まずは『【前編】~伊是名氏が要求した「合理的配慮」は妥当か?~』をお読みください。
伊是名夏子氏にもの申す!
《重要論点=伊是名氏の求めた「合理的配慮」は妥当か?》
さてさて、主に「合理的配慮」に関する内容(前編)をここまでお読みの方で、伊是名氏の騒動を知っている方なら、すでに判断がついたことでしょう。
〈小田原駅のやり取りの検証(伊是名氏のブログより)〉
伊是名氏の求めた「合理的配慮」が本当に守るべき法的根拠を持っていたのか?
「合理的配慮」として妥当だったのか?
ということを検証します。
伊是名氏のブログ(引用します)から読み解きます。
伊是名氏は小田原駅(改札)で駅員にこう言われます。
駅員 「来宮駅は階段しかないのでご案内ができません。熱海まででいいですか?」
しかし、伊是名氏はあくまで来宮駅までの案内を要求した。(ご意見番指摘)
伊是名氏 「いえ、私は30分前には来ていて、どうしてもこの電車に乗っていきたいです。駅員さん3、4人集めてもらい、階段を持ち上げてください」
駅員B 「熱海駅はそのような対応はしていません」
伊是名氏 「駅は公共交通機関です。駅員さんを3、4人、集めてくれませんか?」
駅員C 「熱海駅は一切そのような手配は行っておりません」
伊是名氏 「では、Cさん、一緒にお願いします」
駅員 「管轄外です。できません」
伊是名氏 「バリアフリー法がありますよね、車いす対応をお願いします」
駅員C 「利用者3000人以下の駅は対象ではありません」
一番問題なのが以下のところです。(ご意見番指摘)
伊是名氏 「障害者差別解消法があり、エレベーターがない駅は、合理的配慮としてほかの手段で対応していただく法律があります。エレベーターを作ってほしいと言っているわけではなく、エレベーターがないならば、それ以外の方法で対応する義務があります」
駅員C 「現状としてできかねます」
このやり取りの最中になんと伊是名氏は新聞社数社にトラブルを報告し取材を申し込む。
結局、あくまでも「障害者差別解消法」を盾にして「合理的配慮」を強引に求める伊是名氏の態度にJR側が妥協することになる。(ご意見番解説)
熱海駅に到着。
すると、駅員4人が待っている!(あんたが待たせたんだろう!)
駅長D 「今回は駅長の私がいたので、対応させていただきます」
伊是名氏 「小田原駅で、熱海駅は一切対応しませんと言われたのですが」
駅長D 「私がいたので、一緒にご案内します」
来宮駅到着
駅員4人で車いすを持ってもらい、階段を運んでもらう。
私は(伊是名氏)はヘルパーさんに抱っこしてもらう。
以上、伊是名氏のブログより引用
《伊是名氏の求めた「合理的配慮」の検証》
〈検証1=無人駅の来宮駅に電動車いすで観光することは?〉
目的地の最寄り駅である来宮駅は無人駅である。
(改札口とホームの間の連絡手段が階段しかない)
よって、駅員から有人駅でありバリアフリー化されている熱海駅からタクシーでの移動を推奨された。
伊是名氏はタクシー利用を予約していないから(手配が間に合わないから)と拒否し、あくまでもJR側の人員動員による対処を強く要求した。
伊是名氏は自身のブログでこう書いている。
「行ってから考えようとなりました」
これは旅行に関する事前準備がいい加減であり、そこは伊是名氏側に落ち度と責任がある。
重要なことは、目的地の最寄り駅が「無人駅」であり、「階段しかない駅」であること。
だからと言って、障害のある人が来宮神社に観光に行くなとは誰も言えない。
そういうことではないが、問題は、障害を抱え大人の男性が付き添わない観光旅行に現地の情報を詳しく調べなかったのか? ということだ。
伊是名氏は「JR来宮駅のサイト」で調べたが1階部分しか見取り図がなかったと主張しているが、障害という事情があるならば、電話して調べるなど詳しい情報を出来るだけ集めるとうことが困難が予想される旅行においては常識だと思うが・・・。
それはなにも障害者だけではなく、高齢者、小さい子どもがいる旅行などなんらかの心配要因があるのならば、その要因に対して事前に把握することは必要であり、なおかつ自己責任というものだ。
伊是名氏の来宮神社への観光旅行には、下調べが不十分であり、準備不十分という自己責任がまず最初に来る。
もちろん旅行においてアクシデントや、予想していない事態が発生することはある。
だが、伊是名氏の旅行に関する準備は明らかに不十分と言える。
それがJR側の駅員に「合理的配慮」を求める以前にあることを伊是名氏は自覚するべきだ。
なお、伊是名氏の主張(ブログ)に間違っている点がある。
それはタクシー利用に関しての乗車人数である。
伊是名氏は、駅員から提案されたタクシー利用を「予約していない=手配が間に合わない」ことと「臨時に呼んでも5人なのでタクシー2台になってしまう(料金が2倍かかる)」と主張した。
予約に関しては伊是名の自己責任だが、台数に関しては伊是名氏5人の場合、1台で乗車できる(車椅子が入れば)。
タクシーの乗車利用に関しては、子どもは2人で1人とカウントされる。
伊是名氏のお子さんは小学生くらいだと思える(ブログの写真等から)。
つまり、大人の女性3人と子ども2人は乗車人数4人とカウントされるので1台のタクシーでの利用が可能なのだ。
もし、それを知っていて駅員に合理的配慮を求めたとしたら、悪質である。
〈検証2=「合理的配慮」の決定プロセスから考える〉
伊是名氏の要求を「合理的配慮の決定プロセス」から検証してみる。
1の障害者からの意思表明はある。
2の企業側と障害者との「どんな配慮ができるか」という検討と話し合いはされている。
4の「見直し・改善をする」は騒動には直接関与しないので省く。
問題は、3の「どんな配慮ができるか、お互いに合意したうえで実施する」ことだ。
JRの職員は以下のように伊是名氏に伝えている。
「来宮駅は無人駅で階段しかありません」
「熱海駅はそのような対応はしていません」
「管轄外です」
「利用者3000人以下の駅は対象ではありません」(バリアフリー法に対しての返答)
「現状としてできかねます」
こうした理由からJR側は伊是名氏に熱海駅からタクシー利用を提案している。
JR側の「合理的配慮の決定プロセス」にはなんら問題はない。
ここから見えてくるものは、障害者だから対応を断っているのではなく、運営上の人員の問題、駅の構造上の問題によって対応が無理だという状況である。
それは、申し出をした人が障害者ではなく、足を骨折して松葉杖をついているからという理由、高齢者だからという理由であっても、JR側は同じように説明したはずである。
それを伊是名氏は「障害者差別解消法」の「合理的配慮」を根拠にして無理やり本来配置されていない人員を集めさせて、本来の勤務地でない駅員に本来の業務でないことをさせている。
これを「合理的配慮」とするには、あまりにも無理がある。
これは「合理的配慮」ではなく、「障害者差別解消法」を悪用した強要であり、法律の悪用である。
なぜなら新聞社に取材を申し込み、この騒動をマスコミに取材させてJR側の失態を世間にしらせるというJR側にとって避けたい状況を伊是名氏が作り出しているからだ。
コラムニストであり、社民党常任幹事の肩書を持ち、社会的発信力のある人がマスコミに垂れ込んだら、JR側としても対応できるかどうかではなく、対応せざるを得ない状況に追い込まれた、ということになる。
これは脅しにも似ている行為である。
要するに、検証1と検証2を合わせると、来宮駅が無人駅で階段しかないという情報を伊是名氏が事前に調べて(把握して)、熱海駅からタクシーを事前予約していれば、目的の旅行はスムーズに進んだ、ということだ。
つまり、伊是名氏側の自己責任問題がまず最初にあるということ。
そして、1時間以上にわたって合理的配慮を強引に求められたら、JR側としてはお客である伊是名氏の言うことを聞くしか選択肢がなくなっていた、ということだ。
〈検証3=エレベーターがない駅は合理的配慮をする義務があります?〉
伊是名氏の認識には間違いがある。
正確に言うと誤解がある。
伊是名氏はJR側に以下のように主張した。
「障害者差別解消法があり、エレベーターがない駅は、合理的配慮としてほかの手段で対応していただく法律があります。エレベーターを作ってほしいと言っているわけではなく、エレベーターがないならば、それ以外の方法で対応する義務があります」
【前編】で語ったが、民間企業であるJRの「合理的配慮」に関する責任とは、あくまでも「努力義務」であり、「義務」ではない!
それを伊是名氏は、「障害者差別解消法」という法律によって民間企業であるJRに“義務だから対応する必要がある”と強要している。
しかも、JR側は人員の問題、構造上の問題をきちんと説明している。
そもそも障害者ではなくても無人駅で別の駅の業務につく職員に対応を迫ると言うこと自体が非常識なことだ。
それを「障害者の問題」にすり替えている。
障害のある人に必要な配慮を出来るのにやらないのではなく、現状では出来ないと説明しているのだ。
問題は、エレベーターがないからではなく、来宮駅が無人だということなのだ。
もし、来宮駅に職員が数名いるならば、伊是名氏の要求は妥当であるが、無人駅の問題をエレベーターがあるかないかの問題にすり替えてサポートを強要することは、合理的配慮ではない!!
エレベーターがないから合理的配慮を他の手段でしなければならない義務があるのではなく、来宮駅は無人駅だからそもそも対応が出来ないのだ。
無人駅という人員の問題をエレベーターの問題にすり替えて合理的配慮を要求することは、法律の解釈の間違いである。
伊是名氏は、「でも、やってくれたじゃない」と言うだろう。
それは、新聞社にタレコミ、障害者差別解消法を盾にして、執拗に強要したからだ。
そこには社民党常任幹事という肩書も影響した可能性もある(あくまでも可能性)。
(注:2021年2月21日、伊是名氏は社会民主党の常任幹事に就任した)
〈検証4=重さ128㎏の電動車いすを4人で階段を運ぶこと〉
小田原駅の駅長を含めたJR職員が持ち上げた伊是名氏の電動車いすは重さ128㎏。
4等分した重さは32㎏(1人分)。
それを階段のアップダウンの状態で持つ。
むろん下りならば前方により過重がかかるので、4等分の重さではない。
逆に登りならば後方により過重がかかる。
つまり、平地とは違い、持ち上げる人にかかる荷重は均等ではないのだ。
もし万が一、駅員の手が滑ってケガをした場合、伊是名氏は責任を取るのだろうか?
「駅員さんの責任でしょう?」と、言うだろう。
恐らく下に位置している駅員の過重負担は40㎏くらいはあったはず。
危険である!
128㎏もの過重を手持ちしている駅員は来宮駅の駅員ではなく熱海駅の駅員なのですよ。
駅長を含めた4人の駅員が抜けた熱海駅に業務の支障はなかったのでしょうか?
ないはずないでしょう!
本来いなければならない勤務地から離れたせいで、電車の時刻を尋ねたい客、熱海駅で伊是名氏とは違う障害者の人(客)が案内を求めていたかもしれません。
他にも業務はあったでしょう。
その本来の業務を放り出して、来宮駅まで同行し、128㎏の車いすを運ぶことは合理的配慮ではない!!
伊是名氏に聞く、「なぜ折り畳み式の車椅子で旅行しなかった?」
伊是名夏子氏が世間の人たちから非難・批判される理由とは?
結局、伊是名氏の問題とは法律以前の「人としての問題」なのだ。
しかし、伊是名氏はなんでもかんでも「障害者への差別は許さない」という姿勢を示し、法律を武器に使って自分の望む要求を押し通す。
そこには「社会人としての常識」「支え合てくれる人への感謝」「自己責任を正しく感じる姿勢」「自らの過ちは反省する」という「人としてのあり方」が欠落している。
それが、世間の人から非難、批判されている原因である。
だが、伊是名氏にはそれがまったく理解できていない。
非難、批判をされるとすべて「誹謗中傷」と主張し、自らを被害者にしたてあげる。
問題は、伊是名氏が社会民主党の幹部という肩書を持っていることだ。
代議士ではなくても、政治活動家の範疇に入るので、単純な民間人ではなく公人と呼んでいいだろう。
だとすると、公人としての責任を果たすことが重要となる。
公人であるならば、政党の幹部であるならば、世間の人たちの質問に答える必要がある!
伊是名夏子氏が誹謗中傷されないためにすること、とは?
《障害者に関して》
障害のある人は本当に辛い思いをしていると思う。
差別されることもあるのだと思う。
健常者と同じ扱いを受けて、同じように人生を送りたいと思っているのだと思う。
アチキは、障害のある人にまったく偏見を持ちません。
アチキの考えは「身体的障害よりも心の障害のほうが問題だ」というものでありんす。
だが、人生は一冊の問題集。
障害を持って生きることは、その人に何かを神が求めているのだと思う。
だから、障害があること自体ではなく、障害をどう受け止めて、そこからどんな人生を生きるのかが重要なのだと考えている。
障害があっても輝いた人生を送っている人は多い。
その方たちに共通することは、「障害を言い訳にしない」「何かを他の人に与えている人生を送っている」ということだ。
決して、障害を利用して甘い汁を吸おうとしていないことだ。
伊是名氏の主張をずっと見て行くと、障害を利用していると言わざるを得ない。
アチキは、伊是名氏が2、3歩、歩いて車いすに乗った動画を観たことがありんす。
おそらく世間の人たちはこう考えていると思える。
「伊是名氏の障害は、伊是名氏が主張しているほど困難なものではないのではないか?」と。
いかがか?
しかし、伊是名氏はブロブやSNSで「誹謗中傷されて夜も眠れない」と主張しているので、アチキはかわいそうだと思って、伊是名氏が誹謗中傷(?)されないためのアドバイスをいたしんす!
耳の穴かっぽじって、よ~くお聞きなさい!!
《伊是名氏が世間の人たちから誹謗中傷(?)されないためのアドバイス》
〈アドバイス1〉
「居宅介護の申請で嘘をついた?」=ヘルパー虚偽申請疑惑
「ディズニーランドを子供料金で入場した?」=ディズニーランド小人料金入場疑惑
この2つについて、世間の人たちにきちんと説明してください!
この2つは違法行為ですよ!
それが世間の人たちの納得するものであれば、疑惑を晴らすものであれば、伊是名氏への誹謗中傷は止むでしょう!
もし、嘘をついて違法行為をしたのならば、正直に告白し、反省してください。
それを世間の人たちに伝えてください。
そして生まれ変わってください。
さすれば、伊是名氏への誹謗中傷は止むでしょう。
万が一、この疑惑に対して、このまましらばっくれる(無視する)のならば、世間の人たちにはきっとこう考えるでしょう。
「答えられないのは、説明できないのは、疑惑が本当のことだからだな」(嘘をついて違法行為をした)
その場合、世間の人たちの非難、批判は止むことはないでしょう。
世間の人たちは今後も伊是名氏の一挙手一投足を見ていくことになるでしょう。
付け加えますが、ヘルパー申請疑惑は伊是名氏が自分のブログで暴露したものですよね。
「私、ヘルパー申請をする時、かなり嘘をついたのです。」
ディズニーランド子供料金入場疑惑のとき、伊是名氏は22~23歳だったはずですね。
さぁ~、世間の人たちに説明してください。
ゆっくり安心して眠るために。
〈アドバイス2〉
それにしても今回の炎上騒動でアチキは思うことがありんす。
熱海駅の駅長と駅員の人たちは、128㎏もの車いすをアップダウンのある階段で運ばされて、どんなに辛かったことでしょう。
きっと手は痛かったでしょう。
重い車いすを運ぶ最中、手や腕が痛くて落としてしまわないかとヒヤヒヤしたことでしょう。
痛くても絶対に手を離せない、と思って痛みに耐えて頑張ったのでしょう。
翌日は筋肉痛になったのではないでしょうか。
本来、合理的配慮とは呼べない業務を強要されて憤慨しながらも、「客だから、仕方がない。これも家族の為だ」と思って耐えたのでしょう。
1人32㎏(均等に計算すると)もの重い車いすを運ぶ姿を想像するだけで、アチキは泣けてきます。
ケガがなくて本当に良かった。
もし、仮に、アチキが熱海駅の駅員さん4人の家族だったなら、こんなことをさせた伊是名氏を許しません!!!
30㎏、40㎏と大人の男性でも辛さを感じる重さの車いすを運ぶその後ろから写真(投稿用と思われる)を取ることなど許しません!!!
熱海駅の職員に勤務地ではない来宮駅で業務にあたらせた伊是名氏を許しません!!!
それを伊是名氏がしみじみと感じ取れるような人間になったら、きっと世間の人たちはあなたを非難したり、批判したりしないでしょう。
あなたが主張する誹謗中傷はなくなるでしょう。
アチキは、伊是名氏に寄せられた“世間の声”は「正しい批判」であり、「至極(しごく)ごもっともな意見」「言われて当然の非難」であると思っている。
JR側に「謝罪」を求めた社民党の支持率が0%になったのは、いったい誰のせいなのか?
支持率0%とは、社民党が社会から必要とされていない、ということではないか?
アチキを含めた世間の人たちは、あなたが今後どんな反応をするかということをしっかりと見ているということをお忘れなく!!
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!