【埼玉県熊谷で起きた男児ひき逃げ事件(2009年)】
これは、ひき逃げ事件にあい、最愛の息子を奪われた小関代里子(よりこ)さんの11年に及ぶ闘いです。
2009年に埼玉県熊谷市で発生したひき逃げ事件で、小関孝徳くん(当時10歳)が命を落としました。
代里子さんは孝徳くんと二人だけで暮らしていました。
親ひとり子一人の家族だったのです。
(孝徳くんの父親は病気で亡くなっています)
つまり、代里子さんはたった一人の家族を失ったことになります。
まず初めに未来ある命を奪われた孝徳くんに対して、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
《ひき逃げ事件の状況》
事件は、2009年9月30日、午後6時50分ごろに発生しました。
自転車に乗った小関孝徳くんが、日が暮れて辺りが暗くなっていた午後6時50分頃、熊谷市本石の市道で車にはねられ死亡しました。
孝徳くんは自転車に乗って、書道教室から帰宅する途中でした。
JR熊谷駅から2キロほど離れた細い道は国道17号線に抜けることができる道です。
地元の人の話では、抜け道として利用する人がいるということです。
知っている人は知っている道だと言われています。
(17号線から北大通りに抜ける道)
孝徳くんは直進していたところ、車にはねられたと見られています。
孝徳くんが乗っていた自転車とリュックが孝徳くんの倒れていた場所から8メートルも離れた所で見つかったのです。
これは事故の衝撃を表わしています。
道路上には事件に関与したとみられる車のタイヤ痕が4か所残されていました。
警察は、道路交通法違反(ひき逃げと過失運転致死)の疑いで捜査を始めましたが、手掛かりがなく、捜査は難航しました。
2016年9月、ひき逃げの時効が成立してしまいます。
《なぜ犯人が逮捕されないのか?》
理由のひとつに目撃者が少なかったことがあげられています。
事件の直後、衝突音を聞いた数人の近隣の住民が消防などに通報していました。
しかし、犯行車両を目撃した人はいませんでした。
つまり、犯人に繋がる証拠がタイヤ痕だけという状況だったのです。
これによってひき逃げをした車両の特定が出来ませんでした。
二つ目は現場に残された証拠品がほとんどないことです。
物証として残っているのは、孝徳くんの乗っていた自転車と着ていた服くらいでした。
《自力捜査を始めた母の愛》
事件発生から3週間後、代里子さんは行動を起こします。
代里子さんは事故現場に行って車の流れなどをメモに取り始めます。
それからずっと代里子さんは、事故が起きた時間帯の前後に現場に立つようになりました。
通過した車両のナンバーをひかえて、警察に提出していたそうです。
そんな代里子さんに通りかかった同級生(孝徳くん)の母親が声をかけます。
代里子さんの気持ちを汲んだ母親たちは代里子さんのたった一人の調査に協力するようになります。
また、チラシを作成し、情報提供を求めました。
これには日本橋の印刷会社や塾などが協力しています。
《交通事故鑑定人に捜査依頼》
捜査を行う警察は、犯人を逮捕するどころか犯人を特定することも出来ませんでした。
そこで母代里子さんは、現場検証と証拠品の鑑定を宮城県警の元捜査員で長年交通捜査に携わった交通事故鑑定人の佐々木尋貴さんに依頼しました。
(日本交通事故調査機構)
交通事故鑑定人の佐々木尋貴さんはこう述べています。
「自転車と人がぶつかると車にも大きい損傷が残る」
「孝徳くんの事件を難しくしているとすれば、車側にも自転車側にも大きいダメージを与えていないこと」
「そういう意味では自転車・犯人に直接結びつく証拠、車の塗膜片であったりとか、ガラス、ヘッドライトが割れてガラス片が散ったとか、そういった証拠が非常に少なかったと思います」
孝徳くんのひき逃げ事件を調査した佐々木さんは、事件から10年経っても犯人が逮捕されないのは、警察の初動捜査に問題(原因)があると指摘している。
■初動捜査の意味
現場をしっかりと保全すること。
犯人の逃走していった範囲を絞り込んでいくこと。
この2つの初動捜査は、現場にいる警察官だけではやり切ることができません。
単なる交通事故ではなく、ひき逃げ事故となれば、埼玉県警が全県下的に多くの警察官を導入する必要が出てきます。
要するに、逃走車両(犯人)が通過する交差点、立ち寄りそうな場所に警官を配備する必要があるのです。
こうした初動捜査がひき逃げ事故の場合は非常に大切となってきます。
佐々木さんは、
「当然決められたマニュアルの中での捜査というのはしていると思います。それでもこれまで多くの犯人が立ち寄っていくだろうと思われるようなところ、そういったところに対する捜査をどれだけやっていたのかということは、ご遺族もよく説明を聞いていないようなので、それからすると、まだ捜査が不足していたのではないかと思う」
と述べています。
【警察の不祥事発覚!】
事件から10年たった2019年、重大な不祥事が発覚します。
埼玉県警が事件の証拠品として押収していた孝徳くんの腕時計を紛失していたことが判明します。
また、そのことに関する関連書類を改ざんし、腕時計の存在を消したのです。
その腕時計は、母親の代里子さんが孝徳くんの10歳の誕生日にプレゼントしたものだったのです。
代里子さんはそのことを知って、このように思ったそうです。
「ショックを通り越して、言葉にならなくて、何が本当で何が嘘なのか、わからなくて、犯人と警察から真実を知りたいって、その時本当に思いました」
「警察官が捕まえてくれないんじゃないかって思いました」
と警察への不信感を露わにしました。
犯人を逮捕してくれると信じていた警察に裏切られたのです。
これは許せません。
【明らかになった事件の状況】
こうしたことで代里子さんは警察を信用できなくなったと言います。
そうした中で、交通事故鑑定人の佐々木尋貴氏による鑑定で驚くべき結果が判明します。
《驚くべきひき逃げ事件の状況》
先にも述べましたが、警察の捜査が一向に進まないことで、代里子さんは現場検証と証拠品の鑑定を宮城県警の元捜査員で長年交通捜査に携わった交通事故鑑定人の佐々木尋貴さんに依頼しました。
すると驚くべき真相が浮かび上がってきました。
結論を先に言うと、佐々木さんはひき逃げ事件に関与した車が2台あったと鑑定しました。
その理由は、
孝徳くんが乗っていた自転車と事故を起こした車がかなり離れていたこと。
自転車の破損が少なかったこと。
この状況から浮かび上がってくるものは、孝徳くんが何らかの理由ですでに路上に転倒していたものと考えられる。
孝徳くんが路上に倒れている状態で2台目の車がきて、孝徳くんをひいた、ということです。
つまり、孝徳くんを転倒させた車と、転倒していた孝徳くんを引いた車の2台が存在するという鑑定結果です。
この仮説(鑑定)を裏付けるのが、孝徳くんが当時着ていた服です。
ジーパンの左太もも辺りにある擦れた跡。
Tシャツの右肩から左下腹部に掛けてタイヤが通過していったような跡。
背中側に見つかった突起物に引き裂かれたような破れ。
これらの物証を鑑定すると、事故状況は次のようになります。
後方から走ってきた車が孝徳くんの左太ももあたりをはね転倒させた。
これによって孝徳くんは路上に倒れてしまいます。
そこへ反対方向から走ってきたもう1台の車が孝徳くんをはねた。
もう少し詳しく説明すると、
1台目の車両は、孝徳くんを転倒させ、孝徳くんと自転車を分離していった車両。
このとき孝徳くんの体は車の横側に振り落とされるので、孝徳くんの体は車と衝突した地点に落下していく。
(自転車は弾き飛ばされて遠くに行ってしまう)
路上に残された擦過痕は自転車のものだったのです。
この時点で孝徳くん自身は衝突した場所で転倒していて、自転車は離れた場所に飛ばされていた、ということです。
そこへ反対車線を走る車がやってきます。
その車は進行方向に自転車、リュックなどが路上に落ちていたため、それを避けようと反対車線にはみ出して走行するようになります。
しかし、自転車等の落下物を避けて本来の走行車線に戻ろうとするときに車の後輪が路上に転倒していた孝徳くんの頭部をひいてしまった、ということです。
この鑑定(仮説)を検証するため2019年6月にシミュレーション実験が行われました。
上記の鑑定は、シミュレーションによって裏付けられました。
【時効延長】
2019年、事件の時効が迫っていました。
代里子さんはこのひき逃げ事件を時効にしないために必死に署名活動を行ないました。
その思いは、
「ひき逃げ自体、逃げてしまったら犯人は被疑者不明のままなので、その被疑者が当時飲酒運転だったのか、それとも薬物を使用していたのか、無免許運転だったのか分からないのに、なぜ過失運転致死なんでしょうか? ということを問いかけたときに初めて警察官の方がそこは答えられなかったんですよね」
代里子さんは、事件の適用罪名を過失運転致死から危険運転致死に切り替え、時効の撤廃を求めたのです。
(過失運転致死罪の時効は10年)
代里子さんたちが集めた署名は2万9443人分にものぼりました。
2019年8月28日(時効まで約1カ月)、代里子さんは法務省に対して、署名を提出し、「過失運転だったのか、危険運転だったのか、もしくは殺人という行為でひき逃げをしたのか分からない状態だ」という主張を法務省に伝えたのです。
(同時に警察庁にも意見書として提出)
さらに警察庁と埼玉県警に罪名変更を求める嘆願書を提出しました。
2019年9月18日(時効まであと12日)
埼玉県警は適用罪名を「過失運転致死」から「危険運転致死」に切り替えることを決定。
(注:危険運転致死罪は、飲酒運転や無免許運転などで人を死亡させたときに適用されるもので、時効も20年と長い罪状となります。)
これにより、孝徳くんのひき逃げ事件の時効は、2029年9月30日に延長されました。
我が子を思う母代里子さんの強い愛が国と警察を動かしたのです。
【警察の捜査は不十分】
警察による捜査で「タイヤ痕が4か所残っています」と母親の代里子さんに説明があったといいます。
代里子さんは当然警察に「タイヤの種類を調べてもらえないでしょうか?」と捜査依頼しました。
すると警察は「一般のどこでも買えるタイヤである」と言ったのです。
つまり、広く普及しているタイヤの種類だから幅広く捜査する必要があると言いたいのでしょう。
情報も物証もとぼしい事件。
捜査はとても難しいものです。
この難しい捜査を、どうして被害者遺族がしなければいけないのですか?
埼玉県警に問いたい?
事件を捜査をし、犯人を逮捕するのが警察の仕事、役割ではないのですか?
税金で成り立っている職業である警察という存在は、市民の命を守り、事件が起きたら真相を究明し、犯人を逮捕し、真実を明らかにすることによって被害者遺族の心を救うのです。
それが出来ないということは、職務怠慢であると、アチキは言いたい。
警察が命を奪った犯人を逮捕してくれないのなら、被害者遺族(市民)は、いったい誰を頼ればいいのですか?
どうして被害者遺族がここまで努力、行動しなければならないのですか?
熊谷警察所と埼玉県警は答えてください!
【警察の責任と罪を問う】
《なぜ被害者遺族が事故の調査(捜査)を独自で行わねばならないのか》
一番大きな問題を先に述べます。
事件の(事故を含む)捜査は警察が行うもの、ではないですか?
被害者遺族や民間人が行うものではないですよね?
事件の解決、情報を集める、犯人探し、これらをどうして被害者遺族が行わねばならないのですか?
埼玉県警は代里子さんに答えてください。
もし、被害者遺族である代里子さんが10年以上、必死の努力をしなければ、代里子さんに協力した多くの民間人の人たちがいなければ、この卑怯極まりないひき逃げ事件は「ひき逃げ」及び「過失運転致死」の両方で時効をむかえていました。
これを民間企業や商売の世界で例えましょう。
注文した商品(製品)が納期に出来上がらないとしたら、その取引先は取引を失うでしょう。
飲食を提供するお店で、注文した商品がいっこうに提供されなければ、対価である料金を払う人はいません。
なのに、ひき逃げ事件を捜査し犯人を逮捕する義務を負っている警察が犯人を逮捕できなくても、お給料はでる。
なんの責任も取らない。
ペナルティもない。
まったくおかしな話です。
職務怠慢どころの話じゃありません。
税金を返しなさい、と言いたい。(代里子さんに)
〈事故状況の鑑定と検証〉
シミュレーション実験に立ち会った代里子さんは、
「もういっぱいいっぱいでした」
「最後は肩で息をするような感じになってしまって・・・」
「やっぱり目の前でシミュレーションするというのは、本当に辛かったですね」
被害者遺族は家族が事件にあっただけで精神的に深く傷ついているのです。
なのに、どうして余計な心痛を味わわなければならないのですか?
それは警察の捜査がまったくの不十分だからです。
警察が頼りにならないからです。
〈事故情報を独自に集める〉
事件が起きた10年前よりも、変化したことがあります。
それはスマホが広く普及しSNSを利用する人たちが増えたことです。
代里子さんはブログやSNSで事件の情報提供を呼びかけていますが、それを知ったSNS利用者が善意で呼びかけの拡散に参加しています。
被害者遺族がこれだけの努力をしているのなら、捜査協力として、協力金くらいだしなさい。
捜査は警察の仕事です。
民間人にここまでさせていることに埼玉県警は恥を感じなさい。
〈警察の捜査情報の漏洩〉
2019年の夏に、ある情報をもとに埼玉県警が動きます。
もしかしたら犯人から真実を聞けるかもしれない、という状況が表れてきたのです。
代里子さんのところへある記者が訪ねてきます。
その記者は事件に関わる重要な情報を掴んでいることを代里子さんに告げます。
その記者はスクープを目指していると告げました。
その記者のつかんだ情報は、代里子さんが知っている情報以上のものだったのです。
このとき代里子さんに疑念がわきます。
それは本来事件を捜査する警察と被害者遺族である代里子さんしか分からないことを記者(報道関係の人物)が知っていたということに、代里子さんは驚愕したのです。
代里子さんはそのことを警察にすぐに伝えたといいます。
「なぜそんなに詳しく、その方が(記者が)知っているのか? その理由を教えてほしい」と。
これは捜査情報の漏洩です!
代里子さんいわく、事件について話をしてるのは事件の担当者ともう一人の警察官しかいないのです。
代里子さんは、実際に動いている事件の担当者レベルではなく、上層部から情報が漏れたと思ったそうです。
「警察の方が(報道機関に)言った以外はないんじゃないかと思う」
と、控えめな批判をしています。
アチキだったらこんな控えめな台詞ではすませね~な!
代里子さんは記者が口にした「スクープ」という言葉に強い違和感が残りました。
「スクープ」という言葉が本当ならば、いくつか想像がつく。
アチキが勝手に想像してみよう。
一番強くあると考えられるのが、孝徳くんをひいた車(人物)の2台のうちのどちらかが警察官であること。
つまり、ひき逃げ事件を起こした人物が警察内部の人間である、ということ。
または警察官の家族などであること。
それを隠蔽するために、事件の捜査が進まない、要するに犯人が逮捕されない、ということ。
または、犯人が地元の議員など有力者である、ということも考えられる。
要するに、「スクープ」という言葉から導きだされることは「あってはならないこと」「そういうことを犯してはいけないような人物が悲惨な事件を起こしてしまった」などだ。
もし、犯人が逮捕されれば社会的に大問題となる、ということを意味している。
その意味することは「犯人は判明しているが、公表できない。つまり、逮捕できない」ということではないのか?
この情報漏洩が発覚してから、代里子さんは警察を信用できなくなりました。
「もう信用していないというか、信用できないので」
「警察すべてを信用しないとうのではなくて、そういう人たちがいることによって信頼も失ってしまうので、一生懸命やってくれている警察官もいらっしゃるなかで、たった一点そういうことをするとすべて失ってしまう」
「真実を伝えてくれると思っていたので報道関係の方は、でもやっぱりそうではないんだなということも分かりましたし、警察が犯人を逮捕するという一般の方ができないということが前提にあるなかで、そういう情報が漏れたりとか、そういうことはありえないと思いますし、その情報を聞いたメディアの人が、その情報だけを発信しようということは間違っていると思う」
結局、犯人は特定されず、代里子さんの期待は裏切られました。
〈警察の初動捜査のミス〉
交通事故鑑定人の佐々木氏が指摘しているように、警察の初動捜査に問題(原因)があるのは間違いない。
これは警察の職務怠慢である。
警察よ、代里子さんと孝徳くんに謝罪したのか?
どうして警察組織は、自分たちの罪を認め謝罪しないのだ?
答えてくれ!
〈警察の腕時計紛失隠蔽〉
母親が子どもの誕生日にプレゼントした孝徳くんの腕時計を紛失し、さらにその関連書類を改竄した。
これを犯罪と呼ばずして何を言うか?
埼玉県警はすでに良心を失っている。
警察とは犯罪を取り締まる人たちではないのか?
それが被害者の持ち物を紛失させ、謝罪と弁償をすることなく、隠蔽しようとする、これを犯罪と呼ばずして何を言う?
自分たちの罪を世間に知られるのがそんなに怖いのか?
埼玉県警よ、代里子さんに答えなさい!
〈警察の無責任を問う〉
「なぜ過失運転致死なんでしょうか? ということを問いかけたときにはじめて警察官の方がそこは答えられなかったんですよね」
警察は捜査をやる気があるのか疑いたくなる。
とりあえず「過失運転致死」とする。
という思考でしかない。
そこに真実の追求と被害者と遺族の無念を晴らす警察魂がまったく見られない。
埼玉県警よ、自分たちの職責怠慢と隠蔽に対して人として責任と反省をしなさい!
【真相究明が被害者と遺族の救済となる】
警察の捜査は誰のためになされるのでしょうか?
警察の捜査(仕事)は十分なものなのでしょうか?
ときとして警察の捜査へ疑問と不満が沸き起こることがあります。
被害者遺族の代里子さんの思いは?
「犯人が出てきたからといって、うちの子どもが帰ってくるわけではないんですけれど、どうしてひいたのか? なんで逃げてしまったのか? それを聞きたい」
これが被害者遺族の気持ちです。
これが偽ざる被害者遺族の声です。
被害者(遺族)は救われなければなりません。
遺族が救われるためには、真実(なにがあったのか)を知る必要があります。
遺族の心は、その事故のときで止まってしまうのです。
大切な家族を失った深い悲しみ、激しい胸の痛みを少しでも減らすためには、犯人が逮捕され、真実が明らかになる。
この二つがなければ、被害者遺族は救われないのです。
孝徳くんの母親代里子さんの思い(願い)は、
「真実を知りたい、その一点ですね」
「孝徳はなんで亡くなってしまったのか、どうしてだったのかというのを知りたいですし、孝徳の命と引き換えに、きっと孝徳も伝えたいことがあると思うので、かなえてあげたいと思います」
真実が明らかになることで、被害者遺族の心は少しだけ解放されます。
犯人が逮捕されて罪に問われることで少しだけ報われます。
だから、絶対に犯人を逮捕しなければならないのです。
事件の解決と被害者遺族の救済の2つの観点から必要なのです。
そしてそれが社会正義の実現であり、社会正義が守られているからこそ、市民は安心して暮らすことが出来るのです。
ひき逃げ事件を起こしても逃げきって罪も問われず、のうのうと生きていけるのなら、被害者遺族はずっと浮かばれることはなく、世間の人も安心して暮らすことはできません。
そこにあるのは「信じられない世界」でしかありません。
失望と絶望の世界でしかありません。
【ご意見番からのメッセージ】
親ひとり子一人の家族だった代里子さんと孝徳くんには親子の合言葉がありました。
「たった二人だから支え合おう」
お互い支え合って生きていた親子だったのです。
日々の些細なことに喜びを見出して二人三脚で暮らしてきた親子の幸せを奪ったひき逃げ犯をアチキは許せません。
初動捜査を過ち、被害者の遺品を紛失、隠蔽し、事件の秘密情報を記者に漏洩させ、結局犯人を逮捕できていない埼玉県警に大きな失望を感じると同時に強い怒りを覚えます。
最後に、
もし、埼玉県熊谷市の市道で起きたひき逃げ事件を目撃した人がいましたら、情報をおよせください。
リンク先
代里子さんのサイトhttps://ameblo.jp/kosekitakanori/
また、犯人に告ぐ。
自首しなさい!
まだ捜査は続いています。
自首したほうが罪は軽くなります。
逃げおおせると考えるなら、告げる。
たとえこの世で逃げ通せたとしても、あなたは人の命を奪い、卑怯にも逃げ通した、それはあの世で罪を必ず取らせられることになる。
その罪はこの世で償うよりも重い罪となる。
だから、自首しなさい!
それがあなたのためだ。
お読みいただき、ありがとうござんした!