『人類に偉大なる貢献をしたリュック・モンタニエ博士に哀悼の意を表して【前編】 ~人の死に際する報道にもの申す!~』

はじめに

全人類に多大な貢献をした偉大な科学者(医学者)が2022年2月8日、天国へ帰天されました。
偉大な科学者(医学者)とはHIV(エイズウイルス)発見でノーベル医学生理学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ博士です。

この記事はリュック・モンタニエ博士に敬意と哀悼の意を表し、名誉回復を願うために書き綴ります。

今回の情報源は、以下の通り。

・新聞各社(デジタル)(「東京新聞」「沖縄タイムス」「日本経済新聞」「熊本日日新聞」など)
・『News&Topics』「リュック・モンタニエ博士を偲んで」(大里研究所理事長林幸泰氏)
・『ひでさん』「追悼 モンタニエ博士」(ニコ動)
・『イタリアの食卓 Miho‘s Kitchen』「#18狂気のイタリア続報と悲しい知らせ【モンタニエ博士訃報】」(参考動画)

最後にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください!

モンタニエ博士の死去を伝える報道(新聞各社)にもの申す!

モンタニエ博士の死去に伴い権威を失墜させる悪質な報道》

「東京新聞」(2月11日版)にHIV発見でノーベル医学生理学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ博士に関する記事がありました。

以下引用

「リュック・モンタニエさん(フランスのウイルス学者)フランスのメディアによると8日、パリ郊外の病院で死去、89歳。死因は不明。エイズウイルス(HIV)の発見でフランソワーズ・バレシヌシ氏らと08年のノーベル医学生理学賞を受賞した。」

問題は次の文です。

「32年生まれ。パリ大で博士号。パスツール研究所で勤務していた83年、バレシヌシ氏らとHIVを患者から分離した。ノーベル賞受賞後は科学的に通用しない理論や根拠のないワクチン反対論を唱え、学界での権威を失った。新型コロナウイルスについても誤った発言をした。」
(パリ・共同)

この引用元は東京新聞ですが、以下に列挙した新聞各社がほぼ同じ文面を掲載しています。
内容に違いがありません。

《人の死に際しての報道姿勢を問う!》

重要なところを抜き出します。

抜粋引用

ノーベル賞受賞後は科学的に通用しない理論や根拠のないワクチン反対論を唱え、学界での権威を失った。新型コロナウイルスについても誤った発言をした。」

「科学的に通用しない理論や根拠のないワクチン反対論を唱えた」
「新型コロナウイルスについても誤った発言をした」

これこそ情報操作のお手本です。
なにせ本人が口を聞けないのですから。
反論できないのですから。

かりにもノーベル賞受賞者の死に際する報道ではありません。
目的は、モンタニエ博士の死去に便乗してモンタニエ博士を貶め、モンタニエ博士の主張を封じ込めようとするものでしかありません。
こうした報道は公平・公正であるべきでの報道機関がすることではありません。
もし、モンタニエ博士の主張に反論があるならば死去を伝える報道時ではなく、別の機会にするべきです。
それが報道の正しいあり方です。
それを多くの関心が集まる「死去の報道」に便乗して、モンタニエ博士の権威を失墜させ、科学的知見を否定するとは言語道断です!

(情報源は、「東京新聞」「沖縄タイムス」「日本経済新聞」「熊本日日新聞」など)

「リュック・モンタニエ博士を偲んで」よりモンタニエ博士に哀悼の意を表する

《モンタニエ博士の功績》

大里研究所理事長林幸泰氏が「リュック・モンタニエ博士を偲んで」という追悼文を発表していたので、紹介しながらご意見番の見解を語ります。
大里研究所の理事長である林氏とモンタニエ博士とは20年来の友人であり、学術顧問をモンタニエ博士が務めていた関係です。

林幸秦氏が紹介するモンタニエ博士の功績と業績は?

・1983年にHIV(エイズウイルス)を発見
・1993年、ユネスコ事務局長(当時)マイオール博士とともに世界エイズ研究予防財団をパリのユネスコに設立
・予防教育とともにすべての患者が受けることができる治療方法の開発を進めた。
・2008年には上記の功績が認められノーベル医学生理学賞を受賞
・HIV発見のおかげで、世界中の研究者・製薬メーカーによって素晴らしい薬が開発された。
・それによって死の病と言われていたAIDS(エイズ)が、今ではウイルスをほぼゼロに近づけることができ、慢性疾患になった

これだけの業績と貢献をした博士の科学的見解が間違いであるとどうして言えるのでしょうか?
報道では「ノーベル賞受賞後は」とありますが、まるでノーベル賞受賞者前と受賞後では人が変わったとでも言いたげです。
科学的見解が衰えるどころか変人の主張に変わってしまった、と言っているとしか聞こえない報道をしています。

HIVの発見という偉業は天才にしか不可能な偉業です。
それを認めるならば、ノーベル賞受賞後の博士の活動に疑問を持ったり、否定することはただの難癖であり、根拠なき誹謗中傷でしかありません。

目的はワクチン接種に反対する博士の見解をこの世から葬り去るためです。
モンタニエ博士のHIV発見とその後の研究の業績を認めるならば、博士の反ワクチン及び新型コロナウイルスに関する科学的見解を認めるべきです。
もし、否定するならば、未知なるウイルス(HIV)を発見できるほどの頭脳をもった人のみが発言するべきです。
それができない人がモンタニエ博士の科学的見解を否定することは詭弁であり、詐術であり、名誉失墜を狙ったものでしかありません。
それによって誰が得をするでしょうか?

無礼にもほどがあり、ノーベル賞受賞者の死去の伝える報道姿勢ではありません。

《モンタニエ博士は利他の精神と勇気ある行動力の持ち主》

抜粋引用

「COVID-19においては、2020年1月の始めにはそのウイルスの発生国中国の広州市にいると電話をもらいました。今までのウイルスの研究から得た知識により、早い段階から持論を展開。彼の意見はあまりにも率直で人のためを思う意見ゆえ、多くの軋轢が生じました。しかし彼は、『自分はもう80代後半、怖いもの失うものもなく人のためになればと思い真実を述べる』と言っておられました」

未知なるウイルスがもたらす人類初体験の脅威の感染症の現場に誰が“いの一番”で乗り込みますか?
そんな勇気と行動力がある医学者、科学者がどこにいますか?
このモンタニエ博士の行動は単なる科学者の興味関心では絶対に取れないものです。
そこにあるのは「限りなく無私なる科学者(医学者)としての使命感」です。
つまり、世界中の人々のためという奉仕(利他)の精神です。
モンタニエ博士の科学的見解を否定するならばこうした博士の勇気ある行動を真似してみなさい!

『自分はもう80代後半、怖いもの失うものもなく人のためになればと思い真実を述べる』

この言葉は重要です。

アチキは毎日文章を書いています。
ですから、文章からその人の思考や人格、感情や秘められた意図を読み取っています。
モンタニエ博士のこの言葉の意味は、「武士道精神」の現れと言っていいでしょう。
つまり、「死を思って義に生きる」「死を覚悟して奉仕に生きる」「死ぬ覚悟を持って真実を明らかにする」ということです。
この博士の言葉を日本人は世界中の誰よりも理解せねばなりません。
西洋的な言い方をすれば「騎士道精神」です。

死を覚悟して真実を述べると主張している人が嘘を言いますか?
簡単な真理です。

《新型コロナウイルスから身を守る方法》

抜粋引用

「この新型コロナウイルス及び将来のパンデミックから身を守るための自然の方法はあり、多くの方法があります。ビタミンC、インターフェロン、サイトカインなどがありますが、とりわけ日本のパパイヤ発酵食品について私は長年言及しており、免疫システムの正しい機能と体の自然な防御を維持するのに役立つと確信しています。また、抗酸化システムを最適化してフリーラジカル、特に炎症によるダメージに作用し、感染を制御します」

こうした情報をテレビ局は扱っていますか?
テレビ局が毎日やっていることは「本日の新規感染者数は…」というものです。
しかも、「陽性者=感染者」ではないのにです。
そんな情報を毎日伝えても国民の命と健康は守れません。
むしろこうした情報は国民心理を誤った方向へと導きます。

なぜ日本のメディアで大里研究所や北里大学の科学者たちの見解が最優先されないのでしょうか?
そこには悪意を伴う意図があるとしか言いようがありません。
意図的にメディア(DS)にとって有利な発言をする科学者(医学者)が選ばれて発言の機会を与えられているとしか思えません。

《科学者(医学者)の使命とは?》

抜粋引用

『生きることは、人のために戦うこと』。5年前に心臓病の手術を受け、おそらくご自身で活動できる余命をわかっていて、最後の力を振り絞り、イタリア、ルクセンブルグの旅に出られてのではないかと思います。」

『生きることは、人のために戦うこと』

こうした台詞を言える人が嘘を言いますか?
報道ではあたかもモンタニエ博士がノーベル賞受賞後は嘘つき科学者になったというような貶めをしていますが、このような利他の精神は“心と思考の透明性”を証明するものです。
透明性があるということは、物事を正しく見る上で必須なことです。
物事を「決めつけ」「偏り(偏見)」で見る人は物事の正邪を判断できません。

また、博士が持っている科学的知識(頭脳)はいまさら語る必要はないでしょう。
モンタニエ博士の科学的見解を否定する全世界の科学者(医学者)及び報道機関に携わる人の誰が同じ発言ができますか?

(情報源は、『News&Topics』「リュック・モンタニエ博士を偲んで」(大里研究所理事長林幸泰氏))

リンク先

『News&Topics』
「リュック・モンタニエ博士を偲んで」
(大里研究所理事長林幸泰氏)

『【中編】医療従事者及び製薬会社はヒポクラテスの誓いを順守するべき!』につづく。

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


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