【新型コロナウイルスの被害が東京マラソンに】

アチキは毎日に報道されている新型コロナウイルスのことが気になっているでありんす。
とうとう新型コロナウイルスによる肺炎の感染が東京都内の人にまで及んでしまった。
しかも、感染経路がはっきりしていない。
これでは不安になっても仕方がない。

こうした事態を受けて、東京マラソン財団は3月1日に開催される東京マラソンの一般参加者の出場を取りやめた
大会はエリート選手のみ(206人)で実施すると発表。
(今年の東京マラソンは約3万8000人が出場予定だった)

ここで問題なのは、出場できなくなった一般参加者の参加料を返金しないということだ。
財団は、参加料は返金しないが、その代わり来年の出走権を与えるとした。
ただ、来年の参加料は必要となる。

フルマラソンの参加料は国内ランナーが1万6200円、海外ランナーは1万8200円。
決して安くはない。
それと参加するためには高倍率の抽選を突破しなければならず、なかには9回目の抽選でようやく出場権を得た人もいる。
3月1日の本番に向けてトレーニングを重ねてきた一般ランナーの努力は水の泡と消え去った

アチキが言いたいのは、一般参加者の「やっと抽選に当たったのに」「必死に毎日練習してきたのに」という気持ちと努力をもっと真摯に受け止めてほしいということだ。

【東京マラソンの一般参加者の出場取り止めの何が問題か?】

アチキは財団がくだした一般参加者の出場取り止めについては理解できる。
新型コロナウイルスの被害を拡大させないためには必要なことだ。
4万人に近いランナーと大会関係者、それと応援する市民が密集すれば、被害は数人ではすまないだろう。

スタート地点、更衣室、沿道などに人が密集し、その中に感染者が紛れ込んでいたら、その被害は夏に実施される東京五輪・パラリンピックにも影響が出てしまう。
危機管理の点からすればやむを得ない。

しかし、「出場できないのは残念だが、仕方がない」と理解を示す人も多くいるようだが、アチキの見解は違っている。
そこでアチキが財団と東京都などの開催関係者にもの申す!

〈新型コロナウイルス対策は一般参加者の出場取り止めだけでいいのか?〉

確かに一般参加者の出場を取り止めればランナーの密集を防ぐことは出来るが、だからと言ってウイルスの広がりを抑えられるわけではないのだ。
なのに、大会自体を中止にしないのはなぜか?
エリートランナーは新型コロナウイルスにかかってもいいのか?
ということだ。

これについては主催者側の理由は「東京マラソンは、東京五輪男子代表の選考会を兼ねている」ということだろう。

だが、はっきり言う。
一般参加者の出場を取り止めた理由が新型コロナウイルスの被害を防ぐことだとしたら、エリートランナーだけの大会を開くことは正しいのか?
彼らが新型コロナウイルスに感染してもいいと思っているのか?

本当に「新型コロナウイルスの被害を出さないため」ということなら、涙をのんで大会自体を中止にする必要があるのではないか?
それが緊急事態の対応というものだ。

アチキは今回の判断に納得いかない。
もし、一人でもエリートランナーまたは沿道の応援者や大会関係者に新型コロナウイルスの被害者が出たら、怒りの鉄拳を落とすことを事前に言っておく!
(当然のごとく主催側は消毒などの対応はするだろうが・・・)

東京五輪の選考会は別の時にするべきではないのか?
アチキには今回の主催者側のこうした対応は“いい加減で不十分”であると思っている。

〈一般参加者の参加料を返金しないこと〉

大会の参加料は返金しないが、来年の出走権を与えるという対応もアチキは抗議したい

新聞で報道されていたが初出場の30代の男性は、「ショック過ぎて脱力感でいっぱい」「参加費はできれば返してほしい」と胸の内を述べている。

この気持ちをもっと真摯に受け止めるべきではないか?

主催側の言い訳はこうだ。
「地震などによる中止の際に備えて興行中止保険に加入しているが、新型コロナウイルスによる中止は補償外である」
既に準備のために費用を多く投じているため、参加料を返金できない。

また「大会規定では地震などの自然災害以外は参加料を返金しないと決まっている」という理由なのだ。
要するに、新型コロナウイルスによる感染被害は想定外のことであり、規定で定められていることでもないので参加料返金の責任はない、と言いたいのだろう。

なるほど。

しかし、規定にはなくても「来年の出走権を与えること」は特例として今回対応したことは事実である
これはおかしくないか?

来年の出走権は“特例”で与えても、参加料の返金は“特例”としないのはなぜか?

そこにはもちろん経営(主催者側)の都合がある。
要するに、大会自体を全面中止にしてしまうと、東京五輪の選考会を行うことができない。
すでに費用を投じてしまっている。
エリートランナーだけの開催であっても大会費用は予定通り必要とされる。
参加料を返金してしまうと大会運営費が足りなくなる。
だから返金できない、ということだ。

なぜ、もっと真摯にそう言って一般参加者に説明しないのだ。

主催者側の責任で新型コロナウイルスが広がったわけではないが、その対処には主催者側の責任が生じるはずだ。
だとすればもっと真摯に一般参加者に謝罪と対応をするべきではないか?

特例を作るなら参加料も返金する特例も作るべきだ。
それが経営的に出来ないとしたら、来年の参加料を無料にするべきだ。
(来年の費用に関しては、主催者側が経営努力で準備するべきだ)
それが経営努力(運営努力)というものだ。

【政府および厚生労働省に対してもの申す】

基本的に今回の新型コロナウイルスの件に対しては、アチキは政府および厚生労働省などの役所に責任があると思っている。
要は政府と役所が安易でのん気な対応をしたことが、東京マラソンの混乱を生んだということだ。

新型コロナウイルスなどの感染症の対応は国家が先頭にたって対処するべき事案なのだ。

感染症に限らないが危機管理の対応の鉄則は「最悪の事態を想定して対処すること」であるべきなのだ。

日本人の感染者が出た段階で政府がもっと迅速に国内対策をしなければいけなかったのだ。
それが国家や政府の存在意義だからだ。

運転の世界でよく言われていることだが、運転には2種類ある。
「だろう運転」「かもしれない運転」の二つだ。

「だろう運転」は、人は飛び出してこないだろう、これくらいならいけるだろう、などと主観的な見方を中心に運転することだ。

一方、「かもしれない運転」は、人が急に飛び出してくるかもしれない、ぶつかってしまうかもしれない、などと悲観的に考えて行動することだ。

さぁ、新型コロナウイルスに関する政府や役所の対応は「大丈夫だろう対応」なのか「危険かもしれない対応」のどちらだったでしょうか?

「中国の武漢に行った人だけ隔離すれば大丈夫だろう」
「中国の武漢に行ったことがない人には感染しないだろう」
「都内で感染者はでないだろう」
「発熱などの症状が出た人だけ検査すれば大丈夫だろう」

なのか、

「中国の武漢に行った人だけ隔離しても感染が拡大するかもしれない」
「中国の武漢に行ったことがない人にも感染するかもしれない」
「都内でも感染者がでるかもしれない」
「発熱などの症状が出た人だけの検査では不十分かもしれない」

どちらだったでしょうか?

何度も言うが、こうした事態の時には「最悪を想定して迅速に対処する」ことが鉄則なのです。

予算委員会で「ヤジ合戦」や「桜を見る会の追求」なんかやっている場合でありんすか?
与党も野党もいい加減にしなさい!
伝染病などの対応には国家が先頭を切って対処しなければならないのです。
それを忘れてはいけない。

今回の東京マラソンの一般参加者の出場取り止めの遠因は政府と官僚の対応の“遅さ”“不十分さ”にあると言っておく。

【東京マラソン財団と政府および官僚に抗議する!】

「東京マラソン財団は、一般参加者に参加料を返金しなさい。それが不可能ならば来年の参加料を無料にせよ!」

「伝染病の対応には国家権力を発動すべきである。国民を伝染病から守る第一義務は国家にある」

「伝染病などの危機管理は最悪の事態を想定して迅速に対処することが鉄則である」

お読みいただき、ありがとうござんした!