『女性宮家誕生と女系天皇誕生の行きつく先は、日本が中国化する国家崩壊の危機!【前編】 ~旧宮家復活で日本の国体を守れ!~』

はじめに

日本人と日本という国家において、「天皇制」は非常に重要な問題です。
昨今、天皇の後継者問題を巡って「女性宮家」と「女系天皇」を認める議論があり、また、それに反対する保守の言論があります。
この問題は、単に天皇家の後継者の問題で済むことではありません。
日本人にとっての天皇とは、日本人のアイデンティティであり、日本という国家の精神的主柱でもあり、結束の力そのものであるからです。
(この場合の日本人とは、左翼思想者を除きます)

すでにこの問題には竹内久美子氏や百地章氏などの多くの方たちが主張していますので、この問題にご意見番が意見を発信することは、いままで控えてきました。
ですが、この問題の奥に潜む大問題に対してまだ意見が世間に浸透していないと思い、今回、記事にすることにしました。

この問題に詳しい方は、【後編】のご意見番独自見解に飛ばして読んでくださってもけっこうです。

詳しくない方は、この機会に【前編】から読んで考えてみてください。

なお、はじめにお断りしておきますが、アチキは右翼ではありんせん。
当然ながら左翼でもありんせん。
アチキは自分が生まれ育った国を愛する者でしかござりんせん。
あしからず!

歴史からみる「天皇制」と国体の関係

《歴史にみる天皇の後継者問題》

日本という国家では、初代神武天皇から126代の今上天皇に至るまで、すべて「男系(父系)」によって継承されてきた、ということが歴史的事実です。

歴史的にみると天皇の後継者問題は、「直系」よりも「男系」が優先されています。
その証拠に明治憲法では、「皇位ハ皇室典範ノ定ムル所ニ依リ皇男子孫之ヲ継承ス」と定められています。
「皇男子孫」とは、神武天皇以来の皇統における「男系(父系)の男子」を指します。

しかし、GHQ占領下で作られた現憲法(日本国憲法第二条)では、「皇位は世襲のものであって、国会の議決した皇室典範に定めるところにより、これを継承する」としか書かれていません。
この文面だけをみるならば、「世襲」には、「男系(父系)」に限らないとも受け取れてしまいます。

そこで皇室典範一条で、「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」と定めています。
これによって憲法にある「世襲」とは「男系男子」であると認識することができるようになっています。
これは憲法学者のほとんどが認めていることで、逆に「皇位の世襲」は「女系を含む」と明言している憲法学者は極めて少数なのです。

簡単に言うと、「男系の男子が皇位を継承されることが、日本国古来の伝統」だということです。

《直系が続かない場合の皇位継承は?》

歴史的にみると、直系の皇位継承が長く続いたことは少なく、複雑な継承がなされています。
兄弟間、叔父から甥、甥から叔父、さらに直系の男子がいないときには、遠く離れた傍系にさかのぼって皇位が継承されてきました。

歴史的に見るならば、「直系」よりも「男系」が優先されてきたのです。
つまり、「男系の継承」が日本の天皇制の根幹だということです。

それが日本の守るべき伝統なのです。

「女性天皇」と「女系天皇」の違いとは?

《「男系」と「女系」の違いとは?》

最初に言っておかねばならないのが「女系天皇」という言葉は、つい最近作られた造語です。
日本の歴史の中で「女系天皇」などといいう語彙が使用されたことも、存在したこともありません。
(誰が作ったのでしょうか? 何のためにつくったのでしょうか?)

「男系」と「女系」の違いは?
「男系」は、「父方」をずっとたどると歴代天皇、さらに神武天皇にたどり着く方が「男系」です。
「女系」は、「母方」(皇室または皇族)をたどることを意味します。

《「女性天皇」と「女系天皇」の違いとは?》

〈「女性天皇」とは?〉

「女性天皇」とは、天皇を父に持つ女性が天皇となることです。

歴史上、女性天皇は複数存在しています。
ですが、そもそも女性天皇は、ふさわしい男子が見つからなかった場合に限り、一時的、例外的に天皇となるものでした。
歴代の天皇のうち、女性天皇は8人10代(2度、天皇をした方が2人いる)、存在しています。

そもそも「女性天皇」を誕生させるという議論が出ること自体がおかしなことなのです。
現代の皇室典範ではすでに男子の皇位継承権者として、第一位に秋篠宮殿下、第二位として悠仁親王がおられます。
(上皇陛下の弟である常陸宮殿下も皇位継承権を持っているので、皇位継承権者は現在3名存在している)

〈ポイント〉

「歴史上、女性天皇は存在したが、皇位が女系の天皇に移ったことは一度もない」
(女系天皇は歴史上存在していない)

「女性天皇」を誕生させようとする議論は、はじめから「女性天皇ありきの論」でしかありません。
もし、女性天皇を誕生させようとするならば皇室典範を改正しなければなりません。

この状況で、「女性天皇」を誕生させようとすることは、日本の皇室の歴史を否定することになります。
この状況が過去の歴史の中であれば、「女性の天皇を誕生させよう」などと話題(議論)にさえなりません。
こうした考えの根源に“ある意図”が隠されていることを知るべきです。

さらに言うと、一時的に天皇についた女性天皇は、すべて在位中配偶者を持ちませんでした。
つまり、未婚または未亡人でした。
それが日本の皇室の伝統です。
いずれの女性天皇も、皇統を中断させないための中継ぎとして即位し、後の皇位を例外なく男系の男性天皇に引き継いでいます

約2600年続いた日本の伝統を変える理由であるならば、日本国民が感情的に納得し、よほど合理的で明確な理由が必要です。

〈「女系天皇」とは?〉

「女系天皇」とは、母親が天皇の血を引いているが、父親は天皇家の血筋ではない天皇(女性に限らない)のこと。
つまり、女性(母親)の血脈をたどる系譜(女系の血筋)であり、「母方から皇室の血統を受け継ぐ天皇」のこと。

「男系」とは、「父方から父方とずっとたどっても父方が皇室の血筋を持っている」こと。
歴史上、「女性天皇」は存在していますが、「女系天皇」は存在したことはありません。
つまり、皇位が女系の天皇になったことは歴史上一度もないのです。

〈重要ポイント〉

女系天皇の出現が意味することは、「王朝の交代が可能となる」、ということ。
つまり、神武天皇以来守られてきた日本の国体(伝統・文化)が破壊される、ということです。

もしもの話をします。

愛子様は「男系」ですが、もし愛子天皇が誕生し、民間人(例えば田中さん)とご結婚され、子どもが生まれた場合、そのお子さんは「田中家」の家系に属することになります。
(ただし、田中という名字はなくなります)
そして、そのお子さんがもし即位されれば、その時点で「田中王朝」、現在の皇室とは全く異なる「別の王朝(血筋の違う王朝)」が誕生してしまうのです。

〈ポイント〉

結局、「男系の皇位継承」とは、天皇の血筋を守る制度であり、王朝の交代を防ぐ制度でもある、ということ。

「女性宮家」と「旧宮家」について

《「宮家」とは?》

「女性宮家」を語る前に「宮家」とはなんなのかということをおさえなければなりません。
そもそも「宮家」とは古くは「世襲親王家」と呼ばれ、天皇の皇子によって創設され、その当主は代々皇族の身分を有したのです。

「宮家」は、天皇の皇位継承を確保するものであるため、皇室と宮家は一体となって密接な関係を保ちながら皇室を守り通してきた存在です。

しかし、この「宮家」が戦後、GHQの占領政策によって旧宮家すべてが廃止させられてしまったのです。
これは大衆の投票によって国家の最高支配者を選択するという民主主義国家であるアメリカ人の発想に「天皇制に対する理解」が大きく欠落していたからです。
心情的には天皇制を破壊したかったのでしょう。
昭和天皇の言動によって天皇制はかろうじて残りましたが、日本を占領したGHQには日本の天皇制の歴史と“その意味”が理解できなかったのです。
なぜなら、天皇制に似た王制(日本以外の世界中の歴史)では、一つの王朝が千年以上つづくことなどないからです。
つまり、日本以外では王朝は崩壊と誕生を繰り返しているのです。
日本は世界でも稀に見る二千数百年に及ぶ統一王朝を持つ国家であるのです。
それがアメリカ人には到底理解できなかったのです。

《「女性宮家」について》

「女性宮家論」は、平成17年(2005年)の「皇室典範に関する有識者会議」報告書において「女系天皇の容認」と合わせて主張されたものです。

しかし、皇室典範では、そもそも「女性宮家」というものを始めから想定していません
女性皇族は皇族以外の者と結婚された時は皇族の身分を離れることになっているからです。

「宮家」とは、「男系の皇統の危機に備えるもの」なのです。
男系男子の皇位継承が絶えないように、皇位継承者を確保するためのものなのです。

これは徳川家康が将軍継承問題において、徳川本家から後継者(男子)がいない場合に備えて家康の息子たちを御三家(水戸、紀州、尾張)としたことと意味は同じです。
(さらに8代将軍吉宗の時代に御三卿が創設された)

歴史的に見ても「女性宮家」など一度も存在したことはありません。

「女性宮家」の最も難しい問題点は、民間から入ってくる皇室の血をひかない「男性配偶者」と「その子」を巡る問題です。
女性皇族の配偶者となる「民間人男子」の地位、役割をどのようにするのか、ということが極めて難しい議論を発生させてしまいます。
そして「女性宮家」の最も重要な問題点は、「女性宮家」は必然的に「女系天皇」の誕生につながっていくのです。

もし、「女性皇族(女性宮家)」にも皇位継承権を認めた(付与)場合、「女系天皇」への道が開かれたことになります。
それは天皇制の伝統を破壊することでしかありません。
伝統には守らなければならない伝統が多くあるのです。
無意味な伝統もありますが、天皇の皇位継承に関しては、歴史上すでに鋭い考察、検討が加えられてきているので、変革する必要はありません。
この場合の変革とは、破壊を意味します。

《皇位継承問題の解決策とは?》

現時点でも皇位継承権者はすでにお三人おられます。
それでも皇位継承問題に不安があるというならば、一番良い解決策は「旧宮家」を復活させることです。
(これについては竹内久美子氏などが積極的に宣言普及活動を行っているので、ここでは簡単に語ります)

GHQは占領政策として、昭和天皇とその御兄弟である秩父宮、高松宮、三笠宮以外の宮家の存続を認めないとしました。
これによって旧宮家は、すべてGHQの占領時に皇籍を強制的に離脱(臣下降下)させられてしまいました。
それは天皇の意思でも、国民の総意でもありませんでした。

これは占領軍による占領政策ですから、本来、独立を果たした段階で、元に戻せば良かったのです。
昭和天皇は、旧宮家の皇籍離脱に反対しておられました。

占領政策とは、日本のアメリカ化であり、日本の弱体化です。

日本軍の強さの根本的理由が天皇の存在であることを見抜いたGHQが天皇の存在と天皇制の破壊を企てないわけがありません。
ですが、マッカーサーは「天皇の存在に手を付けることこそ危険である」という認識に変り、昭和天皇と天皇制を残したのです。
ただし、実質的に骨抜きにしてですが。

皇位継承問題を解決する方法は「旧宮家の復活」しかありません

旧十一の宮家は、約六百年の歴史を誇り、四世襲親王家(宮家)の中でも最も由緒ある伏見宮家の家系に属します。
もともと四世襲親王家(宮家)は、歴史上、皇室と養子関係や縁組を繰り返して、親戚として密接な関係を保ってきた存在です。
なにより、神武天皇の血脈を持つ存在です。

旧宮家復活を反対する人たちは間違えています。
旧宮家とは、皇室とは遠い六百年前に離れた家系で、今日まで皇室と縁もゆかりもない方々の子孫ではありません。
常に血縁関係を保ちつつ存在してきた家系です。

ですから、皇族の本来のあり方である世襲親王家(宮家)を立てれば、皇位継承問題はなくなります。
皇位継承問題というのは、神武天皇以来、考えに考え続けられた合理的な制度なのです。
現代のように医療技術がない時代では、いつ病気になって命を失うかもしれない不安を常に抱えていました。
そうした中で考え出された「後継者問題の解決法」を、なぜ、現代人が軽視するのでしょうか?
天皇家を守るための叡智はすでに存在しているのです。
それを否定するということは、何らかの“意図(悪意)”があるか、“バ〇”なのか、どちらかでしょう。

《現代において改正するべきことは?》

皇位継承問題に関することで改革するべきことは、「天皇及び皇族の養子を禁止」している現代の皇室典範を改正することです。

旧宮家が復活し、天皇と皇族の養子縁組が成り立てば、皇位継承問題は今後なくなります。
(それが本来の皇室と皇族のあり方)
天皇の皇位継承に関しては、すでに歴史の中で完璧な制度が作られているのです。
日本の伝統を取り戻しさえすれば天皇継承問題はなくなります。
日本の伝統を無視する人とは、いったい誰(どの団体)でしょうか?

「天皇及び皇族の養子を禁止」も「旧宮家廃止」もGHQの日本弱体化計画のもとに行われた占領政策です。
いつまでGHQの亡霊に怯えているのでしょうか?
今こそ、GHQの占領政策からの脱却が必要なのです。
日本は本来の姿に戻るべきなのです。
日本古来の伝統を取り戻すべきなのです。

【後編】皇位継承問題に潜んでいるのは「日本破壊計画」「日本乗っ取り計画」!!』につづく。

最後までお読みくださり、ありがとうござりんした。


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