『国際連合の正体とは?【前編】~国連とは、世界平和の殿堂ではなく、世界の外交の中心でもなく、世界を統べる統治機関でもない!~』

はじめに

日本人にはある幻想があります。
それはまさしく現実を知らぬ幻想であって、ある種の「信仰」に似たものでもあります。
それはまさしく真実を知らぬ盲信なのです。
それが何かというと、「国連幻想」「国連信仰」なのです。

はっきりと言います。
日本が日本であるためには「国連幻想」から目覚めるべきです。
日本という国家を守るためには「国連信仰」を捨てるべきなのです。
国連(国際連合)が「平和の殿堂」であるという幻想を捨てることが日本を救うことになります。
これは非常に重要なことです。

日本全国民が目覚めなければならない大きな課題があります。
それは「グローバリズムの拒絶」と「国連幻想からの目覚め」です。
国連幻想を抱いている人たちは、知らず知らずのうちにグローバリズムに染まっている、グローバリストに味方していることを理解するべきです。

国連第一主義、国連は正義、などと言っている人がいるならば、その人は日本国危機に陥れているということを知るべきです。

ということで、今回の記事の参考書籍は、藤井厳喜氏の著書『国連の正体』です。
詳しく知りたい方は、ご購入して読破してみてください。

国連幻想とは?

《国連幻想とは?》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

国連幻想とは、「国連が、世界平和のために貢献している、崇高で素晴らしい国際組織である」という全く間違った認識のことを言います。
日本人の国連幻想と国連信仰は、もはや滑稽を通り過ぎて悲惨ですらあります。
国連は第二次世界大戦の戦勝国が中心に創った組織であり、日本などの敗戦国にとっては極めて不公平で不利な仕組みを持っています。

〈もう一つの幻想とは?〉

日本人が抱く国連像とは「幻想」であり「虚像」なのです。
その虚像(幻想)は意図的に作られたものでもあるのです。
GHQの亡霊がいまだに日本国には巣食っているのです。

国連が「世界平和に貢献している」「国連は素晴らしい組織」という考えは誤解を通り越して「幻想」でしかないのです。
幻を信じているという意味で「信仰」と呼べるものなのです。

もう一つ、日本国民の多くが幻想を抱いていることがあります。
それは錯覚でしかないのですが、国連などの国際組織は主権国家より上であるという間違った認識です。
現時点の地球上で主権国家を超える組織はなく、主権国家を従える組織もありません。
これは正確に言えば、「あってはならない」のです。
なぜならば、複数の国家が存在し、国家という個性を発揮していること自体が「自由の行使」だからです。
自由とは神の別名であることを知るべきです。
ですから自由を奪う者、自由を壊すものは悪魔と呼ぶべきなのです。
ただし、自由と自分勝手は別物だと言っておきます。
違いは責任を取るか回避するかです。

主権国家を従える国際組織はあってはならない!
このことが国連の下部組織(専門機関)にしか過ぎないWHOによって破られようとしているのです。
国民はいい加減に目覚めるべきです!

《本当の名は「連合国」》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

国連(国際連合)の英語の名称は、「the United Nations」です。英語の名前が「International Union」なら、国際連合という訳でよいでしょう。しかし、国際連合なのに、元の英語はthe United Nationsなのです。
~中略~
the United Nationsというのは、そもそも第二次世界大戦で日本と戦った国々の、つまりアメリカやイギリスなどの「同盟の名前」なのです。日本語では、「連合国」と言われていました。

〈名は体を表す〉

「名は体を表す」という諺がありますが、まさしく「the United Nations」にも当てはまります。
「International Union」ではなく「the United Nations」なのですから国際連合ではなく「連合国」と呼ぶべきなのです。
何に対しての連合なのでしょうか?
もちろん日独伊の三国に対してです。
つまり、日独伊の三国を敵とした国家の連合体という組織がthe United Nationsなのです。

《国連の正体とは「第二次世界大戦の戦勝国連合」》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

「国連イコール連合国である。第二次世界大戦の戦勝国連合なのだ」

日本が開戦から敗戦までの3年8か月にわたる戦いをやった敵は、the United Nationsでした。

the United Nationsとは何かといえば、さきほども書いたように、これは元々連合国という意味です。
~中略~
連合国とは、第二次世界大戦を戦い抜いた戦勝国連合です。この戦勝国連合が中心となって戦後創った組織がthe United Nationsなのです。だから名前が同じなのです。

〈国連は反日組織として誕生した〉

日本が先の大戦で戦った相手こそthe United Nations(連合国)であり、国際法違反をして日本の婦女子たちを含む民間人を虐殺した国々の集まりがthe United Nations(連合国)なのです。
つまり、第二次世界大戦の戦勝国組織というのが国連の正体であり、その元々の姿なのです。
ただし、戦後、戦勝国連合の組織は敗戦国やその他の国々を入れて拡大しました。
世界中の多くの国々が参加する国際組織となりました。
ですが、その本性は変わっていません。
本質は戦勝国組織なのです。
藤井氏の言い方を借りれば、そうした「DNA」を持っている組織だということです。

国連の正体が戦勝国連合(連合国)だとするならば、国連から見た日本とは、植民地支配を妨害した憎き国家であり、日本から見た国連とは、自国民を大量虐殺された国々が中心となって創った組織でしかないのです。

国連には明らかに「反日の遺伝子」が潜んでいるのです。
これは現実なのです。
これが見えない人は、国際情勢が正しく見抜けません。
国連の憲法とも言える国連憲章ですが、日本では当初「連合国憲章」と呼んでいました。
それが1945年の年末から、「連合国」を「国連」と訳することにしています。
これは“意図的な誤訳”です。
旧連合国側からの支持や要求があったかどうかはわかりませんが、忖度の得意な日本人ならば、言われなくても意図的に誤訳した可能性はあります。

the United Nations(連合国)を「国際連合」とインチキな誤訳をしたのは外務省です。
このことについて藤井氏は以下のような主張をしています。

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

外務省は日本国民を欺瞞するために、とんでもない嘘をついたと言えるでしょう。
言葉を変えることによって人々が現実を認識する能力を奪ってしまった、失わせてしまったのです。

とてつもなく重要なので指摘します。
人は言葉によって騙されます。
ですから、(正しい)言葉を変えるということは、認識能力を歪めることであり、判断を誤らせることでしかないのです。
言葉による詐術、これを使用する者とは「ワル」です。

《国連加盟の条件(当初)とは?》

国際連合は、1945年2月のヤルタ会談を経て、同年10月24日に正式に発足しました。
現代の日本人が知らないであろうことがあります。
それは当時の国連加盟の条件です。
これは現代日本人のすべてが知るべきことです。

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

このときのthe United Nations国連への加盟の条件は何だったのか。
the United Nationsの加盟資格は、「1945年3月1日までに日独に対して宣戦布告をしている国であること」でした。

日独に対して宣戦布告した国々を集めて誕生したのが、the United Nationsという組織です。
「the United Nations=国連」は初めから戦争をするための組織なのです。

〈「戦争を目的」としている組織、それが国連(当初)〉

日独伊の三国同盟国ではイタリアが一番早く連合国に無条件降伏(43年9月8日)しています。しかし降伏後のイタリアの行動が驚愕です。
翌月の10月13日に「ドイツに宣戦布告」、その後「日本にも宣戦布告」しているのです。
これはthe United Nations(連合国)に入りたいがための宣戦布告でしかありません。
日独からは裏切り者と呼ばれ、連合国からは敵国として扱われ、世界から孤立しないための苦肉の策として妥協したということです。
そうすることが無条件降伏したイタリアの生きる道だったのでしょう。

戦時国際法では、戦争とは「宣戦布告で始まり、講和条約等の発効で終結する」と定められています。

the United Nations発足当時に加盟条件として日独への宣戦布告することとしたこと、これが現在のthe United Nations(国連)の正体を示すものです。
忘れてはならないことは、「宣戦布告」という条件です。
要するに、宣戦布告を加盟の条件にする、ということは戦争を目的としている、ということなのです。

「加盟の条件が日独に対して宣戦布告」ということが2つのことを示しています。
一つ目は、the United Nations(国連)とは戦争のための国際組織だということです。
ただし、現在はそんなことを誰も言いません。
ですが、戦争の遺伝子をthe United Nations(国連)は持っていることは確かなのです。
ですから、the United Nations(国連)が「平和の殿堂」などという発想は幻想以外の何ものでもないのです。

二つ目は、宣戦布告をする相手が「日独」であることが導き出すものです。
これは、日独を敵視していることであり、日本にとって肝心なことは、ここに反日があるということです。
国連の表の顔は「世界平和」ですが、国連の誕生の宿命として「戦争」が刻まれており、その敵が「日本及びドイツ」なのです。
つまり、国連の遺伝子は「反日」なのです。

これには複雑な事柄が絡まっています。
白人優位思想から見る黄色人種への差別、白人国家の植民地支配を終わらせた日本への恨み、白人国家と並び立とうとする日本への蔑視、国際連盟において「人種差別撤廃の条項」を定めようとした日本に対する怒り、これらが深いところに潜んでいます。

日独に対して宣戦布告した国々を集めて誕生したのが、the United Nationsという組織であり、「the United Nations=国連」は初めから戦争をするための組織として創られた、ということを深く理解するべきなのです。

《国連憲章前文》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

国際連合憲章の冒頭(前文)は、「われら連合国の人民は」で始まります。

前文抜粋
われら連合国の人民は、われらの一生のうち二度までも言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、基本的人権と人間の尊厳及び価値と男女及び大小各国の同権とに関する信念を改めて確認し、正義と条約その他の国際法の源泉から生じる義務の尊重とを維持することができる条件を確立し、・・・」

〈戦争の責任転嫁〉

この前文は長い。
文章がおかしい。
注目すべき論点は、「われら連合国の人民は」の部分と、「二度までも言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害」の部分。
これはまるで二度の世界大戦が起きたことを他人ごとのように語っている。
しかし正体を正直に見せているとも言える。

二度の世界大戦の責任は連合国側にも当然ある。
太平洋戦争に至っては、米国が計画的に日本を戦争に引きずりこんでいる。
この部分は二度の世界大戦、特に第二次世界大戦における連合国側の責任回避が含まれていると見ることができる。
この表現は「暗に匂わせる」ものですが、連合国側のせいで第二次世界大戦が起きたのではなく、日独伊のせいで世界大戦が起きたのであって、悪いのは日独伊の三国であるという意味をまるで隠し味のように入れている。

日本人が忘れてはいけないことがある。
広島、長崎に対する原子爆弾投下は戦争終結には一切結びつかないことであり、国際法違反(ハーグ陸戦条約)の違法行為であること。
同時に、民間地域への焼夷弾投下も国際法違反(ハーグ陸戦条約)の野蛮な虐殺であること。

国連という存在そのものを肯定することは、日本国が世界侵略を企んだ悪い国であり、中国等を侵略した野蛮な国家であるという思想を肯定してしまうことに結果的になるのです。
米軍による、日本に対する国際法違反の虐殺がまるでなかったように雲散霧消してしまうのです。

《敵国条項》

国連の正体を示す決定的なものが「敵国条項」です。

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

敵国条項とは何かと言うと、国連憲章のなかに「the United Nationsの敵だった国々(つまり、日本やドイツのことですね)が不穏な動きを見せたと判断した場合には国連に諮ることなく、つまり国連の承認なしにいつでも自由に軍事攻撃を加えてよい」という主旨の条文が含まれていることです。

〈日本はいまだに敵国扱い!〉

日本人の中には国連憲章という国際連合という国際組織の憲法ともいえるものの中に「日本を敵視する条文」が入っていること、並びに日本が不穏な動きを見せたと判断したならば、「国連の承認なしに軍事攻撃ができる」という条項が入っていることを知らない人がいるのではないでしょうか?

通常、武力紛争などがあった場合、国連安全保障理事会にかけられますが、安全保障理事会はまったくの無力なのです。
なぜならば「旧敵国に対する行動に関する限り、それに拘束されない」とされているからです。
いいですか。
「旧敵国」です。
現在は敵国ではなく、昔敵国だった国には情けは無用と言っているのです。
「旧」という文字がついていますが、この表現は詐術です。
実質的には、いまだに“敵国扱い”または“仮想敵国扱い”をしているのです。
(国連憲章の敵国条項では)

そんな条文があっても大丈夫だ、なんて考えている人は頭の中にお花畑が咲いているのでしょう。
国連の中には明確に反日国家が存在しています。
その反日国家の中には核兵器を保有している国があります。
これがどれだけ軍事的危機の状況であるのかを理解しないならば、平和ボケ、戦争オンチの前に「大」がつくほどの愚か者です。

はっきりと言います。
日本が軍事費を拡大している。
中国の領土である尖閣諸島を侵害している(中国側の主張に立った見解)。
日本が中国を敵視している。
などと難癖をつけたり、嘘をついて中国共産党政府が日本を軍事攻撃して乗っ取ってしまったとしても、国連は手が出せないということです。
だから言っているのです、国連に理想を抱くこと(幻想)は日本を裏切ることだと。
そもそも国連安全保障理事会は機能しません。
なぜならば中国は拒否権を持つ常任理事国だからです。

中国側が「敵国条項」を持ちだしてきたら、日本国は単独で核兵器を持つ超侵略的な中国共産党政府と戦わなければならないのです。
日米同盟?
アメリカが日本を守るためにアメリカ本土に核攻撃を受けるリスクをおかして中国と全面的に戦うはずがありません。

日本は籠のなかの小鳥であることを国民が自覚しなければならないのです。
国連に「敵国条項」があることが(削除しないこと)、the United Nations=国連という組織が反日の遺伝子を持つ証拠なのです。

敵国条項とは、複数ありますが、「国連憲章第107条」及び「第53条」が“それ”です。
ちなみに敵国の国名は明示されていません。
ですが、the United Nationsが創られた意図及び「旧敵国」が意味することなどから敵国とは日本とドイツであることは明確です。
藤井氏によれば、以下の国が敵国とされているようです(日本政府解釈)。
日本、ドイツ、イタリア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド。

敵国条項がいまだに削除されないということは、そこに意図があるということです。
敵国条項がいまだに削除されないということが意味することは、国連という組織にとって日本とドイツはいまだに敵国であるということなのです。
日本が常任理事国になる?
敵国条項を削除することが先でしょう。
敵国条項がある限り、日本の常任理事国入りは不可能です。
私は「国連脱退」ならびに「国連解体」を主張します。

「国連の承認なしにいつでも自由に軍事攻撃を加えてよい、という主旨の条文」がいまだに削除されないことは恣意的であり、その奥に悪意が存在しています。
このことを全日本国民は理解するべきです。

《反日プロパガンダの舞台》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

日本を敵視する南北朝鮮やチャイナが、日本を貶めようとあの手この手を尽くして、プロパガンダに励んでいる一番の表舞台が国連なのです。

〈反日国家と反日勢力が結託している?〉

日本以外の各国が国連とどう付き合っているのか(国連をどのように扱っているのか)というと、自国に有利になること及び敵国に対するプロパガンダの場として国連を利用しているのです。
これが現実です。

日本は国連を利用する反日国家によって常に貶められているのです。
具体的に言えば、南北朝鮮、中国共産党政府です。

ことが複雑なのは、反日活動をしている日本人の反日勢力(サヨク)が、日本を貶めるために国連を利用していることです。

反日国家と日本人でありながら反日である勢力が結託しているとも言えるかもしれません。
少なくとも同じ穴の狢であることは間違いないでしょう。
それが意味することは、外からも中からも日本を破壊する力が働いている、ということです。
この危機に気がつかないことは、ある意味では罪でしょう。
しかし、気がつかないように思想戦を展開されているので、騙されている、洗脳されているということが本当のことです。
「洗脳」とは、カルト宗教だけの話だと思っている人は、現実の裏側の真相に目を向けるべきです。

《国連中心外交は危険な発想》

藤井厳喜著『国連の正体』より引用

国連は、好意的に見ても「おしゃべりフォーラム」か「国益を追求して国家間で喧嘩をする場所」の一つに過ぎないのです。

「国連中心外交(国連中心主義外交)」という言葉があります。日本ではいまだに受けのいい言葉のようですが、よく考えると何の意味もない言葉です。むしろ日本の国益を傷つける危険な発想です。

〈国連の利用価値?〉

国連の役割、利用価値とは?
ずばり言えば、「敵対する国家を貶める場」であり、「国益を追求する(増大させる)ための謀略の場」でしかないのです。
藤井氏は、「国連とは、ただのおしゃべりの場」でしかないと言い切っています。
つまり、国連とは世界の外交の中心ではなく、世界を統べる統治機関を持つ組織でもないのです。
しかし、国連幻想を抱いている人たちの中には、国連に「世界政府(地球統一政府)」を重ねて見ていると思われます。
現実には、国連に強制権も自治権もないのです。
地球上の民衆から選ばれた人たちで構成される世界的民主主義組織でもないのです。

国連を外交の中心に考えるということは、日本の国益を傷つける危険な発想でしかないのです。
国連は世界中の加盟国(各主権国家)に対して「命令」を発する権限を持っていないということの意味を正しく理解するべきなのです。

しかし、グローバリストたちにとって国連とは、地球統一政府(世界政府)を生み出すための前身なのです。
その動きが本格始動し始めた出来事こそ、WHOが進めているパンデミック条約及びIHR改訂による「統治権(一部の)」の獲得なのです。
手始めに「医療」の名の下に国際組織に世界政府に脱皮させるための「強権」を持たせようとしているのです。
これによって、実質的に世界中から民主主義は消滅します。
この差し迫った現実を知ってください。
反対や抗議の声を上げ、日本と国民を守るための行動をとってください。
(各人が可能な行動)

『【後編】国連幻想を捨てることが日本を守ることに繋がる!』につづく

参考書籍

書籍名:『国連の正体』
著者:藤井厳喜
出版社:ダイレクト出版

最後までお読みいただき、ありがとうござりんした!


最新情報をチェックしよう!