『中国の「超限戦」がすごい! ~中国のプロパガンダ戦を見破れ!~』

はじめに

現代社会は情報が溢れる時代(社会)です。
しかし、情報は意図的に操作されているという風に思って間違いないでしょう。
もともとメディアの発生と発展の裏にはDSがいたからです。
世界を裏から操ろうと画策するDSにとってメディア操作は必須のものだからです。

旧メディアもSNSなどの新メディアも、どちらも真実を探すことは困難な時代になりました。
しかし、「真実」を見つけようと熱意のある人には真実が見えてきます。
大手メディアの垂れ流す情報を「鵜呑み」にしてはいけません。
今回のテーマは「情報戦について」です。

情報源(参考情報)は、『大紀元エポックタイムズ』さんの「中国の対外プロパガンダがGoogleや
YouTubeの上位検索結果に表示=報告書」です。
この情報は、登録者に送られてくる記事です。
よって、今回は情報源のリンクは貼りません。

検索結果の上位に中国政府のプロパガンダ(政治宣伝)が表示されている!

《検索結果(表示)さえも情報操作されている》

大紀元から引用

人権問題新型コロナウイルスの起源に関するチ中国国営メディアのプロパガンダ(政治宣伝)は、Google、YouTube、Bingの上位検索結果に頻繁に表示されている。
米有力シンクタンク、ブルッキングス研究所と民主主義同盟(ASD)が5月27日発表した共同研究報告書で明らかにした。

研究者は、Google検索、 Googleニュース、Bing検索、Bingニュース、 YouTubeから情報を追跡・収集し、「Xin Jiang(新疆)」と「COVID-19」に関連する12の用語の検索結果について120日間にわたち日次データを集計した。

中国政府の対米陰謀プロパガンダも、検索エンジンの上位に頻繁に登場する。YouTubeの検索に「Fort Detrick(フォート・デトリック)」と入力すると、最初のページの約半分は中国国営メディアのプロパガンダである。

中国国営メディアは、新型コロナウイルスが米首都ワシントン郊外にあるフォート・デトリック(米陸軍感染症医学研究所)で作られ、流出したと主張しているためだ。

5月27日付けのWSJによると、中国政府が欧米系検索エンジンの1ページ目の検索結果に影響を与えることができるのは、中国政府が自らの政治的立場を世界中に浸透させるために、ウェブサイト、通信社、放送チャンネルの国際ネットワークの構築に多額の投資を行っていることが大きな要因である。

同時に、中国政府は、中国で禁止されているプラットフォームへの影響力を強め続けている。例えば、インフルエンサーを使って共同プロモーションを行なったり、中国政府と連携したTwitterアカウントを数百個作り、プロパガンダを流布したりしている。

《ご意見番の補足意見》

現代人で検索サイトを使用しない人は稀でしょう。
「検索」を使用している人は、「検索結果」を素直に受け入れる(信用している)ことでしょう。
しかし、それが(検索結果が)恣意的なものだったら何を思いますか?

「人権問題と新型コロナウイルスの起源に関するチ中国国営メディアのプロパガンダ(政治宣伝)がGoogle、YouTube、Bingの上位検索結果に頻繁に表示されている」、ということは中国政府が「情報戦を仕掛けている」ということです。

「中国政府の対米陰謀プロパガンダが検索エンジンの上位に頻繁に登場する」、ということは中国政府が米国に対して「政治戦を仕掛けている」ということです。

中国政府のやり方はこうです。
ウェブサイト、通信社、放送チャンネルの国際ネットワークの構築に多額の投資をすることによって、中国政府の「政治的思想(立場)を世界中に浸透させる」のです。
要するに、非軍事的手段によって中国は戦争を仕掛けているのです。
それを日本人は自覚してください。
いい加減に「戦争オンチ」&「平和ボケ」から目覚めてください。

中国の戦い方は「超限戦」!

《日本人は戦争観を改めるべき》

日本人は「戦争アレルギー」を持っていると言えるでしょう。
確かに戦争は悲惨なものであり、起きない方が良いことは間違いありません。
しかし、人類の歴史を観る限り、平和とは戦争と戦争の狭間と言えます。

戦争を考えるということは「軍事侵攻=他国への侵略」を考えるのではなく、「自国防衛を考える」ということです。
自国防衛、又は自国民保護のために戦わねばならないときがある、ということです。

日本は、GHQの占領政策によって「戦争アレルギー」+「平和ボケ」の骨抜き状態にさせられてしまいました。
GHQが去ってからその役割を担ったのが左翼思想家でありテレビなどのメディアです。

「戦争は悲惨だ」
「戦争は悪いものだ」
「戦争をするのは悪者だ」
という洗脳を繰り返してきたのです。
ただし、その主張自体は間違いではありません。
しかし、印象操作することによって「愛国心」を失う方向にミスリードしていることが問題なのです。
世論操作することによって、自国防衛が出来ない「弱体国家」とされてしまったことが問題なのです。

戦争には「侵略」と「防衛」があることを忘れ果てた日本は国家存亡の危機にあると言えます。
自国が「防衛」しか考えていなくても隣国に「侵略」を虎視眈々と狙い、侵略行為を実行してくる国家があれば戦わねばならないのです。
それは国民と国家を守るためです。

さらに言います。
戦争には「見える戦争」と「見えない戦争」があります。
日本人は戦争アレルギーにされたので、戦争そのものや戦争の研究をしてきませんでした。
「見える戦争」とは、実際の軍事力であり、軍事行為です。
「見えない戦争」とは、プロパガンダ戦、情報戦、サイバー戦、政治戦などです。

現代の戦争は「見えない戦争」が主流なのです。

中国共産党政府は「見えない戦争」を得意としているのです。
ところが日本人は戦争オンチなので、実際の戦闘しか戦争とは思っていない人が非常に多いのです。
この認識の差は勝敗の差となるのです。
情報戦に敗れた国家は敗北するしかないのです。

《中国の戦い方は「超限戦」》

〈「超限戦」とは何か?〉

中国の戦い方(戦争)は、「超限戦」と呼ばれるものです。
書籍を読まれた方はご存知でしょうが、「超限戦」について簡単に説明します。

「超限戦」とは?

すべての制約を取っ払い他国を攻撃すること。
戦争以外の戦争で勝ち、戦場以外の戦場で勝利を奪い取ること。
あらゆる手段が軍事兵器となり、あらゆる場所で軍事紛争を起こす。
戦争のルールである「宣戦布告」がなされないで非軍事的手段によりありとあらゆる手段や領域で紛争を起こす。
軍事と非軍事、戦場と非戦場、軍人(戦闘員)と非軍人(非戦闘員)の区別がつかない戦争のこと。

つまり、メディア戦、ネットワーク戦、技術戦、政治戦、外交戦、経済戦、文化戦、宗教戦、貿易戦などのありとあらゆる‟非軍事的な手段“を総動員して戦うやり方です。
非軍事的手段と軍事手段を関連させながら非軍事的作戦を優先(先行)させることによって軍事作戦を有利に展開させる戦い方です。

〈「超限戦」の本質とは?〉

「戦争以外の戦争で勝ち、戦場以外の戦場で勝利を奪い取る」
つまり、ありとあらゆる手段を使い、「目的達成のためなら手段を選ばない」というものです。
つまり、卑怯な手段を平気で使う戦い方なのです。

要するに、中国にとっての戦争とは、「ルール無視」なのです。
中国にとっての戦争には国際法など一切関係ないのです。
中国にとっての戦争には倫理など糞くらえなのです。

《現代の戦争の中核は?》

現代の戦争の中核に位置するものは「情報戦」です。
情報戦のなかに「政治戦」「影響工作」「スパイ活動」「サイバー戦」「心理戦」などがあります。

実際の戦闘の前に敵国の内部に入り込み、敵国の「愛国心」と「戦意(敵意)」を消失せしめ、内部から崩壊させたうえで実際の軍事力で攻める。
または、実際の軍事力で攻めなくても非軍事的作戦によって他国を屈服させる。
つまり、「戦わずして勝つ」という戦略を取っているのが中国の超限戦なのです。
さすが武経七書(七つの兵法書)を生んだ国だ、といっておきましょう。

中国政府と親中派の議員(日本の)、親中派のメディアに騙されるな!

《日本人は情報戦ですでに敗れている》

中国政府が得意とするのは「プロパガンダ戦」です。
その本質は「言っていることと、やっていることが違う(真逆)」というものです。

情報戦では「影響工作」が頻繁になされています。
影響工作の核は「フェイクニュース」を使った情報操作、世論操作です。
フェイクニュース(偽情報)を流布することによって国家分断、弱体化を意図するのです。

〈「情報戦」とは何か〉

情報戦とは、人間の認知を歪めること。
「歪める」とは中国にとって都合の良いように対象の人間を洗脳することです。
そのために「偽情報」や「プロパガンダ情報」を流して真実を混乱させるのです。

情報戦のターゲットは市民社会であり、市民社会に混乱を引き起こし、意思決定の麻痺状態を引き起こすことで「分断し征服する」ものです。

《日本人はすでに中国の属国への道を歩んでいる》

メディア、経済界、政治家たち、これらはすでに中国の支配下にあるといっていいでしょう。
「親中派」とは、中国共産党政府の工作員と呼ぶべき存在です。

アチキは20代の頃から孫子を始めとする中国の兵法書に親しんできました。
だからこそ言えます。
中国の兵法とは、必ず「敵国の内部破壊、内部攪乱から始める」と。
中国共産党政府は数十年に渡って兵法を駆使してきたのです。

自国に敵国の工作員がいること自体が国家危機であり、工作員が影響力を持つことは敗戦への道を歩んでいることになるのです。
その敗戦の道とは「服従への道」なのです。

戦争を考える(備える)ことは自国民への「愛」である!

《戦争アレルギーこそ洗脳の証拠》

自国民と自国を守るためには祖国防衛を考えねばなりませんが、祖国防衛をなぜ考えるのかと言えば、そこに「自国への愛」と「自国民への愛」があるからです。
自分の国を尊重しない政治家とメディアに自国防衛はできません。

戦いとは「攻防一体」なのです。
つまり、防衛を考えるということは攻撃(攻める)能力を考えるということと同義なのです。
しかし、攻撃能力(勝利する能力)があることは侵略することと同義ではないのです。
いまの日本人にはその区別がついていない人が多すぎます。
なぜならメディアがそのように洗脳してきたからです。

そろそろ洗脳から目覚める必要があります。
現代の常識はときに「未来の非常識」であることに気がつくことです。

おススメの書籍

『超限戦 21世紀の「新しい戦争」』(角川新書)

『現代戦争論 超「超限戦」』(ワニブックス)

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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