【フリーメーソンリー編⑤】~秘密結社に共通する特徴とは?~
これまでの記事
【フリーメーソンリー編①】~フリーメーソンリーの起源と定義~
【フリーメーソンリー編②】~フリーメーソンリーの本音~
【フリーメーソンリー編③】~フリーメーソンリーは革命集団~
【フリーメーソンリー編④】~極めて邪悪な秘密結社~
黒い貴族とイエズス会
《黒い貴族とイエズス会》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
メーソンリー、黒い貴族、イエズス会との間には密接な関係がある。彼らに燃えている共通の願望と目的とは、既存の秩序を打ち壊し、キリスト教を破壊することである。
~中略~
大規模な陰謀団はすべてつながりがあり、そのエネルギーはイデオロギーに基づいた強力な動機、すなわちキリスト教に対する憎悪から来ている。その「憎むべき敵」には共和主義と国民国家の理念も含まれる。
〈秘密結社同士は結びついている〉
ディープステートまたは陰謀の歴史を研究したことがない人にとっては、フリーメーソンリーと「イエズス会」がどう関係するのか分からないでしょう。
(イエズス会については別の項で少し語ります)
また、「黒い貴族」とは何なのか分からないでしょう。
黒い貴族やイエズス会については、今後も取り上げるので、私の記事を読んでいけば、理解が進んでいくと思います。
ジョン・コールマン博士が語ったことで注目すべきは、以下の言葉です。
大規模な陰謀団はすべてつながりがあり
陰謀団とは、秘密結社及び準秘密結社のことであり、世間でディープステートと呼ばれている存在のことです。
秘密結社は数多く存在します。
いったいどれだけの秘密結社が存在するのかも不明です。
まだ知られていない秘密結社が存在する可能性があり、新たに誕生している秘密結社もあると思われます。
重要なことは、秘密結社に所属する人間は、複数の組織に属し、秘密結社同士が深く結びついていることです。
全世界的ネットワークを持ち、悪事によって手に入れた巨富を持ち、民主主義によって選ばれた権力さえ牛耳っているのです。
《陰謀家たちの共通点とは?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
陰謀家たちには、ここまで述べたことのほかにどんな共通点があるだろうか。
彼らは100パーセント、「由緒ある家系」や王室から資金援助を受けているというのが答えだ。
〈血族主義〉
「由緒ある家系」や「王室」
これが意味することは、「血族主義」ということです。
これが最終的に、ディープステートの正体を紐解く“終点”(地上での)にあたります。
「由緒ある家系」と「王室」に関してはジョン・コールマン博士の下巻で語られているので、この話題は別の記事までお待ちください。
ひとつだけ言わせてもらうと、ディープステートとは「影の政府」=「見えない支配者」と考えている人が99%だと思います。
ですが、グローバリストの仮面を剥がすとディープステートが出現し、ディープステートの正体に迫ると秘密結社が出現します。
ところが、真実を探求し、闇の奥深くに入り込んだはずが、なぜか地上(表の世界)に出てしまうのです(一部分)。
今回は、謎解きの問いかけに留まらせていただきます。
興味がある方は、「闇の奥深くに入り込んだはずが、なぜか地上(表の世界)に出てしまう」という言葉を覚えておいてください。
《インターポールとは?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
インターポールがフリーメーソンリーのスパイ網であり、メーソンリー=イエズス会=黒い貴族の秘密のネットワークなのだということがわかってすっきりした。
~中略~
デイビッド・ロックフェラーはインターポールを大いに活用している。
〈支配する力の根源とは?〉
驚くべきことですね!
上記の情報を疑いたくなる方もいるでしょう。
しかし、ジョン・コールマン博士の持つ情報網からすれば、こうした隠された真実を明らかにすることは十分可能なことだと思います。
ここで重要な点は、インターポールとはかつての「ナチス機関」であったことです。
実は、ナチスとフリーメーソンリーは関係があるのです。
秘密結社が世界を影から支配しているということを信じない人がいるでしょうが、ひとつだけはっきりとしていることがあります。
それは世界を秘密裏に支配しようとしたならば、いかようにするのか? ということです。
答えは、「情報を制するものが勝敗を決す」です。
情報を一早く得ることができる者、情報を広範囲に発信できる者、都合の悪い情報を潰せる者、そして“情報をコントロールする(制御できる)者”が世界を支配できるということです。
これを理解出来ない人は、ディープステートについて理解することは死ぬまでないでしょう。
そうした方は、お花畑の世界で遊んでいればいいのです。
しかし、真実を明らかにし、自由と人権、真の民主主義、そして民族の生き残りを真剣に考えている人たちは、この支配する力の根源を知らねばならないのです。
秘密結社に共通する特徴とは?
《グノーシス主義とは?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
グノーシス主義からキリスト教、国民国家、共和主義理念に対する憎悪の泉が湧き出し、最終的には蒸留されて、すべての秘密結社のなかでもとても邪悪なもの、すなわちフリーメーソンリーと呼ばれるものに変わったのだ。
フリーメーソンリーの中心には、スコティッシュ・ライトが脈打っている。
〈秘密結社に共通する特徴とは?〉
ジョン・コールマン博士によると、スコティッシュ・ライトのフリーメーソンは“マギ”とも呼ばれる“モベッツ・カルト”から始まり、その一員であったシモン・マゴス(魔術師シモン)が“グノーシス主義カルト”を樹立したという。
ジョン・コールマン博士の調査では、グノーシス主義(現在確認されているグノーシス主義)こそが、反キリスト、反国民国家、反共和主義の源流であるとされる。
秘密結社に関して、今回、私の記事で初めて知った方がいましたら、複雑で分かりにくいと思いますが、秘密結社とは多く存在し、秘密結社と秘密結社が複雑に絡み合っているということが真相だと思ってください。
単に、一つの秘密結社が創設されて終わりではなく、派生する組織、継承する組織、変化した組織など縦にも横にも広がっているのです。
ですが、それらに共通するのが、反キリスト、反国民国家、反共和主義であることは間違いないことなのです。
反キリスト、反国民国家、反共和主義であるということは、反宗教、反自由主義、反民主主義なのです。
彼らの本当の主義とは、「血族主義」にほかならず、それが独裁主義、全体主義を生み出していくのです。
付け足すと、スコティッシュ・ライトのフリーメーソンの設立の指揮を執ったのがサー・ウィリアム・ペティであり、その孫が悪名高きシェルバーン伯爵なのです。
シェルバーン伯爵とは、フランス革命を影から操っていた人物です。
これらの背後にはセシル一族とゲルフ一族(ベネチアの黒い貴族)がいます。
《イエズス会は、情報収集組織?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
イエズス会は昔も今も、フリーメーソンリー、そしてバラヴィチーニ、コンタリーニ、ルツァットらの黒い貴族のファミリー、さらにはアメリカの東部リベラル・エスタブリッシュメントのための情報収集組織である。
〈イエズス会の正体とは?〉
イエズス会はキリスト教の伝道組織、と日本人は思っている方がほとんどだと思いますが、豊臣秀吉及び徳川家康がなぜキリシタンを排除したのかと言えば、彼らの目的を見抜いたからなのです。
イエズス会とは、侵略したい国家に入り込み、その国の内情や歴史、文化や為政者について情報収集することを行う組織であり、最終的には侵略または乗っ取りの先兵となるものです。
ジョン・コールマン博士によれば、カトリック司祭の「司教教書」を書いたのがイエズス会であり、そのなかでアメリカの核抑止政策を非難しているという。
核を抑止することに反対しているという価値判断は、はたしてキリスト教の組織としてふさわしいか? 誰が考えても一目瞭然ではないか。
ジョン・コールマン博士の見解では、イエズス会を「秘密結社」と判断していることを、日本人も理解するべきでしょう。
アメリカの表にはでない本当の歴史の中では、メーソンリー=イエズス会の邪悪な力がアメリカ国民の意思決定機関を支配してきたのです。
アメリカの歴代の大統領のほとんどがメーソンリーの手中にあり、外交問題評議会(CFR)からの指令(命令)を実行していると言われている。
これに反する過去の大統領は、暗殺にあっている。
〈メーソンリーがコントロールできない大統領の登場〉
そしてメーソンリーがまったくコントロールできない大統領が一度だけ登場した。
それが第45代大統領のドナルド・トランプ氏だった。
ドナルド・トランプ氏とは、フリーメーソンリーにとって最大の天敵であり、アメリカ建国の理念を守る守護者なのです。
ドナルド・トランプ氏は単なる大統領ではなく、アメリカ建国の理念、民主主義、共和政、そして真の自由を守る神の戦士なのです。
おそらくトランプ氏は、ディープステート(秘密結社)の暗殺から逃れた(生き延びた)宿敵の最初の人物となると思われます(このまま暗殺されなければ)。
彼らは緻密な暗殺計画を立てたはずです。
彼らは、その結果に驚愕したでしょう。
失敗するはずがない計画が失敗したのですから。
ですが、私は言う。
それが「アメリカを守る神の意思」だと!
ドナルド・トランプ氏はアメリカの神に守られたのだと!
ひとつだけ付け加えます。
ドナルド・トランプ氏が完全無欠な人物だとは言いませんが、ディープステートの陰謀を暴いていたはずの人物が、急にドナルド・トランプ氏を批判(否定)するような情報を流すならば、その人物を警戒するべきです。
《南北戦争を企てた者とは?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
南北戦争では50万人のアメリカ人が命を落したが、これは、二度の世界大戦での戦死者を合わせた数よりも多い。
南北戦争は、イギリスおよびヨーロッパの寡頭支配者=フリーメーソンリーの陰謀だった。
その目的は、アメリカを分断して州同士を戦争状態に陥らせ、そこへ割って入って、独立戦争で失ったものを取り返すことだった。
〈秘密結社は、歴史さえも書き換える〉
南北戦争は、フリーメーソンリーの陰謀。
これを受け入れられますか?
秘密結社とは、歴史さえも書き換えている、ということを知るべきなのです。
日本人であるならば、「歴史教科書」の問題があるので、分かる人にはわかるでしょう。
何度でも言いますが、ジョン・コールマン博士は膨大な資料や情報を精査して結論をだしています。これを「陰謀論」などと切って捨てるならば、その人は真実の探求者ではないと言っておきます。
直ぐに信じられなくても、頭の片隅に入れておいて、自分で後から調査して判断しも遅くはないのですから。
著書(秘密結社全論考㊤)の中では、詳しく書かれています。
詳しく知りたい方は、著書を購入して読んでください。
いまどき「陰謀論」などという言葉を使う人の頭にはお花畑が咲いていると思われます。
私が指摘する重要な論点は、ディープステート(この場合はフリーメーソンリー)の常套手段が、分断→争い→利を得る、という手法を使うことです。
彼らは「何かを得るために」、あえて“争い”を起こすのです。
本来は不必要であった分断や対立を意図的に起こすことで、目的を達成するのです。
陰湿で、姑息で、卑怯な手を使うのです。
しかし、表向きは「大義」を掲げていますし、彼らが言うところの「カバー(真実が覆い隠される)」されているのです。それによって人々は間違った事実を認識してしまうのです。
そもそも日本人は、アメリカの誕生についてほぼ何も知らないと言えるかもしれません。
アメリカという国家の誕生は、イギリスの植民地支配から脱出したものであり、イギリスの寡頭支配から独立を勝ち取ったものです。
それがアメリカ独立戦争であり、ワシントン将軍を初めとする独立を願った戦士たちはいったい何と戦ったのか、といえば、それが主に植民地支配をする国家=イギリスの秘密結社なのです。
アメリカ合衆国の誕生とは、イギリス寡頭支配から自由を勝ち取ったものなのです。
その証が「合衆国憲法」なのです。
合衆国憲法とは、キリスト教を下地にしているものであり、アメリカの建国に理念とアメリカ人の精神でもあるのです。
アメリカとは、寡頭支配からの自由を勝ち取った国家だからこそ共和政国家となったのです。
フリーメーソンリーなどの秘密結社とは、逆に寡頭支配=血族支配を欲する者たちであるため、自由の精神と民主主義を理念とした合衆国憲法を嫌悪しているのです。
この戦いは、独立戦争以来現在までずっと続いているのです。
フリーメーソンリーなどのディープステートと呼ばれる寡頭支配を目論む者たちの目的は、アメリカ合衆国の合衆国憲法の破壊と民主主義の破壊なのです。
それによってアメリカ合衆国をイギリスの植民地に戻すことなのです。
この戦いの最終局面で登場したのが、実は、ドナルド・トランプ氏なのです。
ドナルド・トランプ氏がなぜ高齢にもかかわらず、また政治経験もなかったのにもかかわらず、大統領となったのか(2016年)と言えば、アメリカ合衆国の精神である合衆国憲法と民主主義、そして自由を守るためなのです。
このこと自体がアメリカ合衆国をイギリスの植民地に戻そうと考えている者たちからすれば、逆鱗に触れることでしかないのです。
ディープステートがなぜ暗殺を企ててまでドナルド・トランプ氏を敵視するのか、という理由がここにあるのです。
(ドナルド・トランプ前大統領暗殺未遂事件の真相は“公式には”正しく解明されていない)
実は、アメリカの精神に、ディープステート(秘密結社)たちは、独立戦争(独立革命)と南北戦争の二度に渡って敗北を喫しているのです。
ドナルド・トランプ氏こそがアメリカ合衆国を“合衆国たらしめる人物”なのです。
《第三次世界大戦を企てている?》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・3章』より引用
スコティッシュ・ライトが、アメリカの歴史と、連邦政府による内政干渉の重大決定事項におよぼしたとてつもない影響力によって、アメリカは計り知れないほどの国益を損なった。スコティッシュ・ライトのフリーメーソンリーは、南北戦争を企てたのと同じように、こんどは第三次世界大戦を計画している。
~中略~
スコティッシュ・ライトの裏切り者の計画を妨害する唯一の方法は、アメリカにおける彼らの活動を暴くことである。そのためには、アメリカの愛国者たちは、スコティッシュ・ライトの正体と、まさしく全メーソンが掲げる目的について、知っておかねばならない。
その目的とはすなわち、既存の秩序を打倒し、国民国家、特に共和政憲法を持つ国民国家を破壊し、キリスト教を破壊しようというものである。
〈「知ること」が最重要〉
スコティッシュ・ライトのフリーメーソンリーが企む「第三次世界大戦」とは、いったい何でしょうか?
ジョン・コールマン博士の『秘密結社全論考㊤㊦』の日本語版が出版されたのが2002年ですが、2024年の現在からみれば、ある出来事が思い浮かぶのではないでしょうか?
こうしたことを「陰謀論」と簡単に片づけてしまう人が大多数を占めるならば、世界は彼らの手に落ちるでしょう。
重要なことは、ジョン・コールマン博士が指摘しているように「陰謀を暴く」ことなのです。
「陰謀を暴く」とは、「真実を明らかにする」といいうことです。
陰謀VS真実の戦いなのです。
「陰謀」を調査し、暴いている人たちは数多くいるのです。
人類家畜化計画、人口削減計画などが存在すると真剣に語っている人たちは多くいます。
「知ること」これが始まりであり、最重要なことなのです。
《下位位階のメーソンには知らせない》
ジョン・コールマン著『秘密結社全論考㊤・4章』より引用
問題は、下位位階のメーソンが、最高位階が行っていることをまったく知らないということである。そもそもメーソン活動は、そうしたことを知られないような構造になっている。
〈下位メーソンは陰謀を知らない?〉
以前にも語りましたが、なぜフリーメーソンリーなどの結社が「秘密結社」と呼ばれるのかと言えば、外部への秘密は当然ながら、内部においても秘密を守っている組織構造をしているからなのです。
下位にいたメンバーが高位に昇って秘密を知ってしまった場合、知り得たことを下位のメンバーや外部に絶対に漏らさないことを誓わせるのです。その誓い(沈黙の誓い)は「死の誓い」でもあるのです。
内部情報を暴露したら、死の制裁がある? それってどんな組織か想像できますよね。
【フリーメーソンリー編⑥】につづく
参考書籍(引用元)
書籍名:『秘密結社全論考㊤』
著者:ジョン・コールマン
監訳者:太田龍
出版社:成甲書房
最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!