『東京五輪競泳代表の池江璃花子選手のツイート炎上騒動における誹謗中傷合戦にもの申す! ~あなたも気がつかないうちに誹謗中傷しているかもしれませんよ!~』

はじめに

あなたのそのツイート(投稿)、誹謗中傷かもしれませんよ!
気がつかないうちに、意識しないうちに、あなたも誹謗中傷しているかもしれませんよ!

というのが、今回のテーマです。
誤解される方が出ると予想されますが、くれぐれも誤解のないようにお願いいたしんす!

池江璃花子選手(競泳)のツイートで炎上騒動!

《池江璃花子選手のツイートが騒動に・・・》

競泳の東京五輪代表に内定した池江璃花子さんが5月7日に自身のツイートを更新した。
そのツイートが原因で、賛否両論、喧々諤々(けんけんがくがく)、世間で炎上騒動が巻き起こった。
その中でも池江選手を誹謗中傷するツイートが多く寄せられ、逆に池江選手を擁護するツイートが反論するなどの論争(騒動)となっている。

《池江璃花子選手のツイートとは?》

騒動の発端となった池江選手のツイートとは?
(池江選手のTwitter(ツイート)から引用)

「私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています」

「私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは、私のような選手であれば、ラッキーでもあり、逆に絶望してしまう選手もいます。持病を持っている私も、開催されなくても今、目の前にある重症化リスクに日々不安な生活も送っています」

私に反対の声を求めても、私は何も変えることができません。ただ今やるべき事を全うし、応援していただいてる方達の期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中を一早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです」

「長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います」

《選手一個人に五輪開催または中止の権限はない》

そもそもオリンピックの開催または中止に関する権限は選手一個人にはありません。
また、それを求めるべきではありません。
それは“お門違い(おかどちがい)”です!!

池江選手への誹謗中傷ツイート!

《池江選手への誹謗ツイート1》

まず1人目は、弁護士の○辺〇人氏
どうも、この弁護士の発言が池江選手の炎上騒動の火付け役のようだ。
この人物のツイート(誹謗中傷)によって炎上騒ぎが始まったということ。
ツイートはいくつもあるが、一つだけ取り上げる。

「オリンピックに出たいとは一言も言わないのに、ネガティブな意見には心を痛め、お前ら黙っとれ、という、非常に巧妙なツイートですよ」

要するに、この○辺〇人氏が言いたいのは、池江選手のツイートは、池江選手自身が考えたのではなく裏で仕切っている存在がいるのだろう、という憶測を働かせたものだ。
(池江選手の兄が電通にいるため、電通の陰謀論が浮上している)

《池江選手への誹謗ツイート2》

もう一人拡散された問題のツイートがある。
川○○〇という人物が池江選手のツイートを見て以下のような誹謗コメントを投稿した。
この人物は、国立研究所研究員という肩書を持つ者である。

「池江さんのtweetを見ました。
亡くなられた方にお悔やみも言えないのか?
と思いました。」

(5月8日のツイート)
このツイートにたくさんの“いいね”がついた。

このツイートは、池江選手のツイートを前提にしているので、このツイートだけ読んでもよくわからないと思います。

みなさん、どう思いましたか?
アチキもなんのこと?と思いました。

池江選手への誹謗中傷ツイートへの誹謗中傷ツイート!

《気がつかないうちに、あなたも誹謗中傷しているかも?》

ネット上では価値観の相違、意見の対立、誹謗中傷合戦が行われています。
ですが、「誹謗中傷は悪いことだ」と分かっているにも関わらず、誹謗中傷する人がいます。
それには大きく分けると2種類あると思えます。

一つは、意図的に、積極的に誹謗中傷している極悪人。
もう一つは、自分では誹謗中傷しているとは思っていないのに誹謗中傷している人たち

そこには誹謗中傷がどんなものなのかという理解がなく、また、個人の感情を最優先する言葉の吐き出し方が存在していると思える。

《誹謗ツイートへの誹謗ツイート》

このツイートに反応したある著名人がいた。
〇田○○という著名人だ。
(滝行をしているアイコンの方といえばわかる人にはわかるでしょう)
この方は元々皇室系の家系の方で、フォロワーもたくさんいる。
(フォロワー数は、53.1万人)

この方のツイートは、上記の川○○〇氏の池江選手を非難したツイートに対する反撃のツイートとなっている。
(川○○〇氏のツイートを引用した上でツイートしている)

「こいつ、何様?
血も涙もない誹謗中傷だね。日本の恥。」

というもの。

「こいつ、何様!」なんて、面と向かって言えますか?
「こいつ(おまえ)、何様!」なんて面と向かって言ったら、どうなると思いますか?

みなさん、このツイートをどう思いましたか?

実は、今回はいつもとは違い、誰かを批判するためというよりも、「世間では、自分で気がつかないうちにSNSなどで誹謗中傷をしてしまっているのではないか?」と疑問を持ったことが記事を書く理由となったのです。
世間の人たちに「誹謗中傷への注意喚起をする」ことが目的です。
(今回は、誰かを批判することが目的ではありません)

アチキは、上記の〇田○○氏のツイートを一読して思いました。
「これは、誹謗中傷じゃね~!」と。

SNSでの誹謗中傷を考える!

《〇田○○氏(滝行をしているアイコンの人物)への批判》

「こいつ、何様?
血も涙もない誹謗中傷だね。日本の恥。」

と池江選手をかばってツイートした人物は、自分で誹謗中傷した意識(認識)はないと思われる

このツイートは多くの人が目にしたでしょう。
えっ、これが誹謗中傷なの?
とほとんどの人が思ったでしょう。
また、池江選手を誹謗中傷した人たちの酷いツイートに対抗したのだからこれくらい言って当然だ、と考えた人もいるでしょう。

しかし、ご意見番はこのツイートを「誹謗中傷だと認定」しました

《〇田○○氏(滝行をしているアイコンの人物)のツイートが誹謗中傷である理由》

これら一連の炎上騒動は主にTwitter上で起こったもの。
Twitterには、ツイートした人物に対して直接メッセージを送ることができる。
〇田○○氏が池江選手を誹謗中傷したツイートをした人に憤慨しているのならば、直接その人に意見を送り、直接非難すればいい。
なのに、〇田○○氏のツイートは池江選手を誹謗中傷した人ではなく世間に向けて発信された。
(もしかしたらしているかもしれませんが、ならば、このツイートは必要ないはず)
それは主に、〇田○○氏のフォロワーに向けて発信されたものだと予想される。

それは文面を読めば一目瞭然でしょう。
ここが重要である。

さらに肝心なポイントは〇田○○氏の使用した語彙である。
〇田○○氏のツイートは非常に短い文章であるが、実にインパクトのある内容となっている。

「こいつ、何様!」
というのは喧嘩のときの常套句だ。
正確には「てめ~、何様だ~!」
この2つの違いが分かりますか?

「こいつ」は第三者に向けて語られた言葉。
「てめ~」は直接相手に向けて語られた言葉。

なのです。

つまり、〇田○○氏が池江選手を誹謗中傷した人に抗議したいのならば、直接その人物に向けてメッセージを送れば「正当な抗議」となります。
しかし、〇田○○氏は世間に向けて「こいつ、何様!・・・日本の恥」とツイート(発信)した。
要するに、〇田○○氏は、主に自分のフォロワーに向けて池江選手を誹謗中傷した人物を“さらし者”にした、ということです。

世間の人たちに「こんな悪い奴がいるんですよ」と同意を求めたということです。
これはある意味で実に卑怯なやり方です。

〇田○○氏のツイートをアチキが誹謗中傷と認定した理由がもうひとつあります。

それは彼の言葉の中に、「なにが悪いのか」という指摘がないのです。
また、相手に発言の撤回や池江選手への謝罪を求めるものでもないのです。
こうした肝心なものがないものは、明らかに誹謗中傷と呼べるものです。

フォロワー数が53.1万人もいる人が誹謗中傷発言をすることは大問題です!
それは同時に世間に誤解と混乱をもたらします。
この方は、自分の間違いに気がつくべきです。

また、この〇田○○氏がもし、このブログを読んで「こいつ、何様!」と言ってきたら、こう言い返します。(仮定の話)
「お前こそ、何様!」
あしからず!!
(冗談です)

《批判と誹謗中傷は似て非なり》

「意見」と「悪口」、「批判」と「誹謗中傷」は“似て非なり”です。
区別することが難しいですが、まったく別物です。

「批判」であれば、「間違いへの指摘」がなくてはなりません。
同時に相手の言葉や行動に対して「撤回」「謝罪」「改心」などを求める内容がなくてはなません。

批判は原則、直接相手に向けて発信するものです。
第三者に向けたもので、その人を貶める内容の言葉は「誹謗中傷」と呼ぶべきものです。

この区別を〇田○○氏が分っていないようです。
(いくら池江選手をかばうためでも駄目です)

《ご意見番が〇田○○氏を批判した理由》

ここで言っておきます。
アチキは、池江選手を誹謗中傷した人物をかばっているのではありんせん。
誰もかばっていません。

〇田○○氏のツイートを事例として出して批判しているのは、別の理由があるからです。
それが「本人が気づかないうちに(そのつもりなく)、誹謗中傷している人がたくさんいる」ということです。

〇田○○氏は、著書もあり、元皇室の家系という出自の良さもあり、名の知れた人物です。
そうした方が特定の誰かを貶める内容の言葉を第三者に向けて発信するということは、その影響力から言って「言葉の暴力」となる、ということです。

ミイラ取りがミイラになる!

《ミイラ取りがミイラにならないために》

池江選手の炎上騒動の発端となった弁護士の言葉も国立研究所研究員の人物の言葉も悪質な誹謗中傷であり、許されるものではないと、ご意見番は思っています。
この2人の言論は悪質です。
多くの人から批判されて当然だと思っています。

ですが、誹謗中傷した人に誹謗中傷することは「ミイラ取りがミイラとなる」だけです。
“卑しい”と思っている相手と同じ姿に自分がなっているのです。

とするなら、相手を攻撃する資格はありません。

論争は、知性と理性、そして悟性を総動員して行うものです。
安易に、感性(感情)のみで言葉を発しては間違いを起こしてしまいます。
そうしたことに気がついていない人がいるのだなと思ったのが、今回の記事を書いた理由です。

誹謗中傷に誹謗中傷で対しても、そこには怒りと憎しみの地獄が展開されるだけです。
なんの解決にもなりません。
何かを解決したいのならば、議論や論争をしなければいけません。

それには「何が正しいのか」「どこが間違っているのか」という価値判断が必要なのです。
それは人類普遍の価値観であることが大切です。

Twitterは「つぶやき」ですが、そのつぶやきが誰かを傷つける可能性があります。
気がつかずに自分が誹謗中傷しているかもしれません。
自分では意識しなかったけど、自分の発信した言葉が誹謗中傷となっているかもしれません。

今後、このような事例があればまた取り上げます。
このブログをお読みの方は、お気をつけくださんし!

「意見」と「悪口」、「批判」と「誹謗中傷」の違いがよく分からないという方は、こちらをお読みください。

『「意見」と「悪口」、「批判」と「誹謗中傷」の違いを見分ける指針。 ~ネット活動における指針~』

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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