのだろうか?
私には摩訶不思議でしかない。

私は、この歪んだ見解の理由は2つあると考えている。
2つのうちどちらなのか判断するには情報がなさ過ぎるので、経過観察中としている。
だから2つの理由に関しては、信者さん一人ひとりが考えてください。
ここでは言えませんので。
言えない理由は2つの内の一つが「衝撃の理由」だからです。
だから、個々に考えてください。

おおいかぶされているもので、現わされないものはなく、
隠されているもので、知られずに済むものはありません。
ルカの福音書12:2より

別論

《参政党と国民運動について》

ディープステート及び反グローバリズムという論点で語っておかねばならないものがある。
それが「参政党問題」である。

参政党は「反グローバリズム」を標榜している。
だが、私は参政党が反グローバリズムであるとは思っていない。

これはある根拠からはっきりと断定できる。
その根拠とは?
参政党党首の神谷宗弊氏は以下の様な発言をしている。

「統一教会の思想は保守です」

おそらく「統一教会が保守」などとのたまうのは統一教会信者と関係者だけであろう。
「統一教会を保守」と主張する党首が率いる政党が反グローバリズムのはずがない。
反グローバリズムを装っているだけであると私は個人的に判断している。

この件でジャーナリスト、アナリスト、学者、科学者たちに言っておきたいことがある。
上記の情報を知ってもなお、参政党と行動するならば、私は「同じ穴の狢」であると考える。
知らないならばまだしも、その発言を知ってもなお参政党を“擁護する”ということは正常な判断の持ち主ではないと判断する。

また、参政党と幸福の科学は一切関係ないことをここに伝える。
特に参政党の元党員たちは、上記の“勘違い”をネット上で出すことによって、世間に対し幸福の科学に対する間違った見解を垂れ流すことになっていることを知るべきである。
デマを流すことは罪であるとここに伝える。
参政党と幸福の科学が何らかの関係があると主張するならば、明確な論拠をだしなさい!
(だせるものならば!)

及川幸久氏の言動は、幸福の科学本体及び幸福実現党とは何の関係もない

また、WHO主導の全体主義に反対する国民運動は、「一色」で色分けできないと私は判断している。反グローバリズム運動に参政党が参加しているが、統一教会に関係すると思われる(噂される)人も混じっているし、全く関係ない人もいる。
参加している人たちのバックグラウンドはさまざまなので、全体主義やグローバリズに抵抗する運動の人たちを一色で見ないことが大切である。
彼らに共通していることは「民衆の自由」と「国家の主権」を守ること。
これは幸福の科学の理念である「自由・民主・信仰」と重なる部分があるはず。
反グローバリズムとは、「自由のための戦い」であることを理解するべきである。

衝撃の仮定

どうしても語っておきたいことがある。
この話を信者さんは、真剣に考えて欲しい。

もしもの話
“もしも私がフリーメーソンだったならば”、どうするか?
間違いなく幸福の科学に工作員(偽装者)を送り込みます

これはフリーメメーソンの性質や常套手段からすれば当然のことです。
フリーメーソンなどの秘密結社には「両建て作戦」というものがあり、敵側または対立する相手側に「偽装者」を潜入させる工作をする。潜入する偽装者のことを「管理された敵」と呼ぶ。
「管理された敵」を潜入させることで、内部から秘密結社にとって都合の良いようにコントロールすることが狙いであり、最終的には「乗っ取る」ことを目的とする。
はい、仮定の話終わり。

この偽装者は、表面上は信者を装っています。
それも教団の初期の段階から送り込むはず。
もちろん途中でも随時送り込みます。
ただし、上層部に位置するためには初期から入り込む必要があります。
宗教団体に入り込んだフリーメーソンを見抜くのは至難の業でしょう。

秘密結社が偽装者を送り込む目的は、内部情報の収集及び教えや儀式などを“盗む”こと。
秘密結社は、古今東西さまざまな宗教から祈りや儀式を盗む存在でもあるのです。
(ただし、正しく使わず捻じ曲げて使うが)
最重要なことが、内部からコントロールすること。
最終的には組織を「乗っ取る」ことです。
幸福の科学には、「地球的に一つにまとまることができるような教え」がありますので、秘密結社からすれば乗っ取りやすく、なおかつ好都合と言えます。
この手法は、すでにバチカンにおいて数百年以上行われてきた手法なので、彼らは高度なノウハウを持っていることを知るべきです。

フリーメーソンの目的は地球統一政府の樹立であり、そのために地球上の全宗教の根絶を企んでいます。
地上に正しい宗教が誕生したならば、彼らが黙ってみているわけがありません。
秘密結社にとってみれば、正しい宗教の出現は、自分たちの危機の始まりなのです。
ですから、敵である宗教の組織に入り込み、混乱、分裂、間違った方向への誘導、最後は乗っ取り(まったく別の性質を持った宗教にしてしまう)を企みます。
フリーメーソンが敵の宗教に入り込む理由はそれだけではありません。
フリーメーソンとは、古今東西の宗教の“教え”や“儀式”などを学んで取り入れているのです。
この場合の「学んで取り入れる」とは「盗む」といった方が正確でしょう。
単に破壊工作するがだけが工作員の目的ではないのです。
最後の最後まで工作員だと分からない偽装者もいるはずです。
完全に敵の中に溶け込み、“味方としか見えない偽装者”もいるのです。
これは断定的に語れるものではありませんが、ディープステートの性質からすればそれが当然と考えることができます。

余談ですが、日本の公安に中国のスパイがいるという話が持ち上がっています(国会で)が、日本の治安を守る公安にスパイがいるなんて、と驚く人が多いことでしょう。
しかし、スパイ(工作員)の性質とはそうしたものなのです。
敵の中に入り込む、これは兵法なのです。
敵を知ること、これも兵法なのです。

重要なことなのでもう一度言います。
これは“もしもの話”ですが、もしも私がフリーメーソンなどの上位者であれば必ずそうした作戦を実行します。

なお、誓って言います。
私はフリーメーソンではありません。

この話を今回の特集記事を書いた人はどう思うでしょうか?
信じない?
読んだ信者のほとんども信じないかもしれません。
ですが、間違いなくそうした悪事をするのがディープステート(秘密結社)であるということは、現実なのです。

今後、私の見解を裏付ける記事を出しますので、批判するならば、それらを読んでから批判してください。

宗教者は善人ですが、善人ばかりの環境にいると、世の中の悪が見えなくなることがあります。
世の中すべてが悪に見えることは良くないことですが、世の中に陰謀がないという「隠された悪」が見えない状態も良くないことなのです。
すべては「真実の探求者」たるかどうかの問題です。

ディープステート(フリーメーソンリーなど)は、宗教の敵であることを知るべきです!

《最後に》

幸福の科学の出家者、特に幹部たちに伝えたい。
あなたたちが本気で立ち上がってディープステートと戦わなければ、世界は完全に支配されます。
それでいいんですか?
減税政策?
それを否定はしません。
大切で重要な政策です。
ですが、それよりももっともっと重要で絶対に取り組まねばならないことが、ディープステートと戦うことです。
幸福実現党の立党の理由は、「国防」であったはずです。
その国防の最大の課題こそが、世界を蝕むディープステートとの戦いなのです。
ディープステートから罪なき人々を守り、自由と民主主義、そして信仰を守ることなくして、幸福の科学及び幸福実現党の存在意義はないと、言っておきます。

ディープステートに対抗する最大の勢力は幸福の科学しかいないと思われます。
だからこそ、間違ったディープステート論を正し、真に救世の主役となることを期待します。

『世界を操る闇の権力者の正体に迫る』につづく

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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