まずは『【前編】旧宮家復活で日本の国体を守れ!』をお読みください。
【後編】は、ご意見番の完全独自見解となります。
「女系天皇」を認めないのは「女性差別」?
《「女系天皇」を認めないのは男女差別?》
おそらく「女性宮家」や「女系天皇」を誕生させようと企む人たちの大義は「女性の地位向上」「女性差別をなくす」でしょう。
アチキは、この「差別論者」に真っ向から反論します!!
まず言えることは、何から何まで「差別」で片付けられるほど、社会は単純ではありません。
一般人の女性の地位向上、男女差別と皇室の問題では次元の違う問題なのです。
日本の文化・風習の中で世界でも際立っているものが「秩序」「調和」なのです。
要するに、「男系男子の皇位継承」とは、天皇の血筋を「秩序」をもって守ることであり、それによって無用に混乱を生み出さないための「調和の知恵」なのです。
もし、天皇の継承権者が「男系」でも「女系」でもいいとなると、神武天皇以来の血筋が薄れます。
薄れるだけではなく、血筋がまったく別のものになります。
それは違った家系になるということを意味します。
それは無秩序を意味します。
えっ、一般人との結婚は無秩序なの?
という人がいるでしょう。
天皇の皇位継承がなぜ男系に限るのかというと、具体的には血筋の統一ですが、その奥に日本と天皇を含む皇族にとって忘れてはいけない重要な問題があるのです。
男系男子の皇位継承に潜む問題とは、ずばりいうと「天孫降臨」です。
日本の主宰神は天照大神です。
そして神武天皇とは、天照大神の子孫なのです。
天皇の先祖が神武であるということは、現天皇は神の子孫だということを意味します。
ですから神武天皇の血筋を守るということは、日本人の信仰心を守ることなのです。(神道の)
日本の国体は天孫降臨した天照大神の子孫(中心は天皇家)であるという信仰を守るために「男系男子」による継承をすることで国体を維持してきたのです。
つまり、信仰を守るために神武天皇以来の血筋に秩序を保つために男系男子による皇位継承を行ってきたのです。
これは差別という次元で考えるものではありません。
それを現代的な差別というワードで混乱をもたらすことには悪意が潜んでいることを知るべきです。
日本人の信仰を守ることが、はたして女性差別という言葉で解決されるべきことでしょうか?
それは唯物論者、左翼主義者などの反日論者の詐術です。
「女系天皇」「女性宮家」の背後にある謀略とは?
《「女性宮家」を認めるとどうなる?》
まず肝心なことを述べると、「女性宮家」の誕生は「女系天皇」の誕生を必然的に導いてしまう、ということです。
そして、重要なことは、「女系天皇」は、「万世一系の皇統を否定するもの」であるということです。
つまり、日本の天皇と日本人が守ってきた日本の国体(伝統と文化)を破壊することになるのです。
イギリスの王室は、ヨーク朝→チューダー朝→ウィンザー朝と王朝が交替してきた歴史を持ちます。
なぜか?
イギリスの王室では女系による王位の継承が行われてきたからです。
つまり、女系の王が誕生したことによって王族と結婚した民間人男性の性に替わっていった、ということです。
これは隣国である中国や朝鮮半島の国家でも起きている現象です。
「女性宮家」が誕生するということは、皇室と全く無縁の「民間人の男子」が結婚を介して突然「皇族」になって皇室に入ってくるということです。
いま世間で騒がれているK氏もその可能性があります。
つまり、K氏が皇族になってしまうのが「女性宮家」なのです。
仮に「女性宮家」が複数作られたら、民間出身の男性皇族が続々と誕生してしまうのです。
もし、そこに悪意が入りこんだら防ぎようがありません。
もし、その相手が中国からの帰化人であったら日本の国民はどうしますか?
帰化人を装った工作員だったらどうしますか?
もちろん、工作員だった場合、絶対と言っていいほど見た目、経歴、言動において工作員であると分りません。
巧妙に隠されているからです。
こうした危機が起きるかどうか、というよりも、起きる可能性がある方法を取らないこと。
それが国体を守ることなのです。
国体を守ることの意味は、国家防衛です。
《「女系天皇」が誕生することの意味とは?》
明治維新の志士である井上毅は「女系天皇」について次のような見解を述べています。
「もし我が国で女系を容認すれば、中国と同様に『易姓革命』が起こり、王朝が次々と替わってしまうことになる。つまり、『万世一系の皇統』が否定されてしまう」
つまり、「女系天皇の誕生」は、日本という国家の伝統と文化、日本人のアイデンティティ、日本人を統一している力を破壊することであり、それは最終的に「日本の中国化」になるのです。
要するに、日本に易姓革命が起きることを意味するのです。
国際交流が盛んな現代においては、必然的に外国の血筋を持つ者の王朝が誕生する道を開いたことになるのです。
その意味することは、日本人の根幹である天孫降臨が崩壊したことになります。
それは日本人の団結力、調和の力、武士道に見る忠誠心、先祖を敬う孝心を破壊することになります。
伝統と歴史を持つ国体、日本人のアイデンティティ、日本人が誰しも持つ信仰心が破壊されることになるのです。
これを「大げさだな!」なんて考えている人は、もっと日本について学ぶべきでしょう。
日本という国家は、世界史上稀に見る2600年に及ぶ統一王朝を持つ奇跡の国なのです。
それは“誇り”と呼ぶべきものです。
実は、この“誇り”が日本軍の強さの秘訣でした。
かつての日本軍の強さを身に染みて知っているのは誰でしょうか?
どこの国でしょうか?
それは主に4か国あります。
その4か国とは「アメリカ合衆国」「朝鮮民主主義人民共和国」「大韓民国」、そして「中華人民共和国」です。
日本人の心の奥底にある信仰心、神(天照大神などの神道の神)への尊敬の心が日本から失われて喜ぶのは、いったい誰でしょうか?
日本人が持つ大陸系の民族が持たない集団的強さが失われて得をするのは誰でしょうか?
「女性宮家」「女系天皇」が誕生するということの先にあるものは、日本の伝統と文化の破壊であり、それは日本が中国と同じような「易姓革命が起きる国家」となる、ということを意味しているのです。
中国の歴史は易姓革命の歴史です。
一方、日本は中国とは真逆です。
民間人男子が皇族となることが当たり前となることは、易姓革命を利用して悪意を持った外国の侵入及び侵略を許すことを意味するのです。
《「女性宮家」「女系天皇」を主張する者のなかに日本侵略者(破壊工作)の意図が含まれている》
歴史の事実として一度も存在したことがない「女性宮家」と「女系天皇」をなぜ誕生させようとするのでしょうか?
そこには“ある意味(意図)”が地中深く潜んでいます。
見つからないようにカモフラージュし、善の仮面をかぶって、ある企みを狙っています。
すでに主張してきましたが、重要なことなので再度主張します。
こうしたことまで突っ込んで主張しない人もいますが、ご意見番は“歯に衣着せず”に語ります。
「女性宮家」「女系天皇」を誕生させようと企む人たちの中心であり奥深くに存在するのは中国共産党政府の工作員であり、反日勢力です。
(反日主義ではないが、こうした歴史的教養を知らずに主張している日本人もそうとういると思われる)
彼らの狙いは「日本の中国化」であり、「日本の弱体化」です。
「日本という国家の破壊」です。
日本という国家を中国化してどうするか?
大量の植民(移民)がなされ、軍事力によらない征服(侵略)がなされます。
いい加減に日本人は目覚めなければなりません。
マスコミを資本で牛耳り操作し、権力(政府)の中枢に工作員を送り込み、多くの日本人が気がつかないうちに、日本という国家を骨抜きにしてしまおうとしているのです。
なかには中国を悪く言い過ぎだとか、中国はそんなことは考えないなどと思っている人もいるでしょう。
だが、それこそ間違いです。
そうした考えをする人は中国の歴史を学んだことがあるのでしょうか?
天安門事件の経験を持つ張陽氏は「中国を表現する言葉で“邪悪”という言葉では足りないくらい邪悪である。中国の邪悪さを表現する言葉が見つからない」と語っています。
中国という国家は、恐ろしい国家です。
100年単位の国家戦略を持って世界の支配を企む国家なのです。
アチキは『三国志を語り尽くす』という別のブログも運営していますが、歴史的に見ると王朝や政府などを腐敗または崩壊させる大きな原因が「外戚」です。
「外戚」とは、日本でいえば蘇我氏、藤原氏、平氏、徳川氏などが自分の娘を天皇に嫁がせることで皇室の親戚となる者たちです。
つまり、「女性宮家」「女系天皇」の問題は「外戚」の問題でもあるのです。
中国の王朝が腐敗し倒されるという易姓革命が起きる原因は、ほぼ「外戚」と「宦官」による権力の横暴と腐敗です。
「宦官」とは、去勢した男性で、皇帝または朝廷に仕える今でいうところの高級官僚のような存在です。
実務をする官僚というよりも、皇帝などに直接使える者たちです。
日本が中国から律令制度等を取り入れたにもかかわらず、一つだけ真似なかった制度が「宦官」です。
なぜなら宦官は腐敗の温床となるからです。
ですから日本には宦官はいませんが、「外戚」が権勢をふるうことは歴史上ありました。
それでも渡部昇一氏が語っていたように、外戚が天皇になり替わろうとしたことはありませんでした。
ですが、現代ではどうでしょうか?
アチキは、いまの中国であれば“有り得る”と考えます。
日本が中国の文化と同じ価値観となってしまえば有り得ます。
「女性宮家」と「女系天皇」が誕生するということは、単に国体(日本の伝統・文化)が破壊されるだけでは済まないのです。
易姓革命が起きる余地が発生し、紛れ込んだ工作員が皇室に入りこむという国家的危機を生み出してしまうのです。
「日本破壊計画」「日本乗っ取り計画」「日本の中国化計画」が発動してしまう、ということです。
そうでなくても神武天皇以来の血筋が途絶えてしまいます。
「女性宮家」「女系天皇」を主張する者のなかに日本侵略者の意図が含まれているのです。
もちろん全員ではないでしょう。
ですがスパイ活動、工作員の破壊活動とは、その国の国民に紛れて行うものです。
その集団に紛れこんで、別の意図を実現する活動です。
ある組織に紛れ込むことで、本来の目的とは別のミスリードをすることを狙うものです。
「女性宮家」「女系天皇」を主張する者のなかに「日本破壊工作」を企む者が必ず存在しています。
「女性宮家」「女系天皇」の問題は、単なる「男女差別の問題」でも「天皇継承の問題」でもありません。
国家を防衛するか、国家の侵略を許すか、という問題なのです。
結局、「女性宮家」「女系天皇」を主張する者たちの奥底にあるのは「神の否定」です。
「女性宮家」「女系天皇」を誕生させようとすることは、侵略者を招き入れることでしかありません。
日本の国体と日本人の誇りを守らねばなりません!!
日本人が日本人らしくあるために!
最後までお読みくださり、ありがとうござりんした。